劇場公開日 2023年10月20日

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価

全385件中、141~160件目を表示

4.0すべてを呑み込み、根こそぎ奪う侵略者

2023年10月31日
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鑑賞方法:映画館
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sankou

4.0さすがスコセッシ、そしてディカプ

2023年10月31日
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最初はディカプは保安官役だったのを、敢えてバカな主人公役を選んだそうだ。冒頭の人の喧嘩にチャチャを入れる部分から名演技。そして、二人の盟友を上手く融合させたスコセッシが勿論凄い。3時間半は体感2時間、トイレにもいかなかった。

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hanataro2

4.0長いけど長くない、あっとゆう間

2023年10月31日
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1920年代石油を堀当てた先住民とそれを狙う一族の実話を元にしたサスペンス。

お互いの繁栄の為かと思いきや、やるかやられるかの心理戦。それだけじゃなく、愛や信頼とはなんぞやとか考えたりして。

レオ様、ダメ男だけどオデコの皺もちょっとぽっちゃりなかんじもいちいちかっこいい。いぶし銀のレオ様はもうタイタニックのレオ様じゃない。これからのレオ様が楽しみ。
そして、デニーロの笑顔は神様みたいなのにその分ラスボス的な恐ろしさ。その傲慢さもあの笑顔にだまされちゃう。
さらに、レオ様の奥様を演じたリリーグラッドストーン。凛として一見クールだけど、実は奥底にいちばん熱いものを秘めているんじゃないかと。

レオ様とデ・ニーロ、二人の駆け引きやラストの展開に驚きながらも206分あっとゆう間だった。
エンドロールは、耳を澄ましてほしい。

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yuka

2.5長いな~。

2023年10月31日
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アイリッシュマンもそうだが長い。
丁寧に描くというよりは同じ事を何回も繰り返している感じ。
殺人にしてもモンタージュで見せるとかで短縮はできたんじゃないのか?
デカプリオの顔芸大会になってたような。
デニーロは安定の演技、ところどころカポネって思う場面が笑えた。
ラストのエンドロールが興味深い。

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るい

4.5今年のナンバーワンかも。。。

2023年10月31日
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悲しい

怖い

難しい

3時間26分は長いことには間違いないが、それを決して長く感じさせなかった。途中で時計を見ることもなく、気がついたらラストの寸劇まであっという間に過ぎた。確かに前半は状況説明などで少しスローな展開であったが、あの描写がないと時代背景などが上手く伝わらなかったかもしれない、後半はハイテンポで進み、ここで退屈する余裕は全く無い。スコセッシ監督がインタビューでカットできる限界までカットし尽くして、意味のある場面だけを残した結果、こうなったというコメントの意味はよく分かる。だから無駄なシーンをカットして短くしたらいいという意見は筋違いかもしれない。セリフだけでなく、無言のシーンにおいてもデカプリオの顔の演技は、こんなにいい役者だったのかと改めて再評価せねばならないほど、愚かで、クズで、ちょっと考えればお前がやってることは愛してる妻への冒涜であるのに、叔父の洗脳から逃げられないダメ男を、観客をイライラさせるほど上手に演じている。デニーロに折檻される場面の表情は悲しすぎる。妻にあの注射は何だったのか?と問い詰められる時の嘘の下手さ、もしかしたら妻は正直に言えば許してくれたかもしれない場面での優柔不断さ、どの重要な場面にも、ノーと言えないこの男の愚かさがにじみ出てる。デ・ニーロは極悪人であるが、その極悪性を微塵にも顔に出さず、あくまでも、部族に理解力のある良い人を演じる、さすがの存在感、自分の手を何も汚さず、ニコニコしながら平気で、デカプリオに人を殺させる、殺す段取りをさせる。その人間心理が一つ一つの場面にも煮詰められていて、一回見ただけで軽率に評価できるような作品とも思えない。もう一度出来れば見て、新たな発見を探してみたい。されど、今年すでに30本以上映画見たが、これ以上の作品はなかったので、自分の中ではナンバーワン評価。主役二人は素晴らしいが、モーリー役のリリー・グラッドストーンの凛とした演技は役者をもう辞めようと思っていたらしいが、是非ともオスカーを差し上げたいくらい見事でした。

