かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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原作の良さが伝わらない映画化
辻村美月はほとんどの作品を読んでいるくらい好きな作家。
かがみの孤城ももちろん読んでいる。
今回はアニメ映画版がTVで放送されるとことで3度目の視聴。
作画も良いし、豪華声優陣も頑張っているし、主題歌は優里。
映画会社もかなり気合が入っていたと思うのだが...
『原作を読んでいない人にはよくわからない作品だろうな』という当初の印象は変わらなかった。
『オオカミ様は何がしたかったのか?』
原作の肝とも言える部分なのだが、映画を観ただけの人では正確に説明できないだろうね。
まぁ、原作は文庫上下巻の長い話だから仕方が無いのだが、そういう意味では本当に残念。
現実的には難しいかもしれないが、長い原作なんだから3部作にするとか、テレビアニメでワンクールやってから総集編的な映画を作るとかして欲しかったと思う。
やっぱり、小説やマンガの映像化は難しい。
昨日のテレビを観た人が、SNSなどで原作者に対して『つまらなかった』『意味がわからなかった』と攻撃的なコメントをするようなことがないことを願いたい。
迷える赤ずきんちゃん
中学生の安西こころは 、転校生が「こころちゃん、久しぶり。」と駆け寄って来てくれるといいのにと思っていた。お腹が痛くて学校を休んだりしていたところ鏡に引き込まれ別世界の城に招かれた。迷える赤ずきんちゃんがひとりだけ願い事が叶うと言う。
学校に行けない者たちに願い事はあるのかな。弱いもの同士集まって傷をなめあうような感じかな。人間誰しも支えは欲しいよね。誰かに話を聞いてもらいたいなんて内気な子もいるのかな。子供がこんなんだと親は気を使うべきなんだろうね。でもなかなか引き込まれていくね。それなりに感動作だったよ。
原作ファンです
原作に感動したので期待していました。この感動的な物語を、長文読解の苦手な子供も含む、より多くの子供達に届けるために、アニメーション映画にして届けようと尽力して下さった事には感謝しています。社会問題でもある、悩める子供の心に寄り添うような優しい作品は、これからもたくさん作り続けてほしいと願っています。
レビュー評価がかなり高いですが、読んでみると、「伏線回収が素晴らしい!感動した!」という高評価な感想の人達のほとんど!約9割が「原作は未読」とのこと。だからですよ…。伏線回収とか骨太の物語といった、褒められてる点は全て、原作小説のもの。たった一人の小説家が作った物語をわざわざ、何百人ものスタッフが関わって絵と音声と動きを伴う映像化作品にしたのに、映像という特性を生かして描ききれていないです。原作の魅力には到底及ばない、とがっかりしました。原作に感動したファンとしては、なんだこの程度か…が本音です。まして本屋大賞で非常に話題になった小説ですから、大勢の人が読んでいて、この作品の一番の魅力であるどんでん返しは既に知られているのです。それを説得力のある映像にして、観客を納得させて感動させてほしいのですけど。
アニメーションという映像方法の利点や魅力を生かせていません。例えば、キャラクター描写として気になった点ですが、「オオカミ様」はけなげな幼い少女が、威厳をもって怖いオオカミの物語を演じている姿には見えず、ミステリアスな魅力も伝わりません。生きて動く人間としてのリアリティが全然無く、動きがロボットのような出来の悪いアニメキャラにしか見えません。6~7歳とは幼稚園年長か小学校1年生です。亡くなった姉がその姿で現れたのだから、中身は大人に近くても、体の作り、声帯は幼い少女になっているのだから、あんな太い声が出るはずが無いです。甲高く厚みの無い声のはずです。芦田愛菜のあの声は全然、幼い少女の声ではありません。子役など幼くて高い声の女の子が頑張って低い声を出しているか、または、芦田愛菜を起用したいなら、子役時代のような高い声を出して演じてもらうかした方がよかったと思います。原作小説は文字だけしか無いけど、絵も動きも音声もある映像では、「6~7歳の姿」とわざわざセリフで説明しなくても、ぱっと見てひとめで観客が「6~7歳くらいだな」と感覚で納得できる映像でなくては「映像化できた」とは言えないのですよ。こころ達はだいたい中学生くらいだな、思春期の子だな、というのが雰囲気でわかるのに対し、オオカミ様のキャラクターは声も動きも違和感しかありません。映像化するならリアリティと説得力をもってキャラクターを描いてください。
