余命10年のレビュー・感想・評価
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人生で一番泣いた映画
映画『余命10年』観てきました。
もう開始5分で泣いたし、映画が終わるまで10回以上泣きました。
ヤバいです。人生で一番泣いた映画です。
映画を観ていてふと小学生の時の夜中、母親に「死ぬのが怖い」と言って泣いたことを思い出しました。
今でもふとした時に死の恐怖が襲ってきて胸が苦しくなる時があります。
でも自分に出来ることはいつ終わるか分からないこの命を、心を燃やして、懸命に、大切に、毎日を生きて、この命を全うするだけ。
煉獄さんみたいになってしまいましたが…
多くの人にこの映画を観てもらいたいです。
命の尊さについて考えさせられます。
人生に挫けそうになったら、またこの映画を観ます。
親父という存在の希薄さよ
藤井道人監督でなければ絶対に観ることが無かったタイトルであるし彼が撮っていなければこの名作(恥ずかしいが他に相応しい言葉が無い)は生まれなかったであろうしそもそもがあまりにもベタで恥ずかしい(原作者の小坂流加さんには申し訳ないが)物語であるしそれに加えて野田洋次郎(RADWIMPS)が音楽で感動を上塗りするわけでどこから見ても「お涙頂戴」であることは間違いなく「ヤクザと家族」という傑作のあとによくもまあこの作品を手掛けたなぁという興味一点で鑑賞したがあまりにも真摯で純粋で嘘が無く良く出来ていたし相変わらず自然な会話のやりとりを大事にしていて今回も125分と長尺になる所以。職人映画監督として俺はやるんだという宣言を聞いた気がして「新聞記者」の監督という色から全力で逃れようとしているのかとも思ったり。彼がオファーを受けた際に出した条件は一年を通して撮影することだったそうだが主人公が回すハンディカムの四季点描を通して残された年月がぐるぐる駆け足で2周する描写は圧巻で恐れ入ったがどうしても職業柄「この1年目の桜並木と2年目3年目の桜並木を同じ日に撮影したんだろうなあ」と思って撮る側から観てしまう自分が情けない。撮影の今村圭佑がやはり素晴らしい。
時間を守る日本人
若くして難病、余命10年の女性の話。恋愛寄り。
作品のタイトルから読み取れる通り、感動を期待してよい作品である。
良い点
・ED曲か
悪い点
・異様な遭遇率
・嘔吐がややくどい
・家族が似ていない気もする
泣きました…!
見る人によって、恋人がいるとかいないとか、兄弟がいるとかいないとか、で泣けるポイントは変わるんだろうけど、とりあえず、
小松菜奈ちゃんの演技が自然すぎて
自然に涙こぼれた。。あふれた。
母の前で本音をさらけ出すことのできた
シーンはとても泣けました、、
若くして病気になること、なんとかしてあげられないものなのか、、、
どうしようもないんだけど、
命を大切にしようと思える映画
あと友達(奈緒ちゃん)も良い子で泣けた。。
もし自分が茉莉の立場なら...
もし自分が余命10年と言われたら「10年しかないなら死んでもいいかも」と思い、死を選んでしまうかもしれない。仮にそれを周りに引き止められても絶対に笑って過ごせないだろうし、他人と話す際に無理に明るく振る舞うのもしんどいだろうし、そういった辛いことがたくさん待っていると考えるだけで見てて本当に辛かった。
茉莉の「一体どっちが可哀想なんだろうね」という言葉には考えさせられた。難病を患う茉莉本人ももちろん可哀想だが、その話を聞かされた相手や身内も可哀想。茉莉自身もそんな姿を見たくないから難病のことを誰にも話すことができないというスパイラルに陥るため、すごく精神的にも苦しい状況だと感じた。
後、かずやの「2度目があるとは限らない」という言葉には共感した。人生は1度きりだと言うし、悔いのないように生きることが今の自分に必要なことだと感じたので若い間にいろんなところに出かけたり、遊んだり、恋人を作ったり、後悔のないようにたくさん楽しいことをしたいと思う。
生きることの大切さ
私は原作小説を全く知らないだけでなく、邦画実写にあまり興味がないため、見る前はそこまで期待していませんでした。しかし、いざ見てみるとラブストーリーでありながら人間関係が丁寧に描写されており、様々な人との関わりを通して2人が成長する物語に感動しました。
