ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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どこかで見たような場面多い…
草彅くん自体はどちらかと言うとまあ好き、と言う程度ですが、とても良かったよ!と強く勧められ期待をして鑑賞。
しかし今回のこの演技上手いか??
申し訳無いですが特に前半、身体をくねくねしならせて
喋り方もおネエ感満載で、もっと自然にして欲しかった。
偏見に感じられる。
話も肝心な所が端折られていて、リンはどうなったの?ミツキは???と、やりっぱなしの感じが多く
何だかなぁ…という感じ。
ラストもどこかで見たような演出で全く平凡。
評価が高い事に正直驚きました。
雰囲気
草彅くんとイチカ役とリン役の少女が凄く良い。
脚本は既視感とステレオタイプで、目新しいものはなく、またジェンダーの描き方に雑さに嫌悪感が感じられる。
皆さんと同じく、貧困とマイノリティとバレエ繋がりのリトルダンサー、そして少女の儚さと危うさとバレエ繋がりの花とアリスを思い出した。
脚本によって、もっともっと繊細だけれどもハートウォーミング!な作品になったと思われるけれど…
3人の演技と雰囲気で、力づくでそこそこ良作に纏めていると思う。
重いです。
映画として非常に良質な作品だと思います。
ただ共感できるかと言えば
できないです。
泣けてかと言えば、
泣けてなかったです。
自分は多分LGBTじゃないからだと思います。
偏見の目で観ている訳ではないですが、
入り込めない世界じゃないからです。
取材等をしていると思いますので、
現実みが無い世界じゃないと思いますので、
映画を通して少し触れてみたと
思っています。
ただただ 重いです。
ほんと人間の綺麗な面と醜い面
同時進行で見た気分
唯一 共感できたのは
水川あさみさん演じる母親
わかってるわかってはいても
上手いいかない
逃げたい けど
やっぱり そうもいかない
あーーーもうどうせい 言うの‼︎
って感じ
私も娘がいる身なので
わからないわけじゃないです。
私がもしこの作品の世界に入ったならば
私はらんまになりたかった。
久しぶりに見た残念な映画でした
あまり悪いことは書きたくないのですが、映画好きの身としては久しぶりとてもイライラ・モヤモヤしたのでやり場がありませんでした。
全編ありそうで実際はほとんどありえないエピソードを詰め込んで溢れてしまって、しかも踏み込みが足りないのでそれぞれの登場人物の存在感がありません。
あと少しだけ時間を足して背景描写ができればよかったのかもしれません。
とってつけたエピソードてんこ盛りの思わせぶりなだけの映画になってしまって残念でした。
草薙くんの演技が大好きでほかの演技人の頑張りもあったので1点乗せました。
悲しくて優しい愛の物語
虐待されているいとこの娘を無理やり預けられたニューハーフの女性と愛に飢えてるが故に素直になれない思春期の女の子。2つの傷ついた心が深い愛で結びついていく。
ずっとためらっていた手術を受けたのも、この子のお母さんになろうとしたんだね。
そしてやっと一緒に暮らせる時には合わない手術ですっかり弱ってしまっていた。
女の子の母親役の水川あさみの演技がお見事。
草彅のニューハーフも、中年の男が綺麗にお化粧してでも老いを隠せない切なさが表れていて泣かされた。
この映画でらオーディションで選ばれたという女の子の可愛らしい中に驚くような大人の表情が見え隠れするとても魅力的な子だった。古いけど、清潔感と力強さの同居した感じがちょっと倍賞千恵子に似てる気がした。
美しく舞う白鳥
もう夜だけじゃない。
白鳥は日本ならず世界で美しく舞う。
きっとその姿は遠くまで届いている。
草彅剛のみならず、吹き出物の出方までコントロールしてるかのような、
中高生の多感な姿を熱演した服部樹咲さんも凄い。
今までに観た感じのない映画
「だって今お母さんって」
お母さんって呼ばれてとても嬉しそうだった凪沙
嬉しそうって表現は何故かあまり好きでないけど
女より女らしいし、男として社会に出でた時、どんなに苦しかっただろう、、、。
