64 ロクヨン 後編のレビュー・感想・評価
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犯人の、悪人特有の顔つきが良い
前編を観た後、これは後編どうなるか次第でだいぶ評価が変わるなあ、後編を観なきゃ何とも言えないなあ、と思った。
そして、いざ観てみると…
やはり前編と同様、所々で芝居がかったというか、劇団員的なというか、暑苦しすぎる演技が鼻につく。
特に、記者会見などたくさんの人が集まって揉めるシーン。
メインの役者の背後に何気なく映っている人の目つきなど、どうしても気になった。
全体的に、これなら映画じゃなくて特別ドラマでいいのでは?とも思えた。
つまらないわけではないが、暑苦しさと暗さだけではなく、スパイスが欲しかった。
後編で必見なのは、犯人の演技力だ。
ちゃんと“途中から”悪人特有の顔つきになっているのが凄い。
あんなに別人のような変化を出せるなんて、素晴らしい演技力だと思った。
まさに『昭和64年に犯人を引きずり戻す』ことができていた。
全てを台無しにする、ピアスの穴。
瀬々監督でなかったら本当に劇場で観なくてよかった、前後編合わせての一本。
そもそも警察内部の騒動など一般生活者には関係ないし。
報道マスコミ記者はどれだけ偉そうなんだ?と常々思うくらいだし。
まぁそれを言ったらそもそも「64」自体がお終いなのだが笑
決してつまらない作品というわけではない。
原作から改変されたラストも、物語をすっきりとさせて良かったと思う。
(ありえない方向に舵は切っているけれど苦笑)
前作から引き続き、40代以上の役者陣の演技も素晴らしく。
特に慟哭の長瀬氏と、後編から参加の緒方氏にとにかく震えた。
しかしながらベテランが頑張れば頑張るほど、若手俳優との温度差は前作以上に開くばかりなのは演出も問題があるのだろうか。
演技以前に「身だしなみ」が問題という、近頃の邦画の不思議。
役者を目指そうとするならば、素体としてのナチュラルさは絶対だと強く思った作品。
タトゥーは言わずもがな、ピアスはダメだよ。
追:
CMでも映画でも、どんな仕事でもいつもテンプレの顔。
綾野剛氏は、ある意味すごいのかもしれないな…
前編、後編はしばらく控えます。
一カ月後に後編観ました!
で、まだやるかー!記者クラブ!笑
ほんまにもう、ええから〜って心境でした。
少しガマンしてると、ようやく本編が動き出しました。一番好きなシーンは雨宮と三上がベンチで語り合うとこです。聞きたくても聞けなかった心のうちを聞いちゃうんです。
佐藤浩市さんもええんですけど、私は永瀬正敏さん派です〜あの静かな演技がいいですね
忘れた頃に出てきた幸田元刑事笑
犯人の動機がもう一つ??...あっさり?
観終わった友人が一言、もう前後編映画当分いらんわー...同感!
もしくはアニメのように最初から二本立てにして下さい!
事件の落とした影
事件発生当時解決に至らなかった事で、被害者家族はもちろん捜査に当たった各警察官のその後にも影を落とした少女誘拐殺人事件。
その爪跡が哀しすぎて、各人の想いが切な過ぎてとても印象に残っている。
エリート警察官が記者会見場と捜査本部を往復して疲弊していく場面が少し物足りなかったが、全体としては三上の原作と違う行動もあり、重厚な映画だと思う。
電話の使われ方。
待ちに待った後編。原作もドラマも未見だったため、
さぁどうなるかと思ってはいたのだが…。前編最後
に流れた予告がほぼ答えを握っていたかなぁという
印象がどうも残る。64真犯人が誰なのかは早々に
分かるのだが、彼がなんで少女を殺してしまったか
最後まで疑問が残る。誰もが自分の子供に対し抱く
感情を様々な人間に当てはめて示すことは成功する
がその心中まで深く入っていかないのが理解できず。
どうも中途半端感が残って勿体ない。記者クラブと
の対立に時間を割くなら主人公・被害者・加害者への
取材を試みて欲しかったところ。キャスト陣は佐藤
をはじめさすがの演技で緊張感をもたせてくれるが、
そんな主要キャスト達が昭和に活躍した面々である
ことが懐かしく思い出され表情一つにも酔いしれる。
前編から続いてきた謎が「電話」に集約されているの
が、あ~そういうことだったのかと膝を打つくらい、
公衆電話や固定電話の使われ方が上手くて懐かしい。
(父親の執念凄まじき。永瀬のやつれ方がハンパなし)
前編と後編を一気に観ました。
生きていると誰でも様々なことがありますが、主人公にも様々な思いがあり、だからこそ人の心がわかる人に描かれている。
主人公と部下の関係も素敵に描かれています。
しかし、前編犯人も、後編では64事件になぞられて同じ様なことを犯されていることに気づいているが、なぜ前編で殺人を犯したのかが観ている側には伝わらない。
また、主人公の娘はただの家出なのか。
