私をくいとめてのレビュー・感想・評価
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のんの瞳に映る海
初々しさの過剰摂取ができないため3日かかって観ました。
設定は独身アラサーの久しぶりの恋、といたってありがちですが、出てくる登場人物が個性的でポップなキャラクターのため生々しさはありません。
のんさんが悩み苦しみそして喜び、のんさんの顔のアップが多く圧巻の演技でした。
話し方や声に独特の癖があり飛び抜けて演技が上手というわけではないのですが、惹きつけられるような名演でした。
彼女の魅力なんでしょうね。のんさんだから良かった作品に思えます。
個人的に、同僚の臼田あさみさんがナチュラルでチャーミングで素敵でした。
名バイプレイヤーです。カーターとのシーンが笑えました。
急展開や物凄いロマンス、という作品ではないので途中若干長いな〜と感じた場面もありました。そのため★3.5
<頭の中のもう一人の自分>が理解できない方がこの映画を観るのは難しいと思います。SFでもなんでもなく、イケボで話しかけるAはのんさん自身ですので…。
ちょっとこわかった
あまちゃんが大好きなので観賞。久々に再会したのんと橋本愛が、絵を描きながら涙を流すシーンはじーんときた。
のんが頭の中でAという妄想の人と会話しながら、おひとり様を満喫する姿が可愛らしく、多田との不器用な付き合い方は微笑ましく観ていて楽しかった。が、他人と上手く付き合えないので傷つきやすく痛みに敏感で、急激に頭の中で激しく妄想を爆発させる姿がちょっと怖かった。ホテルで恋人と二人きりになって緊張し、部屋から抜け出して一人になりたい一人になりたいとカメラにずんずん迫って吠えるシーンは、何となく分かるような、引いてしまうような、心の中の葛藤なのか実際に叫んだり狂ったように笑っているのか分からず、あっち側にいってしまう瞬間を見せられているようでハラハラした。自分も一人で会話したり、ふとよぎる嫌な思い出を意味もなく笑って打ち消そうとする癖があるので、共感はできた。そして、のんが可愛かった。
彼女のロングバケーション
頭の中に「A」が存在し、おひとりさまを満喫する31歳女性:みつ子(のん)が歳下男性と不器用な恋をする話。
序盤から別映画松岡茉優主演「勝手にふるえてろ」(以下前者)に雰囲気似ているな〜と思ったら作家さんが同じでしたか。監督も同じで期待せずにはいられないな✨鑑賞。
ちょっと変わった女性で恋に不器用で。特殊な自分の独特世界。
公私ともども「A」が支えて、そこにノリツッコミするみつ子は滑稽。
不器用にも恋愛するみつ子の成長。
おひとりさまロングバケーションの行方は?
「勝手にふるえてろ」=アクティブさと抽象。
「私をくいとめて」=ネガティブさと支え。
タイプは違いますが、未婚OLの恋と心情を楽しむ映画として連続で観ればかなり楽しめると思います。
〜大瀧詠一の「君は天然色」使い方も非常に良かった。
(合ってはいるが、使う事で年齢層が上がってしまうのはマイナスかな)
久しぶりにCDアルバム「ロングバケーション」が聴きたくなってくる(初めてCDで発売になった作品。300万枚突破の名作である)〜
大袈裟な世の中だから
『勝手にふるえてろ』で綿矢りさ&大九監督&松岡茉優のコンビネーションが凄く良くて好きな作品になったので、本作も楽しみにしておりました。本作も期待通り。
今の世の中、芸能人も一般人も誰もが他人の情報に毎日触れているから、他人がどうしているかよりも、他人が自分をどう思っていることに病的な程、興味津々ですよね。つまり、自意識過剰すぎる×100の世の中。
みつ子はそんな自分大好きな自我を象徴してましたね。異常な気にしすぎーも自分を愛する故ですからね。でも、その異常な自意識が歳を取ると薄れてくるのも真実。『おひとりさま?ラッキー!』といった境地が老化と共に訪れます。
才能があるのはもちろんですが、女性監督だからこの絶妙な表現ができるのだし、今後はキョンキョン主演で中年女性も撮って欲しいです。
大九監督の次回作も楽しみにしてます。
のんちゃんは可愛いな
勝手にふるえてろ が大好きだったので、しかも、のんちゃん大好きなので期待値マックス!
だったからなのか‥う〰ん、思ったほどでもなかったかな。でものんちゃんはもっともっと演技仕事やってほしい!と、改めて思ったかな。
ドラマでもっと観たかったな
アマプラにて。
のんって誰だと思いながら鑑賞。
能年玲奈ちゃんなのね!31歳の役をやるほど大人になったのね!
