巨神兵東京に現わる 劇場版

劇場公開日:

巨神兵東京に現わる 劇場版

解説

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」と同時上映の特撮短編。宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」に登場した巨神兵を主役に、ミニチュア特撮技術の粋を集め、巨神兵が東京の街を燃やし尽くすスペクタクルを展開する。2012年7月10日~10月8日に東京都現代美術館で開催された「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」の展示映像として制作された短編に、映像・音声の調整を加えた「劇場版」として上映。

2012年製作/10分/G/日本
配給:ティ・ジョイ、カラー
劇場公開日:2012年11月17日

スタッフ・キャスト

監督
製作
庵野秀明
鈴木敏夫
巨神兵
宮崎駿
言葉
舞城王太郎
脚本
庵野秀明
画コンテ
樋口真嗣
林原めぐみ
音楽
岩崎太整
プロデューサー
小林毅
製作補
川上量生
橋田真
轟木一騎
監督補
尾上克郎
特殊技術統括
尾上克郎
美術監督
三池敏夫
美術
稲付正人
撮影
鈴木啓造
桜井景一
照明
安藤和也
特殊効果
関山和昭
操演
関山和昭
テクニカルプロデューサー
大屋哲男
編集
佐藤敦紀
VFXスーパーバイザー
佐藤敦紀
整音
山田陽
音響効果
野口透
巨神兵操演
村本明久
助監督
中山権正
制作担当
三松貴
劇場版編集
李英美
巨神兵造型イメージデザイン
前田真宏
巨神兵造型監修
百武朋
制作
特撮研究所
カラー
製作
スタジオジブリ
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1

(C)2012二馬力・G

映画レビュー

2.5というネタ

2023年10月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

オマケとしては楽しかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
なお

4.0日本の特撮をつないでくれた貴重な一本

2022年10月8日
iPhoneアプリから投稿

思わぬところで、観ることができた。
とある展示会イベントとしての樋口監督のトークショー。その冒頭で、10分フルではなく、5分の短縮版だったが、嬉しかったなあ。樋口監督は「短くしたんだね。やるせないシーンは、今日の華やかな場には合わないからみんな切ったってわけかな?」と言ってたので、やるせないシーンを含む10分全てを観たい気持ちに変わりはありません。でも半分だけでも観られて、ホントに嬉しい!

トトロマークに始まり、東京の空、低い位置に浮かぶ巨神兵の姿から、その映画は始まった。

「創造主ばかりが神ではない。大きな災厄が空から降りてきて・・。それが災厄だと人間にはわかる。命を奪おうとする災厄に対し、ひざを折り、助けを乞うのだ」 庵野監督の創作に垣間見られるキリスト教的というかハルマゲドン的な感覚。
今回の目玉は、やはり巨神兵の吐くビームによって、瞬時に火の海と化す東京。それはまさにシンゴジラの放射能を彷彿させるレーザー上の光。
そうか。冒頭のトトロをみて、「そうか。これって、ジブリ作品なんだ」 と実感。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
CB

5.0本作は「シン・ゴジラ」のいわば導火線だったのです

2022年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

もともとは東京都現代美術館で2012年に開催された「館長 庵野秀明特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」展の展示品のひとつして公開されたものです

その展覧会の館長を務めた庵野秀明さんの企画
監督は樋口真嗣さん

もちろん「風の谷のナウシカ」のスピンオフ作品です
巨神兵の原画を描いたのは若き日の庵野監督であるのは有名な話です

同年11月の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」と同時公開もなされ、そのDVDの特典映像として手軽に現在も鑑賞可能です

 庵野秀明監督の商業実写映画への挑戦はこうなります

1998年 ラブ&ポップ デジタル撮影
2000年 式日 フィルム撮影
2004年 キューティーハニー アニメと実写の融合

アニメと実写の違い
頭のなかで浮かぶ構図をそのまま原画にしてそれを動かして絵に演技をさせること、それと実写では何がどう異なるのか
まずデジタル撮影にいち早く取り組み、 次にフィルム撮影をしてみる
一体何が異なるのか、単なる記録媒体の違いではない、成果物としての映像にどのような差異が生まれるのかを確かめたのだと思います

