劇場公開日 2023年10月13日

キリエのうたのレビュー・感想・評価

全158件中、41~60件目を表示

3.5岩井俊二ワールド全開‼️❓

2023年11月3日
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巷で言われてるほど、支離滅裂でも無いし、長過ぎることも無い。
アイナジエンドは嫌いだが、ハマり役だとは思う。
姉妹二役だが、姉は精神異常をきたしていると思う、松村へのアプローチなんか常軌を逸している、その他。
妹はトラウマによる心因性、ただし、子役の女の子の演技は素晴らしい、胸に込み上げてくるものがある、大阪のロケ地が私の故郷近くだからではないが、セリフ、方言、黒木華、映像から、この映画が驚くほど緻密で高品質であることが窺える。
広瀬すずは母が男に騙されたから、男を騙すのだが、狡猾な性質は生まれつき、だから、利己利他の区別すらつかないキリエに惹かれるのだ。
松村は優柔不断だが良心との狭間に揺れる演技はさすがだ。
広瀬すずは刺されることで運命を感じた。
子役の演技に涙が出て感動した🥲ありがとうございました😭

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アサシン5

3.0アイナちゃんのうた

2023年11月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

4つの時間軸が交錯する構成とあの終わり方が、なんともざわざわするなぁ。時間軸通りでも成立したような気も。
正直リアリティは無いし、クライマックスはギャグみたいだもんね。

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ヘルメット

4.0岩井俊二ワールド。

2023年11月2日
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鑑賞方法:映画館

退屈するような展開ではなかったけど、終わってみたらやっぱり長かった。3つの時間軸が行ったり来たりするけど、大阪パートなくして、もうちょい短くしてくれたら個人的には観やすかった。

キリエは歌でしか言葉にできないみたいな設定だけどちゃんと話せるし、コミュニケーションもとれる。逸子に関しても敢えて昔の知り合いにする必要なかった気がする。それで余計分かりにくかった。核となる歌も私は正直物足りなかった。スワロウテイルやリリィシュシュのような衝撃をどうしても求めてしまう。

アイナ・ジ・エンドの為のキリエであり、まさしく岩井俊二監督だなと思った。浜辺のシーンはとても美しかったし、ラストシーンも印象的ではあった。

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はるたろう

5.0安定の岩井俊二芸術作品

2023年10月31日
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久しぶりに岩井俊二監督作品を映画館で鑑賞できました

監督の思いが込められたそれぞれの場所

俳優陣も映像も音楽も間の取り方も
全て岩井俊二

全てが心地よい

深く考えず
肩の力を抜いて作品に身を任せるのが心地よい

泣かせようとしていないのに
自然と泣けてくる

素晴らしい時間を過ごさせていただきました

…でも3時間はちょっと長い
単純にトイレ行きたくなるのよ
最近3時間の映画多くないすか?

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きみまろ

5.0もしも歌えたら

2023年10月31日
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最後のエンドロールで、声が出せなかった幼いルカが歌で「もし歌えたら、君のことを歌にするよ」って歌ってて、それがキリエ憐みの讃歌の「悲しみの先の方で何かが待つ、誰がいるの」や「世界はどこにもないよ、だけど今ここを歩くんだ、希望とか見当たらない、だけど あたながここにいるから」に繋がってて、ルカにとってなっちゃんとイッコの存在が彼女の魂を繋ぐ源だったんだなって思った。

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なないろ

4.0岩井俊二ワールドにアイナさんのインパクトが

2023年10月29日
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鑑賞方法:映画館

岩井俊二 × 小林武史 × アイナ・ジ・エンド

岩井さんと小林さんのコラボは本当に凄い。映像と音楽で一瞬にして「岩井俊二ワールド」を形成する。もはや日本の至宝と言って良いかと。

そこにアイナさんのノイズが強烈なアクセントを刻んだ。彼女が自作曲を歌うことで説得力を増した。素晴らしい作品になった。

石巻〜大阪〜帯広〜東京、、、震災前の石巻で出会った若者たちの13年を時間と場所を行き来しながら綴れ折った。

彼らが会えなかった時間を思った。
彼らの孤独を思った。

松村北斗さんとアイナさんの切ない関係。

そして黒木華さん。彼女が演じた小学校教師がこの社会の良心を代弁した。この作品をより優しいものにした。

広瀬すずさんが演じたイッコについては食い足りないけど時間切れということでやむを得ずか。178分の長尺だけど自分的にはあと30分長くても良かった。すずちゃんと一緒に涙したかった。

