中谷美紀、性同一性障害者役で国仲涼子のハート狙うが射止められず「残念」
2017年10月1日 22:00
[映画.com ニュース] 女優の中谷美紀が主演するWOWOWの連続ドラマW「片想い」第1話の完成披露試写会が10月1日、都内で行われた。
直木賞作家・東野圭吾氏の同名ミステリーが原作で、中谷は性同一性障害を抱える役どころに挑戦。共演の桐谷健太を見やり、「背が高くて男前なので、負けないようにとにかく男性らしさを追求した。筋トレをして、フィレステーキを2、3枚食べて、卵2、3個とプロテインを飲みました」と徹底した役づくりを明かした。
精神的に男性のため、“標的”は桐谷の妻を演じた国仲涼子だったようだが「最終目標は、国仲さんをほれさせて向井理さんから奪い取ることだったけれど、残念ながらそこには至りませんでした」と苦笑。その原因は桐谷にあったようで、「桐谷さんは黙っていればハンサムなのに、しゃべり始めると面白い。桐谷さんの前で笑顔になる国仲さんを、しっとしながら見ていました」と不満げだ。
それでも国仲は、中谷とのキスシーンについて「台本を読んだ時からドキドキで、受け身なのかこっちからいくのかすごく緊張した。優しさに包み込まれるようなキスでした」とうっとりした表情。中谷も、「無我夢中でした。きらわれないように、必死で歯を磨いてミントを口にしてちょっとフレグランスもかけて…。長くてロマンティックなキスでした」と笑顔で振り返った。
また、国仲は第二子の妊娠を発表して以降、この日の公の場となったが、退場の際、取材陣の「おめでとうございます」の呼びかけに「ありがとうございます」。さらに、「体調はいかがですか?」と問われると、にっこり笑顔を返していた。
連続ドラマW「片想い」は、性同一性障害で男として生きることを決意した美月が、大学時代にマネジャーを務めていたアメリカンフットボール部の仲間たちに「人を殺した」と告白したことから、さまざまな苦悩と向き合っていくミステリー。10月21日スタートで、毎週土曜午後10時から全6話で放送される。