それを咀嚼した上で、合成などの特殊効果との融合の方法論を実写で確かめようとしたのが「キューティーハニー」では無かったかと思います
つまり庵野監督が本格的に実写に向かう為の一連のスタディーだったのだと思うのです

そして2012年の本作
この2012年という年に注目したいと思います

確かに展覧会のための展示作品では有りますが、これは映画関係者に向けたショーケース作品だったのだと思います

アニメと同様のクォリティーで実写の映像作品を撮れる方法論の準備は出来た
いつでも本格的な実写作品のオファーを受けられる
例えば本作のようなものを自分に長編実写映画で撮らせてみたいとは思いませんか?

そう言う庵野秀明監督からのメッセージだったように思います

2012年9月には、2014年公開のギャレス・エドワーズ監督のゴジラの製作発表が正式に行われたのです

本作は2012年7月に展覧会で公開されました

本作はギャレス・ゴジラの製作発表に2ヵ月先行しています
しかしハリウッドゴジラ第2弾の企画が進行中の噂はだいぶ前から流れていて秋にも正式発表があるとみられていたのです

ハリウッドゴジラもいいけど、一度自分にやらせてみませんか?

そのような東宝に向けてのラブメッセージだったのでは無いでしょうか?

東宝としても、エメリッヒ・ゴジラのトラウマの前例があります
2014年公開予定のギャレス・ゴジラが上手くいくのか一抹の不安があったはずです
リカバーできる策は考えておく必要があったのだと思います

そして2014年、ギャレス・ゴジラの公開を迎えたのです
予想以上の良い出来映えで興行も大成功でした
ゴジラはいまや世界的な金のなる木のコンテンツとして蘇ったのです
ハリウッドでのシリーズ化の話もでて、モンスターバースに発展していきます

日本国内でもゴジラの新作の製作をとの声がでるのは当然です

では誰に撮らせるのか?

もちろんそのとき誰の頭にも本作の映像が浮かんだと思います

庵野秀明と樋口真嗣のコンビしかいない!

本作は、「シン・ゴジラ」のいわば導火線だったのです

蛇足
2021年秋から「庵野秀明展」が、全国各地を巡回して開催中です
東京展、大阪展は既に終わり、2022年8月現在は山口県立美術館で開催中です
庵野監督の生地の宇部市には1時間強のところです
まだ未見の方は是非行かれることをお勧め致します
9月23日からは新潟で開催されるそうです

コメントする 1件)
共感した! 3件)
あき240

4.510分のショートムービーとしては上出来

2022年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

興奮

YouTubeで鑑賞
ナレーター林原めぐみ
巨神兵が東京をただただ破壊するだけの話

監督は『ローレライ』『日本沈没(2006)』『隠し砦の三悪人(2008)』『のぼうの城』『進撃の巨人』二部作『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣
脚本は『トップをねらえ!』『式日』『キューティーハニー(2004)』『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』の庵野秀明

現実的な東京の街並みに非現実的な巨神兵
マグリット的なシュールレアリズム
街を破壊するのに巨大ロボットが必要とは思えない
しかも数人集まって槍みたいなものを持ってみんなで歩いてどこへ行く
宮崎駿のあの世界だからマッチするのであってハッキリ言って馬鹿馬鹿しい
ロシア軍に攻撃され破壊されるウクライナのリアルなニュース映像には到底勝てない
だけど10分の娯楽作品としては悪くない
こんな作品を楽しめる大人で良かった

あと避難もせずに巨神兵をケータイで撮影する民衆がリアルで間抜けだった
破壊活動が始まってからの人間たちが描かれなかったのは物足りない気がした

コメントする (0件)
共感した! 1件)
野川新栄

他のユーザーは「巨神兵東京に現わる 劇場版」以外にこんな作品をCheck-inしています。