スパイダーマン ホームカミングのレビュー・感想・評価
全517件中、21~40件目を表示
トム・ホランドいいね👍
軽い感じの学園ホームコメディ、楽しい🙌
マリサ・トメイ、マイケル・キートンのキャスティング、素晴らしい👏
そして、ピーターの相方、最高😆👍
IMAXデジタル3D📽
2回鑑賞📽
イマイチ盛り上がらない…
アベンジャーズが出るまでもない様な事件が地味に秘密裏に進行し、意外な武器のお陰で危機的な状況に。最後はニヤリとさせるも、中弛み感が強いかなぁ…
作品のポジション的にも大人の事情が見え隠れしているような?していない様な?
15歳のスパイダーマン
2年前英語だけで見たがあまり理解できてなかったため、アマプラで再度字幕版で視聴
どういう過程でスパイダーマンになったのかは作中では描写されていない?
15歳のスパイダーマンで子供っぽいところもあるが、しっかりと作品に飲み込まれて楽しんで見ることができた
記者会見のくだりも面白かったし、久々に秘書のペッパーも見れて満足
敵役のヒロインの父親もいい味だしてる
敵役だけど最後ピーターに好感をもつところが人間味があっていいなと思った
早く続き見たくなった
トム・ホランドが可愛い映画
トビー・マグワイア版スパイダーマンからファンで観ているが、トム・ホランド版スパイダーマンは過去2名に比べ1番お茶目で愛らしい。子供!という感じが伝わってくるがそれも良き。
いわば睡魔が襲うような淡々としたシーンは少なく冒頭から分かりやすい始まり方。すでにスパイダーマンとして戦っており、クモに噛まれるシーンは無いが、アベンジャーズシリーズを観てなくても理解できるのがリブート版の良いところだと感じた。
正体がバレる!バレない!バラす!バラさない!というお決まりのやり取りにいつももどかしい気持ちになる。後半部分声が出るほど驚きの展開に。
面白い!
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
スパイダーマンはシリーズ通してアクションシーンが素晴らしいですね。今作も瞬き厳禁の迫力アクションシーン満載でした。
ホームカミング、ファーフロムホーム、ノーウェイホーム、はマーベルシリーズのキャラも出てくる?ということだったのですが、私は正直マーベルはほとんど知りません。スパイダーマンと、アイアンマンくらいです。なので、今作に出てくる鳥のような翼を持ったやつも、マーベルの1人なのかな、と思っていましたが、ゴリゴリに敵キャラクターでしたね…見た目かっこよかっただけに、ちょっと残念でした笑
スパイダーマンのスーツの性能がすごいです。アイアンマンの中の人が作ったスーツということで、いろんな機能が搭載されてました。逆にあれだけ色んな機能がついてメカメカしていると、ちょっとスパイダーマンっぽくないな、という気がしないでもないように感じたりもしましたが…まあでもカッコよかったので良かったです。
関連知識があった方が楽しめる、多分。
公開されているスパイダーマン ノーウェイホームを鑑賞するために、過去作品を予習しています。他のMCU作品を鑑賞してない、アメコミの原作を読んだことない、という前提です。
この作品を100%満喫するためには、過去の5作品とMCU作品を鑑賞しておくのが良いと思います。観なければ楽しめないのか?という質問には「いいえ」と答えます。でも、散りばめられた制作側の意図を理解するためには、鑑賞した方が良いと思いました。
冒頭シーンからその思いを強くしました。アイアンマンについての知識がないので、話についていけないのです。そこで視聴を止めてアイアンマンかアベンジャーズか、必要な作品を鑑賞するという選択肢もありました。が、そうまでするのも面倒だなぁという気性がムクムクと起きだしてきて断念したのです。
関連する前知識が無くても楽しめるのはアクションシーンです。これはIMAXでみると興奮する様子が想像できるものでした。なんだかMCUの策略にまんまとはまりつつあり悔しい気持ちもありますが、次作も楽しみます。
