散歩する侵略者

劇場公開日:

散歩する侵略者

解説

カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した「岸辺の旅」の黒沢清監督が長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ら豪華キャストを迎え、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化。数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける。長澤と松田が主人公の夫婦役で初共演し、長谷川がジャーナリスト役を演じる。

2017年製作/129分/G/日本
配給:松竹、日活
劇場公開日:2017年9月9日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 日本アカデミー賞(2018年)

ノミネート

最優秀監督賞 黒沢清
最優秀主演女優賞 長澤まさみ

第70回 カンヌ国際映画祭(2017年)

出品

ある視点部門
出品作品 黒沢清
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(C)2017「散歩する侵略者」製作委員会

映画レビュー

4.5「侵略者」と「散歩」。このギャップがすべてを物語る

2017年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

怖い

宇宙人による地球侵略もの、と聞けば大仰なSFスペクタクルを予想しそうだが、意外にも映画の中心は会話劇。それもそのはず、原作は舞台劇の戯曲で、これをホラーの名手・黒沢清監督が映画化した作品なのだ。

特撮も爆薬も使えない舞台で、宇宙人による侵略をどう具体化するか――そんな出発点から、人間の概念を奪うという基本コンセプトが生まれたのではないかと想像する。これなら、概念を奪う行為そのものは台詞と動作の演技で表現できるし、概念を奪われた人間の変わりようも、日常に突然生まれた非日常を可視化できる。

こうした原作のアイデアに黒沢監督の演出によるショッキングな場面とほどよいユーモアが加わり、さらに映画らしい派手なアクションシーンも添えられて、邦画のスケール感で十分に説得力あるSF侵略劇と相成った。「侵略者」という非日常と、「散歩」の日常。このギャップを無理なく繋げたところが本作の肝と言えよう。

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高森 郁哉

2.5どこか不思議な展開

2023年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

長澤まさみ扮するイラストレーター加瀬鳴海は、松田龍平扮する浮気していた夫加瀬真治が何かしら呆然としてしまった事にあきれた。
どこか不思議な展開で、殺人事件があったり地球が侵略されると言う話があったり概念を集めたりとか。 そうそうたる俳優陣だったけど、あんまり面白くなかったな。

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重

0.5侵略の目的…

2022年8月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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共感した! 9件)
KEI

3.0終始、奇妙な感がする映画だった。 宇宙人が侵略しているのに、人間と...

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

終始、奇妙な感がする映画だった。
宇宙人が侵略しているのに、人間とのやりとりとの滑稽さ。
観ていて不思議な感じだったけれど、そこがおもしろいのかもしれない。
やっぱり愛は大切なもの。愛は地球を救うでした。

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よっしー
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