オールドのレビュー・感想・評価
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歳はゆっくりとりたい
後味いいような、お子さんたち可哀想すぎるような、でもあの姉弟なら残りの人生もきっと大丈夫なような、感情がマーブル模様になる映画でした
しかしあれだね、フィジカルだけ最強な暴走おじさんて密室系には必ずいるね
皆さんのレビューを見て思ったこと
シャマランてジャンルミックスと言うか、◯◯のジャンルをシャマランが撮ったらこうなる、みたいなことをよくやってると思うんだけど、今回ひょっして“ファスト映画”か?
手塩にかけて産み落とした作品をファストに消費されるんだったらお前らもファスト映画みたいな人生送らせてやるよ、みたいな
やだ~シャマランやりそ~
なんにせよ自分の思いもよらぬ視点の感想とか見れて面白いなあ
シャラマンだねー。おもしろさと、いや無理があるよ感とがギリギリ絶妙...
シャラマンだねー。おもしろさと、いや無理があるよ感とがギリギリ絶妙。おもしろいからいいか!てなる。
今回は怖いというより不気味。ゲットアウト風。あと横に長くパンするの流行ってるのかしら。
一番怖いのは人間
久々に良作ホラーを見た。
モンスター、怪物、ゾンビが出てくる訳ではないのに、ものすごくこわい。
怪物よりゾンビより、一番怖いのは人間でした。
黒幕である犯人も、最初から正体現してるけど
いかにもありそうな理由で、リアルであるから、余計にこわい。
彼らは彼らの"正義"の元に、大量殺人を実行したのだと。
2時間があっという間でした。
受け取れる年金額が割に合わない
SF密室ミステリー?家族が海岸に閉じ込められてしまう。
考えればありえないところも多いが、なかなかリアルに誤魔化されている。
良い点
・伏線
悪い点
・栄養バランス
・終盤がややアバウト
その他点
・ムロツヨシ
・後ろ姿がノマドランド
・畜産業に応用
恐怖がじわじわと伝わって来ました
予想に反して、単純なストーリーでした。
最後にビーチの謎解きがあると思っていましたが、最後まで謎で終わったのは意外。
それでも、人が一人、また一人と死んでいくので、目に見えない恐怖が、じわじわと伝わって来ました。
こんなビーチがあったら怖いですね。
ポツンと一軒家でなく、人気が無いビーチに行く際は、注意が必要です。
大筋は面白かった
あらすじ読んで観に行ったので冒頭から匂わせるなぁとワクワクしながら観れました。
ちゃんとワクワクポイントは回収してくれたので、設定の矛盾はちょっと気になりつつも個人的には許容範囲。
脱出の糸口はもっとちゃんとしても良かったかなって印象。なるほどねー!みたいな気持ちよさはないけど不穏な空気が楽しめたので大まかな流れとしては面白かったです。
中盤、子供の性知識のままやらかして妊娠出産~の経緯から含む不穏さのまま無情なオチでも良かったのにラストでポジティブな展開に持っていくのはスッキリした気持ちで映画館を出れたのでエンタメ性もしっかりあって気持ちよかったです。
カーラの「行動しないまま老いるのか」だったり夫婦が満足げに息を引き取るところだったり、刻々と進む時間に人生の縮図を感じました。
ネタバレ込の最後のほうなんですけど、
姉弟が生還してホテルを糾弾する場面のピント外れた背景のなかで、腰掛けてた少年が立ち上がってこちらに腕組んで眺めてたところとカクテル渡してたお姉さんが呆然としてるアップのカットがなんだか印象に残っちゃってるんですけど特に深い意味はないんですかね。額面通り受け取っていいのかな。
同監督の作品はシックスセンスしか観てないので深読みしてしまいました。
面白かったです。
なかなかの締め方
この監督の作品は初めて観るかもしれません。
海岸に巨大なセットを作ったそうで、興味津々で鑑賞です。
ホラーなんでしょうかねー?どうなんだろ?