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mickeith

3.5悲しきネイティブ・アメリカン

2023年10月31日
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悲しい

怖い

難しい

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yoite

4.0スコセッシ教授の米国暗黒近代史講座

2023年10月30日
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1920年代に実際に起きた先住民オーセージ族の殺人事件を通じて、石油利権にからむ白人社会の暗闇を描いた、スコセッシ監督の一代長編力作です。まず、オーセージ族の風俗や言葉を丁寧に描きながら利権目当ての結婚が多い歪で欺瞞に満ち溢れた社会が見えてきます。一方で、主人公が純粋にオーセージの女性に惹かれて結婚する前半は、二人の心情をきめ細かく描いていてとても美しいです。やがて、オーセージを計画的に死に追いやり利権を奪う構図がはっきりしてくるけど、ここらへんから主人公が殺人に手を貸すようになる心境の変化が分かりにくく、妻に一服盛っていることに気がつかないのもピンとこないです。また、登場人物が入り組んでくるのも、ちょっと分かりづらいですね。以前の監督作『アイリッシュマン』も上映時間200分超えなのに長さを感じさせなかったけど、今回は中盤がやや冗長な所があり残念。とは言え、後半は主役二人のガッツリした演技がぶつかるので見応えありです。役者では、ディカプリオが、優柔不断なダメな男っぷりが見事です。デ・ニーロは、善良そうで腹黒い役どころを貫禄たっぷりに演じています。

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シネマディクト

3.5奥さんの事

2023年10月30日
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ごっとん

4.0何故無い?こういう作品こそパンフが欲しい

2023年10月30日
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難しい

重厚で難解だが見応えのあり、心にいつまでも残り続ける作品だと思った。

しかし、大まかなストーリーは理解できるが、自分には細かい所が理解出来ていないと思った。時々挿入されるモノクロシーンは、ノンフィクションをイメージしているのか? アーネストは妻のモーリーに実際には何をしたのか? 逆らえなかったキングに対してアーネストの真の心の内は? 離婚したモーリーは?

ラストでの朗読劇、先住民の踊りも良いアクセントになった。
パンフが無いのはApple TV+ が権利を持ったから?

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imaxmax

4.0デ・ニーロの好々爺然としながらの悪辣さよりも、いいように利用されて...

2023年10月30日
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デ・ニーロの好々爺然としながらの悪辣さよりも、いいように利用されているだけのディカプリオのダメ男ぶりの方が寧ろ恐ろしい。自分たちが殺した女の名前を取った娘を可愛がり、その死を嘆き悲しむ神経は計り知れないものがある。彼ら夫婦の描写も愛とか疑心暗鬼、とかいった言葉ではとうてい言い表せない独特の緊張感と湿度があって、人がゴミのように死んでいく乾いた外の世界の空気感と好一対を成している。最後の演出はいかにも時間切れの苦し紛れだが、因果応報とは程遠い現実に虚脱してしまう効果はある。史実に基づいた話なら、オイルマネーの行方などもっと社会的な背景は描いて然るべきとは思う。

