【国内映画ランキング】「関ヶ原」興収約4億で首位!「ワンダーウーマン」は2.6億で3位スタート
2017年8月28日 19:15

[映画.com ニュース] 8月26~27日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。夏休み最後の週末は、司馬遼太郎の名作小説を岡田准一と役所広司らの共演、原田眞人監督で映画化した「関ヶ原」が、初登場で首位を獲得。全国360スクリーンで公開され、オープニング2日間で観客動員31万2431人、興行収入3億9587万0100円を稼ぎ出した。この成績は、最終興収13.2億円をあげた原田監督「日本のいちばん長い日」(15年)の興収比272.1%、最終興収23.7億円をあげた岡田主演「海賊とよばれた男」(17年)の興収比138.4%となっている。時代劇や原作ファンの40~50代はもちろん、10~20代も多く動員して平日の興行も期待できることから、最終興収30億円が見込める好スタートとなった。
新作では他に、DCコミックスの女性ヒーローが主役のアクション大作「ワンダーウーマン」が3位に初登場。8月25日から全国596スクリーンで公開され、土日2日間で動員18万2092人、興収2億6651万2000円を記録した。これはDCコミックの単独ヒーロー作品で比較すると、最終興収19.7億円を記録した「ダークナイト ライジング」(12年)の興収比71.6%の成績だが、公開3日間では動員25万7266人、興収3億7024万5700円をあげている。客層は20~60代まで幅広く、カップルや夫婦の姿も多く見られ、女性の比率がこれまでのアメコミ映画に比べると高いことから、まずは興収20億円が狙える好調な出足となった。
2位は「怪盗グルーのミニオン大脱走」がキープ。週末2日間で動員18万7728人、興収2億3103万0300円をあげ、公開6週目までの累計で動員は529万人、興収は62億円を突破した。国内興行で歴代イルミネーション作品史上No.1の興収記録をさらに更新し、70億円を射程圏内に捉えた。
アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はワンランクダウンの4位に。累計興収25億円を突破した「君の膵臓をたべたい」は5位、同じく30億円を突破した「メアリと魔女の花」は9位をそれぞれキープした。前週首位デビューした「HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY」は6位に大きく後退している。
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