ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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名もなき人々の決死の戦い
フォースの力を持たない、名もなき人間たちの決死の戦いを描く点で、本編とは異なる要素を強く含んだ作品。エピソード4の前段にあたる戦いを描いており、本編の感動を一層強くするものになっているのもスピンオフとして見事。
こうした新しい要素のチャレンジをしながら、父と子の物語というスターウォーズシリーズの根幹をしっかりと抑えている。世界観を壊さず、本編を補強し、なおかつ単独の映画作品としても抜群に面白い。ギャレス・エドワーズ監督の仕事ぶりは見事。彼はゴジラのリブートも成功させているが、歴史あるシリーズものを料理するのが上手いのかもしれない。
キャストの中ではドニー・イェンが出色。シリーズ史上屈指の格好いいキャラではないか。当然アクションも素晴らしい。彼ぐらい立ち回れる役者が本編にも出てきてほしいと思う。
一本の映画として卓越した強度と志しを持った傑作SF
スピンオフという位置付けでは勿体ない。一本の映画として、本流にも負けない強度と志しを持った作品だ。ここには我々がよく知る“スター・ウォーズ史”に名を刻んだ輝かしい偉人や英雄など誰もいないが、代わりに名もなき者たちの命がけの戦いがある。一般の観客から見れば知名度も抜群とは言い難い国際的俳優らを散りばめ、彼らが一つの使命を“たすき”で繋ぐ。まるで『七人の侍』たちが一人、また一人と散っていくような、映画史的には王道とも言えるプロットではあるものの、だからこそ我々は、たとえ膨大なSWの知識を持ち合わせていなくても、今この瞬間、彼らの表情、演技、戦いにグッと心を重ねることができるのだろう。クリス・ワイツとトニー・ギルロイという過去に大作シリーズで躓いた経験を持つ者たちが手がけた脚本にも負けられない意地と「この物語を伝えたい」という熱い思いが透けて見える。特に主人公らが見上げる空、「誰か受け取ってくれたかな?」というセリフが秀逸。その答えは歴史が、世界中が如実に証明している。
気になるひとはみんな観たらいい。
気になるひとはみんな観たらいいと思う。そうやってみんなでやいのやいの言うのが「スター・ウォーズ」のようなお祭りムービーのあり方ではないか。
個人的には、反乱軍は反乱軍なりに(任務のための殺人とか)えげつない工作活動をしてるのが見て取れる前半が、そりゃのっぴきならない事態なのだからそれもあるよなあ、「善のフォース対ダークサイド」みたいな単純な構造だけじゃないよなあと新鮮だった。
が、シリーズのファンと言えるほど強い思い入れがないせいで、ここはグッとくるんだろう、これはファンならたまらないんじゃないかと頭で考えても、全身がうち震えるような体験にはならなかったのが残念。
むしろツッコミを入れたくなる要素は多々あって、でもそれも含めて楽しんだし、ギャレス・エドワーズのSW愛は溢れんばかりに伝わってきた。熱狂するほどには自分にはフォースが宿っていなかったが、みなさんにはフォースが共にありますように。
芳醇なハリウッド映画の新たなるレガシー。
かつて見た、遙か宇宙の彼方で繰り広げられる独裁軍VS反乱軍の戦争へと回帰させる新たなストーリーは、「エピソード4」に繫がる父と娘の固い絆と、自由で平等な宇宙、すなわちこの大地を目指す青年兵士たちのイノセントな情熱を土台に、全世代を取り込んで「スター・ウォーズ」の原点へタイムワープするかのよう。「S.W」の原点とは、つまり、登場するキャラクターが生身の人間として息づき、漆黒の宇宙をバックに展開するスペースウォーズのダイナミズムが画面を埋め尽くすことを意味する。そんな実は決して簡単ではない難業を、本シリーズ開始直前に生まれたギャレス・エドワーズが成し遂げたことに感心する。今からでも遅くない。シリーズ屈指の名編と称えられる「帝国の逆襲」に痺れた旧世代、連打される昨今のイベントムービーに早くも食傷気味の新世代共に、ハリウッド映画のレガシーがいかに芳醇であるかを、その目で再確認して欲しい。
