アロハ・デス

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アロハ・デス

解説

オーストラリア、カリフォルニア、ハワイ、日本、オレゴンをまわり、命をかけて大波に挑んだ伝説のサーファーたちへインタビューを敢行したドキュメンタリー。本作のインタビューを受けた後、2014年5月にガンで他界したハワイの伝説的サーファー、リッキー・グリッグや、1960年代にショートボードへの移行を実現させた革命者として知られるシェイパー(サーフボード職人)のディック・ブリューワーら23人が登場。海に人生をささげ、海がもたらす喜びも悲しみも知る彼らの精神や死生観を通して、サーフィンの本質や人間と自然の関係、生死についてもひも解いていく。

2015年製作/86分/日本
配給:レイドバック・コーポレーション
劇場公開日:2015年7月25日

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(C)WOOD'S OFFICE

映画レビュー

3.0alohaな雰囲気の海と、サーファーたちの死生観

2023年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

海は思わずスキップしたくなるようなalohaな雰囲気があると思っているのですが、今回の映画はひと味違う作品でした。

海は大好きですが私自身はサーファーではありませんし、運動が得意な方でもありません。
サーフィンも苦戦ばかりした思い出ばかりです。

ハワイに行って「aloha~」と言いながら、遠く海を眺めている方が自分に合っている海の楽しみ方だと思います。
なのに、サーファーたちの常に死と隣り合わせという本作にどこか惹かれてしまいます。

平和な陸にばかりいる自分、死を近くに感じながらも海に向かう人たち。
憧れ…という言葉では表現しきれない複雑な感情が胸を渦巻くような感覚です。

ただ、そこまで明るい話ではないです。(死生観に触れていますし)
なので、冒頭のようなalohaな気分でルンルン、サーファーたちの楽し日常!みたいなものを期待しているなら観るのは本作じゃないかな~と思いますね。

ただ、いつもは知ることができない、サーファーたちの心を覗いてみたいと思うなら、良い作品ではないかとも思います。

好きなこと、命を懸けて向き合いたいことは人それぞれです。
誰かの命との向き合い方について触れてみたいなら、一度本作を見てみるのもよいのではないでしょうか。

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立花真由美