「シンデレラ」C・ブランシェットが語る “意地悪な継母”の本質 新画像も公開
2015年3月9日 17:00

[映画.com ニュース] オスカー女優ケイト・ブランシェットが、米ウォルト・ディズニーの実写版「シンデレラ」で演じる、意地悪な継母トレメイン夫人の本質と役作りについて語った。合わせて、冷たく不敵な笑みを浮かべるブランシェットをメインに据えた新画像が公開された。
ブランシェットは役作りをする上で、「純粋に邪悪な人なんて誰一人いない。誰にでもそうなる動機や誘因があると思うんです」と、“ただの悪役”として描かれてきたトレメイン夫人に対して、これまでとは違う側面からアプローチしたと明かした。さらに「なにがあって人が邪悪になるのかについて探求することに興味を持ちました」と語る。
また、「この映画のささやかな場面を通じて、この女性は自分の人生をもう1度やり直そうとしていたときに、彼女の新しい夫が彼の娘シンデレラに注ぐ深い愛情に激しく嫉妬してしまったことを、見る人は垣間見ることができると思います」と、トレイメン夫人が“意地悪な継母”になった理由を分析した。
しかしながら、“悪役”であることには違いない継母を「人に好かれるような感じで演じてはいけないと心がけました」といい、「主人公はシンデレラなわけだし、重要なのはシンデレラが、善良で優しくても、強い女性として描かれることでした」と、自らは脇役に徹したことを明かした。
一方、メガホンをとったケネス・ブラナー監督は「真に優秀な女優が演じることで、私たちはこの継母の心の側面、コンプレックスやディテールに富んだ人間性を見ることができます」とブランシェットを称賛。さらに「彼女は機知と情感に富んでおり、それを豊かに使った演技を披露しています。また同時にこのキャラクターが持つ悲劇をかすかに匂わせているのです」と、物語に深みを与える演技に感服した様子だ。
「シンデレラ」は、ディズニーの同名アニメをもとにケネス・ブラナー監督が実写映画化し、現代にも通じる新たなシンデレラ像を構築。リリー・ジェームズがシンデレラ、リチャード・マッデンがプリンスに扮した。継母と義姉たちに虐げられてきたシンデレラが、プリンスとの出会いをきっかけに夢をかなえようとする姿を、美しい映像と美術、衣装で描き出す。ヘレナ・ボナム・カーターらが共演。4月25日から全国で公開。
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