LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価

LION ライオン 25年目のただいま

劇場公開日 2017年4月7日
176件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

ルーニー・マーラの存在をもっと生かせたはず

学生になった主人公が出会う恋人を、「ドラゴン・タトゥーの女」のパンキッシュな天才ハッカーから「キャロル」の同性愛に目覚めるデパート店員まで幅広い役をこなすルーニー・マーラが演じているのだが、正直物足りない。二人が出会ってから付き合うようになるまでの過程や、サルーが故郷探しに没頭して不仲になるくだりが、割に淡々と語られる。本来ハードルが高い異人種間恋愛だから、障害を乗り越えるだけの何かが二人にあったはずだし、それをサルーの生い立ちから形成された人間性と結びつけて描くこともできたのではないか。実話ベースのドラマとはいえ、そうした脚色があれば、全体のテーマに恋愛エピソードもうまく絡んだと思う。

オーストラリアの白人夫婦がなぜインド人孤児を二人も養子に?という疑問の答えが、ニコール・キッドマンが演じる養母の夢の話で明らかになるのだけど、ここのスピリチュアルな感じが印象的だった。

AuVis
AuVisさん / 2017年4月11日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:試写会
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グドゥの死 ネタバレ

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兄のグドゥは事故ではなく、サルーを見失った責任を感じて、
自ら命を絶ったのかなと思っています。
その伏線として、以前にサルーが頭にケガをした時に、
母親から、兄として弟の面倒を見る責任を追及されてますよね。
でないと、あの叱られる場面が意味をなさないと思います。
どうでしょうか?

Ryu
Ryuさん / 2017年8月10日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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子役がかわいい

主人公の子供時代の子役がかわいい。

Zita
Zitaさん / 2017年7月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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感動した!

感動した!

アッキー
アッキーさん / 2017年7月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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実話にびっくり

インドでの子供の行方不明人数の多さにびっくり。サルーが兄とはぐれて人や施設を渡り歩いていく姿に涙・・・。

子供を引き取る夫婦の苦悩と努力にも涙。過去を背負っている子供を引き取る事で起こる苦悩も覚悟していて、絶対に家族として支える見守る覚悟をしている姿に涙。

主人公が過去を思い出すシーン、幼い自分や兄との思い出や、自分を探し続けている兄が時折出てくるシーンなど、現実と幻想を上手に映像にしている。
個人的には、この作品にアカデミー賞受賞してほしかった。

ガンビー
ガンビーさん / 2017年7月2日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
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久々に映画館で泣いた。 インドのスラムで暮らす兄弟。生活のために道... ネタバレ

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久々に映画館で泣いた。

インドのスラムで暮らす兄弟。生活のために道に落ちているものを拾いながら生活しているが、その「仕事」中にはぐれて、弟は回送列車に乗って1000キロ離れたカルカッタにたどり着く。
そこで身売りに遭いそうになるが、間一髪逃げ出し、孤児院にたどり着く。そこでオーストラリアへの養子の話が持ち上がり渡豪する。

大人になり、何不自由なくすごすが、養子になったことやインドで自分を探しているのではないか、生い立ちなどを振り返ると、後ろめたい思いになる。

その葛藤の中、グーグルアースで自分の育った場所を突き止め、インドに25年ぶりに尋ねて母親・妹と劇的な再会をする。

これが実話で、最後に本物の再会シーンがある。

兄は生き別れになった直後にすでに亡くなっていた、自分の名前の由来をちゃんと25年後に知る。それだけでも鳥肌モノ。

グーグルで探すあたりから涙が止まらなかった。ホントいい作品に巡り合った。くちづけ以来の印象に残る涙系作品だった。

キッスィ
キッスィさん / 2017年7月1日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:映画館
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実話

最後の最後までみて!と言いたい。
エンドロールが始まって席を立たないで!と言いたい。

🖇crazy5🖇📎
🖇crazy5🖇📎さん / 2017年6月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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エンディングの曲がインドっぽくていい。

エンディングの曲がインドっぽくていい。

bhanglassi
bhanglassiさん / 2017年6月18日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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飛行機の中で鑑賞。 エンディングに感動。 泣きそうになりました。 ...