瑞々し過ぎる青春譚。
○作品全体
10代としての日常とスパイダーマンとしての非日常、二つの顔が物語の軸になる『スパイダーマンシリーズ』だが、ここに敵役の日常と非日常も映し、それぞれ抱く正義を鮮明にする。これが面白かった。
ただ、だからこそ、ピーターが敵役の正義にどこまで理解を示し、自分の中でどう消化した上で決着をつけるのか、という部分にもっと触れて欲しかったような気もする。
最初はお客様気分でミッションにも待ちの姿勢だったピーターが、自分自身で今なにをすべきかを考える過程が鮮やかに描かれていた分、辛く、苦い思いをしながら「ティーン」から変わっていく姿は少ない。
ガールフレンドと距離が近づき、周りからも認められ、自身で身近なヒーローでいることを選ぶ…その成長の描写はテンポ良く、清々しさをも含んでいたが、少し喉越しが良すぎる気もした。
○カメラワークとか
・ド定番のカットを逆手に取って「スパイダーマンらしさ」を感じさせる演出が面白い。リズがエレベーターから落ちそうになって、その手に届きそうで届かない手…となったところで糸を出す。常識を超えていく感じがヒーロー味あって良い。
・ピーターとトゥームスの車内のシーンが良かった。信号機の赤色をトゥームスの顔に反射させて、正体が疑われている状況に緊張感を更に足す。信号が青になるとともに会話が一度途切れ、緊張が緩んだかと思ったらトゥームスの顔に反射した緑色がさらに不穏な空気を強調させる。トゥームス役のマイケルキートンの表情芝居も素晴らしかった。
ゼンデイヤ
ゼンデイヤではなくあのセクシーな女優さんがヒロインなのがええ感じでした。ラモーンズがトムホランドに重なると可愛らしい。
躍動感に対するのがマイケンキートンの成熟感という対比も腑に落ちすぎるところはあるものの、これでええんやといわせるストレートな構成力あり。しかしマイケンキートンはあれで反省すんのか!ええ歳のおっさんがみるとハラハラさせられる。
とても面白かった
・好きになった女の子のお父さんが適役のボスっていうのが面白かった。
・アクションが派手でとても良かった。アベンジャーズの世界の時間軸が一体どうなっているのかを予習せず観たせいで冒頭の宇宙兵器?のシーンの理解がぼんやりだったけど楽しめた。でも、これから観ようっていう人には観た方が良いと言おう、と思った。
・好きな子のリズと悪口を言ってくる青年フラッシュが同じクイズ部っていうのが驚いた。
・学校内の放送部がテレビ放送部っていうのが何かすげーって思った。
『アベンジャーズ』の幕間。
この話の筋なら、スパイダーマン=ピーターと、敵役・バルチャーと、ネッドがいればいい。
アイアンマン要らない。
スパイダーマンとバルチャーがお互いに素性を知るシーン。
ぞくっとした。
さすが、キートン氏。
でも、それを受けるホランド氏もいい味出していて、すごく緊迫したシーンになっている。
中二病さながら、世界は善と悪との二元論で、善は、自分は世界を救えると思っていた高校生。
それが…。
そして、そこからの決意・行動。
エンディング後の〇〇にもぞくぞくした。
うん、これだけで良い物語・映画を観た気になれる。
かつ、ほっこりとした笑いを入れてくれるのが、ネッド。
青春ものとして観ると、学園パートや家庭も描かれているが、中途半端。
ヒーローものとして観ると、CMでも流れていたような船が割れるシーンとか、〇〇が破壊されるシーンとかNYの夜景とか派手だが、全体的に大雑把。
それでも、トゥームスの設定をこのようにすることで、一気に話が引き締まる。
(尤も、ラストのピーターの言動にはらしいことを言っているけれど、話が表面的に流れているだけとがっかりした。頭脳明晰な設定なのに、暗記項目覚えているだけの頭の良さか、かわいいだけの小学中学年か!)
ただ、これって、スパイダーマンである必要があるのか?
他の若年ヒーローでもいいのじゃないか?キックアスやヒットガールでもいいのではないか?