治らない病気を持つ茉莉と生きる意味を失った和人が、お互いが出会ったことでそれぞれの人生が大きく変わっていく展開に惹かれました。
茉莉が重い病気と闘いながらも、家族や友人との時間を目一杯過ごそうとする姿に感動し、自分のできる範囲で楽しむことの大切さが伝わってきました。また、和人が初めは死にたいと思っていたのが、茉莉と出会ったことで彼女との時間を大切にするようになるなど、茉莉のために頑張って生きようとする姿にも感情移入しました。
今のご時世は、失業や病気などで生きる意味を見失っている人が多くいると思います。
この映画を見ることで、生きることの素晴らしさを学べるだけでなく、温かいヒューマンドラマに感動できると考えました。
心のひだをみせてくれる丁寧な作品
撮り溜めた映像をひとつずつみては消す場面。
命の限界を感じた彼女がその間際にただひとつ消せなかったのは、それが愛するかずくんへの永遠のメッセージだったからでしょう。
命は長さではなく、どこでどう生きたか。
何を感じてその時を過ごしたか。
満開の桜が散りゆくときの美しい切なさがまつりの恋とはかない命にシンクロした。
ラストシーンのかずくんに舞った桜吹雪はいたずらっぽく笑うまつりちゃんでしょうね。
小松さんも坂口さんも役そのものの純度で、演じながらきっと辛かったのではないかと思うほど。。。
脇を固めるベテランのみなさんも然り。
音楽もイメージにぴったり忘れられない作品になりそうです。
言葉で説明したら良さが減りそう
エンドロール後も家に帰る途中も帰宅後もずっと思い出しては考えるくらいすごく良い映画でした
登場人物全員に感情移入してしまって、過呼吸になりかけて終わった後鼻声になる程号泣しました
RADWIMPSのうるうびとの歌詞と2人が重なってエンドロール中もずっと涙が止まりませんでした
悲しいけど前向いて頑張ろうって凄く励まされました
見るか迷ってる方いたら私としては全力でオススメしたい映画です。
このように作品として形に残して下さった小坂先生、それを映画として創り上げて私達に届けて下さった方々に感謝の気持ちを伝えたいです。
今日この映画を見る事が出来て良かったです
気軽にみていい
こういうのはって思う私が見ました。
色々モヤモヤしている人が見て
いいのか、悪いのか
どうして?なんで?それが?
誰にも答えられない疑問
そんな時にふと
心が軽くなるような感覚
誰もが終わりが来る人生って
悲しいだけではないのかも
頬を撫でる桜色の春風
思い出しても鼻水が止まらない導入。「泣かせる」とわかっていながらもオープニングからやられるのは中々ない。素晴らしい入りだった。しかも、それがずーーーーっと尾を引いていて、ラストまで鼻水が止まりませんでしたよね、かんべんかんべん。
素晴らしい所は皆さんが余すところなく紹介して下さっているので割愛して、ひじょーーーに残念な所を一点だけ。
マツリが友達と会うお洒落(風)飲食店の件。飲食業を25年程やらせて頂いて、自営でショットバーもやっていた事のある身としては、「結婚しまーす(うふ)」のシーンはクソ(失礼)だった。その前の邂逅のシーンから違和感はあったのだけれども、あそこで爆発。「ココはテメェらのリビングじゃねぇよ!テメェの店だったとしてもな!」とファッ○ン(失礼)な気持ちになってしまいました。アレは油断の演出と感じてしまいましたねー…。わざとだったら恐ろしいですけども。
菜奈さんは「明日僕は〜」が一番好きでしたが(きっと一番好きなのは変わらない)、コレは「凄いな…」と思いました。これからの俳優人生が楽しみで仕方がありませんね。
ただ泣かせるだけの作品ではない
実話をもとに命ををテーマにした作品です。
主演の小松菜奈さん、本当に命をかけて生み出した作品だと思います。坂口健太郎さんの最後の病室でのシーンでの言葉、本当に良かったです。
病気=不幸ではない、幸せとは何かを教えててくれる作品でした。
彼女の為の映画、それで良かったと思う
彼女のための映画であり、伝記の様な映画だった。前評判にあった「薄っぺらい」と言う気持ちも分かるんだけど、単純に場面の変化に心情が付いて行けてないだけだと思ったり。
邦画に良くある余命モノ。そう言われることも多いが、大体こういう作品は実話がベースとなっていて、そこにドラマを盛り込むことが多い。この作品には、そんな色があまり無いように思った。彼女の10年にいくつもの景色が流れ、周りも変化している。
