アイの歌声を聴かせてのレビュー・感想・評価
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なんだこれ?って思うかもしれませんが………
始まって数分くらいで、何だこれっ、ておもうかもしれませんが、耐えていくとかなり面白くなってきます。
最後まで見たら、きっとすっきりして、これは傑作って思い直しているはずです。
吉浦先生と大河内先生のタッグはすごい!
もう最高でした!
イヴの時間書いた方とコードギアス書いた方のタッグとか見るしかないじゃないですか!
内容としてはミュージカル×A.I×愛情(友情?)って感じでした。
他の方が書いておられましたが、ミュージカルが苦手な方は合わないと思います。
ご都合主義的な展開が少しあるのも触れておきます。
それでも!これは感動、そして終わり方良しのいい作品だったと思います!
面白かった‼︎
詩音役が土屋太鳳ちゃん、さとみちゃん役が福原遥ちゃん。
あの歌も土屋太鳳ちゃんが歌っているの❓上手すぎ‼︎
サトミの声もなかなか合っていてさすが福原遥さん。
内容も起承転結はっきりしていてただひたすらスクリーンに釘付けでした。
幸せってそういう意味もあったのね。
話の作り方、持っていきかたうますぎ。
天才か‼︎
スクリーンで見るのはやっぱりいいね。
最後はハッピーエンドでかなりの良作でした。
良かったー‼︎
幸せにしてくれる!
先週末は観たい作品が何本もあり、本作の鑑賞は平日の仕事帰りとなりました。でも、おかげで120席以上のスクリーンをほぼ独り占めという贅沢を味わうことができ、作品世界にどっぷりと浸ることができました。
事前情報なしでの鑑賞でしたので、キービジュアルから青春ものかなと予想していましたが、そこにSFと淡いラブストーリーを加えたような作品でした。ストーリーもなかなか凝っていて、最後まで楽しめます。
物語は、人間との集団生活の実験のため転入生として高校に送り込まれた、AI搭載の人型ロボット・シオンが、クラスで浮いていたサトミに「幸せにしてあげる!」としつこく関わり続ける中で起きる騒動を通して、高校生たちの友情や恋愛を描きます。本作の中心として描かれるシオンは、いきなり歌い出したり、サトミに何度も「幸せ?」と尋ねたりと、意味不明な行動が多く、周囲の人物を困惑させます。そんなシオンの不可解な行動の裏にある、トウマとサトミと母にまつわる秘密が徐々に明かされ、ラストで冒頭のメルヘンサイバーな世界へ繋がっていきます。冒頭から仕込まれた伏線が回収される展開が、なかなか心地よかったです。
とにかくシオンのキャラが魅力的でした。その魅力は、かわいらしい容姿だけでなく、屈託のない笑顔と建前のない接し方にあるのではないかと思います。変な気遣いや勘ぐりから、互いに傷つかない適度な距離を保って生活することが大切だと思われている現代。なんだかAI搭載ロボットに、人として大切なものを教えられた気がします。
メインキャストは、シオン役が土屋太鳳さん、サトミ役が福原遥さんと、劇場アニメにありがちなタレント起用です。しかし、お二人とも、脇を固める興津和幸さん、小松未可子さん、日野聡さん、大原さやかさんらに引けを取らない見事な演技で、キャラの魅力を引き立たせていたと思います。特に土屋太鳳さんにいたっては、物語の大切なファクターとなる歌声もすばらしく、多才な一面を発揮していました。トウマ役の工藤阿須加くんも、…まあがんばっていたと思います。
評判に違わぬ良作で心が温まりました。アニメが嫌いでないならおすすめです。
もしかしたら、今年一番好きなアニメかも
町全体がほぼそこの企業関係の人というのは、ファナックとかムラタ、大塚とかでありそうだし、こんな感じの町をみたことがある。そんなに無くはない環境。フリーガイやロンにある、AIは素敵なのかもというポジティブな感覚が全体を覆っている。女性描写も相当に意識的で、女性が観て不愉快に思うようなことはないはずだけれど、私を含めて劇場内はほぼ男性だった。会話の切り返しで意図的に少しずれた距離なのも面白い。
まず何より土屋太鳳さんの歌声と、機械感あるいい意味で棒読みが良い。...
