キングコング 髑髏島の巨神

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劇場公開日:

キングコング 髑髏島の巨神

解説

1933年に製作された特撮映画の古典「キング・コング」を筆頭に、これまでにも数々の映画で描かれてきたモンスターの王者キングコングの起源を、コングの故郷である髑髏(どくろ)島を舞台に描いたアドベンチャーアクション大作。神話の中だけの存在とされてきた髑髏島が実在することが判明し、未知の生物の探索を目的とする調査遠征隊が派遣される。島内に足を踏み入れた隊員たちは、あちこちに散らばる骸骨や、岩壁に残された巨大な手跡を発見する。やがて彼らの前に、神なる存在である巨大なコングが出現。隊員たちは為す術もなく、凶暴な巨大生物から逃げ惑うが……。「マイティ・ソー」シリーズのトム・ヒドルストンが調査遠征隊の隊長コンラッド役で主演を務め、「ルーム」のブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリーらが共演する。

2017年製作/118分/PG12/アメリカ
原題または英題:Kong: Skull Island
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2017年3月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第90回 アカデミー賞(2018年)

ノミネート

視覚効果賞  
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映画レビュー

3.5命懸けの大冒険

2024年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

興奮

U-NEXTで鑑賞。 大人数の調査隊がジャングルで繰り広げる冒険は、ロストワールドのようなスリルがありました。巨大蜘蛛や悪魔のようなトカゲなど、あり得ない姿をしたモンスターが襲いかかってくる場面は興奮の連続でした。 メインのキングコングも、巨体を活かして豪快に暴れ回るバトルは圧巻でした。ずっとハラハラしながら楽しむことができたアドベンチャー映画になっていました。

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Ken@

1.0怪獣映画にとうに興味を失ってたおっさんは本作をこう見た。

2017年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

エミリッヒ版ゴジラは、「インデペンデンス・デイ」後の過剰な期待からの見事にはしごを足元から外されたことにハリウッドリメイクに不信感を抱かせた。 ギャレス・エドワーズ版のゴジラは、一市民視点からのリアリティとかが完全に言い訳臭く、その姿の見せ方のセンスのなさに、分かってねえ感にがっかりした。 そして庵野版ゴジラは、以上の2作品よりもデキは全然良いものの、妙に日本にしか楽しめない感と、これってゴジラっていうより〇〇〇、とかいう雑音が純日本製でありながらも、怪獣映画としては子供が楽しめない(本当の意味での子供な)ものだった。 そう、ここしばらく子供の楽しむ怪獣映画が存在しなかったのである。 コングについては、P・ジャクソン版はそれなりに「映画」として楽しめたものの、オレにとっては、ギラーミンのジェシカ・ラングで第二次性徴を迎えた身にとって、コングとは「荒ぶる性の象徴」。 そんな「コング」の「怪獣映画」が製作されたという。 純粋な目の少年たち、おおきなコドモたちをしり目に、いまさら荒ぶっちゃっていいの?、と下品なおっさんは4DXの劇場へ。 「キングコング 髑髏島の巨神」 ・ ・ ・ ハリウッド製の怪獣映画、という意味で特化して言うならば、ここまでのものはこれまでになかっただろう。早々にコング出現。次々に現れる巨大生物。まさしく「怪獣」映画。 映像表現も凝っており、特にヘリコプター撃沈時の第一人称視点などとても緊迫感がある。 だが、映画としては果たしてどうか。 序盤のコングとヘリ小隊との遭遇はかなりアガるものの、そこからのしりすぼみ感が甚だしい。怪獣映画ゆえ、怪獣だすのが使命であり、それはしっかり果たされるものの、その登場理由におっさんは意味を求めてしまい、タコがでようが、蜘蛛がでようが、それでドラマが進まないから徐々に退屈するのだ。 人間サイドも大物俳優がこぞって、良くも悪くも「怪獣映画ゆえの、そこにいるだけの存在」でしか演じておらず、サミュエルはいつものサミュエルで良いのだが、もっともっとイカれてほしい。 ベトナム戦争期の設定、「地獄の黙示録」設定は、ちょうどいい塩梅の兵力、舞台設定であって特筆すべきことでもない。 これぞ見たかった「怪獣映画」、という意見の気持ちは分かるし、こういう画が見たかったという過去作のコピペなどは、とてもバラエティ豊かに行われているとは思う。 だが、年は取りたくないとでもいうべきか、ストーリーやキャラクター設定にもっと深堀りをしてくれないと、楽しめなくなっているおっさんであることを再認識させられたに過ぎなかったわけである。 追記 オスカー獲ったばっかりのブリー・ラーソン。ジェシカ・ラング、ナオミ・ワッツという面々を見てからの、ではないだろう。 出た本人もどうかしている気がするが、役を与えた製作陣もどうかしている。 というか、ブリー・ラーソンで「荒ぶる」期待をしたこのおっさんがおかしいだけだったということか。