また、主要な登場人物7人がこころ以外は紹介程度に終わっていて、掘り下げられていません。そんな事があったんだ~って匂わせ程度で、7人の個性や感情が伝わってきません。
そのため、例えば、マサムネが大好きなゲームは、スバルが将来大人になってロクレン(スバル星の別名は六連星)というペンネームで作ったゲームだという事に終盤で気づく場面が、本来ならこの伏線回収に感動して、「友達がこのゲームを作ってるんだと嘘をついてたマサムネの嘘が、真実になった」と胸が温かくなり、時を越えた二人の絆に感動するはずですが、ここで感動して良いのかどうか躊躇してしまいます。映画では、マサムネがいじめられていた理由は「このゲーム、友達が作ってるんだ」という発言をほらふき嘘つきと言われた事実のみです。その他にも何かあったのかどうかは何ひとつ描かれていません。普段から承認欲求でつい誇張表現やほらを吹いてしまう性格だったのか、この事だけしか言ってないのか。これだけでは、孤城での記憶を失った後のマサムネがなぜ未来でそんなウソをついたのかわからないし、どこかにおぼろげな記憶が残っていて本当の事を言ったのだとたら、むしろ、孤城での二人の出会いと絆が、いじめられるきっかけを作ったという風にも捉えられます。感動できる場面ではなくなってしまうのです。
原作小説は、読んでる途中で、謎が明かされる前にその謎に気づきました。(時間軸のずれや、信頼できる先生はこの7人の中の誰かが大人になった姿だということ)あーよくあるパターンだなとわかってしまっても、それでもラスト数ページで登場人物の気持ちが伝わってきて号泣しました。映画版は、その感動した肝心な場面が、映像化できてない印象でした。登場人物の覚悟や決意が伝わって来ませんでした。アキが真っ白でまぶしい世界の中で後ろ向きに歩いている姿、アキの絶望や恐怖や拒絶が伝わってきません。むしろ真っ暗闇の中でひざを抱えて動けずに泣いてる方がわかりやすい。でもこれはしろうとがぱっと一瞬で思いつく表現であって、映像のプロが何十人も揃って仕事してるのだから、よりわかりやすく、より切実で感動的な演出にしてほしいです。すごく大好きな場面なのに、映画版では感動できませんでした。
また、もえは、こころにとって特別な友達ですよね、孤城で出会った仲間と同じくらいに。ならば、絵を返しに行って最後のお別れをする場面が少しでもあった方が自然なのでは?遠くに引っ越してもう会えなくなるんですよ?なのにそこはないがしろ。特に前半はかなり時間の使い方がゆったりとしてテンポがよくないと感じるほどなのだから、大事な心理描写を描く時間は作れたと思いますよ。孤城の謎を解く大事なヒントとなる絵が飾ってあったのは、もえの家の玄関、というわざわざ原作と違う部分が、ただのご都合主義にされてしまい、登場人物の心理描写に生かしてないのが残念です。
映画全体として「キャラクターに命を吹き込む」というアニメーションの仕事の精度が低いと感じました。
上下2巻の小説を表現する難しさ。
小説を読んだことがある。
昨日テレビで放送されているのを見た。
テレビなので、もしかしたらカットされている部分があるのかもしれない。
でも、それでも、登場人物ひとりひとりの葛藤や苛立ちやクセみないなものが表現されてなくて、淡々と月日が流れエピソードが続いているように感じた。
やはり原作で伝えている細かな表現がアニメでは尺の関係上難しいんだなぁと感じた。
2時間の間で表現するのはやっぱり難しいんだと思う。
小説は上下2巻あるのだから。
3月になっていくまでに皆んながどんな風に思い城で生活してきたか、それぞれの個性や考え方があるのだけど、私はそれを小説で読んで、十人十色というか、人にはクセがあるというか、人にはそれぞれ色んな考え方や感じ方があることや、自分では到底理解できない人間がこの世にはいることを改めて感じた。
自分を殺して人に合わせる必要なんか本当はないのに、嫌われたくない、とか大好きな人が悲しむから我慢しようとか考えて、自分の気持ちを殺してしまう。先生とか親とか友達とかに言われたことを、本当は嫌なのに、みんなが悲しむし、こうした方がきっといいんだって思い込んで、押し込めてた自分の感情は時が経てば経つほどどんどん苦しくなる。
本当の気持ちを伝えればわかってくれる人がいる。
その反面、話しても意味のない人間もいる。
そして、そこから逃げることは悪いことではない。
