シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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緊迫感、わくわく感、いけいけ感最高。 怪獣映画としてはもちろん秀逸...
緊迫感、わくわく感、いけいけ感最高。
怪獣映画としてはもちろん秀逸ながら、政界の体質をえぐり出す社会派ドラマとしても面白し。日本が米国の属国状態になっていることもリアルに問題提起するしている。
日本人特有の組織感覚を肯定的に描く側面もあり。
人智は捨てたもんじゃないと勇気をもらえる映画。
大傑作だ。
日本人にとってのゴジラとは?
エンタメ性もありながら、しっかりと初代ゴジラに通ずる部分もおり、映画としてで非常に面白かったです。
ハリウッドのモンスターバースシリーズに登場するゴジラはエンタメ方向に振り切ったものにになっていて、それはそれで面白い。
でも元々、1954年に登場した初代ゴジラは、「放射能の恐怖」を象徴するような思想的な部分もあったと思います。
映画『シンゴジラ』も、同様で、東日本大震災で制御不能に陥った福島県の原発施設がモチーフとなっており、否が応でもいろいろ考えさせられますね。
特に、クレーン車を使った凍結作戦はまさに福島原発そのもの。
あの大震災と原発事故の映像を繰り返し見た日本人だからこそ抱く感情を、ゴジラという怪物を通してうまく表現しているなと思いました。
単なるエンターテインメントだけでなく、初代ゴジラのエッセンスを受け継ぎつつ、現代的なもんだいていきに落とし込んだ良作です。
これは天災か
非常に面白かった!!
ゴジラ自体そこまで観たことなかったんだけど、これは怪獣映画ではなく天災に対し政治的アプローチで日本がどのように立ち向かうのかという映画だったんだ!
また観たいな〜
邦画で1番好きかもしれない!
新ではなく真
まず、「こんなのゴジラじゃない!」という評価を見ますが、「それでいいのでは?」というのが僕の意見です、
そもそもとしてこの「シン」シリーズは、一種の原点回帰なわけで、それは「初代に戻る」ではなく、その初代の原題を主体にしたもの、ゴジラの見た目はデザイン案時の人間らしく神々しい、それでいてさ恐怖を与えるあのデザインにより近く、そしてその場にいれば絶望せざるを得ないストーリー構成、それに全力で立ち向かう人間の強さなど、よく見ると、よく調べてみれば、もちろんエヴァとは違うし、ゴジラの芯はブレテいないことが分かる。
「新ではなくて真」、そのままですね。
以上です。
凄い作り込み
今日本にマジにゴジラが現れたら…ってゆーのを如何に突っ込みどころを無くして映画にするかを極めた映画ではないだろーか?
生コン打つ時に使うポンプ車まで駆り出すとはww
自分は面白かったなぁ…随所にエヴァ感もあったしww
好みは別れそうですがね
しかし庵野さんは凄い人です。
とても繊細な職人…日本人って感じです!
新しい解釈のゴジラ
ゴジラ映画は子供の頃、ビオランテやモスラ、メカゴジラを観た記憶が。
いわゆる【怪獣】のイメージでした。
今回は庵野監督という事で期待していましたが、いい意味で今までのゴジラとは違うゴジラでした。
ゴジラという生物が現代に生まれ、実際にこの世界に現れたとしたら?を生物的にも政治的にも表現したといった感じ。
私はただの怪獣映画じゃない部分がリアルで楽しめましたが、セリフが早いしお役所仕事(やたら政府は会議するし、手続きやらマニュアル重視)を観させられるのが嫌な方や今までの怪獣ゴジラを期待してる方には合わないかもしれません。
コロナ禍で考えるシンゴジの政府・官僚
今のコロナの政府・野党・都・マスコミの対応を見ていると、いかにシンゴジの政府や都が優秀で、不要な煽りなどしないマスコミもあるべき姿であったかを思い知らされました。御用学者だけはリアルかもです。