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sugsyu

4.0ロビー・ロバートソンに捧ぐ

2023年10月30日
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居住地から石油が発掘し、莫大な富を得た先住民オセージ族と、その富の略奪を狙う白人たち。まず、これが実話だということに驚く。インディアンと白人の争いは西部劇の定番だが、豊かなインディアンにかしづく白人たちという構図が(これまでの固定観念からは)倒錯的で、魅力的。
過去のスコセッシ監督の長尺作品と同様に、説明的な描写を排し、人間の営みを叙事詩的に描いていて、初見では登場人物の関係が掴みづらい。正直、3時間半は長いが、観終わってみると、あそこまで描くには確かにこれだけの尺が必要だったな、とは思う。ラストのラジオショーのところでは、この映画を観ている自分を含めて、悲惨な出来事をエンタメとして消費していることの恐ろしさを思い知らされる。
ディカプリオは、小心者の情けなさ、悲しさを演じきっていた。デニーロの笑顔が怖い。リリー・グラッドストーンの達観したような、遠くを見るような目つきが深く印象に残る。
そして、スコセッシの盟友、ロビー・ロバートソンの音楽。これが遺作になるのだろうか。アーシーなリズムに、たゆたうようなメロディを重ねていくのは、まさしく彼ならでは。はなむけのアカデミー賞はどうだろうか。

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山の手ロック

3.5スコセッシ論も兼ねて

2023年10月30日
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本作は見ようかどうか結構迷いました。
数年前なら即行で見に行く作品だったのですが、ここ数年の自分の体調を考えると3時間半近くある作品を劇場で見る自信がなく、現状では途中で確実に寝落ちしてしまうだろうという確信の方が強くなっているので、この様な作品はDVDになるのを待って家で見る方が安心なんです。
それと、半世紀以上も映画を見ていると、映画を見る目的がただ娯楽の為だけではなく、好奇心・勉強・後学の為に見たいという作品も多くなり、特にマーティン・スコセッシ監督作品などはそちらの方の目的が強くなり、見た後に好き嫌いだとか面白い面白くないだとか楽しい楽しくないなんてあまり関係なく、とりあえず見ておかねば的なある種の義務感の様な気持ちも働かされる(監督)作品なのです。
なので今の私の年齢だと、見る前からしんどいだろうなという気持ちにさせられ、積極的に見たいと思わないのですが非常に気にはなるという作品の類です。
それと、私が見たスコセッシ作品を俯瞰しても、強く印象に残る作品は多いのですが、好きだとかお気に入りの作品とは別の棚に入る作品ばかりなのです。
それでも気になって頑張って見てきましたが、やはりかなり睡魔に邪魔されましたよ(苦笑)

で、本作を見ながらスコセッシの中でも『ギャング・オブ・ニューヨーク』を少し思い浮かべましたが、こちらは1840年代のニューヨーク、本作は1920年代のオクラホマ州と、アメリカ映画を見ていても地域によって時代感覚が全く分らないです。
最近まとめて西部劇を見たのだが、アメリカって国は東部、南部、西部と地域によってまるで別の国の様であり、当然同じ国であっても住む地域により人々の教育・文化的な意識差が著しく違っていたのだと想像できます。
スコセッシ作品は、そうした様々なアメリカとアメリカ人の歴史の断面を切り取り垣間見せてくれるのが興味深いのです。
更には、歴史的にも近代への狭間期に生きていた人間を生々しく描いているのが面白いのでしょうね。
例えば本作は『ジャイアンツ』や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などと同時代の石油成金が生まれた時代であり、本作でのロバート・デ・ニーロ演じたウィリアムの様な人間性に欠けていてもハッタリとズル賢さだけでも成り上がれる時代であり、そういう種類の人間が跋扈していた時代だったのでしょうね。
その時代に於いて本作の主人公のアーネストというキャラをダメ男と評する人を多く目にしますが、私はダメ男というよりこれが当時のベーシックというか一番多いタイプの人間だったと思っています。ただ、妻のモーリーが優秀過ぎて人間の格としても上等の人間だったので、ある意味それに憧れてしまったのだと思います。
そして、アーネストにとってウィリアムは自分よりは優秀で頭の上がらない人間であっても、決して上等の人間ではなかったということを理解するまでの作品であって、それが当時のアメリカという国であり、時代であったということを描いた作品の様に思えました。