とにかく、自分の感じる心に、自分だけは優しく味方でいよう。と、思う。
こんなことを考えさせられる小説だったから
映画を観てじゃあここまで伝えられたかを考えた時にどうなのだろうと考えてしまった。
本当に難しい。
こころちゃんのお母さんの声が棒読みで、もっと違った言い方があるのではと思った。
テレビ鑑賞 今じゃないよ
大人になっても孤独や悲しみはありますよ
いじめる側に見える人たちも悲しみがあるんでしょう受け取り方ですと思っています 合わない人とは合わないその場所じゃなくていいんです互いに 少しだけ大人のふりをしてる私に言わせれば親でもなく友達でもなく先生でもなくまず自分を守ってあげてください自分さえも守れなければです まぁ考え方で孤独は個独楽しくもなれますよきっとご自愛を
怒涛の伏線回収 本音は3.85くらい
家族とテレビで見ました。
普通にいい映画だと思うし、まあ感動する人は感動するだろうなという感じ。
結構分かりやすく伏線もはられていて、家族と「ここ伏線だよね」「ここ○○だよね」と話ながら見てましたが、後半ですべての伏線をきれいに回収していったのがすごい。赤ずきんと思わせてのミスリードもうまい。辻村深月ってすごい。
いじめや性暴力(未遂ですむ)の描写(かなり見てて辛い)やいじめに対して無能な教師なんかはかなりリアルさを感じたし、だからこそ奮闘するフリースクールの先生やその親友が引き立ってた。主人公たちも丁寧に描かれていて、いじめなんかの描写もあり主人公たちに感情移入できた。
A1なだけあってキャラデザは好きだし、作画や映像もかなりよかった。
名探偵コ○ンの中の人ネタしてきたときは不覚にも笑った。
テーマも良かった。「いじめなどで悩む子には、守ってくれて安心できる人や場所が必要」というのは、自身の経験もありむちゃくちゃ共感した。
ただ、
1:鍵探しが11ヶ月もあってほぼ進歩なしってどういうこと?
2:主人公とサッカーボーイなんかはいいけど他の子たちの問題は別に解決してないやん
3:展開のスピード変わりすぎ(前半山手線、後半北陸新幹線ってくらい変わってた)
4:ラストに違和感+主人公とサッカーボーイ以外の子たちのエピローグをチラ見せしろよ
5:あの城は結局どうやってできたんだ?(映画で示された部分だけだと納得できない)
とか普通に気になる点は結構あった。
あと、願いの部屋と背景が歯車の部屋が思ってたのとかなり違った。なんか不穏で少し怖さも感じた。もうちょい明るい感じの部屋だと思ってた。
最後に、主題歌担当の優里はまじですげぇ。
誰かの孤城に
"金曜ロードショー" で鑑賞(地上波初放送)。
原作は未読。
映像がかなり美麗で、上映時もドルビーシネマで掛かっていたことを思い出し、映画館で観なかったのを後悔しました。
絵のタッチからは想像出来ないくらい社会派でハードな内容で面食らいました。誰かの孤城になれる人でありたいな…
次第に生じ出す違和感が回収されるクライマックスが見事だし、感動させられるしで、余韻が素晴らしかったです。
伏線がわかりやすい
金曜ロードショーで見ました。
伏線が丁寧に貼ってるあるので最後どうなるか読めてしまって、感動が薄れました。
持ってるゲームや話題、髪型、靴下、描写で先生がいるかいないか、ほうれい線があるかないか、姉の部屋にある城の描写
ふうこちゃんが何歳ぐらいかだけは当てられなかったです。
内容は見応えがあると思います。
いい話だが設定の張りぼて感が否めない
思春期の不登校児たちの悩み
悩みを共有できる相手や逃げ込める場所の大切さ
そういった、時代を超えた普遍的なテーマを扱っている点で誰しも共感できるところがあると思う
ただ謎の時間制限やペナルティ、願いを叶える鍵、なぜか記憶を消される…
などなどご都合主義な設定が大量。
デスゲームとかの謎設定では真にハラハラドキドキできないのと似ている感じがある。
最初にセリフで設定をひたすら説明するのもがっかりしてしまう。
作り物感が強過ぎて、せっかくの等身大の悩みが陳腐なハリボテに見えてしまう。
なにより音楽が残念
わかりやすさ重視なのか、すごいものが出てくるシーンにはすごそうな音楽、怖いものが出てくるシーンには怖い音楽、と単調なダサさがある
時間のずれが奇跡っぽく見えるのも既視感。
時をかける少女まんまの、未来で待ってる発言。
実は時間がずれていたんだ、なんてのは君の名はを思い出す人がほとんどなのでは。
あとPSPやってる子供がいたら1990年代の子供はびっくりするでしょうが!
