ジャージー・ボーイズのレビュー・感想・評価
全212件中、1~20件目を表示
映画ならではのラストの演出に涙
出世作となった「シェリー」は耳馴染があったが、ディスコブームの頃に日本でも大ヒットした「君の瞳に恋してる」のオリジナルがフォー・シーズンズのメインボーカル&作曲家コンビの曲だったことは映画で初めて知った。
絆をはぐくむ青春時代、デビューしてからの盛衰、時と共に深刻化するメンバー間の確執といった具合に、よくあるバンド伝記映画の定型に沿ったストーリー構成ではあるが、ミュージカル版でも主役を張ったというジョン・ロイド・ヤングの圧倒的な歌唱力が、本作に本物の魅力を添えている。
音楽好きのイーストウッド監督だから、歌い演奏することの喜び、楽しさもきっちり描写していて観る方も嬉しくなる。ラストのステージで4人が絆を取り戻し、波乱万丈に満ちた数十年分の“四季”を遡って若い頃の姿に戻る演出は、まさに映画ならでは。音楽の力を再認識させられると同時に、年を取るのも悪くないなと思わされた。
必見ラストシーン
ウェストサイドのオープニングに匹敵するユニークで素晴らしいラストです。
イースト監督のセンスですね。
シーン毎にメンバーが交代で進行役を務める舞台の演出を、映画でも再現した脚本もオシャレです。
いつも複雑なウォーケン先輩が、今回は物わかりのいい黒幕役で好感度上がりました。
音楽映画はスクリーンで観たいものです。
それにしても後半のフランキー選手、田村正和さんに交代したんですかね?
有名な曲の裏側
フォーシーズンズと聞いても音楽にうとい自分は
すぐにピンとこなかったが、
曲を聞けば世界中の誰もが知ってる
ああ、あの人たちなのか、という題材。
実話が元なので
知らなかった事実が裏側にあったのかという
驚きと発見だった。
音楽に造詣の深い監督なだけに
演出も洒落ている。
個人的にはイーストウッドには、
実話が元のもいいけど
完全オリジナルをもっと作ってほしい。
60年代最高~
娘のくだりもう少し丁寧でも良かったな~
60年代の素敵な音楽、ファッション、スターダムにのし上がっていくバンドメンバーとの友情と葛藤、お手本みたいなバンド映画ですね
私も60年代にタイムスリップして素敵なドレス着てツイスト踊りたかったな
ミュージカルの予習復習にオススメ!
日本のジャージーボーイズのミュージカルにハマって、映画をDVDで観ました。
ミュージカル観てからでも楽しめましたし、ミュージカル観る前に予習として観るのはもっとオススメかもと思いました。
映画だけでも充分ストーリーや音楽を楽しめる作品だと思います。
バンドとしての栄光と挫折、栄光が故のバンドがバラバラになっていき修...
バンドとしての栄光と挫折、栄光が故のバンドがバラバラになっていき修復できない切なさ。
メンバーのそれぞれの視点での造りもよかったのではないかと思う。
中盤からどうにもならない切なさが増していくが、ラストには晴れやかの心地よさと清清しさがあってすごくよかった。
音楽もすばらしかった。
ファルセットは僕にとっては『ライオンは寝ている』つまり、トーケンズ
ミュージカルみたいな映画だから良い。
彼等の曲を聞いたことはあるし、勿論、名前も知っているが、ライブでは知らなかった。ファルセットは僕にとっては『ライオンは寝ている』つまり、トーケンズ〔?〕で『シェーリー』もトーケンズの歌だとずっと思っていた。勉強になった(勿論『ビー・ジーズ』が一番好き)。
この映画は『興行』と言う行為が、アメリカ裏社会と、いかに隣合わせでいたかを回顧する内容だと思う。この場合、イタリア系白人が裏社会から搾取(?)されてきた話だと思う。まぁ、白人だからまだ良かったのだと思う。同時期(1960年代)は、公民権法の制定前の時期。音楽の種類に関係なく、黒人は、アメリカ資本家(若しくは興行主)の仕組んだ興行に、搾取(?)されてきた歴史があることを忘れてはならない。
イーストウッド監督と知らなかった。イーストウッド監督は『バード』だとかでも、裏社会との繋がりを素直に描いていたと思う。その点は認めるが、その時期を温故知新で回顧するイデオロギーが僕には共感出来ない。