『スパイダーマン』を語れるほど、観ているわけではない。原作も読んでいない。
確か、蜘蛛に噛まれて特殊能力を身に着けてしまったのではなかったっけ?
でも、この映画だけを見ていると、特殊スーツがあるから人間離れしたことができるように見える。
それってスパイダーマン?
『アメージング・スパイダーマン2』では、スパイダーマンが身に着けてしまった特殊能力の素(といっていいのか?)の研究を巡っての話が展開していたような気がするが…。
『スーパーマン』にも、『バッドマン』『ハルク(TV版)』にも、彼らなりの背景があった。でも、この映画の『スパイダーマン』には15歳という以外に背景はない。
『アベンジャーズ』シリーズありきの映画。
『アベンジャーズ』が、世界の破滅等の大げさ設定を打ち出した後で、総何回も危機的状況で映画を作れないから、つなぎとして制作したかのように見えてしまう。
それはそれでファンには歓喜に値するものなのだろうな。
だから、アイアンマン主要メンバーも出てくるし、他のヒーローも顔見世する。否、興行成績を上げるための顔見世。
他の方のレビューを拝見すると、いろいろな権利問題が絡んでいるらしい。
だから、正統なスパイダーマンを描けず、スパイダーマンの衣装を借りた別設定になっているのだろうか?
ただ、私は『アイアンマン』が好きではない。『アイアンマン3』と、この映画のアイアンマンしか見ていないけれど。だから『アベンチャーズ』シリーズも観ていない。
この映画でもそうだけれど、えらそうなことを言うけれど、ツッコミどころ満載。設定は大仰で、深刻な台詞もあるが、上っ面だけ。悩んでいるふり。
「責任」とか言いながら、スタークも責任をとっているのか?
子どもを危険な場から遠ざけたいのは判るけれど、それでいてハイスペックなスーツを渡す。「FBIが」と言いながら、そのことをちゃんと説明していない。ピーターを暴走させているのは君だと叱りたくなる。
世界救済の戦いは命がけ。それは感謝と称賛に値する。でも、今回のような残務処理で「責任」をとっているつもりなのか?
この映画の物語の大筋は絶賛したいが、細かいところで?が一杯。
契約ってどうなっているの?いくら公的権力による破棄だって、一方的に発注元がキャンセルしたら違約金が出るのでは?スタックの企業が一方的にキャンセルしたのならなおさら違約金でないの?契約大国USAなら発注・受注契約の時、その条項盛り込んでいるのでは?あれだけ、家族と雇用者に対して責任を負う社長なら。一見、トゥームスの言い分に共感したくなるが、詰めが甘い。
あのような宇宙物質を扱って、体や周りに影響でないのか?あの宇宙物質を扱っているうちにヴィラン化した設定でもよかたのでは…。
そんな宇宙物質を、一般的な産業廃棄物業者or土木業者にいきなり任せるのか?日本なら、まず、行政が立ち入り禁止にして、調べてから発注しそうだが。発注してから仕事をキャンセル?後から宇宙物質が見つかったのならわかるが、野ざらしだったのに?
設定のための設定にしか見えない…。
ピーターやネッドにほっこりし、
トゥームスの迫力を堪能するものの、
ながら鑑賞でもいいかなあと思ってしまう。
ホランド氏・バタロン氏やキートン氏の無駄使い。
勿体ない。
(東京国際映画祭2021 屋外上映にて鑑賞)
アメリカでは、「親愛なる隣人」というあだ名?で愛されているキャラク...