いま同じ決断を支持できる政治家、それを支持できる国民はどれだけいるのだろうか
ゴジラは核がテーマだけれど、
かつての時代にとり得た選択肢、望まれる未来を、
いま現在も同じように望むことができるのか。
AIが決断をする政治体制、それを民衆が望むと仮定した場合、
核攻撃はAIに肯定されてしまい、それが国民に支持されてしまいそう。
政治映画だった
周囲がやたら勧めるから、見てみたら、なるほど、アクション怪獣映画じゃなくて、政治映画ね。
庵野監督が今の日本に思うことが詰まりまくってて、予想外すぎて驚いた。
が、自衛隊用語とか、耳で聴きとれなくて英語字幕を見る始末…(飛行機の中で見てたから音がうるさくて)。
もう一回見ないとちゃんとわからなそうだな。
しかし、なじみの場所が壊されまくるのがちょっとツボ。
コメディなのかシリアスなのかわからなかった
基礎知識がほとんど無く、総監督がエヴァンゲリオンの庵野さんという事ぐらいしか知らず観ました。
ダメな政治家の会議がシリアスなのかなと思いましたが、ゴジラの登場シーンやカメラワークなどはコメディ要素として取り入れたのかなと少し混乱気味に鑑賞しました。
僕には刺さらなかった映画ですが、
他のレビュアーさんのレビューを見てみると刺さる方には強烈に刺さっているようです。
確かに何度観ても再発見がありそうな映画です。
しかし、登場人物がすごい。
エンドロールでの有名人の数ですが、圧倒的でした。
石原さとみさんは安定の超美人さんでしたが、この役は違う方が良かったような。。
これから鑑賞予定の方は観る人を選ぶ映画だと思いますので、ネタバレしない程度に基礎知識を入れてから観ると良いかと思います。
さすが庵野監督
私はゴジラって、実はほとんど観ていない。
オリジナルは全然観ていないし、せいぜい、渡辺謙さんが出演したハリウッド版ゴジラを観たくらい。
なので、初代ゴジラもその後の変遷も知らない。
そんなほぼ知識ゼロの私が観ても、十分楽しめる作品。
普段邦画は観ないけど、これはオススメできます。
ゴジラが突然襲来したらこうなるよな?ってシミュレーションを何度も行った上での脚本だと思う。
官邸でのやり取りなんてギャグにしか見えない(笑)けど、おそらく実際こうなるんだろうな・・ゴジラより、こっちの方が「虚構」かと思えたくらい。。。
初代から変わってないテーマだと思うけど、ゴジラは「天災」の象徴なんだと思う。
突然降りかかる天災。放射性廃棄物が元で生まれたことから、神が与えた人に対する「罰」って解釈もあるんだろうけど、個人的には単なる「天災」って解釈の方がしっくりくる。
その災厄に対して、人が何を考えてどう対処するのか?出来るのか?という物語。
ただ、作中でも語られていたが、天災は防ぎようがないが、ゴジラは(一応)生物である以上は対処法がある。その1つ1つの選択(対処)と、それにまつわるドラマを楽しむ作品だったように思う。
官邸や自衛隊での会議等を通したやり取りは、1つ1つリアルで良かった。
かなり実際の手続きを調査した上での脚本なんだろう。自衛隊保有のヘリコプターや戦車、戦闘機なども1つ1つ丁寧に描かれている。この辺りは、同じく監督である樋口真嗣さんのテイストかな?
で、今までのゴジラは知らないけど、この作品で活躍してるのは若い人達だ。おじさん達ではない。
それは、最後語られる「スクラップ&ビルド」の担い手は若者達なんだよ、ってメッセージなんだと感じた。
最後、観終わった後に一抹の寂しさを感じたのは、この国(社会)でスクラップ&ビルドを行うには「ゴジラ」が必要なんだな・・って「現実」。
「現実」対「虚構」。
作品同様、この副題も色々含蓄があって素晴らしい。
・・・と、ここまで書いてて、ハッと気付いたことがある。。
そういえば、完結していない劇場版エヴェンゲリオン4部作の最後も「シン・エヴェンゲリオン」ってタイトルじゃなかったかしら??
まさか、この作品って、エヴァの完結篇のつもりで庵野監督は作ったのか???