すぐに、あ、違う時代じゃん、って気づくに決まってる
そういえば「狼と七匹の子ヤギ」という童話を久しぶりに聞いた。どんな話だったかと調べてみれば意外に狼への仕打ちが酷くてびっくり笑
良かった。是非とも学校の道徳授業とかで取り入れてほしい作品。ほんと...
良かった。是非とも学校の道徳授業とかで取り入れてほしい作品。ほんと残念なのは例に漏れずキャスト陣。
内容に関してはファンタジーかと思いきや現実の生々しい辛さと年代の違いのミスリード、集められた子供達のそれぞれの後の関係性、オオカミと七匹の仔山羊の童話に準えた謎解きがしっかりと絡んでて綺麗に収まっていた。主人公に対するイジメ描写が引くくらいヤバかったのはちょっとアレだったけど…謎解きも簡単と言えばそうだけどメインはそこでは無く、集められた子供達が境遇を分かち合いしっかりと前に進むまでの過程の物語だと思うのでこれくらいの謎解きで十分に思えた。ただリオンの姉がどうしてあの世界を創れる力を持っていたのかは謎だが病床での「神様にお願い〜」が絡んだファンタジーご都合だと納得 笑
真実はいつも1つ!で笑ってしまった
いやいやコナンじゃねーか笑
「真実はいつも1つ!」は元々原作にあったのか分からないがもし無かったとしたら面白いなぁと思った笑
最初の30分見るの忘れてしまったが(最初から見ていれば良かった)最後は感動した!😭
しっかり伏線を回収するあたりがいい!考察が好きな人はより物語が進むに向けてハマってみるかも!
想像とは違うけど映像も素晴らしかったです
若かった頃の解らない邪魔を抱えていた頃に小さな体と小さな臆病で勇敢な心の持ち主達のお話
みんなが抱えてきた矛盾
どうか子供に要らぬ問題を与えないでほしい
子供は繊細で 子供の内から解決しないまま大人になる子供もいる
子供は強くなく強がって強くなろうとしている
問題を抱えた子供は大人にはなれなく
大人よりも繊細な人になる
こんなにファンタジーなのに子供心を書いてくれた原作を読んでいる時は分厚い本なのに読んだことを思い出しました
子供や小さいものに不幸な思いはしてほしくないね
良かった。
年末だし映画を観ようとPrime Videoをあさっていると、去年公開してる時に見れなかった「かがみの孤城」がセールで¥100だったので、観るしかない!と思い即レンタルした。
高山みなみさんが演じている子がホンマにコナン君の声まんまで、その子が「真実はいつもひとつ!」って言ってるところで声を出して笑ってしまった笑。
結構内容がスムーズに進んでいたので、原作カットも多かったと思う。なので、原作小説も是非とも読んでみようと思った。
いいお話
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主人公・こころは中1でいじめに遭い、不登校だった。
ある日、部屋の鏡が急に輝き、入ると海上の孤城にワープ。
そこに狼の面をかぶった少女「狼様」と、男女中学生6人がいた。
そこで狼様から説明がある。
城の中に鍵があり、最初にそれを見つけた者は願いを1つ叶えられる。
その時点で全員記憶が消えて、孤城の話は無かったことになる。
期限内に誰も叶えられないと、記憶はそのまま残る。
期限は1年間で、その間は9~17時の間はいつでも城に来られる。
17時までに出ないと狼に食われる。
こうしてみんな毎日のように会うようになり、仲良くなって行く。
少年リオン以外は全員が同じ中学で不登校であることも分かる。
でも現実世界では会えず、互いが在籍してないことになってた。
そして鍵は見つからないまま、期限を迎えようとしてた。
そんな折、現実世界に絶望した少女アキが17時を過ぎても孤城に残る。
こうして狼が現れ、アキは食われてしまう。
こころは鍵を見つけ出す。狼と7匹の子ヤギの童話にヒントがあった。
こうしてアキの違反が無かったことに、との願いが聞き入れられた。
そして7人はそれぞれの世界へと帰って行く。
お別れの前に分かったことは、全員中学生だが時代がズレてたこと。
アキとリオンだけ同い年で、他は7年ずつズレ、最大42歳差。
