オールドのレビュー・感想・評価
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なんらかのスタンド攻撃
面白く観れました。
「サイン」「ヴィレッジ」「ハプニング」の
なんじゃそりゃ!って感じを体感してる私は、
今作も「なぜこうなる?」とは思わずに観て
なんらかのスタンド攻撃を受けてるんだと思って
観てたら、おや?最初から伏線張られてたんだ。
と面白く観れました。
ただ、やっぱりなぜこうなる?とは思わずに観る事
が楽しめた秘訣かなとは思います。
そこは置いといて、と言う話だったので、
話としてはまとまっていたし、
不気味さと、なんかここにいたくないという嫌な感じが
カメラワークやカット割りで終始伝わって来て、
シャマラン監督の何か起ころうとしている、
何か仕掛けて来てる感は
やっぱり上手いなと思いました。
スプリット、Mr.ガラスと最近のシャマラン監督作品は
また信用度が増して来たなと思います。
そのビーチでは急速に老いていく…。衝撃かハッタリか、シャマラン・タイム!
もし、こんな旅行サイトの広告があったら…?
我らの楽園へようこそ。
当リゾート一番の自慢は、特別なお客様のみご招待するプライベートビーチ。
そこでは、“異空間”のような“時”をお過ごし頂けます。
早まって予約を入れないように!
“支配人”は、M・ナイト・シャマラン。(劇中では運転手だけど)
再ブレイクしてからも我が道を行く奇才が、またまた仕掛ける!
魅力的な広告に釣られ、一歩そのビーチに足を踏み入れたら、地獄の“時”が…。
サイトで見つけた南国リゾートへ旅行にやって来たある一家。両親は離婚を決意し、これが最後の家族旅行。姉と弟の幼い子供たちもそれを知っていて、楽しみの反面、複雑な心境も…。
マネージャーらホテルの素敵なおもてなし。着いて早々、特製ドリンクをサービス。末の弟はマネージャーの甥っ子と友達になる。(この2つ、後々伏線)
一家はマネージャーから秘密のプライベートビーチに招待される。他に、外科医とその若い妻、幼い娘、老いた母の一家も。
ホテルの車で森の中のビーチ入り口へ。何故か案内はそこまでで、荷物も自分たち持ち。運転手はさっさと帰ってしまう。
小さな谷を抜けた所に。確かに魅力的なビーチ。
だけど、うっすら閉塞感や寒々する雰囲気漂う。囲む珊瑚礁や岩々のせいか…?
ケチは付けられない。せっかくの贅沢な“時”を過ごす。
ビーチには先客。姉がテンション上がりまくりの人気ラッパー。心理学者と看護師の夫婦も遅れて合流。
楽しい時は、束の間。あっという間に戦慄の修羅場と化す…。
老化した女性の遺体が見つかる。どうやらラッパーの知り合い。ラッパーの挙動不審な言動…。
外科医の母が急死。
子供たちが姿を消す。と思ったら、見知らぬ子供たちが声を掛けてきた。お父さんお母さん、僕たちだよ、と。
我が子…なのに、気付かなかったのも無理はない。目の前に居るのは、“成長”した子供たちなのだから…!
ほんの一時の間に、11歳と6歳だった筈の子供たちが、一回りも二回りも成長。
驚愕、信じられない、何が起こったのか…? そんな言葉じゃとてもとても言い表せない。
奇怪な現象は続く。
死に至る重傷は別として、軽傷なら一瞬で治る…!
一家の母は悪性の腫瘍持ち。それが急速に進行。
親たちも目が衰えたり、シワが増えたり、老いが…。
一家の弟と外科医の娘が恋に落ちる。いつの間にやら“関係”を持ち、瞬く間に娘は妊娠、そして出産。(が、赤ん坊はすぐ死産…)
このビーチを出ようとする。来た谷を抜けようとすると…、突然意識を失い、再びこのビーチに…。
逃げたくても逃げられない。一体、“ここ”は何なのか…?
『ドラゴンボール』では、一日が外の世界で一年という“精神と時の部屋”。
日本人お馴染みの『浦島太郎』では、何十年も時が経つ“竜宮城”。
一同らが辿り着いた考えは、ここは、異常なスピードで“時”が流れるビーチ。
上記とは決定的に違う点が。上記二つはあくまで周囲の時が流れるだけだが、ここでは人体に影響。急速に身体が老いていく…!
