土屋太鳳「兄こま」初日に感涙 不安だった胸中、“お兄”たちへの感謝明かす
2017年6月30日 18:27
[映画.com ニュース] 夜神里奈氏の人気漫画を実写映画化した「兄に愛されすぎて困ってます」が6月30日、全国251スクリーンで公封切られ、主演の土屋太鳳をはじめ共演の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮、河合勇人監督が東京・丸の内ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
告白12連敗中の女子高生・橘せとか(土屋)に突然モテ期が訪れ、血の繋がっていない兄・はるか(片寄)や、セレブ研修医・芹川高嶺(千葉)らイケメンたちに翻弄される姿を描く。片寄は初出演映画の封切りだけあって、「自分にとって初めての映画。わからないことだらけでしたが、皆さんやスタッフの方々に支えられ、楽しませていただきました」と感謝をにじませる。千葉は「片寄くんの記念すべき時に立ち会えたことを嬉しく思います。好感度上げにいっています」とおどけてみせ、土屋も「初出演映画、初の初日、おめでとうございます! 片寄さんがお兄で良かったです」と祝福した。
この日の土屋は、ミニスカート&ニーハイソックスで登場。「お兄たちへの感謝を込めた」そうで、「下半身がニーハイとスカートで、せとか風。上半身はお兄(片寄)たちをイメージしました。黒いシャツは高嶺さんが空港に来たとき。ネクタイはお兄と千秋(草川)さんと国光(杉野)です。せとかはお兄イケメンズを通して成長したので、その感謝です」と笑顔をはじけさせた。
さらに壇上では、河合監督から土屋へ、手紙がサプライズで読み上げられた。「太鳳ちゃんとは『鈴木先生』で出会い、6年の歳月が立ちました。あの震災の年、スタジオで撮影していたときを忘れたことはありません。以来、ずっと同志のように感じていました。太鳳ちゃんは今後、日本映画界を背負う大女優になると思います。太鳳ちゃんがせとかを演じてくれて、本当に良かった」と、ねぎらいの言葉を寄せた。
これを受けた土屋は、涙をこぼしながら「ありがとうございます」と声を絞り出す。劇中で印象的だった花冠もプレゼントされると、「ずっと自分がせとかで良かったのか、考えていました」と不安だった胸中を明かし、「監督からすごくパワーをもらえたんです。ここに一緒に居られることがとても幸せです。続けてきてよかったです」と晴れやかな表情を見せる。そして片寄たちに向き直り、「みなさんが居なかったら、私はせとかとして生きることができなかったです。皆さんのおかげ。感謝しています」と頭を下げていた。