ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
全398件中、1~20件目を表示
トム・ハンクスの熱演が凄い!
BSで録画視聴。
実際にあった出来事だったが、リアル感
満載だった。
国家運輸安全委員会の聴取シーンの緊迫感は
凄かった。
トム・ハンクスの熱演だけが目立った作品。
イーストウッドの偉業
全てが完璧な映画。監督、俳優人とも緊迫感あり。
イーストうの作品でも群を抜いている。トムハンクス、アーロンエッカートの息のあったコンビは心地よい。
史実を映画にする難しさも超えてこの映画は完璧。
映画館で見たけど、実際に墜落するとこはIMAX効果もあり、まるで飛行機に乗ってる様な臨場感になり、それは凄まじく、圧倒された。映像が実にリアルで映画って最高。
ラストに感動が待ってる。
職人気質の機長の真実
今回も史実に基づき映像化したクリント・イーストウッド作は生死が直結する飛行機事故を題材にして終始緊張感漂う演出はとにかく癖になり定期的に配信でも視聴するほど。
155人の命を預かるとはどれほどの覚悟がいるものなのか、職人としての技術に唸ります。
時系列は特に問題なく前後しても違和感ないものだった。トム・ハンクスの演技はやはり好きだ。
プロの仕事にただただ頭が下がる。
先日の海保機衝突事故の映像でも、日航機の機長は最後の最後に脱出していた。
自分なら我先に逃げ出してしまうかも。
トム・ハンクスが若い頃の映画しか観ていなかったので、まさかこんなに年をとっているとは思わず。
あれ、これトム・ハンクス?いや違うかな?やっぱりトム・ハンクス??と思いながら観ていたらやっぱりトム・ハンクスだった。
不時着水だ
当時、映画館で観ました🎬
イーストウッド監督、トム・ハンクス主演で送る実際にあった航空機事故を元にした作品ですね。
サリー機長を演じたトム・ハンクスの抑えた演技が光ります。
たった208秒の決断で、乗客全員を救ったはずの機長へ、事故調査委員会から疑惑の目を向けられる‥その苦悩が表情にしっかり現れてました。
ジェフを演じたアーロン・エッカートも、サリーと共に事故を乗り切った絆で結ばれている感じがよく出てました。
イーストウッド監督らしいシリアスな作品で、その方面が好きな方にはおすすめですね😀
薄味の演出はさすがのイーストウッド節
原題の「SALLY」からすると、出来事を追っかけて、「奇跡」として再現することよりも、サレンバーガー機長の人となりに光を当てたかったのだろう。
もし、自分が乗っていたとしたなら彼のことを英雄視できたかどうか、疑問なのですが、実際に、乗客たちは口をそろえて彼のおかげで「生きていられた」と言う。それだけ危機的な状況で、奇跡的に助かったんだということを、全員が分かっていたということだ。
編集の上手さもあって、最悪の結末を「悪夢」的に見せることによって、いかに奇跡的な英雄的な決断であったかがにじみ出てくる演出だ。
そして、ラストの長セリフはさすがのトム・ハンクス。見終わった後の爽快感につながる歯切れの良さだった。
余談ですけど、劇場パンフレットはなかなかの出来の良さで、ていねいなプロダクション・ノートに加え、クリント・イーストウッド監督作品の全解説付き。
彼の作風が、「よみがえり」「死者」「復讐」「旅」などをモチーフにしていることなどが簡潔に解説してある。
今作も、実在の人物を映画化しているので、余計な脚色は一切無い。
淡々としすぎていて、娯楽としては面白味に欠けるものの、彼が成し遂げたことがいかにすごいことかが伝わった。イーストウッドはまだ現役。
2016.9.28
クリント・イーストウッド監督の上手さは人間を描けるところにある。
邦題に「奇跡」と付くが、原題は機長の名前「SULLY:サリー」
奇跡の物語と思って観ると監督の意図する方向を見失う。
2009年の事故を2016年には映画館で観ていた。
結果は分かっていたが、椅子に座る体は硬直していた。
155名、全員の命を守ったという事実に魔法は無い。
やるべき仕事をやり遂げた人と人達の物語があった。
映画館で観て、ビデオで観て、
やはり、これは「奇跡」の物語では無い
「人間の物語」だ、と再確信した。
※
サリー
2023年2月11日
映画 #ハドソン川の奇跡 (2016年)鑑賞
USエアウェイズ1549便不時着水事故の映画化
#クリント・イーストウッド 監督、#トム・ハンクス 主演
乗客・乗員全員が無事に生還したことから、映画「34丁目の奇跡」に因んで「ハドソン川の奇跡」(Miracle on the Hudson) と呼ばれたそうです
奇跡と呼ばれた賞賛すべき判断と技能。
バードストライク(鳥との衝突)によりハドソン川に不時着水した旅客機の実際の事故を、イーストウッドが映画化したもの。
正確には「USエアウェイズ1549便不時着水事故」。
映画の主人公は機長のサレンバーガー。