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エロくそチキン2

3.5岩井監督のフェティシズム

2023年10月29日
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鑑賞方法:映画館

久々の岩井俊二監督作品でしたが、約3時間私はそんなに長くは感じませんでした。
私、岩井俊二作品の感想ってあまりちゃんと書いたことが無いような気がします。(いや、書いた記憶がありません)
この感想も見てかなり経ってから書いていますが、恐らく何を書いたら良いのか分らないからなのでしょう。
でも殆どの彼の作品は見ているので、きっとこの監督の世界観が好きなんだと思います。
本作も私の思う岩井節(ワールド)全開の作品でした。個人的にはCharの出ていた『PicNic』を思い出しましたので、これに近い系譜の作品だったと思います。
主演のアイナ・ジ・エンドってCharと共通した何かを感じたので、きっと岩井監督がこの手の個性的女子が好きなんだと思います。そして、私も結構好きなんですよこういう不思議ちゃんが(笑)
それと、私は映画で個性派と呼ばれるその時代時代の歌手が、その独特の個性だけで時々出演する作品群が嫌いではありません。例えば昔だと『夏の妹』のりりィ(その後本物の個性派女優になった)とか、『水の女』のUAとか、『KOTOKO』のCoccoだとかの作品も興味深く見ていましたから…

そして、岩井監督って恐らくその対極の広瀬すずという女優も同じように好きなのでしょう。今までの作品群を見ても広瀬すずと近似の正統派女優の起用も多かった気がします。
何か、個性派と正統派両極のタイプに惹かれ、その両極を向かい合わせてどういう化学反応が起きるのかを楽しんでいる様な気もします。
内容についても、細かな部分については色々と思うところもありましたが、、私の様な岩井監督の軽い信者であればそういうのは無視できるみたいですね(苦笑)

この監督の特徴をどのような言葉で言い表すのが良いのかが難しく分からなかったのですが、本作鑑賞後にYOUTUBEで旧作短編の『夏至物語』を新たにアイナ・ジ・エンドで撮り直した作品を見たのですが、これを見て「ああ、この監督(作品)の芯にあるのは、多分フェティシズムなんだろうな」と感じてしまいました。
作品にとっての女優の存在であったり、(特に若い)女性の個々の特性(例えば声・喋り方・仕草・表情・エロティシズム等々)であったりとかの、個々の特有の表現に対してフェティシズムを感じている様な気がします。
これって、私にもかなり当てはまるので、だからこの監督作品に惹きこまれてしまっているのかなぁ~?

まあ相変わらず、全く作品の感想になっていないのだが、岩井俊二監督作品にハマる人間とハマらない人間との差はこの辺りに秘密があるのではないかという気がしましたね。

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シューテツ

4.5一瞬また震災かと

2023年10月29日
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鑑賞方法:映画館

情報を入れず見た。
途中また震災のかと。
ちょっと席をたとうかと思ったけど

岩井監督の映画は音楽とストーリーが過去、現在がクロスするのが面白い。
さすがだと思う。

アイナジエンドは初めてでは演技上手だった。
引き込まれてしまった。歌も独特で引き込まれる。

BISHをよく知らなかったけど、今日はたくさんYouTube見てしまった。

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とね

3.5岩井俊二らしい映像作品

2023年10月28日
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3時間か…と思って行ったけど、それほどの長さは感じなかった。
岩井俊二監督好みの俳優が贅沢につかわれており、監督らしい美しい映像作品。
アイナの歌声とダンスはスクリーンで堪能してほしい。
身勝手な若い恋が震災で思わぬ結末を迎え贖罪を背負うなっちゃんが引き合わせた、キリエと逸子。孤独を抱える3人が一緒に過ごした時間は短かったが、その後の人生を生きていく拠り所にはなるんじゃないか。
幸せになりきれない終わり方が岩井作品らしく、オフコースのさよならが耳に残る。

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may 929

5.0世界観に引き込まれる作品

2023年10月28日
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岩井俊二の作品が好きでずっと楽しみにしてて
鑑賞後に何かを語るより感じる作品だと思った。
心に残る大好きな映画の1つになった。

バンド演奏のシーンとかスワロウテイルを思い出させるし、キリエの歌の所々がグリコぽい。
アイナがapbankfesでカバーしたのも納得。

アイナジエンドあんなに歌が上手いんだって感心したし歌に感動した。

松村北斗と広瀬すずの演技が今まで出演した作品で1番良かった。
上下デニムめちゃ似合っててかっこよ、
七尾旅人のシーンも好き。

あとカールスモーキー石井だって事2回目のシーンまで気が付かなかった笑

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ひみ

3.5一人でも自分を大事にしてくれる人がいれば幸せ

2023年10月27日
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生き方を変えたくて街を出たのに根本的な生き方を変えられなかった子と、望んだわけではないのに生き方を変えざるを得なかった子は出会った。
そしてお互いの心に空いた隙間を共感か同調か信用かまあそれ全部かでピタっと埋めてしまったのね。
どんなに自由に生きてても、自分の中身をまるっと信じて大事にしてくれる人が一人居たら生きていけるな、と思える絆。

二人のキリエの間でいつまでもあの日の自分を責め続けて生きている彼が、とてもしんどくて気の毒だった。
(しかし今後を考えるなら進学して人命救助の道を。。と思う老婆心はまあ置いておく)

岩井俊二といえば思春期!
大人になっても万年思春期みたいなのを描かせたらピカイチだと思う。雰囲気あるおしゃれな大人に仕上げるの上手いなー。
今回強くて弱くてミステリアスな女子達もよかった。

そして彼の好きな声質がわかった気がする。高音が伸びやかでうわぁんうわぁんとした残像が残る歌い方が多分好きなのね。
バレエが好きなのかなー、でもいつもキューピッドなの気になる。
そしてラストのリリィ・シュシュを彷彿とさせる場面、青と白が美しかった。

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icco

3.5THE・岩井俊二

2023年10月26日
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鑑賞方法:映画館

監督作品の過去出演者達の好演とセルフオマージュとも言える様な演出とストーリーテーリングに身を委ねる3時間弱。主人公の初出演初主演と思えない達者さには感嘆したが、過去キリエに関しては少し違和感。というかちょっと怖かった苦笑。あと、最後の松下珈琲さん。若者には「負けるな!がんばれ!」と映るかもしれないが、学芸会じゃないのだから、書類や根回しはキッチリするべきだろう。あれはイベントも行政側も悪くないから冷めちゃったな。おしい。でも好き。

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lynx09b

4.0私は何歳になっても大人になれないなあ

2023年10月25日
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私は何歳になっても大人になれないなあ

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も

4.0美しい映像

2023年10月25日
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泣ける

178分間、美しい映像に浸ることができた。
どんな体勢でも腹の底から声を出し、唸るアイナは最強。役者というより、やっぱり歌い手。
東京であろうが釜山であろうが、どんな舞台でも皆を圧倒する。このパワーが、津波を乗り越え各地を転がるように生きてきたKyrieの人生。
だから姉の希は別な人の方がよかったな。
広瀬すず、黒木華は岩井組の映画には欠かせない存在。彼女たちの演技の時に、余計なBGMはいらない。
松村北斗の没入感には舌を巻いた。どんどん声が低くなり、背中を丸めてボサボサになっていく姿が可哀想だった。自宅の部屋に飾られたいくつものトロフィーや賞状が、かつての栄光を想像させる。岩井組にもう一コマできた。

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まほうどう

4.5終わり方がいまいちかな

2023年10月25日
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泣ける

楽しい

幸せ

終わり方に少しがっかりしたが、途中の歌
物語性が良くて良かったです。
キリエのハスキーな声が最高です。

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こえん

2.5人生の参考にはならないが、相当考えさせられた

2023年10月25日
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泣ける

悲しい

怖い

予告など一切見ずに話題の映画をなんとなく観ましたら多少長くても大丈夫でした。
映画の中に引き込まれていく…という風にはならなかったけど、私自身も全くゼロではなかった3.11の体験を思い出したり…ちょっとなかなか味わえない不運なことのイロイロから、日常ありがちなこと…思春期の…例えばそんなに好きでもない人と付き合うことになったり……後に惹かれていくとしても…など、トータルして感じたのは生きていくことの辛さや強さを私の中で考えさせられた映画でした。