ビーチからの脱出を図るが、彼らを“老い”と“不測の事態”が襲い掛かる…。
ビーチの謎やまたもや驚きのどんでん返しを期待してしまう、シャマランならではの異色スリラー。
ところがどっこい、シャマランのオリジナル脚本ではなく、グラフィック・ノベルの原作あり。元ネタくらいにしか過ぎず、内容自体はシャマランのオリジナルなんだとか。
何処からどう見ても“シャマラン色”になっている。
やはりこの奇抜な設定が面白恐ろしい。
もし、自分がこのビーチに足を踏み入れてしまったら…?
恐怖と、謎&謎と、不穏なムード…。
だけどシャマランは、キワモノ的な“オールド・ビーチ”にはせず、人間関係にフィーチャー。
異常な限定空間に閉じ込められた人々。家族の絆、男女愛、他人同士の団結力を描く一方、歪み、蝕まれていく人の心の薄弱さ、狂気。
メキシコ人、アメリカ人、黒人、アジア人…人種もバラバラ。
子供は大人へ。大人は老人へ。老いと死…。
限定された空間ながら、“世界”や“人生”の縮図。
シャマランはたかだか100分強の中に、それらを風刺を込めて描く。
また、ある記事かインタビューによれば、老いは今も世界を脅かす“アレ”、逃げられぬビーチは閉塞的な現在の世に置き換えられるそうだが、設定の奇抜さのインパクトが強く、そのメッセージ性は感じられなかったかな…。(個人意見)
見るこちら側が期待するのは、オチ。シャマランと言ったら、オチ。
本人は毎回毎回特別にあっと驚きのオチを用意してる訳ではないらしいが、もうどうしても避けられぬ宿命か…。
やがてこの“急速老化現象”はビーチを囲む鉱石に原因があるのでは…という考えに至る。
集った面々は無作為…と思いきや、共通点が。家族の中の誰かが、病持ち。
一家の母は腫瘍。看護師はてんかん。外科医は精神病。
何か意図が…?
時々、遠い山の頂きからこのビーチを監視する人影が。
これは、自然の超常現象か、何かしらの陰謀か…?
さて、そのオチだけど、賛否分かれそう。
ネタバレチェック付けるので触れるが、
老化するビーチ自体は、奇々怪々な自然現象。
が、集められ、地獄を体験する場を仕立てたのは、ある陰謀。
ホテルはある製薬会社の極秘研究所。偶然このビーチを見つけ、薬(=ホテルに着いた際飲んだ特製ドリンクの正体)の人体実験。
普通だったら投薬して時間が掛かる治験だが、このビーチだったら僅か一日で治験出来、経過も見れる。
ビーチでの一日は、人生の50年に該当。
自然の超常現象を利用した大企業の傲慢。
それはそれで恐ろしいし、ひょっとしたら現実世界にそんな考えに至る連中も皆無ではないかもしれないが、超常現象の謎としては呆気なく、人の陰謀絡みなのが、期待してたものとはちょっと違った。
巧くやれば『トワイライト・ゾーン』もしくは日本だったら『ウルトラQ』みたいになれただけに、急に好奇心満点のミステリー・ワールドから現実世界に戻されたような感じ。
風景は美しく一応リゾート気分は味わえ、ビーチ(=設定)は面白味あるのに、何か惜しい。別にこのオチ、絶対ダメ!…ってほどではないけど。
シャマランあるある、ツッコミ所も。
子供たちは目に見えて老いているのに、大人たちはあまり変化せず。細胞が老いているなんて言ってたけど、ちょっと納得に至らない。
鉱石が原因、一日が50年に該当…平凡な一般人である筈なのに、やたらと鋭い。
やがて歪んでいく人間関係を見せるのはいいが、所々意味不明な言動、展開。中盤辺り、ちと中弛み。
一人また一人と犠牲になっていき、両親も息を引き取り、残ったのは中年となった姉弟。
自分たちもここでこのまま老いて死ぬのか…?
