広瀬すず「バケモノの子」ヒロインで声優初挑戦!細田守監督が絶賛「凄い才能」
2015年4月13日 04:00
役所広司、宮崎あおい、染谷将太、大泉洋ら、そうそうたる顔触れが結集するなか、広瀬が声を担当するのはヒロインの女子高生・楓。細田監督は、「今回が初声優とお聞きしていたのですが、凄い才能の方だなと思いオファーさせて頂きました」と起用理由を説明する。
同作は、人間界の渋谷からバケモノ界の渋天街(じゅうてんがい)に迷い込み、バケモノ・熊徹(役所)の弟子となって九太という名前を授けられた少年が繰り広げる冒険活劇。広瀬が演じる楓は、青年へと成長し渋谷と渋天街を行き来する九太と図書館で出会い、一緒に勉強するようになる女子高生という設定だ。
広瀬はアフレコ初日、「『人間ってこんなに緊張するんだ』というくらい緊張して、とても焦っていました。共演者の皆さんのアフレコを見学させて頂いて、ずっと勉強していた」という。自らの役どころについては、「自分よりも低く堂々とした声の持ち主というイメージ」と分析し、当初は不安こそあったものの「せっかくやらせて頂けるのだから、ちゃんと楓を自分のイメージを越えたものにしたいというプライドを持って挑みました」と振り返る。
初の声優挑戦にもかかわらず、明確な役へのアプローチに驚きを隠せなかったのが細田監督。楓を「ヒロインという役どころではありますが、お姫様的なヒロインではなく、九太と同志になるような存在」としていただけに、「楓は熊徹とはまた違う人間界での九太の師匠なので、そこを担えるのは広瀬さんだなと。実際にアフレコをしてみて、想像以上の素晴らしい表現力でひっくり返りました」と最大級の賛辞をおくった。
「バケモノの子」は、7月11日から全国で公開。