記憶屋 あなたを忘れないのレビュー・感想・評価
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予告編ほどは…でもよかったんじゃないかと
予告編の中島みゆきさん「時代」だけで泣けてしまってたので逆に少し気持ちを冷静にして鑑賞。
悪くはないけど予告編での感情の昂りがピークだったかも。
またよくジャニーズ叩きがあまりないので岡田准一さんに続き山田涼介さんも俳優として認められたのかも。
何だか途中で読めた展開でもありましたがよかったんじゃないかと。
人が人を許す物語、結末あたりで佐々木蔵之介さんの手紙の終わりがけのくだりがシンクロするんだろうな〜
って思ってたらその通りである意味安心しました。
マチネの〜マネージャーの犯した罪も重いけど、今回の記憶屋さんの罪もちょっと重かったです。
でもエンディングでは元のカップルに戻るだろう(?)シーンで償いを感じることができホッとしました。
芳根京子さん、いいですね!作品毎に役者としての力量をアップしているようで。
佐々木蔵之介さんはここのところ純粋にいい人で終わらない傾向が強いので、今回もどんでん返しがあるかも、
って覚悟して臨みましたが最後までいい人でした。
また田中泯さん、最近の作品で必ず重要な役どころを演じられ安心感満載ですね。
余談ですが、記憶をなくしてもイケメンのジャニーズが近寄ってきたら改めてお付き合いを始めてもいいんじゃないかと…ねぇ、蓮佛さん!
色々な見方が出来て面白い
主演である山田涼介さんがコメントにて「登場人物誰にフォーカスを当てるかで見え方が大きく変わってくる」と仰っていたのですが、本当にその通りだなあと思います。
登場人物全員がいつも誰かを想っているのに、その想いが交差してしまう様子が切なくもあたたかくて優しい。映画のポスターにある「愛する人のためにあなたは何ができますか?」という問いの答えは「許すこと」だと私は思いました。人によってこちらも変わってくるかと思いますが、何故なのかはぜひ本編をご覧になって頂けたらと思います。
そして観た上で納得できない点などが出てくる方がいらっしゃるかもしれないですが、パンフレットもご一緒に手に入れていただけるとより理解が深まって面白いです。それぞれのシーンの真相や込められた思いを読むことでストンと腑に落ちる感覚がしました。
ぜひ沢山の方に届いて欲しい作品です。
【生きにくい現代社会に、福音のように齎された人間性肯定の映画。人には、決して消去してはいけないモノがある事を思い出させてくれる映画でもある。】
消し去りたい記憶。
どうでもよい記憶。
記憶にない記憶。
決して、消してはいけない記憶。
色々な記憶があると思う・・。
フロイトの”抑圧理論”みたいな話かな、と思いながら鑑賞。
違いました・・。
分かり易いストーリーと、出演者の方々の安定した演技。沁みます。
中でも、高原弁護士(佐々木蔵之介)が、遼一(山田涼介)に宛てた手紙には、かなり”ぐっと”来た。
人間を見る目の懐の深さにである。
この手紙で、遼一は幼馴染、真希(芳根京子)のした事を赦すのであるから・・。
だが、1点だけ高原弁護士に異論がある。
それは、”人間の尊厳を奪う行為”を行った者には、赦しはいらないという事である。ここは、譲れないな。
(観賞中は手紙の寛容な内容に感動し、聞き流してしまった・・。)
<今作では、芳根京子さんという素晴らしい女優さんの、さらに磨きがかかった演技と美しさに見惚れた事を記しておきたい。>
何かが違う…惜しい
芳根京子さんの演技が、空元気で作った感じで始めからイタいので、何かあると思っていたら、なるほどそういう空元気でしたか、とラストに向けて見えていきます。
私は原作も未読、予告編すら見ておらず、映画館に行ったらたまたま一番早く観られる作品だったのでコチラを選択したため、全くの先入観なしで鑑賞したのですが、途中までは面白い作品を選んだなと思えましたが、ラストに向けて雲行きが怪しくなっていくタイプの作品でした。
山田涼介くんと佐々木蔵之介さんが車内で言い合うシーンは、突然過ぎるスイッチの入り方が不自然です。
また、これは原作者に原因があると思いますが、作品を面白くするために、安直にレイプや誘拐の描写を取り入れることには嫌悪感を覚えます。
しかも最後の最後に、自分のことだけで動く愚かな記憶屋にも、そのクセ一度でいいから好きになってなどと言う陳腐な台詞で大切な人のプロポーズを台無しにしておきながら抱きつくなど、どんだけ脳内お花畑なのかと呆れます。
全体としては題材も良くて、脇を固める俳優陣は演技も素晴らしいだけに、とても惜しいです。
特殊能力
記憶を操作できる記憶屋と呼ばれる人物を巡るストーリー。ホラー的な要素はなく、恋人・幼なじみ・親子の物語を軸に展開していく。切ないラブストーリーと家族の絆を描いた秀作です。
山田くんはジャニーズとはいえ安定感のある演技力は今後も活躍が期待できるアクターに成長して欲しいと思います。
ベッピンの二人の対比が全体を盛り上げて、女の子の号泣に思わずもらい泣きしてエンディングでした。
是非映画館で🎦
記憶屋 脚本が弱いのかな?