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シューテツ

3.5濃厚。

2023年10月30日
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ちょい長いけど、話が濃いからしょうがない。
元々原作がFBI創設のきっかけになった事件だったようで2年かけた脚本、初めはFBIの目線で描かれていたそうだ(当然デカプリオがFBI)。しかしデカプリオの提案で街の内部から見た話に書き換えたらしい。それでレオとリリー夫婦のシーン増えたんだな、2人の関係が押し出され結果的に良かったと思う。レオ様初めは毒だと気付かなかったが段々気がつき自分で飲んでみるシーンは怖かった。リリーも気付いて無いふりをし続ける、、泣きながら信頼し合ったふたりが自滅してゆく姿が怖かったなぁ。

そうそうネイティブアメリカンと糖尿病の事ググってみた。やっぱり乾燥地帯、飢餓環境に適応した身体が飽食で糖尿病になりやすい遺伝的体質をもってるそうだ、怖いねこういうの。

リリーグラッドストーンが美しく聡明で素敵すぎる。今回一番得したんじゃないかな。周りは大物俳優、監督、大作で大変だったと思うけど、この先どんどん良い仕事して欲しい。
あとデニーロね、ワル演じると本当に凄いね。
あと奥さんを愛する素直で素朴なクズプリオがどんどんデニーロにいいようにされちゃうのが切ない。
リスゴーやブレンダン鯨ブレイザーもでて来てびっくり、豪華。

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masayasama

4.0間違いなく、ハリウッド映画史に残る大作だと思う!

2023年10月30日
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泣ける

悲しい

怖い

見ごたえがあった…

まず、俳優陣の演技!

すっかりオッサンとなったディカプリオの
珠玉のダメ男っぷり! すばらしい!
不良グループに取り込まれて、
延々とパシリに使われるように、
叔父の策略に絡め取られていく…
そのバカっぽさ、愚かさが
だんだん恐ろしく感じられてくる
モーリーや子ども達への愛情や大切さに、
気付いたときにはもう遅い
この辺り、ディカプリオの演技がうますぎる!

そして、デ・ニーロ!
善人の仮面を被った、
強欲、極悪な二面性のある人物を
さすがの熟練した演技力で
見事に演じていた
善人ヅラをしたいから、強欲なのか
さらなる欲望のために、善人ヅラをしてみせるのか…
どちらも、この人にとっては本当なのだろう
人間の本性丸出しな自分を、頭の良さで巧みに隠す
そんなヘイルを表現できたデ・ニーロは偉大だと思った

物語はさらに
アメリカ史において
白人が原住民たちの持っていた富を
どんなやり方で奪っていったかを語る
ミステリーやサスペンスドラマじゃなくて
最初から犯人も、手口もわかっている
目を覆いたくなるような黒歴史だった
この内容をハリウッドが映画化した事自体にも
大きな決意を感じた

ラストシーンで、
この悲劇の連続殺人事件が裁判にかけられ、
犯人にある程度の判決が下されたことは、
せめてもの救いだった

3時間超えの作品、全く長いと感じなかった

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ぴーちぱい

5.0余韻、、、

2023年10月30日
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善人に見せかけた悪人
裏切りと嘘、欲望と愛、命の軽さ
全て実際に起こった話ということに驚き
その裏には【お金】があって全てを狂わしていく
お金ってなんなんだろうと改めて考える🥸
生きてく上では必要不可欠で
1番シンプルでわかりやすい価値と幸福
ただ使い方次第で天国にも地獄にもなる💸

お金より大切なものを見つけられたときこそが
豊かであり、本当に心からの幸せや充実を
手に入れることができるんじゃないかな?
そうわたしは思ってるし。そうでありたい。