まず何より土屋太鳳さんの歌声と、機械感あるいい意味で棒読みが良い。キャラも可愛いし、それぞれが個性あってしかもキャラ全員に触れてくれるから余計楽しめた。
突然歌い出したり、小三でAI改造できたり、少し困惑したところはあったが、ご愛嬌程度だった。
後半は色々わかってきて、涙止まらない感じで、その勢いで最後までいった感じ。花火のシーン感動かと思いきや、急にシリアスな雰囲気出てちょっとドキドキした。
AIが歌うから「アイの歌声」と知って、おぉいいなあそれ、と思った。
全体的に、ほっこりできるし、良い気持ちになるからおすすめ!
良かった!
良い映画でした。
冒頭からシオンが歌いだした時は(そばかすの再来かな)と不安になったけど、全然そんなことはなく最後まで楽しく観れました。
シオンのポンコツっぽさが非常に可愛い。
印象的なシーンとして、
緊急停止ボディーブロー
乱取りダンス←歌が最高
ソーラーパネル花火←演出が最高
ブチギレお母さん
からのミッションインポッシブル
等々、最初から最後まで目が離せない展開でした。
欲を言えば発破をかけた会長の詳しい描写が欲しかった。あと最後にもう一度元気なシオンを見たかった。
現実とAIを上手く調和させた非常に良い映画でした。アニメの良さを再確認しました。
マグカップをお土産に帰宅しました。
科学も奇跡もジュブナイルもモリモリの一作
2回目ですが、こんなにまとめるのが大変な映画は初めてかもしれません。
まず何よりも真っ先に素晴らしいのが土屋太鳳さんの演技、歌声。
あくまでも彼女は芸能人なんですが、タレントさん特有の声の違和感や演技の不足感と言ったものが少なくともこの映画には感じなかった。
しかも、曲も歌ってるらしく、そんなあくまでも芸能人でしょと思ったらとても上手い。
ぜひ土屋さんには今後もアニメの出演を希望したいくらいに素晴らしかった。
構成も吉浦監督作品らしく、窓口は決して広くないものの話の中の違和感や意味のない伏線もなく、それぞれがきちんとキャラ立ちされた話運びで素晴らしかった。
シナリオライターの人の手腕もありますが、昔から、それこそペイル・コクーン時代から吉浦監督は話の無駄がなく堅実な作家さんで在らせられますから、新海誠監督のような二人の行動が世界に影響を及ぼすといったものはないけれど、骨太できちんと意思を持った行動が感じられて生きている感じがして好きです。
今回は2回目の鑑賞ともあってだいぶ話が頭に入ってきてくれて、シオンの行動原理や話の中にある小道具がこう生かされているのかと本当に感動しました。
キャラクターがそれぞれ抱えている悩みを、シオンがサトミを幸せにする名目で助けて行き、それを受けて皆でシオンを救うシナリオもここ最近になかったジュブナイルのエッセンスも入っていて、嬉しかったです。
最近はシナリオの世界観がどうしても壮大になり、どうしても一般人の登場人物を活躍させるシナリオ運びが難しくなってきている時代に思えていました。その中で監督はしっかりあくまでも一般人の範疇でキビキビと動かしていて、吉浦監督は素晴らしいものをお作りになると感銘を受けました。
また、ネタバレになりますが、劇中でメガソーラーをシオンが動かして、空を反射させて投影させる事でまるで地上に湖面が出来たかのようなミュージカルシーンは、科学を魔法に変えた、正にサイエンス・ファンタジー=SFと言う言葉が頭によぎるほど完成度の高い演出だったと思います。
こういう発想は頭の硬い人は出来ないでしょうし、恐らくかなり会議があった中のアイデアだったのだろうと思われます。
特にあくまでもAIやバーチャルの世界ではなく、現実世界で表現されている所がここ最近のアニメの中でも違う点だと思います。
素材が多く与えられている中の敢えて制限されたフィールドで考えられた演出は、昔のゲームにおけるドット絵の発想に近いですね。
ミュージカル特有の唐突に始まる違和感も、シオンが何故歌うのかをきちんと行動原理も描いてくれてるので、そういう意味でもスッキリします。
また、今作には岩浪音響監督も関わっておられて、あ、これはもしかしたらウシオシアターで流れてるかもと思ったのですが、残念ながらそこは違ったものの、音響キャリブレーション済みのものが聞けるというので早朝に起きて姫路に観に行きました。
スクリーンもさながらオーディオはまるで、最初に見た映画館とは別物で一粒一粒が際立って粒状感のある音が部屋全体に散らばるさまは流石監督チューニング。
