国分太一6年ぶりに映画主演! 原作者・乙武洋匡氏は俳優デビュー
2011年12月2日 05:00

[映画.com ニュース] 「TOKIO」の国分太一が、乙武洋匡氏が初めて手がけた小説を映画化する「だいじょうぶ3組」(廣木隆一監督)に主演することがわかった。国分の映画主演は、「しゃべれども しゃべれども」以来6年ぶり。また、原作者の乙武氏も、自身をモデルにした役どころで俳優デビューを果たす。
昨年9月に刊行された同名小説は、乙武氏の小学校教師としての実体験を基にした学園ヒューマンドラマ。先天性四肢切断の障害を抱える赤尾慎之介が、幼なじみの元教員・白石優作の尽力で夢だった教師への道を実現させていく姿を描く。赤尾は、補助教員になった白石とともに失敗や反省を繰り返しながら、ひとりひとりの個性を尊重しながら小学5年生の生徒28人と向き合っていく。原作は赤尾を軸に描かれているが、映画では白石の視点に置き換えて展開していく。
「しゃべれども しゃべれども」での好演で、毎日映画コンクール主演男優賞を受賞した国分にとって、3本目の映画主演作。今回は、かつて教壇に立ちながら挫折を味わい、教育委員会の職員として働く白石を演じる。オファーを受けた当初は驚いたそうで、「多くの俳優さんがいるなかで、なんで僕なんだろう……と。いまも僕自身の心持ちは全くもって『だいじょうぶ』ではありませんが、乙武さんや子どもたちと一緒になって精いっぱい作品に向き合い、充実感に満ちたクランクアップを迎えられるように日々の撮影を頑張りたいと思います」と意欲満々だ。
一方、俳優デビューとなる乙武氏は、「五体不満足」発表後はニュースキャスター、スポーツライター、絵本出版など幅広い活動を展開し、2005年から東京都新宿区教育委員会の非常勤職員「子どもの生き方パートナー」として教育活動をスタート。07年からは、3年間にわたり教員独自採用条例により、小学校教諭を務めた。
配給元の東宝サイドと3月上旬に面会した乙武氏は、阿部謙三チーフプロデューサーから出演を打診された。「初めての演技に不安もありますが、監督、スタッフ、共演者の皆さんと力を合わせ、メッセージの伝わる作品にしていきたく思います」と1月のクランクインを心待ちにしている。今月6日の初顔合わせを経て、廣木監督とともに演技の稽古に入る。
子役28人は、約300人が参加したオーディションから厳選。リアリティを引き出すため、可能な限り順撮りのスケジュールを組み、乙武氏とは撮影初日まで会わさないという。脚本を手がけるのは、「孤高のメス」「クライマーズ・ハイ」の加藤正人。また、白石・赤尾が勤務する学校の校長・黒木智恵子を余貴美子、副校長・灰谷慎一を田口トモロヲが演じる。滋賀、関東近郊などで全編オールロケを敢行、2月に撮了予定。
「だいじょうぶ3組」は、2013年に全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

この絶品、まだ観てないの?
【中毒者、大量発生中】配信直後から超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”!
提供:JCOM株式会社

死霊館 最後の儀式
【怖い!楽しい!観たことない――!!】超人気ホラー最新作! “最後の頂上決戦”、開幕!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、たまらない一作に出合いました
北村匠海×林裕太×綾野剛の青春と絆が、愛おしくて、狂いそうになる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート

人生を心から楽しむ、生きる力をくれる映画
【映画出演124本目の最新作】きっと、あなたの人生の“大切な1本”になる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート