最後まで行くのレビュー・感想・評価
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韓国文化と日本文化の違いを上手く改変出来ていない違和感
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
今作の映画『最後まで行く』は原作が韓国映画だと思われますが、今作は作品内容が上手く日本文化に対応する形で改変されていないと感じられました。
具体的には、個人的なこれまでの印象では、韓国では血縁や家族関係が(社会関係より)優先され、日本では組織や社会関係が(血縁や家族関係より)優先される違いがあるという改変に関してです。
つまり、映画の中で監察官・矢崎貴之(綾野剛さん)は、結婚して義理の父になった県警本部長(千葉哲也さん)に絶対服従の姿勢を取っていますが、日本の感覚からするとこれは相当な違和感を覚えます。
なぜなら、日本では、組織の論理が血縁や家族の論理より優先されるからです。
例えばかつて問題になった警察の裏金問題も組織優先の論理の典型です。
日本の映画ドラマでは、組織の論理に引っ張られて家族と軋轢が生まれる作品が多く描かれて来ました。
なので、今作映画『最後まで行く』の監察官・矢崎貴之(綾野剛さん)の行動動機は、警察の組織防衛の為と、日本文化に合うように行動動機を改変する必要があったと思われました。
他の警察の人間も、組織を優先するあるいは警察組織が守るべき法律を優先する、の描き方が薄く、映画全体の違和感は相当あったと思われます。
優れた監督であるはずの藤井道人監督と優れた俳優である綾野剛さん岡田准一さんの座組で期待された高い水準の映画からは、致命的な改変ミスだと個人的には残念に思われました。
アクションや爆破シーンなど迫力ある描写も多かっただけに本当に惜しいと思われました。
びっくりしました!
7/4今日遅ればせながら鑑賞
やはり脚本が面白いです。
しかし展開がやたらと主人公に都合よく動くなあと。
ただ思うのは警察や政治家、公務員や暴力団、宗教団体は全てグルであるという展開は現実世界を表してるようでなかなかに怖いですね。
三重県四日市市で撮影されたと聞いてましたけど、私が通勤や休日に買い物で通る道路が最初の事件現場になっていたのにはびっくりしましたね。いつ撮影したのだろうか?
ケーブルテレビの定点観測カメラでほぼ毎日写し出されてる場所なので非常に不思議に思いましたね。
ラストですがもしかして続編があるのかも。
2人それぞれの視点から描かれる構成でハラハラして楽しめたが、オチが...
2人それぞれの視点から描かれる構成でハラハラして楽しめたが、オチがいまいち。
笑い要素がちょこちょこあったが、個人的にはない方が良かっと思う、
え?広末涼子出てもええの?
岡田准一が凄いのはわかるけど
綾野剛も凄いわー
ポリコレもジャニタレ(岡田除く)も出てこないのは
やはりいいねえ。
めちゃくちゃ面白かった。
かのくに原作でなかったらもう10点プラス
70点
1
イオンシネマ草津 20230621
マズいマズいとヤバいヤバい
役者さん、映像、音楽が全部ハマっててカッコいい。藤井道人監督スゴイ。凄く自分好みでした!展開の仕方も凄くイイ!岡田准一さんのまずいまずいと、綾野剛さんのやばいやばいの顔芸が超一流さすがです!
見事な翻案で、面白さはオリジナルを凌駕した❗
オリジナルの韓国映画は複数の国でリメイクされているらしい。それほどに題材が面白いということだ。
日本版リメイクである本作は、単に舞台(国)を変えたことにアジャストするだけではなく、オリジナルを知っている観客の意表を突く勝負に出ていて、その勇気を称えたい。
交通事故の遺体を母親の棺に隠すのはオリジナルどおりだが、オリジナルでは土葬だった。これ、火葬にしたら遺骨を拾うときに分かっちゃうなぁ…と思っていたら、一旦そこは回避されている。
敵役に上司を存在させ、やくざ組織を絡ませたことで、独自のストーリー展開を構築している。
本作もまた、柄本明御大が怪しいやら怖いやらのヤクザの親分でスパイスをきかせている。
が、それより何より、綾野剛がかなり振り切って不死身モンスターを演じているのがすごい。最後のシークェンスで岡田准一を追う特殊メイクを施した表情の凄まじさときたら…。
最近めざましい活躍の磯村勇斗も、ただの死体役ではなくキーパーソンの役割を与えられて好演している。
直近のゴシップネタが話題の広末涼子は、彼女らしい演じぶりで安心感がある。何があっても彼女の需要は消滅しないと思う。
オリジナルはある意味ハッピーエンドだったが、この映画の終わり方には驚いた。
主人公だろうが敵役だろうが、犯罪者にラッキーな結末は与えない。
あのエンディングのその先、彼らの“最後”とは、いったいどこまで行くのだろうか。
そうそう、岡田准一が磯村勇斗を跳ねてしまった車は、日産プリメーラの初期型セダンだったのでは?
最新の安全装置はもとより、エアバッグすらない車…という要件だと30年前の車種に行き着くか。
オリジナルを凌駕する点もあったけれど、このプロットで最後まで行くべきではなかった。
オリジナルの韓国映画作品はかなり高く評価している。だからこの作品の期待も大きかった。年末年始に設定を持ってくるなど、極めて巧妙なリメイク作品にはなっているし、綾野剛も岡田准一も素晴らしい演技をみせているのだけれど、残念ながら最後が蛇足に蛇足を重ねている。オリジナルのラストこそが「最後まで行った」オチなのだと思う。結局、砂漠のとかげが永遠に足を交互に踏みかえているように、あざといオチで循環させてしまっては駄目でしょ。
このタイミングで広末涼子さんの演技が観られたこと嬉しかったです。陰の主役は柄本明さん。
韓国版が面白かったため、観ました。このタイミングで広末涼子さんの演技が観られたこと嬉しかったです。陰の主役は柄本明さんだと思っています。
土俵際
リメイクだけあって、脚本は面白かった。
綾野氏は、やはり流石であった。
オリジナルは見てないので綾野氏の役がああいう空気感かどうかは分からず、機会を見つけて見てみようと思う。日本版との差異を感じるのも面白いかもしれない。
惜しむらくは、先入観か。
岡田氏も熱演ではあったものの…もっと弱さというか鬱積というか窮鼠感とでもいうのだろうか?何かしら正気を保ててるようで惜しい。
でも、岡田氏を初めて観る人は違う印象なのかもしれない。それこそ、この作品が国外に出た時に真価が判明するようにも思う。
もうのっけから詰んでる。
ずっと土俵際で、ずっと綱渡りで28日に戻るまではハラハラしっぱなしだ。
シリアス一辺倒のシーンになりがちなのに、コミカルな部分を挿入する感じも韓国脚本らしくて好きだ。
県警の上司の役の人良かったなぁー。
綾野氏の足を踏みつけながら怒ってるシーンは凄い良くて怖かった。綾野氏に同情してしまった。
最終的には上には上がいる的な落とし所で、欲に駆られてもがいてみても、中途半端じゃ使い捨てにされるだけみたいな事ではあったのだけど…問題なのは綾野氏のターミネーター感だ。
いや…しつこい。
彼の執念の源がちょっとよく分からない。
死なば諸共なのか、お前だけ逃さないなのか…その根拠がよくは分からず…ただただ不気味な感じで。恐怖の具象化であるなら分からなくもなく、どんだけ理不尽だろうが理解は及ばないであろう。
ラストの並走が、もはや事切れた後だとすると、彼らは無限地獄にでも突き落とされたのであろう。未来永劫、争う事をやめないのだ。
現実の時間軸だとするなら、ちょいと分からない事もあるのだけれど、岡田氏の嬌声、アレは生物としての本能が目覚めたのかもしれないと思った。
人も獣なのだ、所詮。
柄本さんは理性と知性を持ってても獣に見える時があるからやっぱり凄ぇぇ。
皆さん、殴られ方上手かったなぁ。特にオマケの時の磯村氏の殴られ方、好きだわあー。
総体的には佳作であり良作な印象。
岡田氏がもっとみすぼらしければと、そんな感想。
伏線回収がおもしろい
伏線の回収がとても面白い映画でした。
見応えもあってあーーそういうことね。って思うことが多々。岡田准一、綾野剛の演技が圧巻!!
びっくりするとか、ちょっと殺人系が苦手な私としてはちょっと苦手な映画でした。そういうのが平気な方はもっと楽しく観れるかなぁ。っと。途中から半目で耳塞いで観てました。笑
面白かった~
岡田くんと綾野くんのタッグで
藤井監督作品だから公開を期待していた
前評判も良くてね!
とにかく岡田くんと綾野くんの絡みが
早く観たかった😍
監督が藤井さんで…
そこに綾野くんと磯村くんがいたら
『ヤクザと家族』を思い出す〰️
あれも感動したよねぇ🥹
これは、原作を知らなくても楽しみでしかない😊
岡田くんのダメっぷりを
撮りたいという藤井監督の話をチラッと聞いていたから…
初っ端から「これか〜」って💦
度重なるダメっぷりも良きですね!👍✨
ダメダメぶりが永遠と続いていたけど
今までにない岡田くんの姿は良きでした😆
伏線を回収しつつの話も分かりやすくて良かった。
タイトル通り2人の絡みが『最後まで行く』
終わったと思っても…
え!まだあんの~って話の内容が
見応えあった~👏👏👏
あのラストの綾野くんの顔はトラウマになりそう💦
それにしても、柄本明さんは引っ張りだこね!