原作は全て読んでます。それぞれが記憶に纏わる短編小説になっております。その中からテーマを見出だして2時間にまとめ上げるには、よっぽど印象深い記憶屋の短編小説を作り上げる必要があったはず。その為、映画向けの脚本を原作者と脚本家が一緒になって再考するべきでしょう。現場では、監督とキャストが演ずる上で、より良い映画にすることへのこだわりでテイクを重ねる。
今回、平川組としては、テイク数が足りないのかTVドラマより感動が薄い。内容が薄いので、映画音楽や映像美で印象付けるけど、
まだまだな感が否めない。確かに広島での夕景は、素晴らしい。遼一の雨のシーンも感動的であった。あれだけのシーンが撮れるので有れば、編集する上で撮れ高が足りなかったかもしれない。カット割も甘い。洋画に比べて予算が少ない邦画なので、仕方ない。であれば、エキストラの中で演ずるシーンより
誰にも見られない路地裏で、激昂するシーンを撮った方がよっぽど、遼一らしい。
高原の病室のシーンも感動的であったが
映画なのに今ひとつ弱い。最高のシーンをいくつ作るのかは、監督の裁量だと思います。名脇役が何人もいたので、落ちつくシーンは、簡単に作れたのでしょう。田中さんや佐々木すみ江さんは、流石ですよね。
小説では、ドクターの役割が意味合い深い存在であったが、不可思議さゼロで残念です。
もう少しだけホラー(シーン)的な作りになれば、もっと興味深い映画になったが、単純なヒューマンドラマに終わった。ドラマチックなシーンもなく、ドラマでもないか?
年末にまた、平川組と山田涼介との映画が公開されるので有れば、監督らしい映画作りを期待します。
予告編がピーク
記憶屋というのは存在していなくて結局自分自身というオチになるのかな、と思っていたら全然違っていまして本当にガチで記憶屋がいるという設定の映画です。
ちなみに私はネタバラシになるまで記憶屋が誰なのか全く気づきませんでした。
内容は悪くはないですが、記憶という過去に囚われ過ぎているかなぁと感じました。
最後に流れる中島みゆきの曲もちょっと違うかなぁ、という感じです。
余談ですがおじいちゃん役の人、イッセー尾形かな?と思っていたら田中泯でした。
記憶を消すことはそれなりに重みがあるものだと思うのですが、あまりそ...