若い時から苦労して『アメリカのテレビ西部劇-ローハイド』で演じてきた。しかし、世界的に花を咲かせたのは、皮肉なことに『イタリア西部劇』。苦労して、上り詰めた人物であるのは認めるが、決して『ジョン・ウェイン』ではない。彼が張る虚勢もそういったコンプレックスがあるのかと思う。
しかし、ジョン・ウェインよりもはるかに名優だと僕は思うが。
追伸 見ていたテレビの俳優はローハイドのクリント・イーストウッドだ!今気付いた。
お話と音楽の両立が成功のカギ
素晴らしかった。
過去のイーストウッド作品も結構見ているが、さすが音楽に対するアプローチは間違いない。
スタートからトリハダの連続で、最後には感動して涙が自然に溢れてきた。
とにかく音楽が最高にいい。
余計な効果音ひとつ使わずに、演奏シーンの音楽を際立たせる演出は、劇中にフォーシーズンズのヒット曲をアレンジしてピアノ曲として流したり、当時の流行歌が効果的に使われている。
劇中、キャストがそれぞれカメラ目線で心境を吐露するモノローグは賛否あるだろうが、本作ではいい効果を及ぼしている。
いただけなかったのは、殿堂入りする時の25年ぶりの再結成のシーンの老けメイク。いまどき、もう少し何とかなったと思うのだが。
それに、女性のキャストも全体的に個性がない。
フランキーの妻と子供以外、印象的な女優も子役もいなかった。結果的に必要なかったから入れなかったのだろう。余計なことを極力省く監督らしい。
テレビ全盛の良き時代。当時の貴重な映像も効果的に使われている。
若き日のイーストウッドもカメオ出演している。遊び心あふれる演出だ。
平成生まれの人には、特に面白味のない映画かもしれません。
2014.9.27
ニュージャージー
2022年3月5日
映画 #ジャージー・ボーイズ (2014年)鑑賞
#フランキー・ヴァリ と #フォー・シーズンズ の伝記的映画
#クリント・イーストウッド 監督は本当に何でも上手に仕上げるな、凄い
#タモリ倶楽部 のオープニング曲と #シェリー と #君の瞳に恋してる は同じ人が作曲してるとはこれまた凄い
前知識ゼロで何となく見始めたので シェリーの曲聞いてからあれ?実話...
前知識ゼロで何となく見始めたので
シェリーの曲聞いてからあれ?実話!?
と驚いたという、、そして君の瞳に恋してるを聞いて
この曲もかーー!って。
曲に入るまでの演出も良かった。
落ちぶれていたフランキーが白いスーツをパリッときめて沢山の管楽器をバックになんとも言えない表情で歌うところ。ぐっとくるよね。
借金に追われていたせいもあるけど
スターになっても皆がとても人間臭く描かれているところもイーストウッドならではなのかな。
タイトルがイマイチと思ったけど原題でも同じなのね。
発見!
タモリ倶楽部のテーマ曲がボブの曲だったとは!
そして『君の瞳に恋してる』は、私にとってのほぼ洋画事始めの『ディア・ハンター』!そしてクリストファー・ウォーケン!懐かし過ぎる…
だけど、決して悪くはないけど、フランキーの声が私にはそこまで素晴らしく思えなかったので…
過去鑑賞
個人的な意見ですが、バンドや音楽を扱った作品って、映画に限らず、そのバンドの音楽のジャンルが好みではないと、作品自体の評価がどうしても下がり気味になってしまうような気がしているのですが、この作品は音楽のジャンルを越えた魅力のあるものでした。
完成度の非常に高い作品ですね。
緻密に計算されたような脚本も演出も完璧で、非の打ち所の無い作品だったと思います。
特にラストは秀逸でした!
ただ無知な僕はフォーシーズンズというバンドを知らなかったり、作中で使われている音楽をあまり知らなかったりで、いまいちのめり込む事が出来ず、その点が非常に残念でした。
3.5
4人のハーモニーは圧巻!
内容は、ボヘミアンラプソディの同じように、
成功を収めるまで奮闘、そして成功したがゆえの苦悩が
描かれています。
エンディングのシェリーにしみじみ。
いつかブロードウェイに行ってシェリー聴きたい!
全212件中、1~20件目を表示