毎回電車で朝早くから行きますがこれが聞けるなら鑑賞と往復で5000円以上の交通費は高くありません。
残念なのは、これは仕方ない事かもしれませんが前半と後半で作画の原画が違うこと。
また、絵柄での演技が足りていないと思う箇所がしばしば見られます。
中盤で3曲目を歌うシーンの辺りから一気にキャラのタッチが変わったように感じられて、そこまでの作画の動かし方が明らかに違います。
特に終盤では作画の枚数も多く、1枚絵のタッチもかなり違い、これはもしかしたらコロナの兼ね合いでそうなった可能性も有り得ます。
ただ、息切れをして声がハアハアと言っているのに作画が動いてなかったり、バスの中でキャラが並んでいる時に背景と作画のパースが違ったりなど、細かい所で監督の指示が行き届いていないようにも見受けられます。
4曲目のミュージカルシーンでも、空の花火の落ちていく残り火がシオン達が登っているメガソーラーの基地局?の手前に青い光がが落ちていて、オイオイ死人が出るぞとツッコミを思わず入れてしまいました。
これは悲しいかな、アースシネマズ姫路の3番スクリーンの映像がキレイだったから余計に目に入ってしまいました。
主に全体の細かな作画は残念でしたが、それ以外の演出、キャラ立ち、シナリオ、音楽は大満足です。
また関西ではこの岩浪監督チューニングの鑑賞がこの兵庫でしかお聞きできないのか非常に勿体ないですが、何にせよ是非とも大垣スクリーンで流れているシアターで観られるのをオススメしたいです。
絶対テレビで見たらもったいないです。
最後に。
下にある印象の所は、いつもどんな感情だったか思い返すのですが、今回は絶対に外せないワードがありそれを速攻で選びました。
この秘密は、最後までとっておくものですよ、と言うシオンのセリフを元にした言葉で締めくくりたいと思います。
違和感も次第に消えた(個人差はあります
ミュージカル特有の唐突に歌い出す違和感は当然最初はバリバリにあるんだけど、メイン5人が揃った辺りから「まぁ隠す気ないしこれで良いのか」と観る側も開き直った。
無理に奇をてらったどんでん返しはなく、すんなりと良い感じの落とし所に落ち着いていくストーリーなので、SFっぽい舞台設定ではあるものの根っこはミュージカルなんだなーと実感。
ただ、よく分からんのは「え、あの花火どうやったの?」というか(細けえことはどーでも良いんだよ
あと土屋太鳳さん歌上手えなぁ
超王道青春ミュージカル
ファーストデイで視聴
当初あまり期待せずに行きましたがとてもよかったです
内容はタイトル通り
王道ゆえに先の展開もある程度読めるし、話が強引なところツッコミどころも多々あります
が、それでいい。それがいい。
王道ゆえに安心して見ていられますし、話のテンポがいいので2時間あっという間でした
・・・と思ったら監督イブの時間の方なんですね
ああなるほどと納得
この方の作品は会話の掛け合いのテンポ感がすごくよくて見ていて気持ちいいです
そしてその合間にスポッとギャグを挟むものだから思わずクスリ
いいですね ほっこりします
また、登場人物たちにしっかりとスポットをあてているところも好感もてます
キャラ出すだけだして放置な群像劇も多い中、キャラクターそれぞれの問題を(ミュージカルで割と強引にではありますがw)しっかり解決しそれが最後の話につながっていく、それぞれの短編ミュージカルがつながって大きな話になるみたいな
助けた仲間がラストバトルに逆に助けにきてくれるような まさに王道
すばらしい
そういった構成はイブの時間とも重なりますね
それから土屋さん、いいですね いい棒具合
AI感を出すための演技プランなのかアフレコ時入っていたというガイド音声の声優さんに引きずられたのか分かりませんが、あまり抑揚をつけずに演じられてる風に感じました
(もちろん感情はのっているんですが)
それが声質も相まってキャラクターのポンコツ具合に見事にフィット
最初はちょっと違和感ありましたがすぐに慣れました シオンはこの声しかないってくらい
というかその違和感から慣れるまでを(ロボットが浸透していくように)狙ってやられてるんでしたらすごいですね いやすごいのは土屋さん起用した監督か音響監督さんか
とにかくこれはうまい棒
あと歌うめぇw
そうそれから曲もいいのが多いですね
個人的には柔道編の曲が好きです
さぁ、ステップ ステップ!
