宮崎駿監督の下積み時代の絵も展示される「ジブリ・レイアウト展」
宮崎アニメの“設計図”が解き明かされる![拡大画像]
[映画.com ニュース] 昨夏開催された「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」に続き、今年はスタジオジブリ関連作品のレイアウト約1300点を一挙初公開する「スタジオジブリ・レイアウト展」が、7月26日より東京都現代美術館(MOT)で開催中だ。オープン前日の7月25日には、プレス内覧会&開会式が行われ、MOT館長の氏家齊一郎、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、「千と千尋の神隠し」でヒロイン千尋の声優を務めた柊瑠美(ひいらぎ・るみ)、さらに同映画の人気キャラクター“カオナシ”が登壇した。
アニメ製作における“レイアウト”とは、1枚の絵に背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、さらにはカメラワークのスピードなどそのカットで表現される設計図のような役割を果たすもので、この展示会では「風の谷のナウシカ」から現在公開中の「崖の上のポニョ」まで宮崎監督作品の直筆のレイアウトを中心に、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」などジブリ以前の宮崎作品のレイアウトも見ることが出来る。
長年宮崎監督のビジネスパートナーを務めている鈴木プロデューサーは、「宮崎駿はアニメーション業界に入って45年になるが、実は彼が高畑(勲)監督と共に最初にやった仕事がレイアウトマンだった。15年の長きにわたってレイアウトマンを延々やり続け、そこで高畑監督から絵で書く奥行きをどうやって作るのかを学び、共に編み出した」と下積み時代の宮崎監督について語り、さらに「のちに宮崎が自分で監督をするようになってから『もう1人宮崎駿が欲しい』とよく言っていたが、この“もう1人”とはレイアウトマンのこと」と宮崎アニメにおけるレイアウトの重要性を明かしていた。
「スタジオジブリ・レイアウト展」は、東京都現代美術館で9月28日まで開催中。また、初登場1位を飾ったスタジオジブリの最新作「崖の上のポニョ」は、現在全国劇場にて公開中。
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