外伝として素晴らしかった
スターウォーズ中ではちょっとだけダークな話だけど、下々の兵士に
スポットが当たっててよいです。出てくるキャラクターが悪いけどいい奴ばかりで、
個性たっぷりで、敵のキャラもいい感じ。
話は複数の星が舞台のあきない展開で、ラストもとても、なんというか、美しい。
これぞスターウォーズという作品の1つだと思う。
グループ討論 議題「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」 メンバー:ルーク、ハン・ソロ、レイ、ダース・ベイダー、C-3PO、R2-D2、ジェームズ・ボンド
ルーク「いやー驚いた‼️私たちが破壊したデス・スターの設計図を手に入れるため、こんな熱いドラマが展開していたとは。私たちが頂いたメダルは本来彼らのモノのはずだ‼️そうだろ、ハン?」
ハン「その通りだ。俺もフォースの覚醒やスカイウォーカーの夜明けなんかに出ないで、CGで若返り処理してもらってローグ・ワンの一員になりたかったぜ‼️」
レイ「何?このヒロインのジン・アーソって‼️私なんかよりキレイだし、ダンゼン魅力的じゃない?どういうことよ、ルーカスフィルム?」
ルーク「レイ、落ち着きなさい」
R2-D2「ピーピポピポ」
レイ「あのラストは何なの?キャシアンとジンが抱き合って最期って‼️デス・スターのレーザー攻撃の光が2人を照らしてメチャクチャ美しく感動的なシーンじゃないの‼️泣いちゃったわ‼️私にあんな美しいシーン、三部作でなかったわよ‼️」
ハン「レイ、落ち着け」
R2-D2「ピーピポピポ」
ルーク「確かに、ラストの惑星スカリフを反乱軍が攻撃するシーンはこれぞスター・ウォーズと呼べる興奮だったな。Xウィングが活躍する空中戦も地上戦もドキドキワクワクで見事だった。こんな興奮、レイが主役だった三部作ではなかったな‼️」
ハン「でもファルコン号が活躍しないのは不満だな」
レイ「それは仕方ないでしょ」
R2-D2「ピーピポピポ」
ダース・ベイダー「忘れてもらっては困るが、私の無双ぶりがシリーズで一番際立っていたのもこの作品だぞ‼️ラスト、逃げる反乱軍の兵士を皆殺しにするシーンの私のフォースの威力とライトセイバーさばき‼️」
ルーク「確かにあのシーンのお父さんは恐ろしくて、なおかつチョーカッコ良かった‼️」
ダース・ベイダー「加えて今作では私のマイホームも披露したしな。あそこは冬でも暖かい。うらやましいかルーク。」
ルーク「・・・・・」
C-3PO「ロボットの私たちとしてはK-2SOの活躍が誇らしかったです。いい味出してました‼️そうだろR2?」
R2-D2「ピーピポピポ」
ダース・ベイダー「ジン・アーソも良かったが、キャシアン・アンドーという男も見所があるぞ。この作品だけでは惜しいな。」
ハン「彼の若き日の活躍は、ディズニー+で観る事が出来るらしい。」
ダース・ベイダー「本当か?チェックせねば」
ルーク「それと盲目の戦士チアルート・イムウェの武術もスゴい‼️特訓すれば立派なジェダイになれる‼️」
ハン「ドニー・イェン‼️」
レイ「ジンと父親のゲイレンの親子の絆も素晴らしかったわ。私も誰かのスターダストになりたい‼️」
ルーク「彼らの愛情には胸が熱くなりました。ねぇ、父さん?」
ダース・ベイダー「そうだな」
レイ「これからはエピソード4のオープニングタイトルを観るたびにローグ・ワンのメンバーを思い出して泣いてしまいそう...」
ボンド「さっきからズーッと気になっていたんだが、私は以前ゲイレンと戦ったことがある。確かその時はル・シッフルと名乗っていた。」
レイ「それは多分勘違いよ。てゆーか誰?」
ボンド「一応世界一有名なスパイだが、名前はボンド‼️ジェームズ・ボンド‼️」
レイ「どの世界一?」
ボンド「地球‼️」
レイ「地球のボンド?知らない‼️」
ハン「知らんな」
C-3PO「存じ上げません」
