松岡充「御手洗薫の愛と死」で共演・吉行和子の恋人に立候補
2014年1月18日 14:25
[映画.com ニュース] 女優の吉行和子とロックバンド「SOPHIA」の松岡充が主演の映画「御手洗薫の愛と死」が1月18日、東京・有楽町スバル座で初日を迎えた。
脅迫関係から始まり師弟愛、異性愛へと発展させていく人気女流小説家とその弟子という設定の2人は、撮影前の約3週間、みっちりと稽古を積んだという。松岡は「やっぱりドキドキした。毎日会うのが信じられなくて、本当に付き合っているみたいだった。夢のようでした」と振り返った。
吉行も、「努力をしなくても、すぐに愛しちゃいました。ビジュアル的にもかわいいし、王子様みたい。もう会えないのかなと思うと、終わるのがもったいない気がしました」とまんざらでもない様子。気を良くした松岡は、「小さい頃からテレビや映画で見ている大女優さん。いろいろな浮名を流されてきたと思いますが、最新の相手は僕です」と恋人に名乗りを上げた。
そして、お互いにしたためた“ラブレター”を交換。松岡は、「未熟者の僕に愛想を尽かさず、優しく教えていただきました。心からの感謝と最大の敬意を込めて」と便せん3枚で愛情を表現。吉行も、多くのハートのシールを張ったカードで「あなたの可能性を広げ、素敵な人生を送ってください」とエールを送った。
共演の岡田浩暉も、花束を持ってサプライズで登場。ステージを降りて客席最前列に進み出て、「2人の心模様に胸をしめつけられ、切なくなってしまう大好きな作品。皆さん、良かったと思ったら周りの人に薦めてください」と訴えた。
松岡も、「この映画を愛を持って待っていただいた方に感謝します。可能な限り日本全国、そして世界へと広げたい」と意欲。吉行も、「小説を読むような映画で、ちょっと変わっていますよね。ミステリー小説のように、年齢を問わず面白い体験ができると思います」と自信のほどをうかがわせていた。
「御手洗薫の愛と死」は、人気女優作家が車で跳ねてしまった女性の息子からゴーストライターになるよう強要されるが、次第に愛情が芽生えていく不可思議な関係をミステリー・タッチで描く。