ブラッド・ピット、テレンス・マリック監督作でショーン・ペンと共演か?

2007年12月25日 12:00


お金よりも栄誉を取った?
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[映画.com ニュース] ブラッド・ピットが、テレンス・マリック監督・脚本による新作ドラマ「ツリー・オブ・ライフ(Tree of Life)」に出演することになりそうだ。

マリック監督は詳しいプロットを明かしていないが、ピットが同作で演じるのは、今年10月、ヒース・レジャーに白羽の矢が立てられていた主役だという。出演が噂されているオスカー俳優ショーン・ペンはピットを助演する模様だ。

なお、製作サイドからレジャーが降りた理由は明らかにされていない。「バットマン・ビギンズ」続編の「ダーク・ナイト」でジョーカーを演じ終えたレジャーは現在、もう一人の映像派映画作家、テリー・ギリアム監督の新作冒険ファンタジー「パルナッサス博士の想像力(The Imaginarium of Doctor Parnassus)」に出演中。「ツリー・オブ・ライフ」は来春撮影開始予定なので、スケジュールの問題ではなさそうだ。

同作は、ペンが監督した「イントゥ・ザ・ワイルド」をパラマウント・バンテージと共同製作した、リバー・ロード・エンターテインメントが製作する。また、ペンはゲイの政治活動家ハーベイ・ミルクを演じるガス・バン・サント監督作「ミルク」が控えている。

しかし、まだピットとペンの2人とは正式な契約が交わされていないという。ピットは数週間前に、一説に出演料2000万ドル(約22.7億円)とも言われるスリラー「ステート・オブ・プレイ(State of Play)」の出演契約を白紙に戻したばかり。お金よりも、寡作な映画作家ながら「天国の日々」(78)、「シン・レッド・ライン」(98)、「ニュー・ワールド」(05)などで“映像詩人”として讃えられるマリック監督作への出演を間もなく選択するものと見られる。ピットの最新作はアンドリュー・ドミニク監督作で、ロジャー・ディーキンスの美しいカメラワークがアカデミー撮影賞有力候補と叫ばれている西部劇「ジェシー・ジェームズの暗殺」(08年1月12日公開)。

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