元祖「ゴジラ」完全新作として製作決定!2016年に12年ぶり復活
2014年12月8日 06:00

[映画.com ニュース] 配給大手の東宝はこのほど、「ゴジラ FINAL WARS」(2004)以来となる“ゴジラ”の新作映画を完全復活させ、16年に劇場公開することを発表した。また、映画に限定せずゴジラに関する広範囲にわたる戦略を討議・意思決定する機関として「ゴジラ戦略会議(GODZILLA CONFERENCE)」、通称ゴジコンを発足させたことを明らかにした。
本多猪四郎監督が手がけた1作目「ゴジラ」(54)が封切られてから60年。今年は米レジェンダリーがハリウッド版として「GODZILLA」を63の国と地域で公開し、全世界興行収入570億円以上、日本でも興収32億円を突破する大ヒットを記録した。ゴジラの長年にわたる功績を受け、ギネスワールドレコーズ社は「GODZILLA」の全米公開日となる5月16日、「Longest continuously running movie franchise(最も長く継続しているフランチャイズ映画)」というカテゴリーを新設し、ギネス世界記録に認定した。
東宝は、世界に誇るキャラクターであるゴジラをさらに大きく育て、世界中の人々から愛されるキャラクターにすることを使命とし、ゴジコンを立ち上げた。ゼネラルマネージャーを同社副社長の千田諭氏、プロジェクトマネージャーを同社取締役の市川南氏らが務め、プロジェクトリーダーとして同社映像本部映画調整部次長の上田太地氏がメンバーを統括する。
注目の「ゴジラ」新作について、上田氏は「今年のハリウッド版『GODZILLA』の成功を見届け、『やはり愛されている』と再認識し、新作製作を決意しました」と経緯を説明。15年夏以降に製作に入るといい、「脚本は開発中で、スタッフについてもまだお答えすることができない。ただ、16年の目玉作品として完全復活させます」と言葉に力を込める。日本版ならではといえる“着ぐるみ”の伝統については未定としたが、「一度ハリウッドの手にわたった『寄生獣』の権利が日本に戻り、あそこまでクオリティの高いものを作れるんだということを実証してくれた。優れたクリエイターがたくさんいらっしゃいますから、今までのノウハウを結集させながら、ハリウッドに負けない作品を作れる時期に差し掛かった」と自信のほどをうかがわせた。
また、15年4月に新宿歌舞伎町の新宿コマ劇場・新宿東宝会館の跡地にオープンする新宿東宝ビルに、ゴジラの実物大頭部「ゴジラヘッド」を建設することも決定。同ビルに4月25日に開業する「ホテルグレイスリー新宿」8階のテラスに設置される。92年公開作「ゴジラVSモスラ」に登場するゴジラをモデルとし、東宝映像美術がガラス繊維で補強したセメント「GRC」を使い、テラス床面から高さ12メートル(地上から約52メートル)、重量約80トンの「ゴジラヘッド」を制作。完成後は新宿・靖国通りから姿を確認することができるようになり、同ホテルには2部屋限定で「ゴジラルーム」も用意されるという。
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