ひえー!な感じはあんまりなかったんで。
本作はホラーテイストの寓話かな?って思います。
まず、こんな設定よく思いつくよなーって感心します。
ただただ、人の営みを描いてるだけなのに、
時間軸をいじるとこんなにも恐ろしく迫ってくるなんて。
そう考えれば人生はなかなかのイベントだらけなんだなぁとつくづく思いましたね。意図しない、想像してないイベントは恐怖でしかないですもん。でも予期せぬイベントだからこその人生。その時々で考え判断して行動し、喜んだり後悔したり。
喜怒哀楽と共に過ごす人生を誰とどう過ごすのか?を考えさせられる作品ですね。
さらに、お話の終わり方も秀逸。なるほど!です。
あと、ムービーウォッチメンで宇多丸さんが、監督が演じている役所の秀逸な考察をされてました。これまた、なるほどなーと。確かにそう言えるよなーって。
派手さはないけど、十分楽しめる作品でした。
- 設定詰めて欲しかった,破綻してると入り込めないので - トレン...
- 設定詰めて欲しかった,破綻してると入り込めないので
- トレントが成長してカラを妊娠させちゃうの,考えなしな所が精神は未熟なままであるみたいでよかった(逆を言えばマドックスがやたら肉体に一致した精神だったの納得いかない)
期待をきっちり裏切らない。
期待を、きっちり裏切らない。
コロナ禍において、
ビーチで少人数の撮影、治験というテーマに、
監督の映画への熱と役割を感じた。
夫婦が老いとともにお互いを許し、
いまを受け入れようとするのは印象的だった。
冒頭の「大人になったらね」的な会話とか、
名前と職業を覚えたりとか、
布石の回収たるや。
単なるスリラーでなく、
家族愛だとか、多数の幸福のための少数の犠牲だとか、
様々なサイドテーマが厚みを出している。
・・・
ラストは、無事帰還、通報。ヘリから件のビーチを眺め、カメラが下方にずれて海を映しておわり。
意表を突く展開
珍しくシャラマンのオリジナル脚本ではなく、原作があるとのこと。しかしこれがシャラマン監督の作風に見事にはまった。
アイデアの面白さだけで突っ走り、ただの不条理な世界として終わってしまわないかとヒヤヒヤもしたが、ネタ明かしに驚き&納得&すっきり。village程ではないが、意表を突く展開だった。過去作品を振り返れば、シャラマンの映画はきちんとオチがあるから好き。
友達のいない少年、暗号ごっこ、ウェルカムドリンクなどなど、伏線回収もばっちり。
公開のタイミングなどは偶然かもしれないが、この時期にこの黒幕とはね。明確な目的に与える大義名分、都合のいい「正義」には危険が付き物。
巻き添えをくう家族の一部、特に子供にとっては時=人生そのものを失うことになり、たまったもんじゃない。自由というのは、人生に選択肢があるということ。それを同意もなく奪うことは、極刑に値すると怒りを覚えた。
老化が速く進んでしまうことのメリットとデメリットもたっぷり描いていて、ネズミやセミなど短命な動物の一生も、こんな風にめまぐるしいものなんだろうなと思いを馳せたりもした。
このビーチ、老化が速いだけなのなら、あくまでそこで過ごす1時間は1時間でしかないはず。なので精神的に成熟していくことにはやや疑問を感じたが、経験値や知識は増えてはいないので、整合性はあると捉えてもいいのだろう。砂の城、作ってる場合か!
ホラー的要素を加味したかったのか、エクソシストへのオマージュを込めたような描写もあったが、そこまでしなくても…と多少の同情は禁じ得なかった。
ラストの回想が冗長な気もしたが、多くの人が納得する結末だろう。怖いのはビーチより人間、ですね。
それにしてもシャラマン監督、回を重ねるごとに出演時間のびてない?