生きることを断念するひともまぁまぁいるこの世の中で、それはあってはならないと思う一人ですが、
この映画を観ると、「私はこれで生きていく!」みたいな諦めない姿勢はとても力強く勇気が湧いた。

小学生時代のルカちゃん(イワン)は可愛かったし、ホームレスなんて危険すぎる!と信じられなかったけれど小学校の先生に保護されたときはホッとした。

イッコの胡散臭さは好きになれなかった。

ナミダメさんの未遂に終わるレイプシーンは恐怖でした……が、「そうだよなぁ」と納得もしました。やり取りの会話は変だったけど(お願いします、とかゆーなよ!)。
ナミダメさん、結果いい人… かわいそうだった…
ルカ(キリエ)はもっと可愛そうだと思ってしまった。貞操守れてよかったけれどね…。イッコ(まおり)を嫌いにならないのもスゴイ。

路上ライブの様子は自分が客側だったら足を止めて聴くかな、投げ銭するかな……どうだろう…と思ったりしました。
音楽ですから好みは様々だし、急いでいる人もいる。かといって流れてくる数曲をたまたま聴いたら自分の中でしっくりとした曲に巡り合うかもしれないし…という一期一会感。
全ては雰囲気次第のような、こうしてよく生活していけるのは並大抵のことじゃない、と感心してしまいました。
都会に居るからこそ、田舎じゃ無理なことも可能になる…(その逆もしかり?)成功や失敗を繰り返していく生き様っていうのかな…田舎者の私にはやはりこういった映画をみないとわからない世界観であり、シンプルにお勉強になります。

ラストシーンはネカフェのようなカラオケ?のようなところでしたのでキリエはまだメジャーデビューしてない感があり、お家は無いのかな?と思いました。
余計なお世話ですが…
温かいものを食べられる環境、そして暖かい寝床を確保してもらいたい気持ちでいっぱいです…
(音楽業界…エンタメ界の闇も相当怖い…個人的に思う)。

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るー

3.5アイナ・ジ・エンドが好きならば

2023年10月24日
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監督本人の原作を読んで、これがどう映画化されるのか楽しみにしていました。
3時間という長尺の割には端折られている部分が多く説明不足で、原作を読んで観た人と読んでいない人では受け止め方が違ってしまうのではないかと感じました。
エンドロールは原作にないエンディング。そういう生き方があってもいいんだよ。
岩井俊二ワールドとアイナ・ジ・エンドの歌が好きならば最高に楽しめると思います。僕はそうでもなかったので、すみません。

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ぎんぞう

4.0奥深く、実は泣ける作品でした。

2023年10月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

タイトルを見る限り「歌」が主役だと思っていましたが、実は深く深く悲しみのあふれる作品でした。
広瀬すすが演じる複雑な背景の女性が、キリエの人生を切り開いているように感じました。
最近の作品に多いのですが、時代背景の切り替わりが早く途中ついていけない場面もありましたが、最後には1本のストーリーが見えてきて感動しました。

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けいせいおじさん

3.5夏彦の「ずるいよな」はずるいよな

2023年10月24日
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悲しい

楽しい

怖い

人間の綺麗なとこも汚いとこも全部ひっくるめて抱きしめたくなるような映画でした。自分の嫌いな部分も肯定してくれるような感覚。すごく苦しいお話だけど観終わった後は明日も頑張って生きようと思えました。完璧じゃなくていいんだと言ってもらえた気がします。

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あき

4.0名作

2023年10月23日
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泣ける

震災からの救済を描いていて、個人的には救われた
キリエの歌が素晴らしい
夏彦のどうしようもなさ、家族のありそうな存在感
イッコの、なりたくないものにどうしてもなっていってしまう人生の切なさ
キリエ自身のどうしても定まらない、翻弄される人生
それらを救う歌声が素晴らしい

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