アメリカでは、「親愛なる隣人」というあだ名?で愛されているキャラクター。
なんか好きなんですよね、このキャラクター。
この作品からMCUに本格参戦と聞いて興奮しました。
ピーターが泥棒退治と女の子との関係構築に奮闘するお話
日常とヒーロー業の板挟みで苦労するという話。よくある話。名探偵コナンもそうか。ヒーロー業で頑張っていると日常を犠牲にし、日常を楽しもうとしても敵が現れヒーロー業に引き戻される。友人か、正義かの選択を迫られることもある。家庭持ちの父親の心境と重なる部分もあるだろう。
加えて、今作はピーターがトニー・スタークにアベンジャーズのいち員として認められるまでという大人への参入儀式という意味合いもある。よって、この作品は家庭持ちの父親にも、大人に認められない鬱憤が溜まっている新春期の子供にもターゲットされているのだろう。
今作の敵は完全な悪とは言えない敵である。ハリウッド映画は完全懲悪の単純なものばかりという固定観念が覆された。
65点
映画評価:65点
感想を読んでもらう前に注意事項としまして、
この作品はマーベルシリーズのスピンオフとしての位置付けであることが前提です。
ですので、
これからご覧になるのでしたら
まずサム・ライミ監督のスパイダーマンを
1だけでも良いので観てください。
今作のスパイダーマンはマーベルの一部。
スパイダーマンの生い立ちや、境遇、
何故ヒーローに目覚め、能力を得たのか、
そんな説明や解説はありません。
スパイダーマンの基礎知識くらい知っていて
当然だよな?って感じで作られています。
マーベルシリーズからではなく、
せっかくスパイダーマン自体に興味を持って頂いたのであれば、是非サム・ライミ監督作品からご覧下さい!
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では、改めまして
感想を書いていきます!
私は《好き》ですね。
このスパイダーマン!
原作のアメコミの設定は知らないし、
映画のスパイダーマンは少し暗いイメージなので
このくらい血気盛んで、
こんくらい明るくされると
観ていて楽しいです
これだけ聞くと、
陽キャになったのか?と、
思われるでしょうが、
根底にあるものは以前の映画版と変わってません
マスクが無い時は弱気だし、
引っ込み思案で、控えめな性格。
ちゃんとその辺は変わっていないです。
でも、彼の周りが明るいし、
彼をしっかり仲間として迎え入れている。
変に暗い気持ちにならずに、
事件以外の余計な感情を起伏させないでくれて
とても見易いです。
観ている側が楽でした。
それに今回のスパイダーマンはしっかり高校生らしい。
若さゆえの無鉄砲さや、正義感。
1つの任務に対してのドキドキやワクワク。
自身の初勤務を思い出してきます(笑)
失敗してもヘコたれず、
ヒーローらしく、しっかり前を見据えている。
今までのスパイダーマンは少しダークヒーローっぽく描かれているいましたが、
彼はまさしく真のヒーロー!
キャプテンアメリカよりヒーローらしいです!色恋
その純粋で無垢さが爽やかで
応援したくなります。
だからなのか、
通常ヒーローものの色恋話しとか
全然興味がなかったのに、
パーカーの色恋沙汰は応援したくなりますね!
あと敵も良かったです、
パーカーとシンクロして
完全に度肝を抜かれました。
あの何とも言えないスリルは中々味わえませんね。
総じて新しいスパイダーマン本当に良かったです!
頑張れ!ピーター・パーカー!
【2021.5.22鑑賞】
最高!
新しいスパイダーマンの概念。
トムホもいいしチャラい感じのスパイディもいい!
ストーリーもおもしろいのでマーベル見てなくても楽しめるとおもいます!
コメディ要素も入っててgood(*^^*)
新米ヒーロースパイダーマンは憧れのアイアンマンに認めてもらうことはできるのか?
