北村一輝“日本一濃い顔”に選出、阿部寛はホッ　「テルマエ・ロマエ」初日

［映画.com ニュース］　ヤマザキマリの人気コミックを阿部寛主演で実写映画化した「テルマエ・ロマエ」が4月28日、全国304スクリーンで封切られ、阿部をはじめ上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、武内英樹監督らが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶に登壇した。

阿部を筆頭に、市村、宍戸、北村ら“濃い顔”の面々が古代ローマ人を演じるという、ユニークなキャスティングが見どころの本作。撮影中から、キャストたちの間では「誰が一番濃い顔なのか？」が議論されていたといい、この日は「日本一濃い顔選手権」と銘打ち、公開初日に駆けつけた約650人の観客に判定を委ねることになった。

その結果、北村が栄えある第1位に輝き「本当ですか？　正直、微妙な気持ちです。個人的には市村さんが一番だと思うし、阿部さんの“顔圧”は近くで見ると痛いくらい」（北村）。一方、主演ながら第2位に甘んじた阿部は「元祖ソース顔と言われてきたので、悔しいですね」。それでも「もし優勝したら、今後の仕事に支障をきたしそう」と本音をもらし、安どの表情だった。

古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウス（阿部）が現代日本にタイムスリップ。漫画家志望のヒロイン・山崎真実（上戸）ら「平たい顔族（＝日本人）」の洗練された風呂文化に衝撃を受け、日本の風呂文化を学んでいくコメディドラマ。阿部は「テルマエ現象を巻き起こし、はやりにはやらせたい」と意気込み全開。上戸も「お子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い方々に、何も考えずに楽しんでもらえるはず」とヒット“沸騰”に期待を寄せた。