岩井俊二企画「なぞの転校生」最終回、突然の台本変更で現場はてんやわんや
2014年5月10日 21:15

[映画.com ニュース]ドラマ「なぞの転校生」Blu-ray&DVDボックスの発売を記念し5月9日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで全12話の一挙上映会が行われ、企画プロデュースと脚本を手がけた映画監督の岩井俊二をはじめ、演出の長澤雅彦監督、俳優の高野浩幸がトークショーに出席した。
原作は1970年代に「少年ドラマシリーズ」として映像化され話題を呼んだ、眉村卓氏の同名SF小説。幽霊を見たという話題で持ちきりの高校に、一人の転校生が現れて以来、その周辺で奇妙な事件が頻発する……。75年にNHKで放送されたドラマで、主人公・岩田広一を演じた高野は今回、広一の父親役で出演しており「当時15歳だった。53歳になった今、また『なぞの転校生』に呼んでいただき、感謝感激雨あられです」と時空を超えた再出演に感無量だった。
その高野は台本を手にした際、最終回に自分の出番がないと知り「さみしいなあと思った」(高野)、「それを聞いて、『じゃあ、岩井さんに言っておきますよ』と話した」(長澤監督)。一方、岩井も「台本を書きながら、物足りなさを感じていたが、高野さんが登場することで最後のピースがはまり、『なぞの転校生』はこういう話なんだと気づいた」と述懐。
結果的に撮影が佳境に入るなか、最終回の台本が大幅に変更されることになり「現場は固まっていた」(岩井)。また、高野は「朝早い撮影で、現場で凍えていたらメイクさんに『でも、高野さんが出たいとおっしゃったんですよね』と言われてしまって(笑)。僕のひと言で現場は大変なことになってしまった」と恐縮しきりだった。
「なぞの転校生」Blu-ray&DVDボックスは5月14日発売。
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