そんな時、思わぬ発見。あのマネージャーの甥っ子からのメッセージ。そして、脱出のヒント。
二人は最後の決死の脱出を試みる…。
ホテルでは、また新たな治験者を招待して、陰謀続ける。
が、遂にそれも潮時が。マネージャーやホテル関係者の前に現れた、“中年姉弟”の生存と証拠によって。
陰謀は暴露され、悪事は挫かれたのだが…、
奪われ、失われた時と大切な人命はもう戻らない。
何か奇跡でも起きて、時も人命も取り戻せるのかと思ったら、シビア。
単なるハッピーエンドではない、悲しいラストでもある。
これは衝撃の作品か、ハッタリ作品か。
老い、人生、世界、人の傲慢、ミステリー・ゾーンに対しての、風刺、哲学、教訓か。それともだだのキワモノか。
シャマランは老いたのか、平常通りの作風か。
ザッツ・シャマラン・タイム!
それから、外科医が気になってたのは『ミズーリ・ブレイク』だよ。
ロストのパロディ
ロストのパロディだと思うが、
女性が発作おきたときに
自称医師の人が
「ジャック」とケンレオンに呼びかけていた
ケンレオンに呼びかけてるという事は
これは多分ロストのことよね?
久々にLOSTが見たくなった
ロストを見ていたからか、
この、"奇妙な島 " 物語の内容が薄く感じた。
て2時間の展開に無理があった
最高なB級映画
民放の深夜とかテレビ東京とかで流して、たまたま観てしまった人をドツボにハメていただきたい。
何が言いたいのかよくわからんけどそんな映画笑
いや、ほめてます。
中盤、どう終わらすんだろこれ、と思わせながらスッキリした終わらせ方をしてくれました。
大ヒット作になるような作品じゃないけど、いいもん観れたわと思える作品。上手にまとまってます。
怖かった
一日で老いてしまう島。子供の成長が見れた時は、おお~!すぐ大人になっていいなぁぐらいだったのに、大人も老いてしまうことに気づいてからは恐怖だった。
今までに同じように島に送られ実験されてきた人がいて、みんな死んでしまったということかな。
結局2人しか生き残らず、研究者たちは捕まったけど、6歳から50歳になってしまった子どもはそのままっていう可愛そうでスッキリしない話。
想像は越えていて、驚きはした。
豪華な出演陣が時に翻弄される
家族四人の役者さん皆個性的で
スキィって感じでした
あとあのモデル医者カップルもね
ストーリーうんぬんは置いておいて、
設定としては納得しか出来なかったし、
ビーチとか絵の画角が特に良かった!
あ〜こんなんヒッチコック映画にありそー
てな撮り方とかね、
物凄い良かった
それと時間の演出?で、
ほんとーにゾッとするような場面とか訪れるのよ
これも是非体感してほしい
設定を最大限利用したシャマラン監督作
本作の予告編を見てからずっと気になっていたが昨年見逃し映画となった。ようやく鑑賞。
なかなか面白いM・ナイト・シャマラン監督作品。
予告編での「あるプライベートビーチに遊びに行った人達が、なぜか急に歳をとるスピードが速くなる…」というのが「あ~、この映画の結末を知りたい…。観たいな…」と思わせる面白い設定。
この設定自体の説明は概ね省略しても、この設定を最大限利用したシャマラン監督のストーリーテリングは引き込まれる面白さ。
ただ、やや強引な終結かも…(笑)
本作には、映画館に2回観に行った『ラストナイト・イン・ソーホー』の重要ヒロインを演じていたトーマシン・マッケンジーが出演していた。
彼女は若いが、今後が楽しみな女優のひとり。
また、レンタルDVDで観たのだが、「特典映像が盛りだくさん収録」されていて、削除シーンもいくつか見たが大半が「確かに無い方がベター」だと思ったものの、『鏡よ鏡』という削除シーンは黄色いビキニ女性(アビー・リー)の気持ちがより一層伝わる気がした。
また、撮影シーンや出演者・スタッフのインタビュー映像も特典として収録されていて、監督の娘=イシャナ・ナイト・シャマランが撮影監督した経緯も興味深かった。
しかし、本作の撮影シーンでは出演者と監督は素顔だが、周囲に大勢いるスタッフは皆がマスクをしていて「コロナ禍での映画撮影は本当に大変」だというのが分かる映像だった。
なお、本作の劇中、「ジャック・ニコルソンとマーロン・ブランドの共演映画は?」としきりに尋ねる男がいるが、誰も答えない。
…『ミズーリ・ブレイク』のことだと思ったが…(笑)
2022年 26本目
公開当時映画館行きたかった作品。
シャマラン作品はすべて観てますが、今回はあっと驚くようなことはなかったですね。そしてやっぱり本人出てきた笑
まあ、制作費は今作も自腹? あまりかかってないのでこんなもんかも。コロナでなければもっといってたでしょう。
最後はあっけなかった。次作に期待
この話どうすんだろ…からの
状況設定でテンポよくグイグイひっぱり、どうオチつけるの からのそうきたかぁ ビーチで次から次へと起きる出来事ひとつひとつがいい意味でキッツいしビジュアルも楽しめる とある人の最後なんか イットフォローズを連想しました 難しい考察せずに見るのが1番
なんなんだこの理屈…30分で一年経つ
実に陳腐な物言いだが、ジョジョのスタンド攻撃を受けたような設定だ。
世にも奇妙な物語でも構わない
そう映画と言うにはピンポイントなネタ
だけど「どうなる?」と気になったので観ました。
四組のグループに起こった謎の老化現象の謎は?