記憶を消すことはそれなりに重みがあるものだと思うのですが、あまりそれが感じられませんでした。
全体的にスピード感に欠けます。
(フランス映画などの心地よい退屈のような物もありません)
泣けるシーンと言えばベタな子供のくだりぐらいで、ストーリーで泣いてしまうということはありませんでした。共感もあまりできずに終わりました。
テレビで放送しているのを一度見て、それで十分かなー。お金を払う必要はあまりないと思いました。
でも一緒に映画を見に行った友達はとても泣いていたので人それぞれだと思います。
(少女漫画が好きな子は楽しめるかも)
記憶は残すべきなのか、忘れるべきなのか
2020年1本目。109シネマズのポイントが今月中で失効してしまうのでなんかないかと探したが、いまいち見たいものがない。見たい作品なあるときは暇がなく、暇があるときは見たいときがないというあるある状態。でも、そんな時にふと観た作品が辺りだったりするのも不思議な巡り合わせ。
今回もこれともう、一作品に絞って何とはなしに選んだのですが、当たりでした。
芳根京子さんは実写版の「心が叫びたがってるんだ。」以来。相変わらず素晴らしいです。
突然、彼女が自分の事を忘れてしまうという不思議に遭遇した青年が、都市伝説の「記憶屋」を探すうちに、回りの人の記憶が消されて行く。はたして、記憶屋は実在するのか?それともただの都市伝説なのか。
辛い記憶や悲しい記憶は忘れるべきなのか、覚えておくべきなのか。忘れることで前進する人も居れば、忘れずにそれを礎に進む人もいる。それは人それぞれなのかもしれない。実在するかわからない記憶屋が居るかもしれないと思えることが救いになるのかも。
最高
どの世代でも何か心に刺さるものがあると思う
山田涼介のイメージはジャニーズって感じだったけど、この役に合わせて衣装、髪型に力を入れて芋っぽく見せているのを見て驚いた
もちろん演技も素敵で感動するシーンは涙が止まらなかった
原作を読んだ後映画を見るという人にもオススメ
小説とは少し内容が違うが、約2時間の映画でわかりやすく作られている
客は女性の方が多いが男性もいた6:4ぐらい
じっくりともう一度観たいなと思う映画でした
色々考えさせられる映画でした。私はとても切なかった。ぎゅーっと胸を締め付けられるような。とても貴重な時間でした。多分山田涼介さんのファンであろう若い女の子達があちこちですすり泣いていて、それだけでもこの映画の価値はあるなと思いました。きっかけは好きな俳優さんを観るためだったとしても、こういう映画で辛い記憶は消した方が良いのかどうなのか、人を想うとはどいうことなのか、死に逝くものが残していく愛おしい者に何ができるのか、etc. 大笑いしたりハラハラしたり恋愛ものでキュンとしたりのエンターテイメント要素の強い映画も良いですが、たまにはこのような真面目に問題提起しているような映画を観ることで、若い女の子達にも多くのことをじっくり考えて涙を流して素敵な女性になっていって欲しいなと思いました。出演者の皆さんそれぞれとても魅力的で、演技が達者で安心してお話しに没頭できたこともとても良かったと思います。
涙と感動を期待してたが物足りなかった。
予告編を観て感動作かな⁈ と思い期待しながら観たが、主人公、遼一(山田涼介)の恋人杏子(蓮佛美佐子)の記憶から遼一だけが消されていたことから記憶を消す都市伝説として記憶屋について調べていたが、高原弁護士(佐々木蔵之介)に相談したことで記憶屋探しが始まる。
映画はSFロマンス的な作品だと思うが、リョウイチが高原とともにキョウコの勤める喫茶店を訪ねた時に店主(ブラザートム)が初対面の高原に対しテレビで見るよりイケメンですね。と言ったセリフも軽薄でこの作品の質が感じられた。
その後、高原と一緒に乗ってる車中で遼一が怒って発言するシーンや弁護士事務所で遼一の幼馴染みのマキや高原の部下のナナミと遼一とマキの故郷広島に行く時のそれぞれのセリフなども軽薄すぎてガッカリしてしまいました。
記憶屋探しもマキが高原の事務所を訪ねた辺りから察しはついたが、予告編で観るイメージとは程遠いストーリーと内容だった。
主人公、遼一を演じた山田涼介さんの映画は初めてでしたが、高原に対して怒って発言するシーンが3回あったが何故そこまでオーバーに怒りの感情をだすのか?と思いました。俳優によって怒りの出し方もただ大声を出すのか、大声は出さなくとも表現することもできるのではと思います。
ストーリーが嫌なことがあった人の嫌な記憶を消すという奇想天外な内容だけに軽薄なセリフや演者の稚拙な演技では作品の中に入れないと思う。
とにかく終盤の予想外の展開や記憶屋が誰か?は抜きにしてただ映画を観ただけと云う感じ。
キツいようですが、特に印象は泣けるも楽しいも幸せもありません。
観客が抱く感想が映画の主題と一致
ラストで観客は誰のことも憎めません。これは「罪を許す」という映画のテーマにぴったり当てはまり、主題を更に色濃く印象付けるものでした。色々と解決策が考えられる中で、番人が頷ける、一番納得の結末です。半月くらい経ってもう一度見たら面白そうです。
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