伏線とは……
老いと死は、必ず起こると断言出来る数少ない事象だ。誰しも、普段その恐怖を身に迫って感じる機会は少ないが、心の隅でそれが我が身に訪れることを恐れている。
本作では、その現象が想定外のスピードで登場人物を襲う。結果に当たる部分が実際誰にでも例外なく起こるものであるせいか、恐怖との距離感が近い。
こういった題材自体は面白いなと思って割と期待して見に行ったが、序盤から「これが伏線ですよ」という描写が多過ぎて、私のテンションはすーっと下がっていった。
宣伝で得た老化が早まるビーチという予備知識。そして製薬会社が経営するホテル、意味深なウェルカムドリンク、この時点で黒幕は製薬会社だと分かってしまった。子供たちが宿泊客に名前と職業を聞いて回り、それを記録する遊びをしている。そんな遊びする子いるのだろうか。警官もいたし、これもビーチからの生還後の伏線と察する。
ホテルの子イドリブがトレントに渡す暗号の手紙。あーこれも後で役に立つのでしょう(結局開封されるのはビーチの客がほぼ全滅した後だが)。
例のビーチに行くバンの運転手はシャマラン監督。本編前の挨拶VTRで顔を思い出していたので嫌でも分かる。結構映ってる時間が長い。ここからトワイライトゾーンなんですね。メタ的過ぎて真顔になった。
提示された時点ではストーリーに自然に馴染んで気付かない程度にほのめかされるものを伏線というのだと思いこんでいたので、頭隠してお尻丸出しのような伏線たちにすっかり気が削がれてしまった。
力技のような展開も気になった。
一番何かの役に立ちそうな医師のチャールズは、プリスカの腫瘍を摘出した後は(傷がすぐ治るとはいえ麻酔もなくて痛くないのだろうか)持病により刃物を振り回すだけの危険人物に変わってしまい(何度も暴れるが、終盤の展開のために刃物の管理は甘いまま)、助けたプリスカに退治される(恩人だけど躊躇なし)。
序盤で波間から死体が流れてきたりしているのに、看護師のジャリンは性懲りもなく泳いでいって案の定死んでしまう。
ビーチだけ時間の流れが早いのではなく、周囲の岩の影響で老化が進むようだが、中身が6歳のままのはずのトレントが、レントゲンの防護服の知識から脱出方法の着想を得たりする。うーんそりゃ、あり得なくはないけど。
ホラーに理屈っぽいツッコみは野暮の骨頂。とはいえ程度問題で、気になる部分があまり多すぎるとやはりがっかりしてしまう。大作だが、伏線の置き方のチープさが目についた。
どんな風に落とし込んで行くのか
まったくなんにも予測しないでいたのと、おなじみな様子がおかしい系の演技にどうなるのかワクワクした。
追い込まれて見えてくる人間の本性、そこまでは想定内だったので驚きはなかったが、やはりおかしな演技がシャマラン映画の雰囲気満載で最後まで楽しめた。
都市伝説的な奇妙さ漂うラストも好きだった。
シャラマン復活ならず
テーマが悪すぎる。一日で置いていく話でそれだけでは面白くないから出産とか色々なエピソード入れてるけど話が早すぎる。観客が映画にルールを飲み込まないうちに話が進むのでついて行けない。手術シーンも各キャラクターが分かってないのにいきなり外科医だから手術しますってならないだろう。このあたりからもう映画に乗れなくなる。
ラストももう少し製薬会社を悪にしないと、結局暴かれない方が世の中のためになるじゃんって思ってしまう。
そのあたりがつまらなくしている要素だと思う。
お好みから選んだ、歓迎カクテルです。
ビーチに着くまでのすべてのセリフがフラグ。そこからがらりと様子が変わる。
ビーチを訪れた数組の家族。大人たちの職業が、この映画の設定を語る代弁者になっているのはうまい。(例えば、博物館の学芸員が白骨化した時間からこのビーチの時間の流れの速さを計算したりとか、医者や看護師がいたりとか、)
個人的に極度の怖がりなのでホラーはほぼ観ないのだけど、シャラマンが監督なので、怖がらせ一辺倒ではないだろうと期待したが、はたしてその通り。なるほど、そういう会社が彼らの目的のために、この特異なビーチを利用してたのか。実に巧妙な仕掛けだ。おまけに、彼らなりの(司法では許されませんよ)理屈もある。だから最後、そういうラスト。でもすっきりとはしない。犠牲者がいるからね。ただ、ある友情から生まれた信頼が残った。それだけでも、善しとしよう。
この先しばらくは、波の音を聞いただけで、閉ざされた気分になりそうだが。
実に興味深い。
映画なんでね、「そんなビーチあるかい」
ってことは置いといて。
丁度コロナ禍で
ワクチンの治験が云々とあちこちで話題になってるので
って意味で興味深い。
便利だよね。そっち側からしたら。
妙ーに納得してしまいました。
単なるサスペンスかと思ったら
そうでもなくて
いい意味で裏切られた(楽しめた)作品でした。
あと一捻り
急激に成長していく謎のビーチ、1日で約50年の年を取る場所で起こるタイムスリラー。
思ったよりホラー感は少なめ。
「老いる」ということの良し悪しも描かれていて、キャストのキャラクター然り、観る視点によって全然違う感想がありそうな作品。
ただ展開に目新しさがあまりないように感じて、もうあと一捻りあったら最後まで期待して楽しめたかなと思った。
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