もらとりあむタマ子

劇場公開日:2013年11月23日

もらとりあむタマ子

解説・あらすじ

「苦役列車」でもタッグを組んだ前田敦子と山下敦弘監督が、実家で自堕落な日々を送る女性タマ子の姿を描くドラマ。東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝の毎日を送る23歳のタマ子が、やがてわずかな一歩を踏み出すまでの1年を追う。音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」の30秒のステーションIDとして、春夏秋冬を通して描かれてきたタマ子の日常を長編化した。主題歌を星野源、脚本を「リンダ リンダ リンダ」「マイ・バック・ページ」の向井康介が担当。

2013年製作/78分/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2013年11月23日

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(C)2013「もらとりあむタマ子」製作委員会

映画レビュー

4.0 モラトリアムな不機嫌少女

2025年11月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

カワイイ

淡々とした日常を描いた映画で、市川準監督の映画にもちょっと似てるんだけど、もうちょっとのほほんとした感じ。モラトリアム不機嫌少女を演じる主演の前田敦子が素晴らしい。『あしたの私のつくり方』で準主演に起用した市川準の目に狂いはなかった。市川の処女作『BU・SU』のモラトリアム不機嫌少女役で主演した富田靖子が脇役で出てる偶然にも何か浅からぬ縁を感じる。実際、パンフレットにはモラトリアム不機嫌少女が主人公の映画として市川の『BU・SU』と『つぐみ』が取り上げられており、山下敦弘監督も間違いなく意識していたはず。こうして時代は巡っていくんだろう。いい映画でした。あと、あっちゃんはものすごく美味そうに飯を食うなとも思った(笑)。

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バラージ

未評価 何かあるかと

2024年9月23日
スマートフォンから投稿

何かあるかと思って見ていて、何もないまま終わる映画。
これを劇場で見た人は、どんな気持ちで帰ったのか?
東京島を見た時の自分を思い出す。
唯一の見どころは、最後のアイスを食べるシーンくらいか。

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たな

3.0 素朴

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

5.0 自然消滅って…久々聞いたわ

2023年8月28日
iPhoneアプリから投稿

「その時がきたらやるよあたしだってーっ!!!」
「いつだよ!?いつなんだよ?」
「少なくとも…今ではない。」
(顔芸対決)

このやりとりに毎回大爆笑www
セリフのセンスが良すぎるし、そこまで何も起こらないのに何でこんなに面白いんだろう?

お父さんが大好き!!!こんなお父さんいいなあ〜
やる気出したって聞いて時計買ってあげたり…
(海外旅行)父さんと行くか!?って思い切って言ってみるのとか可愛すぎる。
タマコの「(お母さんの旅行は)大人ばっかだよー?」が、大人の自覚のなさをサラッと表してます。
タマコのやることなすこと愛おしくてもう…。
「もうやだー!全部やめる!全部やめてやる!」
「可愛いって、タマ子!全然いけてるって!」
「それがやなの!そーゆーのが嫌なのー!!!」
「タマ子!?タマ子ー!!!!!!」→履歴書www
このくだりも何回見ても笑ってしまいます、、
タマ子の手先になった中学生が「アクセサリーに…すごく…興味があって…」とかも、見れば見るほど笑える箇所が増えていく…

じゃんけん灯油とか、ハンバーグは!?とか、親戚からみかんもらうとか、ささやかな家族の思い出を書くのがうますぎて、目頭が熱くなってしまう。

アクセサリー教室の女の人が出てきて焦るタマコの気持ちが伝わってくる。私の安住の地が危険!というのと、また両親と暮らせるかもという微かな期待。
それは最後に打ち破られる。立ち止まってるのはタマコだけ。と母親は言う。そもそも家族がこうなったのは母さんが悪いんじゃん!
でも、ハァ…母さんだって悪いと思ってるのよ?タマ子だけよ〜そんなこと言ってんの〜とか言われると
もうなんも言えないよね。
平和な中につきつけられる、ままならない現実…。

お父さんの作る丁寧な料理にほんと癒される。
咀嚼音がダメって人いるけどむしろこの咀嚼音が好き!
東京行ってからもほどほどにダメなタマコが目に浮かぶなぁ笑 タマコいなくなってからのお父さん、さみしくてしょうがなくて犬とか猫飼っちゃうかも…笑

しかしあの中学生もいい演技しますよねー。
ちらっと出てきたタマコの同級生も、2012年の大学生〜って感じですごい良いんですよね。
スマホに社会がどっぷり浸かるぎりぎり前の、のほほんとした世界。
必見です!

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せせり

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