J・J・エイブラムスが、タカラの玩具「ミクロマン」映画を製作?
2009年11月9日 12:12
[映画.com ニュース] 映画やTVで、監督、プロデューサー、脚本家としてマルチに活躍するJ・J・エイブラムスの今後のプロデュース作品として、日本の玩具会社タカラ(現タカラトミー)の「トランスフォーマー」の先がけ的商品であった「ミクロマン」の実写映画が予定されていることが明らかになった。米ウォールストリート・ジャーナル紙が伝えたもので、このほどエイブラムスが、「トランスフォーマー」や「G.I.ジョー」で映画化プロジェクトを大成功させた米ハズブロ社から映画化権を取得したのだという。
ミクロマン・シリーズは、タカラから1974~80年に販売された約10センチの透明ボディでできたアクションフィギュア。主要キャラクターは、ミクロ星からやってきた小さな超人ミクロマン、元ミクロ星人のサイボーグであるタイタン、敵役となるアクロイヤー。球体関節により身体のさまざまな部位が自在に可動するのが特長で、背中に5ミリのジョイント穴があったため、乗り物や基地に固定して思い思いのプレイセットで楽しむことができた。全米でも「Micronauts(マイクロノーツ)」の商品名で1976年よりハズブロから発売。マーベルからコミックブックも発売されて人気を博した。
エイブラムスと言えば、「クローバーフィールド」のモンスターを、東京・原宿のキディランドで見た「ゴジラ」の模型をもとに着想したという逸話があるほど、日本のおもちゃとは関連深い。どのようなストーリーになるのか不明だが、「スター・トレック」級のSF超大作になることを期待したい。
さらに、米ハリウッド・レポーター誌によると、エイブラムスがクリエイターを務める米NBCネットワークの新しいスパイTVドラマ「アンダーカバーズ(Undercovers)」のパイロット版の演出を務めることが正式決定した。同ドラマはワーナー・ブラザースとエイブラムスのプロダクション、バッドロボットが制作するスパイとして働く夫と妻を描くスパイアクションで、「Mr.&Mrs.スミス」や「ボーン・アイデンティティー」タイプのストーリーらしい。