無限にある【愛】や【感動】をたくさん見つけて
残りの人生も豊かなものにしていきたいと思う
そんなことを思わせてくれた映画でした👏

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ぴゅるり

4.0ひとつの小説を読了したかの如く見応えはあったが、3時間20分は長過ぎ。

2023年10月30日
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アメリカ、特に白人の黒歴史って数多あるのでネタに尽きない。
彼らは毎週日曜日に教会でお祈りに行き寄付や社会貢献など表向きは善人を装いながら、裏で平気で差別と搾取を昔から繰り返してる。
奴隷制度があった黒人の話はたくさん目にするが、先住民に対しては条約に基づきある程度保護されているため目に見えた差別はないが、良い話を持ちかけ騙したなんていう話はたくさんありそう。

レオナルド・デカプリオ演じるアーネストはネイティブアメリカンの奥さんをインスリン注射に毒?を混ぜ殺そうとしていたにも関わらず、子供が死んだ事を知り罪を認めキングを有罪にするために裁判で証言するという謎のメンタリティ。
奥さんは死んでもいいけど、子供の死は受け入れられなかった??
子供への危害は知らなかったという事だろうか?どこまで関わっていたのか?この辺が少し分かりづらかった。

デカプリオはマーロン・ブランドとジャック・ニコルソンを足して2で割ったような表情を作りながら、汚い入れ歯をしてちょっとおバカな役どころを渾身の演技で見せた。
プロデューサーも兼ねており、この役を自ら買って出た事を考えると大した役者魂だと思う。

極悪人キング役のロバート・デ・ニーロは裁判でも落ち着いており、人前では本当に何もしていないかの如く振る舞っているところが本当に怖い。
捜査官とのやり取りや髭を剃っているシーンはアンタッチャブルを思い出した。

弁護士にブレンダン・フレイザー、検事にジョン・リスゴー、ラジオプロデューサーにマーティン・スコセッシ自身が演じているのもサービス精神があって良いと思った。

Apple TV+配給ということもあり配信メインで考えられており、劇場上映を全く考慮していない尺の長さはどうかと思うが(近所の映画館では1日1本しか上映せずw)、スコセッシとしてはNetflixの「アイリッシュマン」に引き続き配給側がうるさく横槍を入れて来ない分、尺を意識する事なく好きなだけ撮れるから気持ちいいんだろう。
今後もこういった映画は増えてきそうな気がする。

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カツベン二郎

3.5本当にIMAX???

2023年10月30日
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上下余ったままだったので、IMAXで見る意味あったのか…。
大きなスクリーンで見る価値はあるとは思う。

12:40開始〜16:20終了…、終わったらもう西陽の時間!
「RRR」とかそういう長時間系のパワフルさに比べると、
一歩引いて見ているような感じで、誰にも共感しないで終わった。