自分は結構楽しめましたが、最初に書いたようにツッコミどころも多々ありますのでそういう細かいところまで気になる方やリアリティ重視の方、またシオンの強引なところはちょっと・・・みたいなキャラクターが合わないといった方は見ないほうが吉 自分には合わなかったと思って次の映画へゴー!ですね
AIの愛の歌(出会いの会いもかな?)が心に響くなら幸せになれるかも
頭からっぽにしてぼんやりと見ると2時間後ほんわかした気分で帰れる、そんな映画です
前半がもうひとつ
AI(人工知能)
人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したもの
経験から学び新たな入力に順応することで柔軟にタスクを実行する
ディープラーニングと自然言語処理による学習を応用すると
大量のデータからパターンを認識させることでビジネスや生活における
様々な難しいタスクをこなせるようトレーニングすることができる
昨今急速に一般化が進むAI
そんなテーマで描かれた映像作品等はこれまでも
枚挙にいとまがないところですが
そんな中公開された今作
コロナ禍により映画も公開時期が前後した
影響もありますが丁度同時期に公開された
ロン・僕のポンコツボットという作品と
日米のAI観が比較されている感じで面白かったです
星間エレクトロニクスの企業城下町にある景部高等学校
そこに転入してきた芦森詩音は初対面の主人公
天野悟美に突然幸せ?と尋ねてきます
悟美の母は星間のAI研究の第一人者で出かける前
それとなく詩音がAIロボットで実験のために
送り込まれてきたことをすぐ察知し
急に歌い始めたりするなどし
周囲の人間にすぐバレますが母のために
秘密にしてもらえるよう頼みます
この導入部分がすっごくモタモタしており
その割に奥行きがなくきつかった
そもそも題名「アイの歌声を~」なら
詩音じゃなくてアイでよくないでしょうか?
設定に凝りすぎてる割にあんまりストーリーに
乗ってこないからすごく見にくいんですよね
それでいて起こるエピソードはどれも浅く
AIがどうこうというより学園ものの
よくあるエピソード感がぬぐえません
主人公の悟美もなんかクラスで嫌われ
いじめを受けているような設定のようですが
徹底しておらずキャラクターがボヤけたままで
言動に重みが感じられません
なんというかシーン一個一個が1クールのアニメの
1エピソードをダイジェストでいきなり
くっつけてる感じでしょうか
それでいて
なぜ詩音は悟美をよく知っていたのかという
点については後半に向けて非常に感動的な
展開を見せます
複線的な回収もしっかり行われていくんですが
やっぱり前半のモタモタした展開を引きずって
いまいち残念な感じでした
歌って踊りながら柔道するシーンとか
部分的にはいいんですけど
前述しましたがこの作品でのAIは
具体的に人間のために何かを為させる感じではなく
ただ友達のように人を幸せにするといった感じで
非常に抽象的な存在意義を与えられています
言い換えれば特に何も決まってない感じ
それに比べるとロンのほうのAIはSNS的に
より具体的に人間の役に立つよう使役的に
働いておりずいぶん違いを感じました
もちろんアメリカのAIロボは無機質な感じ
日本のは美少女という差異もあります
お国柄が出ていると言ってもいいのでしょうか
具体的にどうさせたいかという点において
差があるのは開発競争という点においては
ちょっと心配になるところでもあります
どちらも観てみてそんな比較もしてみるのも面白いかも
しれませんね
ロン???