飛行機の中で鑑賞。

エンディングに感動。
泣きそうになりました。
諦めないっていいな。
そして周りのサポートの素晴らしさがよかった。

John
Johnさん / 2017年6月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ひねりはないがいい話

オーストラリアで養子になっていたインドの少年が、25年後にGoogle earthを使い実の母親と再会する話。
実話をもとにするとドラマティックな展開に欠けることがある。本作もそう。迷子になった経緯や、養子の兄弟の存在なんかは今ひとつだなーと思ってしまった。でも、実話の持つパワーとはすごい。最後に本人たちが登場するシーンで感動してしまった。
【吹き替え版視聴】

kenshuchu
kenshuchuさん / 2017年6月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:VOD
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ルーツと再会する幸せ ネタバレ

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観る前にあらすじを聞いた時、「国内で迷子になって、帰ってこれないってどういう状況なんだろう…いや、インドで貧困家庭だったら警察も碌に頼れないだろうし、起こりうるのはわかるけど…にわかに信じられない…」って感じで、あまりにもイメージがつかなかったんだけど、観ていくうちに状況が頭に入ってくる。
長距離移動してしまえば言葉も通じなくなる。身なりの悪い子供が一人でうろついてても、そこらにいるストリートチルドレンといっしょくたで、いちいち同情してくれる人は少なく、最悪人身売買のターゲットにされる。施設に入れたって、そこも決して良い場所ではなく、サルーが養子に行けたのはラッキーなことだった。
幼いサルーの視点に沿って描写が進んでいくので、ディテールはかなり省かれてて決して説明くささは無いのに、インドで行方不明になる子供達の状況がうまいこと分かるようになってる。子供の視点で観るので、直感的な恐ろしさや心細さがよく伝わってくる。

インドの風景が魅力的だった。埃っぽそうだったり生臭そうだったりな場所が、スクリーン越しにパワフルで素敵に見える…
あとね、サルーがめちゃめちゃ可愛い。目が黒々と大きくて、あどけなくて、甘ったるい子供らしい声してて、がんばって生きてるって感じ。幼い無力さはあるけれど、4歳という年齢にしては危機察知能力や行動力もあって、だから生き残れたんだろうな。

大人になったサルーの、ルーツを失った空虚さも、グッときた。大学で出身を聞かれた時の曖昧な返しとか、ボリウッド映画を観ても曖昧な顔しか出来なかったのに、子供の頃食べたかった揚げ菓子を観てどうしようもなく辛くなってしまうのとか…。
同じインド出身者でさえ、オーストラリアの大学で勉強してるようなのは多分ほとんど富裕層で、サルーが元々いたところの人達とは全く違う。母親が文盲で石運びの仕事をしていたなんて理解してもらえない。
一番境遇が近かったのはマントッシュだけど、「一人になってしまったもの同士」で、「二人」にはなれなかった。特にマントッシュはスーの家に来た時にはもう深く傷つきすぎていて、それどころじゃなかったのかも。
根っこの無いサルーの心情が伝わってくるので、おぼろげな記憶を頼りに故郷を探す様子に感情移入しやすかった。遥かに恵まれた環境での生活にありがたみを感じるし、今の家族や恋人を愛していても、いつも心細い。実家が忘れられない。

サルーが故郷に帰った時、ヒンディー語を喋れなくなってたのが胸にグサッときた。これって実際にそうだったのかな。だとしたら辛いな。劇中では、幼少期と成人後だけが描かれていたけど、少年のサルーがふとヒンディー語を忘れてしまった事に気づいて、そのとき愕然としたんじゃないかな。

タイトルがうまいなと思った。サルーが故郷の地名だけでなく自分の名前も曖昧で、その本当の意味がラストでわかる。一番のルーツに、最後の最後で行き着く演出。

fall0
fall0さん / 2017年6月11日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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よかった。

予告編でほぼ全ての内容が把握でき、それ以上の驚きはあんまりないんだけど。
お兄さんとはぐれてから施設に入るまで想像を絶する体験を、あんな4歳くらいの子がしたなんて信じられない。

彼女の話はいらないね、ラブシーンも完全に不要だったな。

やっぱりお母さんと再会出来た時から最後までずっと涙が止まらなかった。
劇場内では、観客はおばさんが多くて、同じくみんな泣いてた。

いい映画でした。

ブレンダ
ブレンダさん / 2017年6月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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僕には合わない映画。

どうも僕には合わなかった。
最初にインドの印象的なシーン。からの主人公・サルーの日常。
ここはとてもよかった。
でも家族愛を描くなら、
サルーの彼女は別にいなくてもいいかな。
故郷を探すシーンもあまり感情移入できない。
ノンフィクションだから表現はそこまでドラマチックじゃないのかも。
オーストラリアからの話の展開は怠かった。

めたるぱんち
めたるぱんちさん / 2017年6月2日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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グーグル・アースから場所に寄る、人に寄る・・・

仕草に寄る、表情に寄る、眼に寄る・・バストサイズまで引く、高く引く、地球まで引く・・・的確ですね。
25年の間の想いを1年いや1日も漏らさないという執念が伝わってきます。
インドパートの登場人物の瑞々しさと豪パートの芝居の上手さのブレンドは観る人によっては違和感を感じるかもしれません。
どちらも素晴らしすぎますね。

蛇足軒瞬平太
蛇足軒瞬平太さん / 2017年5月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:-
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期待ハズレ

これもまたムーンライトに続くザンネン賞。冒頭のインドの場面は素晴らしかった。これからどうなるのだろう、の感情が「え、そゆこと」で終わった。テレビ番組でも実際の画像ばかり持ちいて紹介されてた、ストーリーだけの映画

YATokyo
YATokyoさん / 2017年5月28日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ラストはシーア

エンドロールでシーアが聴けるのをすっかり忘れていたので得した気分。

この物語で最も偉大なのはニコール・キッドマンが演じた母です。

映録助
映録助さん / 2017年5月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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サルーが賢くて強くて可愛くて!!心をくすぐられる!

冒頭の荒涼とした風景に、心に響く何かを感じ最初から惹き込まれた。
ストーリーにひっくり返る様なネタがあるわけではないものの、再会シーンはやはり涙を誘う印象に残る作品。

優しいお母さんやお兄ちゃんに甘えていたサルーが、不安や恐怖に押し潰されそうになる中で、涙も見せず胸にしまい込むひたむきさ、大人の微妙な声色から危険を察知する賢さ、新しい環境を受け入れ馴染む柔軟性を身につけて行く。
目の前に当たり前にある劣悪な環境に、生きるのが精一杯の人々の狡猾さと冷酷さは、今の日本では考えられない。そんな貧困などの社会問題が渦巻くインドの現状と対象的に、サルーの幼少期の屈託ない笑顔や明るい声は、幸せをくれる。
サルーが一生懸命走る姿にはキュンとした!本当にカワイイ!
再会のシーンももちろんだが、幼少期のシーンが作品の価値を高めていると思った。

一方で、オーストラリアで不自由ない生活を送ってきたサルーが、心の奥にしまい込んでいただろう孤独感、実母や兄に対する罪悪感、養母の期待を背負う重圧感に育んできた絆など複雑な感情があったと思うが、その辺りの描写があまり厚くないと感じた。幼児期から成人の間の心情がもっと描かれていればより深みのあるストーリーになったと思う。

ayayan
ayayanさん / 2017年5月23日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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泣けて、温かくて、考えさせられる映画 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

号泣。母に会えたとき、兄はあの後電車に轢かれて亡くなってたことを知ったとき。兄とはぐれてから拐われそうになりながら、誰を信用できるかもわからない状況で、本当によく、生き延びた。里親のいるオーストラリアに行くことはもう一層会えないということ。5歳でそれを受け止めるしかなかった現実。成長してもインドのものを見ると思い出す過去は温かい思い出と同時に心をえぐるもの。
向き合う苦しさや25年間の途方もない探索の日々に観ていて苦しくなるけれど、それだけ奇跡的に見つけられたこと、最後に会えた瞬間に来るものがある。
「当たり前のように何でも手に入ることに吐き気がするんだよ」
孤児の問題や、腐った警官、騙し合いの社会を節々で訴えている。
泣けるし、温かくもあるし、考えさせられる。いい映画だった。

ニック
ニックさん / 2017年5月21日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける
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1人に手を差し伸べるということ

その記憶は、未熟すぎた自分への嫌悪感しか呼び起さない。だから意識的にずっと封印していた。だがこの映画の冒頭、私はその忌々しい自分と対峙せざるを得なかった。

もう二十年も前、リュック一つでインドを歩いていた時のこと。街角には職のない大人たちがあふれ、同様に多くのストリート・チルドレンがわれわれ外国からの旅人に手を差出し、金を無心していた。
その都度、
「お金はないよ、悪いね。学生だからね」
などと日本語でつぶやきながら、彼らの脇をすり抜けていたのだが、交差点のたびに必ずこうなので、うんざりを通り越し、日に日に心は疲弊していった。
「これは社会の問題であり、たとえ一人のその一日を助けても、何の解決にもならない」
などとうそぶきながら、私は彼らに決して何の施しもしようとしなかった。