規模としては地球ではなくて、日本の東京って限定したエリアだけど、まさにスクラップ&ビルドの物語ではあるし。
ゴジラの襲来は、限定的な「フォースインパクト」って考えれば妙に納得してしまう。
登場人物も、エヴァは少年少女だが、この作品もメインキャラは若者達だ。
あの「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」でのラストを考えると、エヴァはあそこで終わっても良い作品だと個人的には思っている。
メッセージ性って意味だと、エヴァ完結編もこの作品と似たようなものになる気がするし。同じメッセージを込めるなら、アニメより実写の方が地続きな分よりリアルに観てる人にも伝わる。
ゴジラが使徒や巨神兵っぽかったのも、まぁ庵野監督だしなー、って軽く考えてたけど、これはエヴァの完結篇の意味も込められてるのよ、って言われると妙な説得力を感じてしまう。
うーーーーーーーむ、考えすぎかしら。。。
1ファンとしては、この心配が杞憂で、何年後でも良いので、エヴァの完結篇もいつか観れる日が来ることを祈ってます。
危機管理とは何か
コロナ禍の中でvideoで数年ぶりに鑑賞。3.11と原発事故を皮肉って日本の形式主義、官僚主義を嗤った作品と当時思いましたが、2020年の政府のコロナ対策も全くシンゴジラだった事がよく分かりました。
役に立たない小さな布マスクを4人家族に2枚しか配らなかったり、いつまでたってもPCR検査が出来ず37.5度以上で5日も続かないと検査も出来ない形式主義、厚生労働省の無能さ!
シンゴジラが首都圏にモニュメントのように残り、いつか分からず何度も襲ってくる恐怖がまさにコロナで現実になりましたね。
危機管理を学ばず常に想定外として想像力、創造的対応の出来ないお役所を根本的に改革することがポスト安倍政権に出来ることを期待して見ました。
最初に出てくるゴジラのチープさは、監督の作戦だ。
最初に出てくるゴジラの姿。
想像を絶するチープでダサいゴジラには驚かされますが、これは製作者の作戦だったんですね。
私はマンマとその作戦に嵌まってしまいました。
このマンガチックな造形があるからこそ、後半に出てくる「成長したゴジラ」に迫力と実在感を感じるわけです。
それにしても、よく考えたものだと感心です。
映画のなかで徹底的に破壊し尽くされる日本の国富の喪失たるや、もうそりゃスザマジイ限りです。
3.11地震とその後の福島原発の爆発を題材にしているのは、イヤでもわかります。
原発事故に関する国会事故調による大量の調書に目を通しておくと、また趣が盛り上がる映画だと思います。
唯一無二のシンギュラリティ
ゴジラの歴史を知りません。
またエヴァンゲリオンのことはぜんぜん知りません。
初動に、現実に怪獣が現れたらどうなるかという制作意図があるはずだと思った。
現実に怪獣があらわれた場合の官邸の行動が、呆れ返るほど子細に表現されている。
それゆえ、会議室の各所管の発言だけで、映画的興奮につながっている──という、ほとんど有り得ない技術的特異点を持っている映画だと思う。
台詞が聞いたこともないほど早口で、かつ専門的であるにもかかわらず、その聞き逃し、あるいは理解不能が、まったく支障になっていなかったのは、演出に説得力があるからだと思う。
その演出の特徴は、発言者の寄った表情と、矢継ぎ早のカットが総て。
ゴジラの勇姿や街の崩壊は、むしろ参考場面のような副次品であり、演技も心象もほとんどなく、映画的ダイナミズムを編集で生み出している──と感じた。
厖大な出演者、厖大な台詞量、厖大なカット──それらを、適切な順番で並べることで、ドラマが立ち上がってくる様はみごとという他なかった。
個人的には石原さとみに違和感があった。ネイティブを主張するには英語に無理があったのみならず、大統領特使であるなら見た目の理知に欠けていた。常に不自然な「気張り」を感じてしまう女優でもある。
この映画の台詞は多少大げさに言ってしまうと半分は解らない。ただし、日本人の俳優が、ネイティブに寄せようとして、背伸びしてしゃべる英語は、はっきり解る。youtuberにジャッジされなくとも明瞭に解る。それはどんな映画でも、そういうものだ。ほぼ紅一点だったせいで目立った。
ところでプライベートジェットで彼女に助言する手だけの要人はキッシンジャーではなかろうか。
ひとつ、解らないのはゴジラの動機である。
見落としかもしれないが、ゴジラが上陸して破壊した理由が、ハッキリしていなかったと思う。
面白かった
俺の考えた最強の対ゴジラ大作戦。政治家と官僚たちがカッコいい。最初の内閣のメンツなんかは平和ボケした間抜けな描写も多いが事態が緊迫していくにつれ素直にかっこいいと思えるシーンが増えていく。このご時世こういう覚醒してくれる政治家がいればなぁと特に思ってしまう。
とにかく無駄なものを一切排除したテンポの良いカット割り。聞いてるだけで頭良くなったような気になれる専門用語早口マシンガン長台詞。逆に自衛隊シーンはリアルな言葉の端折り具合。ゴジラも子供だましの怪獣プロレスから本当に怖い『災害』へと姿を変え(戻しと言った方が正しいのかもしれないが)東京を焼き尽くすシーンは本当に言葉を失うほどだった。
安い共感を引き出す人間ドラマなんていらない。震災や近年の大規模な水害など経験していればゴジラという未曽有の事象に直面した人々の心情に否応なく寄り添ってしまう。
蒲田くん
ゴジラシリーズ初視聴。
蒲田くんのおどろおどろしい姿が💧
うん。
怪獣好きは楽しいのかな?