ロンと同じ日に見たためだろうかロンと似ている事がすごく印象に残った。
話のテーマから構成まで何から何までそっくりなのだ。
ロボットが回収されてロボットのプログラムが消去されるかもしれないという危機に陥るところなんかもうそっくり。
なので、このテーマが僕に深く刺さったことは言うまでもない。
ただ、この映画にしかない特徴ももちろんある。
それがミュージカルだ。
この映画ではシオン、即ちAI(アイ)が歌う。
歌で周りを幸せにするのだ。
ミュージカル映画特有の急に歌い出す不自然さをAIという設定でカバーしてるのも興味深い。
音楽が聞こえたりしているのもシオンがスピーカーだったりをハッキングして流しているからだという一応の理由づけをしていた。
さらにラストの展開は予想だにしなかった展開でびっくりした。
更にその設定に至るまでの伏線も冒頭の映像から張り巡らされていて秀逸。
歌の歌詞にも伏線があったとは・・・
ハートフル
最近ずっとプンプン怒っていて、レビューも少し見てから足を運んだし、演劇が好きだったから気になっていた映画でした。
「貴女には友だちが必要!」ってずっと言い続けるんです。「そんなに言うなよ…」って思ったし、脱水症状になるぐらい泣いてしまいました。アイの声が本当に良い。いつか観た「心が叫びたがっているんだ」を思い出しました。
マグカップも買ってしまいました。ありがとう。
吉浦監督らしさが現れている良作
まず、吉浦監督作品である「イヴの時間」が好きな方であれば、問答無用でこの作品を見ることをオススメします。科学技術がさらに発展した近未来の日本でAIロボットとの共存がよく描かれていて世界観から吉浦監督らしさを体感できます。また、作品前半の伏線も後半で綺麗に回収し、AIシオンがさとみの幸せを願う理由が明らかになっていくストーリー展開も素晴らしかったです。一人で見に行くもよし、大切な家族や友人と見に行くもよし、心温まるストーリーに是非触れてみてください。
ミュージカル風が沢山のアニメ
人工知能搭載のアンドロイド、シオンが正体を隠したまま高校に転入して色々引っ掻き回していくアニメ。
イヴの時間の吉浦監督と聞いて見に行きました。
ミュージカル、結構ミュージカル風になります。
正直イマイチでした、絵も歌も悪くないのですがシナリオの作りがかなり甘く感じました、芯の部分は悪くないのですが肉付けが雑でした。
SFで現実的
AIが今より普及した近未来で
人間に近い思考を持ったAIロボットの実証実験が行われる学校での物語です
SF色の強い設定ながら
AIを含めてキャラクターの心理描写がしっかりしていてどこまでも現実と受け入れられる内容になっています
AIを作る人の意思や意思を持たされたAIの心の在り方に心が温かくなりました
またミュージカル要素もあります
どこかポンコツなAIロボットが歌うミュージカル曲だからこその小気味よさが良いアクセントになってます
現実味のあるSFから一足飛びにファンタジーへ
会話可能なロボット家電が一般的になった今、朝起きてロボットと会話しながら支度をする光景は近未来ではなくほぼ現実のものとなった。しかし、ひと昔前のロボットと会話するSFでは、その光景はなんだかよくわからないグネグネした建物やカプセルベッドとセットだった。一方、この映画ではごく普通の和風一軒家や学校にロボット家電がなじんでいる。
現実がSFに近づき、SFが現実をフィードバックし、相互作用によって現実的なSFが生まれた。冒頭数分の描写に過ぎないが、その描写にすごくぐっときた。バックトゥザフューチャーやドラえもんに出てくるアイテムが実現した時と同じような感動。珍しくワクワクしてしまった。
しかし話の本筋、軸となるAIロボットの詩音は結構ファンタジー。人間とそん色ない思考アルゴリズムを備え、何も問題がなければ生身の人間とばれないほどの再現度。いわゆる不気味の谷がないどころか、魅力さえ感じさせるほどという。それはまだまだ先なのでは…?と思いつつも、これこそがAIロボットSFの醍醐味。これこそが次に目指すAIロボットの姿なのだと。つまり、そんなファンタジーも私は好きだ。
とはいえ、詩音を救い出そうとする決断してから先はファンタジーが強かったか。急に難しい単語だけ出してけむに巻くような描写が増えたような気がした。緻密なSFはもちろん賞賛に値するが、よくわからんし細かいことはいいんだよ!なSFもアリだと思う。
ちなみに、周りのロボット家電とコミュニケーションすることで操作するところは現実的。IoTの発展形と考えればよいだろう。
惜しむらくは悪役上司のキャラ造形。「女のくせに出世しているから」と「AIは危険」だけではなく、もうちょっと何かほしかった。対立の理由がもっと。
ラストの畳みかけは素晴らしい
もうちょっと悪役側の都合が丁寧に描ければ強引感が無かったのではないでしょうか
ぼくらの7日間戦争のやり方だけではもの足りなく感じました
津田健次郎を迎えるのであればそれくらいやっても良かったかなと
世界中の何処でやっても日常生活と切り離さずに突然歌い出すのはやべぇ奴ですよ、ミュージカル関係なく
その辺はすくってごらんが上手く出来てたと思います
全205件中、121~140件目を表示