ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
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トム
相変わらずタイトな尺。208秒を描くには100分もいらない。繰り返される208秒、比べるべきは11minutes。イーストウッドの飛行機ものはFirefoxっていう素晴らしくBな作品があるけれど、今回もクライマックスはフライトシュミレーター装置を持ち出してきたりしてすごくBなノリ。そこが素晴らしい。
現場が全て
実話を基にしているし、オチも知ってる。
そんな中で、どうやって映画を盛り上げ見せるのかなと言う興味、トムハンクスだから外れないだろうという考えの中鑑賞。
あらすじは予告編やフライヤーのまま、『ハドソン川の奇跡』と言われたハドソン川への不時着で乗員全員が助かったお話。
そして機長はヒーローとなり一時時の人に。
これが報道されて知っている情報。
-----ここからややネタバレ含み(全く流れを知りたくない人は以下読まないでください)-----
でも実際は、事故を審査する部門から「本当に川に着水するしかなかったのか?本当は空港に戻れたのでは?」と投げかけられる。
同じ状況でのシュミレーションでも空港に戻れた。
「事故の原因を究明するため」という仕事をしている立場の人からすると、やはり原因は知らなければならない。
でも現場には現場の意見がある。
周りもフォローしたくともシュミレーションの結果がある手前、何とも言えない。
流れは完全に機長の判断ミス。どう立証するか?
トムハンクスが立証したあの瞬間、「どうだ!お前ら見たか!」ではなく、「現場ではこういうことが起きる。現場にいないと分からない。」という考えが全面に出ていて良かった。
これは普段の生活でも言えるなと思った。
正しいことをどう証明するか。相手を負かすのではなく、自分たちがしてきた正しい事と事実、そして角度を変えて見ると、結果として相手を納得させることが出来るのではないかと思った映画だった。
にしてもトムハンクス。
ハマるわ。
イーストウッド監督・・
2009年1月15日に、ニューヨークで実際に起こった航空機事故。バードストライクで旅客機の左右両方のエンジンが壊れて、機長の判断で冬のハドソン川に着水して乗員乗客155人が助かった。けれども、その後の国家の航空機事故調査委員会で・・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の作品。映画の構成がいい!また100分に満たない短い作品に、内容が凝縮されていて飽きるところがない。2016年のアメリカ映画。週刊文春「シネマチャート」洋画87位。
ハドソン川の全貌が分かる
実際にあったハドソン川の奇跡ですが、
そのときに機長の選択は本当に正しかったのか?という事実に基づいた内容です。
この映画はとにかく↑のことだけに作られてる映画なので退屈になる人は多いかもしれません。作品のなかで途中途中で回想シーンが入るのでしっかり観てないと時系列がわからなくなります。しかし機長の考えや事実など明確にかかれていますのでその点はリアリティが追求されており素晴らしかったです。
この映画はハドソン川の奇跡を知りたい!って思える人が見る分にはいいと思いますがそれ以外の人はおすすめしません。
良作だと思うがもの足らない
構成上、同じシーンを何度も見ることになり退屈です。でも寝はしなかった。エンディングに向けてのたたみこみ方と最後のジョークは良かった。
ゲームじゃない。
ドラマチックな映画ではなかったですが、いい映画でした。
空港を飛び出した旅客機がバードストライク(鳥が飛行機に衝突する事故)
により、ハドソン川に着陸するという、実際にあった話を元に作られた映画です。
「208秒の奇跡」と呼ばれ、この時間はスリル満点でした。
飛行機の事故に関して悲しい経験を持つニューヨーク市民にとって、機長は英雄になります。
しかし、乗員乗客全員を助けましたが、危険に晒したということで、委員会の厳しい追及を受ける事になります。空港に戻れたのではないかと。その根拠もまたすごい。すごいこと言うなと思いましたが、これも仕事なのでしょう。
機長もその選択が良かったのか悪かったのか悩んでいるようでした。確かに着水は生存確率少ないみたいです。
しかし訴えます「人的過失を問うなら人的要因を考慮すべき。」そのとおりゲームじゃ無いんだから。
デンゼル・ワシントンの「フライト」のように、機長には闇があるのかなと思っていましたが、サイドビジネスがうまくいかないこと以外には、これといって、問題はありませんでした。これが淡々とすすむ原因なのかもしれません。「フライト」のデンゼル・ワシントン演じる機長は、弱い人でした。
淡々と避難させる機長と落ち着いて救援するニューヨークウェイの職員さんCAが声を出衝撃に備えよと何回も叫ぶシーンや乗客が勝手に川に飛び込むなど、なんかリアルでした。
ラストの委員会のシーンはアメリカっぽい。
賞賛の裏側に!
