「映画ドラえもん」第38作は川村元気が脚本!18年3月に公開
2017年6月17日 08:00

[映画.com ニュース] 国民的アニメ「ドラえもん」の長編劇場版第38作「映画ドラえもん のび太の宝島」が、2018年3月に公開されることが決定した。「君の名は。」「バケモノの子」などのプロデューサーとして知られ、「世界から猫が消えたなら」「四月になれば彼女は」など小説家としても活躍する川村元気が脚本を執筆し、“大海原と宝島”を題材にした大冒険を紡ぐ。
「一番尊敬する作家は誰ですか? そう問われた時に必ず、『藤子・F・不二雄先生です』と答えていました」と話す川村。「大人も子どもも楽しめる物語のなかに、簡潔に科学や哲学が盛り込まれていて、笑ったり泣いたりしているうちに、心の中に深く刻まれている。そんな『すこしふしぎ』な世界にずっと憧れていました。『君の名は。』のような映画を作る時も、『世界から猫が消えたなら』のような小説を書く時も、いつも指標としていたのがF先生の世界でした」と、強い尊敬の念をにじませる。
さらに「藤子プロさんからオファーを頂き『映画ドラえもん』の脚本を書くにあたり、まず21世紀の子どもたち、そしてかつて子どもだった大人たちへ、新しくも王道のドラえもんを届けたいと思いました。そこでモチーフとしたのが『宝島』でした」と説明。題名を「『恐竜』以来の短いタイトル」としながらも、「そこに鮮烈かつ王道の物語を詰め込んだつもりです。いま、最強のスタッフが集結して映画が生まれつつあります。来年春に誕生する『新たな宝島』に、ご期待いただけると幸いです」と真摯に語っている。
披露されたイメージ画には、海賊と水兵の服をまとったドラえもんたちの背後に、輝く海を進む帆船、煙を上げる大陸、抜けるような青空が描かれている。テレビ版の演出を多く手がけ、今作で映画シリーズの監督に初挑戦する今井一暁は、「『宝島』――原作者ロバート・L・スチーブンソンが子どもたちに話して聞かせたこの物語は、国も時代も超えて世界中の人をワクワクさせ続けてきました。果てしなく広がる水平線の向こうに一体何があるのか? しかし今、地球は子どもたちの手のひらの中で、くるくるとスクロールし寄ったり引いたり思いのまま。『宝島』の魔法はもうすっかり消えてしまったのか?」と提起したうえで、「いや、形を変えて今も存在しているはず。2018年3月、どこかにある宝島を、ドラえもんとのび太くんたちと一緒に探しに来てください」と呼びかけている。
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