映画の舞台はインドの貧しい田舎町。石運びが仕事の母の手ひとつで育てられているまだ五歳の子サルーは、兄と一緒に出た街の駅で一人誤って回送列車に乗ってしまい、二、三日降りられないまま遥か離れた大都会カルカッタ(コルカタ)に出てしまう。誰に助けられることもなく、言葉の通じない街でホームレスをしながら必死に生き抜こうとする幼き主人公の姿に、私は冒頭の記憶が生々しく蘇るのを抑えられなかった。人の命に貴賤はないというのは先進国のまやかしで、世界には本当に軽く扱われている人の命が今もある。

まもなく物語はオーストラリア・タスマニア島へ。サルーはカルカッタの保護施設からこの地の夫婦に引き取られ、そこで育てられることになった。貧しいインドでの生活とは何もかも違う豊かさの中、サルーは少しずつ新しい家族に慣れてゆき、やがて大学生になる。養父母の無償の愛とともに不自由ない幸せの中にいる・・・かに思えた。

だがふとしたことでその生活はスタックする。本当の母親が突然消えた自分を今も探しているのではないか、との積年の思いを抑えきれなくなったのだ。
うろ覚えの幼き日々の記憶を頼りに、グーグル・アースを使って自分の故郷を探り始めるサルー。ひどく難航するうち、オーストラリアでの今の日常とインドでの幼少期の激しいカットバック編集そのものに、その自我は激しく揺さぶられてゆく。やがて生活は破たん、すべてが順調だったはずの家族の歯車は脆くも壊れていった・・・。

中盤、ニコール・キッドマンが演じる義母がサルーをなぜ養子に迎え入れたのか、その告白を聞いて以来、人生について考えずにいられなくなった。子を育てるというのは、親が文字通り全身全霊を捧げなければ、とても成し遂げられない。血の繋がらない、しかも異国の子を迎え入れて育てるというのは、それに人生を賭す覚悟というのは、いったいどういうものなのか、想像すら及ばない。
義父母はそれを感情ではなく理性で決断し、そして立派に成し遂げた。そこにあったのは冒頭の私の浅はかな考え、つまり「たとえ一人のその一日を助けても、何の解決にもならない」とは対極の考えの表意であり、まさしく有言実行そのものだった。この物語は事実に基づくものだとされているが、実在するその養父母の心境も、映画に描かれていた通りだったのだろうか・・・。

インドという我々から見れば特殊な環境を入り口にしながら、中盤から終盤にかけて映画のテーマが普遍性を帯びてゆくにつれ、思いがけずグイグイと引き込まれていった。そしてエンディングは涙なしでは見られなかった。そこにあったのは、サルーの二人の母の愛だ。

サルーの子供時代の子役もいい。冒頭は「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトをほうふつさせる純朴そのものの可愛らしい姿をさらしながら、大都会の路上に放り出されて以降、みるみるうちに表情は険しくなり、鬱屈したものを幼くして抱え込む様子を演じて見せている。

意外というべきか、観る前に聞こえていたあらすじから想像していたよりもずっと、既視感のない全く新しい映画だった。
そしてまた、二十年前から大して変わらぬ自分の小ささに目を向ける、いいきっかけにもなった。

もと
もとさん / 2017年5月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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スーママが素晴らしい。 ネタバレ

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子供のサルーが可愛かった。子供のサルーの冒険がすっごくハラハラドキドキで(当社比)心臓に悪かったけど夢中になりました。それとスーママ(と夫)がすごい人なんだなーてところが感想です。

いまいち大人サルーの、ルーツを探したいけど養父養母には言えない。恋人も過ぎた幸福な気がして持て余す気持ちが理解できず、なんでやねんと思っていました。

後は、忘れていた記憶があんなに鮮明に蘇るの?ってことに引っかかってちょっと乗れませんでした。

養子の弟君が手のかかる子で、なんで両親に感謝できないってことに苛立つサルーの気持ちはわかります。
その苛立ちはとても傲慢だともおもうのですが、わたしもそう思うだろうなと。

お母さん生きててよかったね。

だいず
だいずさん / 2017年5月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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