実に冷静に当時の【世界中の賞賛】の裏側を描いている映画だと思う。
何十億もする飛行機一隻を川底へ沈めてしまったんだから、その金を回収するためになんとか保険料工作をする現実とただただ155人の命の重みを背負って瞬時の自分の判断を信じきって対応する様を丁寧に冷静に描いている映画だなぁと思う。流石、クリントイーストウッド!!!!
世間を騒がす事件には必ず表裏があることを感じさせてくれるいい映画です。
さすがの
さすがのイーストウッド、わりとシンプルなお話をキチ〜ンとまとめています。
はじめはなんでこんな行ったり来たりする演出なのか、と思ってましたが最後の一連のシークエンスを観てその説得力に納得。
そしてまたコレも9.11からの回復のための物語だったのだということがよく分かる…
しかし実話ベースだからか、もうひとつ食い足りない印象が残るのも確か。その辺りはなかなか難しい…
ネタ落ちな所はあるが
題材がよろしすぎて、どう描いても素敵になっちゃうのは否めないけれども、ああいう検証で本来大事にすべき事がゴッソリ抜けてる等々気が付く事もあり感心しきり。
それらを監督の淡々とした色味で、ただの人情に訴えるもの、になっていない所が素晴らしいと感じました。
人によっては退屈かも。
2Dでも4DXなみの迫力
墜落(緊急着陸)のシーンがリアルで音の振動だけでも4DXなみ?
最後に、主人公の行動の正当性が証明されて感動❗
しばらく飛行機に乗りたくなくなるえいがでもあります。
エンドクレジットでリアル主人公たちが出演します。
みなさん最後まで見ましょう!
引き込まれる
実話でもあるため、内容は知っていて観に行った。
しかし、監督や俳優たちの演技に引き込まれた。
個人的に好きなシーンは1番最後に発した言葉でした(笑)ラストをあの言葉で終わらせた監督はさすがだなって感じました。
長生きしてください
やっぱりイーストウッド監督は外さないわ!
アメリカンスナイパーも良かったけど、もうちょっと楽に見られるこの映画もお金払っう価値充分にあります。
しかしあの状況で全員無事に生還させたのに、いくらお高い飛行機をダメにしたからって、言いがかりみたいなひどい難癖つけるアメリカの航空安全局って何様さっ。
日本では知らなかったわ。
とにかく、イーストウッド監督には120歳まででも映画録り続けてほしいなぁ。
あの日のことも思い出します。
苦悩する機長の脳裏に浮かぶあのシーン。
9.11の恐怖を想起させます。
本作では、機長の判断と「NYの良心」が
奇跡を起こしたことで
市民の暗い心に明かりが灯されたように感じました。
イーストウッド監督がこの映画を作ったのは
あの日の悲しみから少しでも前に進みたい
という思いからだったのではと思えてきました。
圧巻。
映画としての完成度に驚き、圧倒された。
クリント・イーストウッドの手腕は健在。96分という割と短めの時間で物語を壮大に描くあたりには、アッと唸らされた。
音楽は、主役を張ることはないものの、ストーリーを際立たせアクセントをつけていた。
そして、なんといってもトム・ハンクスの演技には毎回感動を貰う。今回も役に入り込み、スクリーンの中では”トム・ハンクス”ではなく、”サレンバーガー機長”だった。
それ道のプロフェッショナルの凄さを感じる作品だった。
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