もっとトランスジェンダーの方々が生きやすい世の中になって欲しい、無理に明るくしなくていい、ありのまま自然に生きていける世の中にして行きたいと
自分は願ったからこそ
ラストは主人公がハッピーエンドで前向きになれるストーリーの方がよかったのではないかと思う。
LGBTを取り上げればアカデミー賞が取れるクズな日本
草彅剛の演技は大好きだが、
LGBTを取り上げれば日本アカデミー賞が取れるのか。
2020年の日本アカデミー賞はいろいろ批判があり日本品質の政治的忖度で成り立っている賞として名を轟かせた。
作品としてLGBTを取り上げ、家庭不和を取り上げてまるで問題作のようだが、その程度でこの作品が新しいと踏んだのならがっかりである。
手術の後遺症で苦しむ姿があるが、これもまた偏見と差別であり当事者達は憤りを感じているのではないか。
作品としては評価しない。
草彅剛はとても期待している俳優なので見る価値は彼だけだ
昭和の価値観
トランスジェンダーの描き方にバリバリの偏見がある気がして、観賞後、嫌な気持ちになった。性転換手術は制度上の課題は山積みであるものの、技術としては進歩していて、映画のような悲惨な状態になることは稀である。
このような描き方をすることで、LGBT問題=怖いもの、暗いもの、関わったらやばそうなもの…という意識を無意識に植え付けることにならないだろうか。
また、凪沙の心の部分にフォーカスした描写が少ないため、どんな人生を歩んできたのか、どう考える人間なのかが終始わからず、結局「トランスジェンダーであること」以上の情報が得られない気がした。
監督自体、トランスジェンダーに対する偏見があり、「そういう人達」というくくりで見ているから、凪沙の人間性に踏み込んだ描写ができなかったのではないのかとさえ感じた。
しかしこの映画がこれだけ評価されているのを見ると、今の日本ではこの位が限界なのかなと思った。
悲劇ポルノ
ミッドナイトスワンはその年一番楽しみにしていた映画でした。だからでしょうか?終わった瞬間凄くガッカリした感覚が今でも覚えています。
先に私はトランズジェンダーの人たちの苦労を語れる立場ではありません。でも凪沙の死はなんだったんだろうと思ってしまうのです。先に疑問に思ったのは「性転換手術で亡くなる可能性があるのか?」でした。実際調べたところ性転換手術で亡くなるケースが凄く稀だそうです。フェイクションだからと言ってこのような現実ではあまり起こらない、ストーリー上ただ泣かせたいだけの理由でこのような悲劇を描いていいのか?そう思うとどうしても楽しめない自分がいました。
そしてもう一つは一果の友人の自殺。あのシーンでは単純に「何故?」と思いました。シーン自体は凄く美しく、二人の少女のシンクロしたダンスは一生見続けたいとも思いました。それなのに突然飛び降りるなんて…自殺行為を美しいものに見せるのも嫌だなとも思いましたし、何故彼女が死ななければいけなかったのかがわからなかった。それに一果の友人の死へのリアクションも殆どなかったのも気がかりでした。
他に、個人的に必要と思わない派手なネオンのライトや(何故凪沙の部屋でもこんなに派手なライトを使ったのかがわからない)、変なカット(凪沙が一果に対して生きる事への不満を喚いた後に一果が外にダンスの練習しているシーンへとカット)、色々あります…
役者さんみんなの演技は素敵でした。でも、絶対にまた見たくない作品です。それでもこれほどリアクションが出ると言うことは、なにかこの作品にあるんだと思います。でも私からすると悲劇ポルノとしか思いませんでした。
セリフ少なめ。説明少なめ。
ずっとセリフは少なめな感じなのに、124分間が長く感じませんでした。
セリフが少ない分、表情がとても印象的でした。
性同一性障害の方の生き様、大事にされずに育った子供心、表情に出ていたと思います。
なぎささんの人生だけで観ると結果的には切ないけど、イチカにとっては なぎささんとの生活の為、東京に来たから明るい未来が見えた。
イチカの素晴らしい踊りでやっとハッピーエンド感を出せてるけど、全体的には悲しい切ない映画。
なぎささんの手術シーン、あんなにいらなかったと思う。
2本立て2本目。最凶不幸少女。 生みの母はネグレクト、そして育ての...
