ゴースト・イン・ザ・シェル

劇場公開日:

ゴースト・イン・ザ・シェル

解説

士郎正宗のコミックを押井守監督が映画化したSFアニメの傑作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を、ハリウッドで実写映画化。オリジナル作品の草薙素子に相当する主人公の少佐を、「アベンジャーズ」「LUCY ルーシー」などアクション映画でも活躍するスカーレット・ヨハンソンが演じ、少佐の上司・荒巻に、映画監督として世界的評価を受けるビートたけしが扮する。そのほか、少佐の片腕バトー役でデンマーク出身の俳優ピルウ・アスベック、テロ事件を企てる謎めいた男クゼにマイケル・ピット、オリジナルキャラクターのオウレイ博士役でフランスの名女優ジュリエット・ビノシュらが出演。監督は「スノーホワイト」のルパート・サンダース。日本語吹き替え版には田中敦子、大塚明夫、山寺宏一というアニメ版の声優が起用されている。脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていた。

2017年製作/107分/G/アメリカ
原題または英題:Ghost in the Shell
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2017年4月7日

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映画レビュー

0.5続いて日本カルチャーオマージュに溢れた、中国資本のハリウッド映画の本作をおっさんはこう見た。

2017年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

時流とは少し遅れて世に出てはいるものではあるが、中国資本のハリウッド映画が続く。 個人的にそれ自体に違和感はない。 しかし「キングコング 髑髏島の巨神」のような、日本カルチャーオマージュに溢れた、中国資本のハリウッド映画ということになると、「え?何?誰?」みたいな。 そのデキはワールドワイドな共作、と言えば聞こえがいいが、量産体制の製作委員会という結果に終わっている。 「マーヴェル」や「ディズニー」のように、映画自体がコケても回収手段があるならともかく、日本のマンガ、アニメを原作として、マニアな作家がオマージュたっぷりに、巨額の製作費を投じていることには正直、戸惑いしかない。 結果が悪すぎれば、その原作が好きで、がスタートだったのに、結果的に、この原作のせいで、ということにもなりかねない。 まあ、オレは原作は知らないし、もっと言うと、マンガやアニメに日本人としての誇りはもっていないんだけどな。 「ゴースト・イン・ザ・シェル」 ・ ・ ・ 良くも悪くも、「キングコング 髑髏島の巨神」とまったく同じような見解になるが、あちらが怪獣映画に対するオマージュたっぷりなら、こちらも同様にいたるところに原作への思いを感じる。 だが、本作、あちらより苦言が多くなるのは、やはりというか、「それ」以上のことをやろうとしていないからだ。 「既視感」 よく言われるように、映像は「ブレードランナー」。登場人物はちょっと弱い「ブラックウィドウ」。内容は「ロボコップ」という自分探し。 「オマージュを良し」として、それを超えようとしない。 それは監督の作家性か、製作委員会の弊害かはともかく、オマージュだけで作品を語るだけではおしまいである。 まあ、監督は原作のファンだということだから、まあ、そういうことだろう。 スカ姉さん起用の事情の反転か、やたら背景に力とお金をかけ、「見た目の世界観」だけはしっかり構築している。 個人的には、スカ姉さんが、その「姿」をある意味惜しげもなくさらす姿勢には素晴らしいと感じるが、そもそも「攻殻機動隊ファン」には、そのスカ姉さんの「むっちりな姿」は必要としていないわけで。 そういう意味でも「製作委員会」的な「本来の思いとはちがった真逆の決定」が、そもそも「映画化不可能」な作品であった、という結論になるわけだ。 追記 ハスキーボイスとタマゴ肌と独自の世界観を持った役者、という共通点がぴったりはまって、両者が面と向き合ったときは、まさにシンメトリーな絵で、ああ、ここだけはオリジナルを超えようとしてるな、少しだけうれしかったりした。

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しんざん

3.0ものすごく豪華な二次創作。

2017年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
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村山章

4.0過剰な期待は禁物だが、日本コンテンツのハリウッド映画化としては悪くない部類

2017年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

押井版アニメはもちろん、過去の傑作SF映画へのリスペクトとオマージュに満ちている点は確か。ホワイトウォッシュと批判されたが、日本人女優、またアジア人女性に枠を広げても、スカジョくらい国際的な知名度があってアクションもこなせる人材がいないのも現実。武田梨奈や清野菜名が今後、世界で活躍の場を広げてくれるのを期待したいが。 VFX的には、義体やロボットの細かな描写、未来都市の景観は結構緻密に描かれていて楽しめた。一方で、キャラクターが高速で動くシーンでは、10年ぐらい前の技術かと思うほどCG描画がモロバレの不自然な動きが多く、やはりまだ予算が足りなかったのかと嘆息。 少佐のボディスーツは、相撲取りの着ぐるみっぽくてイマイチ。もともと肉感的な体型だから、よけい膨張して見えてセクシーさに欠ける。「アンダー・ザ・スキン」のように“皮”を脱ぎ、裸身のスカジョが出てきたらなあと夢想してしまった。

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高森 郁哉

2.5こ、これは・・・

2024年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

当時としてはありがちな日本観、東洋観に彩られた駄作。趣味の悪さが際立つ。もう少しどうにかならなかったか・・?

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mark108hello

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