スパイダーマン -ホームカミング
次回作に期待!あとメイおばさん若過ぎて草 HAHAHA☆
軽やかで生意気なその姿はまさに”ブリッツクリーグ・バップ”! 新たなるスパイダーマンの活躍に心が踊る♪
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU」シリーズの第16作にして、蜘蛛の力を手に入れた青年ピーター・パーカーの活躍を描くMCU版『スパイダーマン』シリーズの第1作。
ニューヨークをホームタウンに活動するヒーロー、スパイダーマン。奇妙な武器を扱う密売人を調査していたところ、空を飛ぶヴィラン「バルチャー」が彼の前に立ち塞がる…。
○キャスト
ピーター・パーカー/スパイダーマン…トム・ホランド。
トニー・スターク/アイアンマン…ロバート・ダウニー・Jr。
ハッピー・ホーガン…ジョン・ファブロー。
ペッパー・ポッツ…グウィネス・パルトロー。
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ…クリス・エヴァンス。
○新キャスト
密売組織のボス、エイドリアン・トゥームス/バルチャーを演じるのは『バードマン』『スポットライト』の、名優マイケル・キートン。
ピーターの学友、ミシェル・ジョーンズを演じるのはミュージシャンやダンサー、テレビドラマで活躍していた新進気鋭の女優、ゼンデイヤ。
ピーターが通う学校で校内放送番組のニュースパーソナリティーを務める女学生、ベティ・ブラントを演じるのは『ナイスガイズ!』のアンガーリー・ライス。
スパイダーマンのスーツに搭載されたAI、カレンの声を演じるのは『ビューティフル・マインド』『そんな彼なら捨てちゃえば?』の、オスカー女優ジェニファー・コネリー。
製作…ケビン・ファイギ。
製作総指揮/原作…スタン・リー。
満を持して遂に登場、親愛なる隣人スパイダーマン!
実は初登場は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)なのですが、今作では主人公として活躍してくれます!
おそらくマーベル作品の中では最も有名で最も人気があるキャラクターでしょう。
実写映画化も今回で6度目。3年振り2度目のリブートです。…リブートしすぎと違う?
今でこそエンタメ界の帝王として君臨するマーベル社ですが、今から20年くらい前までは経営危機でヤバかったらしい。
にっちもさっちもいかなくなったマーベルは、人気キャラクターの映画化権を他社に売り渡してしまう。
そこでソニー主導の下『スパイダーマン』(2002)は制作される。サム・ライミが監督したこの作品は大ヒットを記録しシリーズ化、今日に至るまでのアメコミブームを作り上げた。
しかし、経営破綻したマーベルがキャラクターの映画化権をばら撒いた結果、同じマーベル作品なのにMCUと『X-MEN』は全く関わりのないシリーズになっていたり、MCUにウルヴァリンやデッドプールといった人気キャラクターが登場出来なかったりと、なんだかややこしくて複雑な大人の事情が発生してしまった。
ソニー版『スパイダーマン』の成功がMCUに及ぼした影響は大きい。おそらくソニーが『スパイダーマン』を映画化していなければMCUも存在していなかっただろう。
その点において、ソニーに足を向けて寝られないというのがマーベルの立場。
とはいえ、MCUがフランチャイズとして大成功を収め、企業としての力が圧倒的なものとなった今、マーベルとしては人気No.1キャラクターのスパイダーマンがどうしても欲しい。
相当エゲツない金と権利のやり取りがあったことは想像に難くないが、とにかくスパイダーマンは実家であるマーベルに帰ってきた。
だから本作のタイトルは「ホームカミング」=帰郷な訳ですね。
なお、初期作品を除きMCU作品はディズニーが配給権を持っているが本作はソニーが権利を持っている。その為、動画配信サービス「Disney+」では『スパイダーマン』シリーズが観られないらしい。これぞジ・大人の事情ですね。
(ディズニーがマーベルを買収したのは2009年のこと。まだMCUは『アイアンマン』と『インクレディブル・ハルク』しか公開されていない。このビッグマネーに対する嗅覚と決断の速さ、さすがディズニー恐るべし…。)
映画と関係ない事書きすぎた💦
いや〜、本作面白かったですね。
学園コメディという作風な為、肩の力を抜いて気楽に楽しめる。
事件の規模もこれまでのMCU作品に比べると非常に小さめ。これがニューヨークを守るヒーローというスパイダーマンのキャラクター像にぴったりあった感じで好印象。
とはいえ、その結果結構地味な作品になっているので、ド派手なアクションを望んでいるとがっかりするかも😞
強敵バルチャーを演じたマイケル・キートンが素晴らしい。というか、キートンを起用することを提案した人が凄い。
かつてバットマンを演じた男に、空を飛ぶ悪党を演じさせるというのは気が利いている。バルチャーがブルース・ウェインと同じ大金持ちキャラであるトニー・スタークを恨んでいるという設定も、おそらくはメタフィクションなネタなんでしょう。
てか、よく考えると本作の騒動もトニー・スタークが原因じゃないか…。いい加減にしろよあの髭のオッさん…。
バルチャーとピーターが予期せぬ出会いをしてしまう場面が本作の白眉。あそこの恐ろしさはほとんどホラー映画の世界。それっぽいBGMをつけたりせず、何気ない感じで演出しているところが上手い!