そして、あのような役がほんとハマるねぇ👏👏
この作品での番宣などで
綾野くんが准一さん…って慕う姿が印象的✨
岡田くん主演で観ました
公開からかなり経ってから鑑賞
他の映画を見た際に予告を観ていたが、
予想外の展開にどうなるの?
って感じで先が読めず、
大体先が読めるパターンの映画が多いけど
本作は見事に外れました。
面白かったです。
妻役が広末涼子さんで
公開が早くて良かったですね…。
(^◇^;)
中盤が1番面白かった
※韓国版はまだ見たことがありません
岡田准一と綾野剛の組み合わせは、役にさえはまっていれば安心して見れる感があるので、期待して見ました。想像以上に良かった!
岡田准一はイメージと合わない役を強引に演じて、演技力はけして悪くないのに受けるイメージがチグハグになることがしばしばあるので…ドラマ版白い巨塔とか…。でも今作ではそんな心配なし。冴えない男の役も結構ハマるんだなぁ、他にもあったっけ?
アクション含めた盛り上がりが中盤に集中していて、でもエンディングまで中弛みすることもない。脚本構成が見事。
わかりやすい爽快感あるドラマを求める層にも刺さりそうな気がするので、長く人気続いてほしいなぁ。
鑑賞動機:知人のススメ5割。あらすじ5割
オリジナル版は未見。
そこまで期待していたわけではなかったので、前半ブラックコメディ調であっという間にドツボにハマっていく岡田准一をニヤニヤしながら見てたけど、途中の「ばーか」からの転調と種明かしにとどまらず、さらにいろいろ仕掛けつつ最後まで突っ走った脚本に感心した。ちょっとエルロ…いやそれは褒めすぎか。でも満足。そして柄本明の凄味を改めて思い知る。
脚本の面白さ
他でもリメイクされているように、脚本の面白さはテッパン。キャスティングも悪くない。結末の引っ張り方は想定内で凡庸。全体的に、意外に凡庸。借りてきた脚本で凡庸な出来なら、やらなくても良かったのでは?
邦画も韓国映画もまだまだ捨てたもんじゃないね
2023年映画館鑑賞31作品目
6月11日(日)イオンシネマ新利府
6ミタ0円
韓国映画のリメイク
中国やフランスでもリメイクされた
いずれも未鑑賞
監督と脚本は『新聞記者』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『ヤクザと家族 The Family』『余命10年』の藤井道人
脚本は他に『SHINOBI』『22年目の告白 私が殺人犯です』の平田研也
オリジナル脚本は『トンネル 闇に鎖(とざ)された男』のキム・ソンフン
危篤の母が入院する病院に車で向かう途中で突然飛び出した若い男を轢いてしまう工藤祐司刑事
逮捕されたくない祐司は死体をトランクに詰め込み病院に向かった
ピンチピンチの連続でハラハラドキドキ
しまいには亡くなった母の棺桶の中に男の死体を入れる裏技まで披露
轢いた瞬間を目撃した謎の人物に脅迫されるも男を殺した真犯人はこいつだった
目当ては寺に眠る大量の札束の山
娘まで誘拐された祐司はヤクザからもらった時限爆弾を持ち救出に向かう
危機一髪に慌てる表情の岡田が面白い
終盤特殊メイクかもしれないか顔面が満身創痍になってしまった綾野剛が面白い
トムとジェリーかルパン三世のようなラスト好き
配役
埃原警察署刑事課の刑事の工藤祐司に岡田准一
祐司の妻(別居中)の工藤美沙子に広末涼子
祐司の上司(刑事課長)の淡島幹雄に杉本哲太
祐司の同僚刑事の久我山太地に駿河太郎
祐司の同僚刑事の松田優生に黒羽麻璃央
祐司の同僚刑事の川上昌平に駒木根隆介
埃原警察署署長に諏訪太朗
交通課の梶征士に山中崇
県警本部監察課の矢崎貴之に綾野剛
県警本部長の植松に千葉哲也
植松県警本部長の娘で矢崎の婚約者の植松由紀子に山田真歩
祐司に撥ねられたチンピラの尾田創に磯村勇斗
尾田の仲間の岸谷真由子に清水くるみ
暴力団仙葉組組長の仙葉泰に柄本明
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