監督が語り部となって出てくるシーンがあったりするけど、
まあ淡々としている割には退屈しないし、尿意にも打ち勝てた。

オーセージ族視点が意外と少ない。
なんでみんな病弱なん?(糖尿病とか)とか、
どう白人社会に飲み込まれていったのかをもう少し深掘りして欲しかった気も。

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ababi

4.0善人の皮を被った悪党デニーロとゴミクズプリオ

2023年10月30日
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206分!
長尺で激しい場面がある訳でも無いのに飽きもしないで画面に釘付けのまま最後まで鑑賞できました。
プリオは最初FBIの役でこの物語もFBIの捜査するのがメインで考えられていたらしいんですが
プリオがそれはダメだ!バカな使いっ走りの役がいいって言って自分でそれを選んでクズのダメプリオをメインにしたっていうのがマジで凄いです。
プリオのクズだけど性格も極悪では無くデニーロオジサンの言うことはちゃんと服従するという自分の意見や主張すら無い絶妙な立ち位置の役でキャラが全面に出るわけでも無く存在感を極力消すような感じで中途半端な役を完璧に演じているのが本当に凄すぎてアカデミー賞ノミネートレベルの演技でした!
デニーロも私はインディアンの為には一生懸命頑張りますって雰囲気を出しつつ威圧感出したりせず普通に会話してるだけなのに笑顔の裏側の恐ろしさと分かりやすい悪党では無い悪党を見事に演じていてめちゃくちゃ凄かったですね!
あとモーリー役の人も感情的にならない抑えた演技も良かったし警察も静かに質問していく感じが良かったですよ、こういう作品なのに銃撃戦やら怒りながらの対峙とか全く無くて超長い映画なのに飽きないのが驚異的だなあと思いますね!
映画を見終わった時に痛快感も無ければ無茶苦茶イヤーな気分にもならなくて感情がなんとも言えない感じですが自分は嫌いじゃないですよ、こういう訳わからん気分で帰るのは!
しかしインディアン大量殺人もよそから来た警察が居なければ絶対に解決してなかっただろうし恐ろしい事ですよねー
あと地味に最後の法廷でブレンダンブレイザーとジョンリスゴー出ていてビックリしました!
あとプリオって直接手を下している訳ではないんだけどデニーロの使いっ走りで色々動いてるし結局加担してるんだよなあ、インシュリンの中に毒とかちゃんと入れてるしそれを理解した上でモーリーを愛していて変な板挟みで苦しんでるのがめちゃくちゃ伝わってきました!
この作品プリオ目的でスコセッシが監督とかよく知らないで見に行ったとしたらプリオが大活躍すると思い込んで見たとしたらただのクズだし映画自体が穏やかな波で淡々と200分続くからめちゃくちゃつまらないって感想の人もいるでしょうね!
あとプリオもトムクルーズみたいないつもスーパーヒーローばかりやる訳でも無くブラピみたいに絶妙な役の設定を見事に演じるのが凄いわ、前回の作品とか太って気の弱い不安障害持ってる科学者とかやってますからね〜
しかし映画館で観るエンタメ娯楽大作も良いけどこういう作品を劇場でじっくり堪能するのも最高だなあってつくづくおもいましたね。
最後のプリオと嫁の会話で嫁が確信に触れた時の呆れ顔とプリオの絶妙な表情が最高だったなあ〜
この作品は場の設定と雰囲気と演技力を味わい尽くす作品なので
たまーにしか劇場に行かない人には合わない可能性高いので要注意です!
逆に初めてスコセッシ作品見たけど面白かったって人はタクシードライバーから順番に全部観るとか最高ですよ、スコセッシもまあまあのおじいちゃんだからまだまだ沢山作品撮って欲しいとつくづくおもうしアカデミーのノミネートも期待できますねこれは!

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お主ナトゥはご存じか2世

4.0プリ夫、楽しそうでよかったよ

2023年10月30日
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オレはスコセッシの映画は正直苦手だ。

1)音楽がうるさい
2)映画オタクならではの技法が鼻につく
3)なんだか見ないと、映画好きじゃないと思われる

「グッドフェローズ」なんかは、まさしくそれで、なんだかオールタイムベストな超名作扱いだが、オレは、レイ・リオッタの顔は嫌いだし(これは関係ない)、終始やかましいし、後半まったく面白くなくなる。前半もそんなに面白いと思ってない。

そうだな、スコセッシ個人的ベストは

1位・ケープ・フィアー
2位・タクシー・ドライバー
3位・キング・オブ・コメディ

これらの、「怖い⇔笑い」を行き来する作品が好きだ。というより、オレの嫌いな3点が気にならず、むしろスパイスになっていると感じるのが、この3作品なのかもしれない。

「ケープ・フィアー」はちょっと別格で、もう全編ホラーでコメディで、エンタメ全開でありつつも、見てはいけないものを同時に見せていて、演出も「やりすぎ」が心地よさでもあり、常人は不愉快を感じる傑作。

で、今回はというと、割と好きなほう。こじつけだが、上記3作の要素は本作にもあると思っている。

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」





本作の音楽は、不愉快にうるさくなく、むしろ暗いシーンで実は音楽が心地よく、シリアスな展開でも(ラストで分かるように)エンタメ色はしっかりと残しており、殺人シーンも、雑な殺しであることを強調するかのように、派手で映える撮り方。

