劇場公開日 2016年4月15日

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「意外性はないけど。」スポットライト 世紀のスクープ dragonmizuhoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0意外性はないけど。

2016年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

社会派ドラマとしてはちゃんと構成してある。けどね、何かハッとしない。一種の群像劇なんだけど、個々の苦悩をもっと深く描いてほしいところ。字面では悲劇や苦悩なんだけど、もっと、何というかエグい表現がないものか?人物が多くて記号的になってるのが一要因だと思う。実際の事件をあまり脚色できないのかもしれないが、個々のエピソードが濃かったら群像劇としては成功しただろうな。何というか感情移入が浅くなってしまった。逆にマイケル・キートンを主人公にその一人称の視点で描いた方が良かったか?アカデミーを取ったのは映画の力というより題材の力かも。日本人には興味本位な題材としかうつらないけど。

dragonmizuho