R2-D2「ピーピポピポ」
ルーク「知らない」
ダース・ベイダー「フンッ」
ボンド「フォースと共にあれ‼️」
チアルート優勝
チアルートかっけーー!!!を置いといても傑作と言える出来でした。
プロモーションでも明確に打ち出されている『希望』というテーマを正面から描き、希望を繋ぐ犠牲というテーマもしっかり描写されている。
新しさの中に無理なくレトロ感を醸してるのも素晴らしいです。
ラストカットは観たタイミングも相まって涙が止まらなかった。
闇に浮かび上がる、恐怖の象徴
ベタなストーリー展開、勧善懲悪の分かりやすい図式、誰もが童心に帰れる活劇=従来のスターウォーズ公式にポリコレ意識をプラス。全エピソード観てはいるものの、熱烈なスターウォーズファンというわけでも無いので、エピソード3.5的な位置付けのようだしまぁ観とくか程度の意識で鑑賞。
本作をここまでの評価に押し上げたのは、やはりベイダー卿でした。登場シーンは僅かながら、終盤のライトセーバーでの立ち振る舞い。いやぁ痺れました。暗闇の中に忍び寄る呼吸音。ライトセーバーが起動するやその紅の光源に照らされ浮かび上がる最恐の暗黒卿。1対10弱の状況でフォース全開でバッタバッタと容赦なく斬り伏せていく、正史にはなかった押し寄せる絶望感。その無双振り。この一連のシーンだけで鑑賞料の元を取ったと思いましたね。
よく出来ている
スターウォーズの「エピソード3 」と「エピソード4 」
それぞれの物語をつなぐエピソード。
この映画はスターウォーズのシーリーズを観ていなくても
全く関係なく、別映画として鑑賞に耐えられる作品です。
感心したのは、よく練られてた脚本で
物語性やキャラクターの設定は
シリーズに関わりのあるものであり、
見応えのある作品になっています。
なんとってもダース・ベイダーですが、
登場シーンは少なく戦闘シーンも短いのですが
とにかく「強い」「怖い」「非道」と
ベイダー最盛期の、本当の凄さを知るに至りました。
40年前のテクノロジーに近づける苦労も見えますが
最後のあの貴女のシーンには驚きました。
この後は胸躍るエピソードに戻るわけです。
感情移入がハマれば泣ける。
シーリーズには無い物語性があります。
スター・ウォーズのシリーズ+の中で
一番好きな作品です。
※
3と4をつなぐストーリー
ダースベイダー以外初めて出てきた人たちだったから誰が誰だか覚えられなかった。
終盤の戦闘シーンはかっこよい。
主人公たちがほぼ全員死ぬっていうのは、このようなA級映画では珍しい。
最後の最後で、反乱軍が設計図を持って宇宙船に戻ろうとした時に扉が少ししか開かず、暗闇からダースベイダーが出てきたのはめちゃくちゃ怖くて大好きな演出だった。
マッツ・ミケルセンとフォレスト・ウィテカーの無駄遣い、、?
衝撃的なラスト!
ダース・ベイダーの
異次元の圧倒的な悪と強さ
それに立ち向かう
志ある反乱軍の戦士たち
戦士たちは
ライトセーバーもなければ
フォースも無い。
あるのは
勇気と知恵と志だけ
生身の人間が必死で悪と戦う姿に
手に汗握って応援していた。
スターウォーズエピソード4
に少しだけ説明があった
反乱軍がデススター設計図を
入手した過程にこのような
物語があったとは、、、
最後泣けました。
追伸
あのドロイド
良い味出してました。
エピソード1以来のSW
2017年の1本目。
アレ?意外といやかなり面白いかも。最後のサービスカットを抜きにしても、特異な能力を持たない普通の人たち(ドニー兄貴を普通と言っていいか…)の頑張りと覚悟に、胸が熱くなる。
K-2SO好き。
シリーズで1番、、、
スターウォーズシリーズで1番面白い。
これまでにも色んな人が死んだが、1番意味のある犠牲だったんじゃないかと。
設計図を手にするという難易度MAXのミッション、選ばれた先鋭のキャラの面白さ、ライトセーバーやフォースを多用しない純粋なアクションシーン。
この1本だけ見ても、シリーズ全体の中の位置付けとしても、スピンオフという性格からしても、とても良い作品!
