壮絶な戦車戦が話題の「フューリー」予告編と本ポスターが公開
2014年10月1日 15:30
[映画.com ニュース] ブラッド・ピットが製作総指揮と主演を務め、「サボタージュ」のデビッド・エアー監督がメガホンをとった戦争アクション超大作「フューリー」の予告編と本ポスターが、このほど公開された。
同作は、第2次世界大戦下のヨーロッパ戦線、「フューリー(fury=激しい怒り)」と命名されたシャーマン戦車1台で、300人のドイツ軍部隊と渡り合った5人の兵士たちを描く戦争巨編。本ポスターではピットを中心にシャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサルの乗員役の面々が、「本年度アカデミー賞最有力」のコピーとともに決意あふれる表情で顔をそろえている。
予告編では、過酷な戦場をくぐり抜けて来た戦車部隊の指揮官ウォーダディ(ピット)のもとに、戦闘経験のない新兵ノーマン(ラーマン)が配属され、壮絶な戦闘に身を投じていく姿が映し出される。砲弾と銃撃が飛び交う臨場感あふれる戦車戦シーンは、元軍人という経歴を持ち、リアルなアクション描写を持ち味とするエアー監督ならでは。ある地点を死守せよとの命を受けたウォーダディが、迫りくるドイツ軍の精鋭300人を前に「今まで戦ってきたんだ、やり抜くぞ」とげきを飛ばし、「ここ(戦車)が俺の家だ」とひとりでも戦い抜こうとする姿が、見る者の胸を熱くさせる。固い絆と友情で結ばれた5人は、世界最強とうたわれたドイツのティーガー戦車を前に絶望的な状況から生還できるのか、期待をあおられる内容となっている。
同作は、1945年当時のシャーマン戦車に加え、世界に現存する実車7台のうちで唯一走行可能なティーガー戦車を撮影に用いていることでも話題。ピットら乗員役5人にも、自力で食料を調達する実戦的なブートキャンプが課せられ、徹底したリアリティが追求されている。11月28日から全国公開。