なんか途中から攻撃されてるゴジラがかわいそうに思えて💦💦💦
ある国のお粗末な危機対応に苦笑い😅
ゴジラじゃなくて国の危機を国民に伝えたかったのかな?
今のウィルスの対応を予言してるみたい。
大丈夫です→危険かも→逃げて!
エヴァンゲリオン手法でゴジラ
2020年6月1日、名古屋エアポートウォークにて。
コロナウィルスで映画作品が軒並み上映中止してる中、見逃していたシンゴジラを映画館にて体験。
素早くカットが切り替わり、アップや引きのバランスや良し。思い出したのはエヴァンゲリオンで成功したそれ。
飽きさせず、引き込み続けるテンポの良さ。
節々に出演者が吐き捨てるセリフもまたエヴァと同じくグサっと来て残響となる。
街、ビル群、電柱、電線、何気ない風景カットがエヴァンゲリオンのソレ。
センスがある人は畑が違ってもセンスがあるんですね。
余計な物を省いたシンプルな名作です。
一人で見るシンゴジラ
だって劇場、再開したけど。他に人、居ないんですもん。一人ですもん。単館や小さいシアターでの1人鑑賞は経験有るけど、こんなデカいシアターをプライベート化した事はありませんでしたから。ちょっと寂しいっすね。と言うか、怖い。と言うか、なんか色々と物音がするんですね。マジで怖いw
二回目の鑑賞でしたが、前回は「ヱヴァを知らずに鑑賞」。今回は「ヱヴァを知った後の鑑賞」。尻尾の意味も解りましたわ。リリスやん、あれ。ヤシオリはヤシマなんですね。ヤシマは全国の電気屋さんが協力してシンジが射撃する。構図、同じなんだ。でも、シンゴジラはここに尽きます!
ゴジラに立ち向かう政治家と科学者達の物語は、日本の怪獣映画の原点回帰。空想科学的視点からも、政治力学的視点からも、十分に楽しめる内容。ゴジラが東京タワーを折ったり、食べ鉄したりしないところに、ちょっぴり物足りなさはあるけれど。日本人の科学・製造・政治が一つになり、日本の命運を賭けて一発勝負に挑む八塩折作戦には萌えました。
破壊と再構築。って言うより、試練は生まれ変わりの機会。破壊は、必ずしも再構築のための必要条件じゃ無いし、それ以前の話として。里見総理は辞任したけど、それは時代が必要とする人材を正しい立場に据えるため、ってだけの事。求められる人材がいるのなら、活躍する場を与えなければなりません。ってことで。
今だからってのもあるけど、ちょっと苦笑いしてしまったのは、御用学者達の煮え切らない見解羅列。コロナでは尾身先生を「無能な御用学者」扱いしてた人達がいましたし、怒鳴りつけた政治家もいました。尾身先生とそのチームは、その実績からも求められる人材。むしろ、WHOより優秀な訳で。国家専門家委員は正しい立場。国を救うのは、そういう方達だって事。あぶれ者、異端児、はぐれ者の集合だった対策委員会が7人の侍みたいで更にカッコ良く見えてしまいましたw
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