大きな流れは「グッドフェローズ」だが、同時に思い出したのは、プリ夫と初タッグを組んだ「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002)。

師弟関係などは全く違うのだが、時代や大作感のせいかもしれない。「ギャング」の時のプリ夫はまだ若干かっこつけが求められたのかもしれないが、タッグ2作目の「アビエイター」からオスカーノミネートの常連となるほどの変貌を遂げる。現在年齢48歳。もう少し若いころに本作に巡り合い、本作のあの演技が見たかったなあと思うし、これはデ・ニーロにしてもそうで、史実とは異なっていいから、もう少し若いころに演じてほしかったとも思う。(本作に関しては、よぼよぼのじじいだからよい、というのはあるが)

と考えると、「ギャング」こそ、デ・ニーロとプリ夫が共演すべき最初の映画、デイ・ルイスは大好きな役者だが、アングロサクソンに見えなくったって、デ・ニーロでよかったんじゃないか、と。あの映画で不満だったのは、ニューヨークの混沌をメインに描くことを主として、デイ・ルイスとプリ夫の関係と決着があやふやになってしまったことだ。デ・ニーロとプリ夫なら、たとえ「あやふや」決着を迎えたとしても、当時の映画ファンは「師匠殺し」「親殺し」とまではいかなくとも、相当イマジネーションを掻き立てられたことだろう。これ以降スコセッシはプリ夫とばかり組んで、デ・ニーロと組まなくなったので、なおさら。

そんな妄想をしながら本作を振り返ると、スコセッシのもと、見事に変貌を遂げたプリ夫がスコセッシのもと、いよいよ初共演のデ・ニーロにああいった形で従がわれる役どころは、むしろ逆を行って面白いと思った。さんざん待った映画ファンの「親殺し」の期待に対し、見事に逆を行っているのは、「同じ作品を作らない」スコセッシならでは、なのかもしれない。

それはさておき、ちょっと気に入らない点を。

スコセッシはやっぱり女性を観客として積極的に呼ぶ映画を撮らない。

本作、唯一「ラブストーリー」として展開していこうと思えばいける素材だが、プリ夫がモリーを愛した理由、(あんな世界でわかっちゃいるけど)プリ夫を愛することになった理由、二人が愛し合うシーンが足らない、愛されていると同時に自分の家族が「明らかに」殺されてるのにも関わらず、自分の体の不調がでるまで、行動に出ない。

注射の中身を聞くのは、中身の真実ではなく、プリ夫の答え、答え方なんだけれども、どっちを答えたとしても、事件が収束したあの時点では、どう答えたって、モリーの結論は同じはずだ。それはいいんだけれども、モリーが最後まで一人苦しんでしまっていること、プリ夫の、愛しているけど「それでも」あんな行動に出る「自分のなさ」を際立たせるには、もう少し二人が愛し合う過程を組み込んだほうがよかったんじゃないかなと思う。

様でなくなったプリ夫と、じじいのデ・ニーロ、3時間越えの映画ではハナから女性客を呼ぶつもりもないにしても。

こんだけ大金ぶち込んでも(appleとパラマウントがぶち込める)、貫ける、とするところが、「巨匠」ということか。

最後にハエ。

プリ夫に時にまとわり付くハエは、決断を迫られているとき。その存在は神か悪魔か。
エンドクレジットを全部見ない人には関係ないが、エンドクレジットで、オレらにまとわりつく。

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しんざん

1.0恐ろしく陰惨で胸糞悪く退屈な映画

2023年10月29日
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何故こんなに評価が高いのか頭の悪い俺には全く分からない。終始予想通りのことしか起こらない。何度も途中で退席しようと思ったが、意地で結末まで我慢したが、そこには当たり前の結末しかなかった。全く価値のない3時間半だった。モリー役の人の心の底を見透かすような眼はよかった。そこだけは評価。

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永久回路