IMAXで初めて見ました
配信ドラマに期待してるので予告編をスクリーンで観たかったのもあります
本作は劇場で10回は堪能してます
映画館で、IMAXで観るのを強力にオススメする作品です
ストーリーは特攻隊。
主な主人公は特殊なパワーやましてや日陰稼業の人たちなので権力も何も持っていない人たちです
強いて挙げるとすれば信念はあるよ、そんな感じです
最近のシリーズではこれが一番たのしい
あらためて確認しました
現実の戦争なんかに準えるヤボなことは考えないで、浸ってくださいね
アニメを観てた方はゴーストとチョッパーを実写で見れますし、シンドゥーラ「将軍」のアナウンスも聴けます
ファンならば思わずニヤリ
スター・ウォーズの外伝作品。時系列で言えばエピソード3.5と言ったところ。エピソード7「フォースの覚醒」がイマイチだったせいでこの作品も見ることなく今まで食わず嫌いしていたのだが、「オビ=ワン・ケノービ」を観るためにディズニー+に加入したので、せっかくなので観ることにした。
設定に全く言及せず、場所が点々とするため、スター・ウォーズの知識をある程度持っているということが前提にはなるのだが、エピソード4の始まりにこうやって繋がって行くのだなと思うと非常に感慨深い作りとなっている。特にスター・ウォーズではジェダイ側が正義という形の勧善懲悪の面があるのだが、本作は反乱軍側も暗殺やテロをしているということで、必ずしも正義ではないという面が描かれている。なかでも生物を使った尋問は、薬を使ってレイアを尋問したダース・ベイダーより酷い。
その尋問されたボーディー・ルックもまた非常にいいキャラで、K-2SOと並んで好きなキャラだった。彼が思いつきで発言する「ローグ・ワン」こそが本作品のタイトルにもなっている。エピソード4でルークが名乗るレッド5の撃墜シーンなど、ファンならば思わずニヤリの要素が入っているのも高ポイント。ちなみにジェダでジンとぶつかった連中もエピソード4に登場していて、オビ=ワンに腕を切り落とされた奴らだったらしい。さすがにそこは特典映像見るまで気づかなかった。なかなかいい感じにまとまっている作品で、せめてこの作品の1/3でいいのでエピソード8、エピソード9に力を入れて欲しかった。
これぞ本流!
改めて観ても良い作品だと思う。内容的にもキャスト的にも申し分ないし、本編episode7-9と比べて雲泥の差だ。スピンオフ作品だからこそ、Disney商業主義の影響が極小だったのだろう。
場所や登場人物が理解できれば、これぞスターウォーズの本流と思える程の堂々たる内容だと感じる。
エンディングは、ファン垂涎の伏線回収がされつつ、新たなる希望へと繋がれていく。いや〜素晴らしい!
大きな展開は後半からで、安定剤必須となっております(¨;) 。 マ...
大きな展開は後半からで、安定剤必須となっております(¨;) 。
マッツとドニーは洗礼された存在感。
キャリー、有難う!
鑑賞日:2017.1.18
エピソード4へとつながるストーリー。 デススターの設計図を入手する...
エピソード4へとつながるストーリー。
デススターの設計図を入手するためこれほどまでに犠牲があったとは、そう思うとラストはとても切なかった。
序盤までは微妙な展開でどうかなぁと思っていたけど、設計図入手のため帝国へ乗り込む中盤からラストまでは目が離せなく、宇宙・地上の戦闘シーンがカッコよくとにかくおもしろかったです。
ラダス提督カッコ良すぎる
「希望があるからこそ戦える」
スターウォーズエピソード4の直前、名もなき反乱軍の戦士達がデススターの設計図を帝国から奪うお話。
本当に出てくる登場人物全てがカッコいい!!
主人公の傭兵ジン、反乱軍の将校のキャシアン、かつてのジェダの神殿の守り人・盲目のフォース使いチアルートにその相棒のベイズ、貨物船のパイロット・ボーディー、思ったことをそのまま口にしてしまう元帝国のドロイド・K-2SO。
この6人を中心に設計図を探す為、スカリフに乗り込むんだけど、、、
みんなめっちゃいいキャラでかっこいいんだけど、主役達を差し置いて最高の脇役がなんといっても反乱軍の提督・ラダス提督。
設計図のデータを送る為にゲートをこじ開けないといけないとの連絡を受け、躊躇なく一瞬の判断で「ハンマーヘッドコルベットを呼べ!考えがある!」と言ってスターデストロイヤーに突っ込ませ、シールドに突撃させ破壊させる様は見事としかいいようがないです。
スカリフがデススターにより破壊される様を見つめる時も、仲間たちの死を惜しみ「フォースと共にあらんことを」と呟きながらも希望をつなぐ為に切り替える様もあまりにもナイスガイ!
この名もなき反乱軍の戦士達がいたからこそ、設計図がレイヤ姫の元に送られ、ルークがデススターを破壊できる。。。
いや、もう最高、ほんと。
あっ、ジンのオヤジ、マッツだったのね。そこもかっこいい。
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