米アカデミー、ロサンゼルスに屋外映画館をオープン

写真：AFLO

［映画.com ニュース］　アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー（AMPAS）が、屋外映画館をハリウッドに開設することになったとハリウッド・レポーター紙が報じた。

AMPASがハリウッドに所有する7.5エーカー（約3ヘクタール）の土地の一部を、屋外上映施設として利用するもの。すでに幅12メートルの巨大スクリーンが用意され、座席スペースには芝生が敷き詰められている。もともとこの場所には4億ドルをかけた映画博物館が建設される予定だったが、2008年の経済危機をきっかけに計画が棚上げされていた。

映画館離れが進むなか、スクリーンで映画鑑賞を楽しむ喜びを共有してもらうことが目的で、広い観客層に支持されやすい作品が選ばれている。5月19日にこけら落としとして「フィールド・オブ・ドリームス」が上映され、6月15日の「カサブランカ」で正式にオープン。金曜日と土曜日の夜限定の上映で、6月は「カサブランカ」のほか「白雪姫」「赤ちゃん泥棒」「フェリスはある朝突然に」「スタア誕生」「グーニーズ」の上映が予定されている。

一般入場料は5ドル。午後6時半に会場がオープンし、日没とともに上映開始となる。