2本立て2本目。最凶不幸少女。
生みの母はネグレクト、そして育ての母は…きつい、きつすぎる。ちょい親切な友はL…やばい、やばすぎる。この不幸娘は誰?さくら(倍賞千恵子)の孫?LGBTばかりが取り上げられるが、私にはこの少女の方が主人公に思えた。
確かに草薙君は頑張ったよ、いや頑張らざるを得なかった。キムタクにこの役やらせろよ(笑)
終盤物語は完全崩壊です。地元で不良になったかと思いきや、ちゃんとバレエしとるし。絶望のあまり入水したかと思えば海外にいる(笑)まあそれなりに面白く見られたので良しとしよう。
窪塚ばりのダイブの友が気がかりです(笑)
何かがちょっとづつ、抜けてる気がする。
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
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草彅剛さんがトランスジェンダーを演じるとのことで
ちょっと期待して観に行きました。
予告編がYouTubeでガンガン流れてるので
これネタバレしてないか?と危惧してましたが、
結構まだ先がありました。
トランスジェンダーの実態!と言うか、
日本ではオネエタレントさんが
結構たくさんテレビや雑誌で活躍されてたりして
アメリカより少しは進歩的なのかと勝手に思ってましたが
それはほんの一部で、実際はこの映画の主人公の様に
色んな苦しみを抱えて生きてる人がほとんどなんでしょうね。
改めてトランスジェンダーの苦しみをちゃんと
知るための映画だと思います。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
トランスジェンダーを扱った映画として
私が好きな作品「彼らが本気で編むときは」があります。
こちらは生田斗真さんがトランスジェンダーの介護士を演じてます。
今回話題になってる草彅さんのトランスジェンダー役、
草彅さんはショーパブで働く役だからちょっとオーバー気味なのかな?
生田さんは一般の介護士だったからもう少しおとなしい芝居でした。
例えば草彅さんは、はやたら髪の毛をいじる。
女っぽく見せるためなのか、若干わざとらしい。
ちょっとお笑いコントの女性役の様に見えてしまった。
またメークもちょっと中途半端な感じ。
もともと鼻も高く骨っぽい顔立ちが、逆に強調されている様にも見える。
草彅さんのトランスジェンダーは違和感が最後まで消えなかった。
まあ、そこが草彅さんの「凪沙」なのかもしれないですね。
頑張っても頑張っても女の体にはなれない切なさであり、
社会がトランスジェンダーの人に感じる拭いきれない違和感なのかも〜
反対に印象的だったのはバレエのオーデションシーンの美しさ!
一果を演じる服部樹咲(はっとり みさき)さんが
本物のバレエの実力者なので、それが生きたシーンでした。
ライティングやカメラワークも美しく
久々にちゃんとしたバレエを観た気分でした。
彼女のバレエの実力がとても大きな説得力を
映画に与えていたと感じます。
それと一果を東京の生活に引き込んでくれた
バレエ仲間のりんを演じた上野鈴華さんも良かった。
彼女の存在が一果に凪沙を受け入れさせたのだと思う。
ちょっとした意地悪シーンもあったけど
それだけバレエに熱心だったから
あの最後の行動を選んだのだと、
りんはとても丁寧に描写されていたと思う。
全体にお話としては、分からなくはないのだけど
ところどころ、肝心なシーンがポツンポツンと抜けてる印象。
草彅さん演じる凪沙が、いきなりフラフラで帰って来て
絞り出す様に泣きながら何かの薬を飲むシーン。
何かあった様だけど何があったのかが判らずちょっと唐突。
その前にあった病院のシーンでは、いつもここに来て
ホルモン注射をしてるんだと言う感じで、
今日だけ特別に大変なことを言い渡された感じでもなかった。
だから二つのシーンの間に、何かもう一つ抜けてる気がする。
養育費目当てで預かった親戚の娘の一果に
バレエの才能があると分かった後ショーパブを辞めて
一般企業で働く決心をする凪沙。
凪沙に実の母親と同じこと言われた一果が激しく反発するシーン。
一果の心の傷は大きいはずなのに、結構唐突に和解してしまう。
何か、ワンカット、一果の心の変化を表す表情が欲しかったな〜
私的には「編集が惜しい!もうちょっと!!」
と、生意気なことを感じました。
草薙の演技はたしかに素晴らしかった。抑制が効いてて、屈折や暗さもあ...