航空事故でありながら、大事故に繋がらなかった数少ないケースとして、化学事故事例集にも載るほど有名な事故です。
離陸直後のバードストライクで両エンジン停止、フライト経験の重厚なパイロットだからこその機転で大事故を防ぎ、航空安全のみならずいろんな業界に影響を与えた素晴らしい成果なのですが、その後の機長の人生は決して幸せではありませんでした。
空軍で戦闘機パイロットとなり、その後旅客機搭乗勤務のさいに役立てようと心理学を学んだ彼、チェズレイ・サレンバーガー氏は、この事故で英雄に祭り上げられました。
当人は「これは奇跡ではなく、自分は英雄などではない。ただ用意し、訓練していただけだ」とその評価を喜んではいませんでした。
事故の翌年には退職し、その後のことは映画のラストで語られております。
バイデン大統領によりICAO(国際民間航空機関)のアメリカ大使に任命され、その翌年には退官。
現在72歳の彼が、いまは安らかに過ごせていたのなら、それが一番の事故対応だと思えます。
パイロットの基本に忠実だったからこそ・・・
ラガーディア空港を離陸し、ハドソン川を左下に見ながら上昇姿勢に入ると、サリーとジェフは緊張がとけ雑談します。この間に、「もしここでもしトラブルが起こったら・・」とサリーは何度も考えたことがあるのでは・・と思います。
可能なら空港に引き返えすのは当然。それがだめなら? ハドソン川への不時着は? 上流から下流だから接水速度が落ちる。水面は穏やか。橋と橋の間の距離は、コースは・・。
高度と距離の感覚も染み込んでいるはずです。
調査官から、どうやってハドソン川への不時着を判断したのか?と訊かれ、サリーは"by my eyeball"(字幕は「私の感覚で」?)と答えると冷笑されます。
amazonでは映画の最後(おまけ)で若い頃、小型機で旅行しようというと怖がる奥さんに、あらゆる事態を想定しているから大丈夫、とサリーが言います。
またサリーは余暇にグライダーを楽しみます。グライダーの飛行は毎回、「今、この高度で戻れるか」を"my eyeball"でチェックし続けます。高度計は低高度ではあてにしません。
両エンジンが停止したとき、空港に戻る指示をする管制官に、サリーは「ハドソン川に降りる」と伝えますが、155人の命を背負った重圧のなか、1分足らずの間にハドソン川へと判断したのは、やはり頭の中にイメージがあったからではないかと思うのです。
あの「奇跡」は常にイマージェンシーを想定して飛ぶ、というパイロットの基本をサリーが忠実に守ってきたからこそ起こり得たのではないか。この映画の一番のテーマはやはりサリーの真のプロフェッショナルさだと思います。
冷静で誠実な機長、迫真に迫る演技のトム・ハンクスがすごかったし、ク...
冷静で誠実な機長、迫真に迫る演技のトム・ハンクスがすごかったし、クリント・イーストウッドの描き方は淡々としているけど、終始緊迫感があり、さすがだなという感じだった。
様々なタイミングと機長の膨大な経験とが起こした奇跡。じんわりと来る感動があった。
それまでの緊迫感がラストのちょっと緩まった感じがまたほっとして良かったなぁ。
生贄社会の構造と奥深い闇。夫Sallyの物語。
内容は、2009年1月15日にアメリカ合衆国🇺🇸で起きた航空機事故によりハドソン川に不時着を余儀無くされた1人のパイロットと事故に関係する人々の物語。好きな言葉は、『ロリィ。愛してる。』(字幕は違う)冒頭のビルに激突する夢を見て何度も自分の行動に煩悶する所で苦悩と葛藤と心ここに在らずという立場が上手く表現されていたなぁと感じました。好きなシーンはやはり、最後の最後まで乗客の安全を確認する所と執拗に心配する所が良かったです。大きな事件や事故には、必ずと言って良いほど二次災害や三次災害がついて回ります。こちらの問題の方が酷く陰惨になる為報道されない事の方が多いのです。人工国家であるアメリカ合衆国だからこその問題が浮き彫りになって短い時間に、よく纏めたなぁと感心します。注目され過ぎて戸惑ってしまう心境や心労が自分の事の様に伝わってきました。機長🧑✈️の判断と行動は素晴らしかったですが、人物や人柄まで良い人だとのすり替えは落とし穴。その問題の異常性を誰もが気が付かない事の方が深い問題で、それを分かっていたのが主人公Sallyだったのかもしれません。正しいモノが必ず認められるのではないといつも以上に感じました。今回は、Amazonプライム・ビデオで鑑賞しましたが、最後のおまけで補足映像作品が非常に面白かった。簡単なSallyの経歴や家族や周りの人達との見方が収録されていてドキュメンタリー感が増し増しで非常に楽しかったです。アメリカ合衆国社会の光と影を覗かせ色んな見方が出来る素晴らしい映画でした。終わり方も複雑で分かりやすく素晴らしい。それにしても、1月のハドソン川は寒そうです。ホント色んな意味で奇跡です。
圧巻