だから現実世界の中学には在籍してなかったのだった。
また狼様はリオンの死んだ姉だったことも判明。
リオンの最後の願いで、全員の記憶は残されることになった。
こころは転校し、初登校の日。転校生・リオンが来て一緒に登校。
また物語冒頭よりこころの良き理解者だったフリースクールの先生。
その正体はアキだったのだった。
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劇場で見て来たが、いい話やったなあ。何回も泣かされたわ。
おれはイジメられた経験はないが、ナイーブな性格なもので、
この苦悩する中学生達の気持ちは分かるし共感できる。
少年時代、人間関係に疲れたり疎外感を感じることはよくあった。
この孤城のような、特別なつながりの仲間を何度夢見たことか。
消えるはずの記憶が最後消えないってのも素敵で良かったな。
この仲間達はきっと一生の付き合いになるんじゃないのかな。
ただ、何でやねんって思うシーンも多々あったんやけどな。
いくら不登校でも、同じ中学って分かるまでに時間かかり過ぎ。
それに時代がズレてることが最後まで分からんのも変過ぎる。
上下で42歳も差があれば、いくら中学生同士でも話が合わんやろし。
現実世界では会えない、でもパラレルワールドではない・・・
狼様がそう言った時点から、じゃ時間軸のズレ?ってすぐ思うやろ。
まあ性格的にこういうツッコミはしとかな気が済まんだけで、
これはホンマにええ映画で、めっちゃ感動したんやけどねw
久しぶりにいい映画を観ました
原作がよくできているんでしょうが、後半から終盤にいくにつれ、そういえばあの人、そうかあのシーンは、あの一言はこういう意味だったのかと伏線回収だらけで感動してました。
佳作だと思います。
個人的には絵のタッチがアニメアニメしていてあまり好きではありませんが。
絶海の孤城、城主が明かす素顔とは何か、招いた彼等への愛を知らされる。
大寒波と猛吹雪に阻まれてしまって
メリ-クリスマス の中
今日も必死に車走らせて劇場へ。
今日は「かがみの孤城」観ましたわ。
本屋大賞選考でポイントが最高得点という前評判にて
ちょっとだけ期待してたんだよな。
鑑賞しましたが、
いや~ 正直ちょっと舐めてたわ。
この前のハケンアニメの事も有ったんで
辻村さんて・・・はてさてどうかな??と思うてたけども。
前評判通り 予想以上に良かったですわ。
エンドクレジットで 原監督の名前があったんで
ド忘れてしてた自分。
コレ原さん作品やんと思い出した次第。
流石だよ、原さん!良い仕事してるねぇ。
昔お会いした時、監督業は大変やわ~と仰ってたけど
今もその腕は健在で何よりですよ。
(注意)下記、ネタバレ詳細の人物関係となります
(=_=) (=_=) (=_=) (。・ω・。) (。・ω・。) (´д`)
----cast 南東京市の雪科第五中学校 7人と1人
(話の後半に同一中学生の者と判明)
1・長久 昴 (時代1985年)黒髪⇒茶髪
2・井上 晶子(時代1992年)家庭、親問題で居場所なし
3・オオカミさま、水守の姉(時代1999年)病死で学校行けず
4・水守 理音(時代2006年、ハワイ⇒最後日本)サッカ-
5・安西 こころ(時代2006年)主人公
6・政宗 青澄(時代2013年)ゲ-マ-
7・長谷川 風歌(時代2020年)ピアノ弾き
8・嬉野 遥(時代2027年)太っちょ君でお菓子持ってくる
※7年間隔がある各人物の位置関係 (後半に判明)
※孤城は水守姉が大事にしてたド-ルハウスがモデル。
-----(話の流れ)
或ことで学校に行けなくなった安西こころ。
一方的ないじめが原因。はっきり言って不登校の毎日。
母も毎日機嫌が悪い対応で 見てて可哀そう。
そんな中、鏡が光ってその中へ行くと ある絶海の孤島のお城へ。
オオカミマスクの少女が居て
お城の中に連れて行かれる。ほかの6人と遭遇。
赤ずきんちゃん達と言い 皆を指すオオカミマスク少女。
この城に 1つだ願いを何でも叶える部屋が有って
その部屋開ける鍵(1本)を探すの 皆どうぉ やる~?