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しんざん

4.5「全編クライマックス」という視点で見返したら評価が上がった珍しい作品

2020年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

本作は2014年の第1弾「GODZILLA ゴジラ」に続く、「モンスターバースシリーズ」の第2弾ですが、私は試写の段階では「イマイチ」と思っていました。興行収入は第1弾の32億円から20億円に下がりましたが、それでも「この作品にしては善戦した」といった評価でした。 ただ、映画通の知人が意外にもかなり前向きに評価していたのを知って半信半疑でリベンジしてみたら驚きました。本当に、かなり良く出来ていました! 試写の際に私はストーリーを重視していたようで、評価できずにいました。ただ、「全編クライマックス」といった純粋なアクション映画と捉えて見てみたら、上質な「ホラー映画」のように画作りと展開が上手く、感心するほど飽きさせない作りになっていたのです。 過去の「キングコング」のオマージュは言うまでもなく、ベトナム戦争関連でもあるので「地獄の黙示録」のオマージュ、監督が好きな「もののけ姫」の要素など、細かすぎて気付かない要素が満載の“映画通の作品”でもありました。 さらに、いま見ると、「キャプテン・マーベル」(ブリー・ラーソン)と「ロキ」(トム・ヒドルストン)と「ニック・フューリー」(サミュエル・L・ジャクソン)の夢の共演というプレミア感も凄いですよね。 この「モンスターバースシリーズ」は、「キングコング」だけ残念と思って心配していましたが、2021年公開予定の小栗旬出演の第4弾「ゴジラvsコング」も改めて楽しみになってきました。 ちなみに、普段はそれほど吹替版の声は気にはならないのですが、(「キャプテン・マーベル」を見てイメージが固まってしまったからなのか)どうしてもブリー・ラーソン の吹替の声には違和感が残ってしまいました。プロの声優か、タレントかは、なかなか奥深く難しい課題ですね。

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細野真宏

4.0ビジュアルがあまりに楽しすぎるので全部OK

2018年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

完全に甘く見ていたが、この監督のビジュアルにはかなり鮮烈なものがある。もちろんそれはコングが暴れ回るVFXを多用したシーンにおいてもそうなのだが、他にもヘリに「テイクオフ!」のサインを出す船上係員のキビキビした動作すら、この監督に切り取らせると実にダイナミックで面白い。ある意味、すべてのキャラクターや要素を持ち駒として的確に配置する才能に長けているのかもしれない。その分、トム・ヒドルストンやブリー・ラーソンは名演を披露することなく、むしろコマとしての参加を心から楽しんでいるかのよう。サミュエル・L・ジャクソンに至ってはもう、このような役柄であることは、出てきた瞬間に(最後のオチまで)だいたい予測がつく。だからこそ楽しめる。久々にこんなサミュエルが観たかった、と誰もが思うはず。ストーリー的には何にも心に残ることはない。でも面白ければ全ていいのだ。ビジュアルでこれほど楽しませてくれるのなら。

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牛津厚信

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