ドキュメンタリーは良いね。厳しめにつけてこれ。みんな演技がすごい。
変な感情も入ってこなくてよい。
短くてバランスがいい。
映像も見やすい。
ストーリー 95点
配役 93点
音楽・映像 90点
全体 94点
この事故で乗客が助かったのはこの機長だったから
どうしてハドソン川に着水着地
をしなければ成らなかったのか。。
事故が起きて滑走路に着陸出来ないと
判断し乗客を守るために
着水する事を決断
これは長年培った経験と
彼の欠かさず行う安全を考えて
のシュミレーションが功を奏した
冷静な判断は
常日頃の取り組みかたで
決まってくる
この機長のお陰で乗客全員助かった
…本当に奇跡的なこと
機長の判断で運命が変わる
シンプルな展開で直向きに真実に迫る
本作は、劇的展開に感動し号泣する作品ではなない。イーストウッド監督らしいシンプルな展開で、本物の感動で与えてくれる、自然に涙が溢れてくる作品である。
2009年に実際に起きた航空機のハドソン川不時着事故はまだ記憶に新しく、機長の行動がマスコミで絶賛され英雄視されたのは鮮明に覚えている。
本作は、ハドソン川不時着事故を検証する事故調査員会を舞台にしている。果たして不時着は本当に正しかったのか?飛行場に戻ることができたのでは?との事故調査員会の追及に、主人公である機長(トムハンクス)は、英雄から一転して犯罪者扱いされるようになる。しかし、彼は、苦悩しながらも、自分の取った行動を信じ、副機長らに支えながら、自らの力で、真相を究明していく。
話は、不時着事故の真相究明にフォーカスされている。他の話も盛り込んで派手で劇的な展開にすることはいくらでもできただろうが、そんな寄り道は一切せずに、ひたすら直向きに不時着事故の真相に迫っていく手法が秀逸。ドキュメンタリーを観ているような臨場感があり、真相究明までの過程に途絶えることがない迫力がある。
逆境に苦悩する複雑な機長の心情をトムハンクスが物静かな抑制の効いた自然体の演技で好演している。過剰な演技は一切なく、その分リアリティがある。
不時着事故のシーンは迫力があり、我々も事故現場にいるかのような緊迫感、臨場感がある。沈みゆく飛行機のなかで、最後まで飛行機に残り乗客の安否を気遣い、救出後も全乗客の無事を確認しようとする主人公の強い責任感には胸が熱くなる。
ラストの公聴会シーンでは、主人公への疑惑が数字に基づいて解明されていく。今まで静かだった主人公の凛とした主張が清々しく、主人公の気持ちに寄り添うことができた私の目からは自然に涙が頬を伝わって流れてきた。
リアルな手法はラストまで不変だった。不時着事故の真相に迫るという作品コンセプトに対するイーストウッド監督の揺るぎない信念を感じた。
ラストで、副機長が7という数字を使った一言で心和ませてくれる。7といえば、アメリカ独立記念日が想起される。機長、副機長、不時着事故で乗客を救出した人々、の行動は、どんな困難な状況でも決して諦めることなく活路を開いていくというアメリカの建国の精神であるフロンティア・スピリットを体現している。フロンティア・スピリットが脈々と受け継がれている。副機長の一言には、そういう意味が込められていると感じた。
普通に満点でいいでしょう
もともとドラマチックな話ですので基礎点高いですが、イースト選手の抑え気味ながら要所要所をサスペンスフルに仕上げた手腕はさすがです。
無駄に2時間超えの映画が多いのに、こんな大事件映画なら2時間半でもいいですよ。
ハンクス選手は安定の演技当然として、副操縦士の誠実さあふれる演技が好感大です。
ちょっと話盛ったみたいだけど。
人生は一度しかない
私は飛行機恐怖症です。
この映画は低高度でエンジンが完全停止した航空機が川に不時着するはなし。それだけである。
その描写が異常にリアル。
これ映画館で観なくてよかった(笑)
でもこのリアルさで、感じたのは飛行機恐怖症の原因についてだった。
自分は生きることが目的化しているのではないか?
そう感じたんです。
飛行機恐怖症ってある種ノイローゼのようなものなのかもしれないと。
物語はサレンバーガー機長の人生を明確に描写します。
明らかな専門職にも関わらず、一度事故を起こしたら資金繰りに困る状態に陥るのはとても不公平に感じたし、
彼の真摯な仕事への姿勢をみて
逆にそこまで真剣に、自分は生きてるだろうか?と感じてしまった。
飛行機恐怖症の原因は実は自分の人生に真剣に向き合わないことが原因であると。
パイロットにはどうひっくり返っても自分はなれないなー。
機長は技術をもった専門職、特殊な立場の人です。
ただ映画は彼を特別視せず、普通の人として描いている。
こういう世の中から素晴らしいといわれている人物の人生をみると、自分が卑称に感じられ辛くなることも多々あるがこの映画はそういう感じはしなかった。
あくまでもただの専門職の男なのだ。
そこが良いな。
全398件中、1~20件目を表示