草薙の演技はたしかに素晴らしかった。抑制が効いてて、屈折や暗さもあり、自分の不条理な運命を背負いつつも一本筋が通った人生を描いていた。
いちか役の女の子は素晴らしかった。
草薙の母が故郷で泣きついて責めるシーン、いちか母が唾を吐きかけるシーン、ゲイの最底辺の日常も描き、社会的な映画にもなっていた。
おちゃらけ見世物の白鳥の湖の舞台で、いちかが美しい踊りをステージで踊るシーン、美しい海で踊るシーン、さらにはラストシーンは、感動的。本当に手足がしなやかに伸びて美しい踊りだった。
草薙のトレンチと長い髪がダブるラストシーン、それは、戯画化されがちだけど、一人で強く生きてきた草薙を象徴的に学習して引き継いだいちかの姿でもある。
陰部が血まみれの草薙の部屋のシーンは哀れで、セクマイの現実の厳しさを物語っていた。
意味不明な台本と演出の映画
ある程度は期待して鑑賞したが
本当に意味の分からない映画だった。
良かった点もある。
①カラーグレーディングが、すごく現代映画風で上手く
映像美と呼べる仕上がりになっている
②役者の演技、この演出はいいと感じた。
監督を信じて役者が全力を出している
いい現場なんだろうなとは思う。
しかし、出来上がりがコレでは、役者が可哀想に思える。
台本というか演出が意味不明すぎる。
描かないといけないシーンが描かれず
いらないシーンだけがカサ増しされている。
特にいらないと思ったのは「友人のレズキスと自殺」。
こんな無駄死にがあるだろうか。
こんな無駄なレズシーンは許されるのだろうか?
友人は、勝手に監督に殺され、エモーショナルも生むことなく
ただただ、死んだ。その死によってヒロインの成長にも繋がっていない
映画史上に残る無駄死に思える。
そして、爺の拍手。
あれは、なんだ? 背景に無駄に映り込んだ主張のある爺を認識した時点で
頼むから、何もしゃべらないでくれ!絡んでくるな!と思っていたが
拍手&セリフの無駄シーン。
「白鳥は朝まで なんたらかんたら」これも後に生きてない。
うっとうしいだけ。
あと、フィリピン散策もいらない。
そして、全員のキャラが安定しない。
シーンに合わせて、キャラクターを作り変えているのかという如く
性格がちぐはぐだった。(草なぎさんのみ安定してると見てもいいが。)
監督のこうなったら良いなぁ、こうしたいなぁ
こんな事言わせたいなぁ
じゃあ、こーしよ。
みたいな都合が透けてて何もエモーションを生まない。
誰一人一貫性のない人物描写で
ギャグにしかなっていない。
という観点で、ギャグ・コメディ映画としてはよくできている。
部屋に唯一ある漫画が「らんま1/2」「客がテンプレートのように失礼してくる」
「少女の変化が、映像では表現されず友人のセリフのみで語られる、そしてレズキス」
おふざけですよね?
泣けはしないけど、笑えました。
生きていく力強さ
今レビューを書こうと思い出しても涙が出る。登場人物それぞれに、それぞれの言い分があって。他人の言い分も分かるけれど、でも私自身を見てほしいんだ!と求めているように感じた。混沌とした沢山の問題が解決する事は無いけれど、そういった全てを受け止めて歩き出すヒロイン(?)の姿に涙が止まらなかった。
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