やはり演技の天才だなと思った。素でやってる感じが天才。
A役の声の方も絶妙な優しさの声でやりとりがとても面白かった。
みんな生き方の正解を求めて必死に生きてるよね。
何が正解か分からないから脳内の巨像に頼りたくもなるよね。
小説原作を知らないのでなんとも言えないが、ドラマでもっとゆっくり見たいな〜と思った。
だから何?って感じの映画だったけど、ダラダラみるには良かった。
見る前は想像できない不思議な雰囲気
前情報少なめで見ましたが、
不思議な雰囲気の映画でした。
はじめはコメディっぽく面白かったのですが、
段々とダークな心理描写や人間関係の微妙な感じが出てきて、引き込まれました。
主人公のぐちゃぐちゃっぷりに少し引きつつも
こんなに変でいいんだって思ったら、
なんだか励まされた気持ちになりました。
俳優さんも皆よかったです。
主役の2人はもちろん、臼田さん、橋本さんもよかったし、片桐さんの役はなくても話に支障はないんだけど、
やっぱりいてくれて嬉しくなるシーンでした。
そして何よりA役の中村さん。中村倫也が声だけって贅沢だなって思ったけど、彼は声がいいんですね!
発見でした。
エンドロール見て、綿谷りさの小説が原作って知りました。
おお!話題の綿谷りさはこんな小説書く人なんだー
なるほどなるほど、センスいいなー
「勝手にふるえてろ」が想像を超えた面白さだったのですが、こちらも見る前は想像できないタイプの映画で、
大九監督注目です。
のんちゃんが観たい
シュールそうで楽しみでした
ただ、正直面白くはなかった
君は天然色は印象的だったけど、
あの機内での演出は
自分的にはポップ過ぎたし陽気過ぎた
のんちゃんの演技が独特で、
あの子だから見てられたなーと思う
舞台みたい
邦画を観たくてアマプラのおすすめに出てきたから観た映画
最初個人撮影の映画かと思ったけど結構力の入った撮影でビックリ
色んな意味で小さな世界を134分もかけて描いてる
凄く盛り上がるところも無くドキドキする場面も少なく
でも全然長くは感じない不思議な映画やった
もちろん褒め言葉です❗️
例えるならトトロのような映画
のんは可愛いし、意識高い系で林遣都を見てすきな俳優やと思ってたし
片桐はいりはカッコいいし
面白かった❗️
凄く好きです。私も
好みの作品でした。おもしろい!
のん。は 👾クラゲ姫以来です。
少し大人な感じで可愛いくてキレイになりました。
想ったことを口に出し(独り言)そしてのん。の感情がすごく分かりやすい。顔の表情や台詞がピッタリあって涙するとき本当に自然で上手いな~と思った。
本当は自分一人が心地いい。人に左右されない強い意志がある。もう一人のAのお陰で精神の安定を保っている。年下の彼氏ができてAの役目も終わり告げる。これからは優しい彼がサポートしてくれるでしょう。
楽しい映画でした。(顔がほころぶ)少し泣けて感動あり。大瀧詠一の曲もよかった。
主演の二人の演技が良かった
みつ子はおひとり様を満喫していて、頭の中にAという自分自身と話していた。
みつ子は、取引先の多田のことが気になっていたが、なかなか想いを伝えられなかった。
そんな中、みつ子の友達で海外に住んでいる子の所に遊びに行った。
海外から帰ってきたら、みつ子の昔の男性にまつわる嫌な記憶を思い出した。
このままでは、嫌だと思い多田に想いを伝えることにした。
しかし、多田の方から付き合ってほしいと言われ付き合いだしたが、1人でいる方がよっぽどいいと思っていた。
しかし、Aの助言で多田とうまく付き合っていくことにしたという内容だった。
綿矢りささんの話は、ダメな女性が主人公のものが観たことがありますが、女性の気持ちが描かれていて妙にリアルだなと思いました。
のんさんの演技が良かったです。
喜怒哀楽が良く表現できていてすごいなと思いました。
Aの声中村倫也さんの声のトーンが落ち着いていて安心感がありました。
林遣都さんの演技良かったです。あの笑顔がたまりません。
弁士
能年玲奈と橋本愛との再会の部分は現実世界のドキュメンタリーのようで、壊れて欲しくない2人の関係を固唾を飲んで見守ってしまう。いろいろあった2人の7年間を顧みて感慨もひとしお。全体の流れからすると浮き上がってしまうパートだが、貴重な映像である。
温泉宿で社会に悪態をつく演技も現実社会とオーバーラップしてしまうのだが、とぼけた演技の中から時折繰り出される強いメッセージを含む叫びは、過去の作品にも見られた、彼女にしか投げられない豪速球であり、こちらの心を確実に射抜いてくる。幾度、彼女の言葉に揺り起こされたことだろうか。
ダイバーシティのテーマの盛り込み方も良い。けばい化粧と衣装を白い光で映しこんだ時の錯誤感は強烈だった。
全体構成はもう少しコンパクトにして欲しかったところ。
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