別に探しても探さなくても良いけど
期限は3月末まで。それ以降は全員解散で記憶もすべてなくす。
お互いの事は一切分からないし、会うことは無い。
ル-ルがあって、9時から17時までこの城に居て良いのは。
時間外に1人でも居たら、オオカミ様が食べにくる。
また全員連帯責任で城にいる子は皆オオカミ様に食べられちゃうからね。
という意味不明な掟を告げた。
どうせ暇なんだし、学校に行ってない彼らは
お互い挨拶程度は交わした程度で、深い悩み事情までは話さなかった。
やがて、鏡を通してココにやってくる皆の事が
少しずつ分かり、3月末までに果たしてカギを見つけ、
今ある自分の困難打開に 1回しか叶えられないお願い事をして
自分の運命を変えられるか~ 的な展開流れ。
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この話のメインは やっぱり謎解き的な
オオカミ様の 正体でしょうか。
彼女は 病死した水守の姉だった事ですね。
皆は事情で学校に行きたくない 存在だったが、
彼女は学校に行きたくても 病気で行けない人だった事。
其の事、その思いを 水守 理音が語る。
この城が 姉が部屋に大事にしていた
ド-ルハウスである事を彼は気づいていた。
7年間隔のメンバ-が寄せ集められていたが、
唯一1999年が空いていた。それが姉の時代だった事。
やがて終わりの時が来て、
順番に鏡の向こうの自分の時代の家へ戻るメンバ-。
最後に こころかと思ったが、
そこは こころが先に戻って、
最後は 理音と姉の 最後の別れがあった。
姉の生きたかった思い、自分への願いを知らされて~
彼は鏡を後にした・・・。
ここは めっちゃジーンと感じましたヨ。
流石、原監督 こんなん描かせたら宇宙一よねw。
そして、元の世界に戻って、最初の場面。
フリースクール「心の教室」の喜多嶋先生。
実は結婚してるけど旧姓は井上 晶子。
そう、こころが助けた あのアキが
自分の先生だったんです。
冒頭から薄らと読めてはいましたが、
最後に見せる アキの存在と こころとの関係繋がりが
非常に良かったと感じます。
新たな4月を迎え、こころが学校に行くと
あの彼が校門で待っていてくれた出会いも素敵でした。
明日に希望があるって事、そこがとっても良いよね。
この話は誰かに薦めるには良い作品かなと。
”聲の形”も好きな作品だけど、
こちらの作品も同じくらい秀逸と感じました。
是非、ご家族揃って劇場へ
どうぞお越しください!!
問題提起とエンタメの融合
原作未読、予備知識ナシ、少し気になっていたけど劇場に行かず、BD鑑賞。冒頭の唐突さと声優問題でハズレかと思ってしまった。ストーリーが進むにつれて、1つのテーマに沿った多様な料理(問題)が美しく敷き詰められた重箱のようで、箸を付ける(観る)のに緊張感さえ覚える。鑑賞後は感動と共に、認識不足故に考えさせられる。
原作ファンの期待を裏切らない良作
何年か前に読んだ原作小説が素晴らしくて、あらすじや設定も大筋は覚えている中で鑑賞したが、それでもやはり感動する良作でした。
アニメーション表現にとても馴染む物語だと思うし、原作小説の世界観もほぼ忠実に再現されていたように思う。
ザ・ファンタジーな設定とは対照的に、登場人物(中学生)たちの体験や心理描写はとても現実的。学校というシステムに限界がある中で、どうしても理不尽な目にあったり、その枠から外されてしまう子どもがいる。その子たちが真っ直ぐ健やかに成長していくためには、子どもの気持ちにしっかりと向き合ってくれる周りの大人の存在(そして友達の存在)がいかに大きいか、しみじみと感じた。(若干ネタバレになるけど、周りにそういう大人がいなかったある子どもが、そういう大人になっていく姿が描かれている。)
終盤の皆の記憶が重なっていくシーンがハイライトで、小説を読んだときは読みながら泣けてきたし、映画でもやはり涙腺が崩壊しかけた。
人とのつながりや奇跡を感じられる前向きなラストシーンも印象的。この映画の子どもたちが、今後それぞれの道できっとうまくやっていけるようにと応援したくなるような、そんな気持ちになりました。
子どもはもちろん、大人が見ても、心に響く良作だと思います。
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