観ている側の想像でしか、細かい結末がわからない。想像で良いのだろうか。
配役も有名どころばかり連なり、少し役柄とキャストがミスマッチな部分も個人的には気になりました。
結末が、ドラマの様な爽やかさと物悲しさを交錯させます。
小説のラストが映画と異なるとのことなので、小説も気になります。
失速
前半煽って後半失速。
ソロモンの偽証 と同じパターン。
終末に向かって説明が多かったのは退屈。
ドキドキ感が後半も欲しかった。
期待していた分ガッカリ度が増してしまった。
テレビで放映されるまで待てば良かった。
スッキリしない
前編がものすごくよかったので期待していたのですが、、、
広報官の暴走が現実的ではないかなー、、
目崎が警察署に連れて行かれるとき、娘が泣き叫ぶ声が演技してる感満載で冷めてしまいました。
全体的に、入り込めない。
よかったのは、
2課長が、まだ頑張れますから、と根性見せるところ
幸田が出頭するところ
原作を読んでいたのに幸田が実行犯だということを完全に忘れていました
単独犯だと思っていたな
結局、執念で犯人逮捕に至っても、しょうこちゃんは帰ってこないから、救いはないですね。。。
いろいろな意見もありますが
迷宮入事件の解決がこんな形でなされるとは、
声だけで犯人を?という疑問を持つ人も多いだろうが、
声だけでわかる、というのはある程度理解できる。
電話の一声でだれだか、わかるって場合もある。
この映画の見所はやはり佐藤の演技力にあると思う。
佐藤に始まり、佐藤に終わる、そんな感じかな。
佐藤ファンなら見逃せない作品ですね。
ちょっとがっかり
後編は、原作を読んでのぞみました。原作の三上さんは、おそろしく
利己的な人間で、常に色んなことを考えていますが、ほぼ自分を正当
化するためのようでした。
佐藤さんが、三上さんの役をやる上で、前編では、どうしても自己中
の徹するキャラでは、ありませんでしたが、それを印象づける為に、
原作を変えて、最後に子供の心を傷つけるという暴挙に出たのではと
思ってしまいました。
役者と彼らの演技は、とても秀逸でしたが、ホンが悪かった。
ちょっと、がっかりなエンディングでした。
犯人分かってスッキリ(・∀・)
レディースデーを利用して64後編やっと観に行きました(・∀・)
前編よりはテンポ良くて面白かったです。
単に64事件の謎解きだけで良かったような気がするんだけどなぁ。
色々詰めすぎて大事な部分が手薄になっている気がしました。
結局、三上の娘さん行方不明のままで解決しないんだったら
ストーリーに詰め込む必要あったのだろうか?
雨宮さんも声を頼りに犯人を発見するって凄い事だと思うの。
普段親しくしてる人でも電話越しだとちょっと違って聞こえたりするものなのに。
それに犯人は自分と同じ64事件をマネられて何とも思わなかったのだろうか?
ちょっとは疑問を持たないのだろうか?
とりあえず、犯人分かったし、スッキリしました(・∀・)
結局、奥田瑛二が一番悪いって事でOK?
幸田メモをあそこまでして隠す必要ある??女の子殺されてるんだよ?
警察ってそこまでゲスなの・・。
皆さん豪華キャストですが、雨宮役の永瀬正敏さんの演技が一番印象に残りました。
娘を奪われたお父さんの苦悩や執念がすごく伝わって
(´;ω;`)ウルッときました。
原作知らないのでNHK版も見たくなりました。
期待してない分楽しめた
前編観て後編レビューがあまり良くないので迷ったけど、その分ハードルが低く楽しめた。
目崎の殺害理由や雨宮の行動など色んな疑問を感じている人が多いようだけど、そこは個々に想像してあーだこーだ言って楽しめばいいと思う。
最後に雨宮が娘の思い出の品を火に投げ入れた時思わず泣いてしまった。
映画史に残る...とか書かなきゃいいのに...(笑)
残念
前編に続いて見ました。
小説も読んでいます。
小説版と完結が違うということで期待していましたが、結論から言うと残念です。
まず、ラストを変えたことにより結末が分かりにくくなっています。
結局何が言いたかったのか、三上夫妻が何を得てどこに向かって行くのかが分からなかった。
その結論を分かりやすくするための演出だと「思いたい」のですが、演出がくどすぎる。
・永瀬正敏の電話ボックスのシーン
→春夏秋冬ひたすら電話をかけ続けています。暑い夏から雪の降る日まで。それを延々と見せられます。
電話帳に線を引いてあるのを見せるだけでいいと思いますが。。
・子役の泣くシーン
→下手すぎ。結末を変えているならそこはしっかりしないと。
・綾野剛が記者を前に語るシーン
→冗長
全体的にすべてを説明しすぎで観客の想像力を馬鹿にしてるのか?と思わせるシーンが多かったのが残念。
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