ザ・ハロウ 侵蝕

劇場公開日:

ザ・ハロウ 侵蝕

解説

地元民から神聖化された不気味な森を舞台に、人間の血を求めてうごめく謎のクリーチャーたちの恐怖を描いたイギリス製ホラー。ロンドンで暮らす森林保護主義者ジョセフは、アイルランドの田舎町で住民たちが神聖視している森を調査するため、妻と幼い息子を連れて現地を訪れる。しかし静寂と暗闇に包まれたその森の奥には、正体不明のクリーチャーたちが潜んでいた。調査を進めるうちに息子を連れ去られてしまったジョセフは必死で行方を追うが、実はこの土地には驚くべき秘密が隠されていた。恐ろしくも美しい映像がサンダンス映画祭で話題を呼び、メガホンをとった新鋭コリン・ハーディは、今後撮影が予定されているリブート版「クロウ 飛翔伝説」の監督にも抜擢された。出演は「リンカーン 秘密の書」のジョゼフ・マウル、「復讐捜査線」のボヤナ・ノバコビッチ。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2016」上映作品。

2015年製作/97分/イギリス
原題:The Hallow
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2016年1月5日

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(C)2015 VERNON WOODS PRODUCTIONS,LTD.

映画レビュー

3.5期待以上

2017年2月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

「未体験ゾーンの映画たち」より。この映画祭はやや変わり種の作品が多いため、掘り出し物に出会うか地雷を踏むかどちらかになるのがミソだが、個人的にこれは掘り出し物に当たる作品だと思う。序盤の薄暗くて不気味な森と、その森に入るなと警告する近隣住民。もちろんそんな言うことなど毛頭聞く気もない主人公夫婦。ホラー映画のど定番の設定だが、信じていなかったものがいよいよ信じぜざるを得ない環境になってからの雰囲気がかなり引き込まれる。ハロウの正体は正確には明かされないものの、自然関係の研究をしている夫、アダムが冬眠中の虫などに生えるキノコである冬虫夏草を説明するシーンがあるため、それを頭に入れておくと「それっぽい」シーンの数々に納得がいくだろう。色々と投げっぱなしな展開もあり、消化不良気味になるが、カメラのフラッシュに一瞬ハロウが映り込む描写など、ドキッとさせられる演出もあり、ホラー映画としてのポイントをしっかりと押さえていると思う。

ネタバレになるため核心には触れないが、徐々に侵蝕されていくという地味な怖さに中々味がある作品だった。ラストのシーン等は森林伐採等、環境破壊に対するメッセージなのだろうか。それほど深い作品でもないが、一見の価値ありな作品だった。最後に、ラストシーンの時は絶対に飲み物は飲まない方が良い。一応忠告しておきたい。

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Mina

2.0画面が終始暗い

2016年5月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

名作セブンならば、どきどきするのだが、どきどきワクワクもなく終わってしまった

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れこほた

0.5他山の石

2016年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

クリーチャーの造形とかはなかなかよかったのだが、この監督さんは結局のところ、「観客の気持ちになる」という才能がひとかけらもないのだと思う。かっこよく撮っているつもりなのかもしれないが、見ている側からすると「何を見せたいのか」がぜんぜん分からないのであります。他山の石にしないといけないなぁと思いました。
そもそも、この主人公の植物学者(?)は何のために森に来たのか、それすらも分からないまま終わるのであきれ果てたのであった。

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Makoto

4.5ホラー映画の王道。恐怖の中で垣間見える、真の家族愛。

2016年1月23日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:恐怖の中でも、我が子を守ろうと必死になる夫婦の姿が印象的。意外性のあるラストもステキ。
否:急に驚かせるシーンが多いので、ホラーが苦手な人には不向き。

 まさにホラー映画の王道を行く感じで、お話の展開や驚かし方なんかがツボを心得ていて、ハラハラさせられること必至です。そんな中でも、愛する我が子を怪物から守ろうと、我が身を顧みず恐怖に立ち向かっていく夫婦の姿が、強く印象に残ります。
 あまり詳しく言うとネタバレになってしまいますが、クライマックスの展開なんかは、意外性があってイイ感じだと思います。
 ホラーさえ大丈夫であれば、是非チェックしてみていただきたい作品です。

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映画コーディネーター・門倉カド
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