その老化を発生させるビーチに閉じ込められた人々の運命や如何に!?
とラストまで期待して観たら、アレだ。
いつものシャマラン節だ。
それにしてもあのビーチ、もっと使い途ないかな?
宿命の恐怖とどんでん返し
現実にはあり得ない異常な密室空間では、人間がどんな反応を示すのかが想像できない。 映画では、監督と役者の想像力であえてそれを表現するわけだが、これが過剰であったりわざとらしく見えてしまうことが多い。
この作品でも、異常な状況に対する登場人物のリアクションには、少し違和感を覚えた。
密室劇というのは、(特に日本のドラマや映画では)ほとんどの場合白けてしまい、物語に入り込めなくなるのである。 この作品でも、登場人物たちの身に起こり始める異常な老化、そして、そこから生じる人間関係の軋轢に対する各人のリアクションが大げさに映る。 あれが欧米人の感情表現なのだろうが、私には、不自然に見えてしまった。
もちろん、異常空間での密室劇に、100%納得できるリアリティを求めるつもりはない。 この作品に関しては、後半からが面白い。 そこは、シャラマン監督の力量なのだろう。 些細な点は気にならないぐらい、途中からは物語の展開に見入ってしまった。
この作品の怖さの核になっているのは、異常な速度で進む老化だ。 つまり、誰もが背負う宿命に対する恐怖である。 時間の進む速度に関係なく、我々は確実に老いる。 そして、来るべき死の宿命に従わなければならない。 だから、登場人物たちが短時間のうちに経験する人間の宿命の一部始終を見て、人生の儚さ、虚しさ、愛おしさを追体験すると同時に、リアルな恐怖を感じるのだ。
そして、もうひとつ。 逃れられない運命の絶望感を観客に味あわせながら、終盤に、それとは別のどんでん返しの恐怖を打ち出してくる。 同監督一流のテクニックだ。 最後に明かされるのは、異常な老化を引き起こしている原因だが、 大変現実的で、なおかつ現代的な問題でもある。 現在の世界を取り巻く感染問題への、映画的皮肉表現といった風にも見えた。
シャラマン監督のセンスを感じる佳作だ。 次回作にも期待したい。
OLD
これぞ、期待していた作品だった。
一生が1日で終わる、作中のテンポが良いため、釘付けで集中してみれた。
この映画の面白いところは島から脱出を試みるのはよくある話だけどライフステージが描かれてるのが良き。身体だけ大人になるのではなく、心もちゃんと成長してってよかったなぁと思います。
おすすめです。
※批評には個人の価値観が含まれています。ご了承ください。
名前はシャマラン、職業は映像を撮る人
相変わらず出たがり屋さん。
超自然ホラー/ファンタジーとして楽しむには、現実的な要素が強く、SFとしてロジックを楽しむには、細部の詰めが甘い、ということでその辺りのバランスの調整がこちらにとってはフィットしないところだった。終盤はもっとあっさりエンディングにしてもよかったのでは。
それでも、ストーリーや終盤への伏線、あたりは素直に楽しんだ。大スターはいなくても(ベルナルさんはよく知らないのです)「あの人か!?」となる渋いキャスティングもいい感じ。
あっ、超自然ホラが一番しっくりくるかも。
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