監督であるジョン・ワッツはホラー作品で長編映画デビューしている。この経験が活きているのかもしれませんね。
「みんなもうスパイダーマンのこと知ってるでしょ!?蜘蛛に噛まれたりとかベンおじさん死んだりとかもうすっ飛ばしますね👅」という思い切りの良さも、個人的には賛成。
ベンおじさんという父性的なメンターの役割を、本作ではトニーに担わせている点もスマート。新たなトニーの一面が見られるのでアイアンマンのファンもニッコリできるはず。
とはいえ、日本の観客の中にはスパイダーマンを全く知らない人もいるだろうし、困惑した人はいるかもね☹️
『アントマン』(2015)や『ドクター・ストレンジ』(2016)は、MCUを全く知らない人でも問題なく楽しめたと思うが、本作は『スパイダーマン』シリーズの1作目でありながら完全に『アベンジャーズ』(2012)や『シビル・ウォー』の続き。
そのため、本作から見始めた人は正直訳がわからなかったのではないでしょうか?この辺りはユニバース化の弊害かも。もう少し一見さんにも優しくしていかないと、今後のMCUはどんどん苦しくなっていくのでは?
本作はスパイダーマンのヒーローとしての活躍よりも、ピーターが如何にしてヒーローとしての自覚をもつか、つまり「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことを理解するかという点に比重が置かれている。
そのため未熟なピーターがドジを踏んだりするコメディ要素が楽しい。
しかし、過去作に比べると派手なスイング・アクションや強敵とのバトルは少なめ。
バルチャーとのバトルはちょっとあっさりしすぎている、かな?
クライマックスの輸送機に関してもちょっと疑問。
街中に飛行機が墜落しなかったからよかったけど、街に落ちていたらとんでもないことになってたよね。
短絡的に行動して、市民を危険に晒したという点では、銀行強盗やフェリーの時から成長していない、という風にも捉えられる。
向こう見ずな性格をトニーに嗜められていたけど、結局最後までそれは治らなかった、というのはヒーローの成長物語としては上手くないかも。
あとランタイムが133分というのは少し長いかな。
面白いので間延びしたようには感じなかったが、小さなお話なのでもっとコンパクトに纏めることも出来たはず。
まぁなんだかんだ言ったけど、OPにニューヨーク・パンクのレジェンドバンド、ラモーンズの「電撃バップ」を持ってきた時点でフゥー!最高ー!!!
このラモーンズを使うというセンスが良い!!たしかにスパイダーマンのお調子者感と自由な感じはラモーンズっぽいわ!
MCUの吹き替えは残念な出来が多いが、本作の吹き替えは最高だった!
ただ、日本オリジナルエンディングとして関ジャニ∞を使うことを提案したバカはショッカーにぶん殴られてください⚡️
師であり父であるアイアンマンとの関係性
スパイダーマンもやたらシリーズがあって、初心者にはなんでいくつもあるのか意味不明なシリーズ。
今回のスパイダーマンも3シリーズ目。
定番である、クモに噛まれる所と、ベンおじさんが死ぬ所はあっさりカット。ダイジェストすらなし。それはもはやみんな知ってるよねっていう設定なのかしら。
アベンジャーズシリーズの仲間入りしたスパイダーマンはまだまだ子供っぽくて、アイアンマンが師匠であり父親のような存在。
これ見てからじゃないとエンドゲームの良さが薄れてしまうかもね。感情移入という点で。
人間的に未熟なスパイダーマンの敵が、家族を守るために悪事を働く大人という展開。
敵の翼のような機械はなかなかカッコいい。
それにしてもアイアンマンは頼りになりすぎる。
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