ただ、変化に留まっているのが惜しかった。心の内を描くのに、藤井道人監督の映し出す画の可憐さに寄りかかりすぎて、補いながら感情を補完していくように観なくてはならない。場面もかなり移ろうので、ドラマに関しては物足りなさを感じてしまった。ただ、その中にも、彼女のワードチョイスにキレがあったりしたのが何とも上手い。ほとばしる文才と、言語化されない痛みを拭っていく。
主演は小松菜奈さん。彼女の作品にハマりにくいのだが、本作は演技も素晴らしく、とても良かった。共演の坂口健太郎さんもいい抜け感だったし、さすがの1言。2人にとっての永遠がより華やかに写ったし、その繊細さを引き出してくれる。脇役も豪華で抜かりないが、大学の友達グループに上原実矩さんがいるとは!なんだか微笑ましかった。松重豊さんの佇まいも刺さり、チクッとする。
余念のない完成度が持ち味だが、少し出来上がりすぎて引いて観ていたのも事実。彼女はこの本を発売したあとに亡くなったそう。彼女の為の映画、それで私は良いと思った。
観てよかったです。
小松菜奈さんの演技が素晴らしかったです。要所要所で、映像だけで語られていくのがとてもいいと思いました。
いつもの坂口さんっぽくない坂口健太郎さんも良かったです。家族を演じられた松重豊さん、原日出子さん、黒木華さんも素敵で、感情を持っていかれるような思いがしました。
そして、映像の美しさに胸をうたれました。私達が生きている世界はこんなに美しいんだなと。
映画の定番を詰め合わせた作品
場面場面が言ってしまえばあるあるで印象に残ったシーンなどは無かった。
小松菜奈の儚い雰囲気が作品を助けているように感じた。
SNSで話題になっていたのでどんなものかと観てみたがわざわざ劇場に行ってまで観るようなものではない気がする。
お涙頂戴感が半端なかった。
リリーフランキーが筆頭にキャスティングは豪華だったと思う。
余命10年
季節の描写がとても綺麗。
恋人、友人、家族。それぞれの視点が丁寧に描かれていて気持ちが伝わってきて、最初から最後まで泣きっぱなしだった。
大切な人を想う気持ちに感動しました。
映画館でこんなに泣いたのは初めて。
難病純愛ものは古今東西映画の王道テーマの一つだが、この出尽くした時代において、まだ傑作が産まれる余地があったか‼️
劇場での観賞時、近くの席にお母さんと中高生くらいの女の子二人の家族連れがいた。このお母さんが後半はず〜っとすすり泣き。上映が終わって、両脇にいた娘さんたちが泣き崩れたお母さんを気づかっていた。
まぁ、このお母さんは極端だとしても、これで泣かなきゃ人じゃない…という感じだ。
ベストセラー小説の映画化だが、内容はかなり違う。
岡田惠和による脚色(共同脚本 渡邉真子)は、実話に基づいて同氏が脚本を担当した『8年越しの花嫁 奇跡の実話』と対になっていると言えなくもない。主人公茉莉(小松菜奈)を同じ病気で夭逝した原作者と同化させたようなアレンジが、観客の気持ちを強く映画の中に引き込む。
難を言えば、自殺しようとしていた和人(坂口健太郎)が生きることに向き直すトリガーが弱い気がした。茉莉の母親が病気だと勘違いして彼女に詫びるが、茉莉から「もう死にたいなんて言わないで」と言われたときには既に死ぬ気が失せていたように思う。
彼女を好きになって、彼女のために生きようとする…でもよかったのではないだろうか。
映画は満開の桜のショットで幕を明け、それが病室の窓越しだと判る。
命を終えようとしている入院患者の女性が、茉莉に「サイゴまで生きて」と言ってビデオカメラを渡す。
誰でも命を終える時が「最期」なので矛盾したような台詞だが、命がつきるその時まで生き抜いて欲しいという死を目前にした者からの願いとして、重い台詞だ。
茉莉は残された数年間をビデオカメラに切り取る。折りあるごとにビデオに撮るその様子が、ビデオ映像を見せる終盤の演出で見事に効いてくる。
若者4人組の交流を追って2013年から2016年の時の経過を見せるシーンが、なんだか良い。青年たちが友情を深めていく様子が、心の荒んだジジイの目には眩しい。
奈緒と黒木華が泣かせる。
巧い役者というのは、何をやらせても上手に訴えてくれる。
四季折々の風景が見事にスクリーンに映えていて美しい。
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