あかぼし

劇場公開日:

解説

人気声優・朴ろ美が実写映画初主演を果たし、新興宗教にのめりこんでいく母と、彼女に寄り添い続ける息子の姿を描いた人間ドラマ。夫の蒸発をきっかけに精神のバランスを崩してしまった母。小学生の息子は、そんな母を見守ることしかできずにいた。ある日、新興宗教の勧誘を受けた母は入信を決意。それ以来、息子を連れて布教活動に熱中するようになるが……。2012年・第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で上映。13年劇場公開。

2012年製作/140分/日本
配給:エネサイ
劇場公開日:2013年8月3日

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映画レビュー

3.0はっきりとNOというべき

2014年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

夫の蒸発を機に精神的に病んでくる母親が新興宗教にのめり込んでいく。そんな母に翻弄される息子は家出を決意する……。母親役が最初にクレジットされ、2番目に息子役がクレジットされているが、主人公は息子の方だ。母親に翻弄される息子の心情を描いた作品。

本作のような形で母親に翻弄されている子供は、現実にいくらでもいるだろう。リアリティはある。同時に本作には救いが無い。救いが無い事が映画として絶対的な欠点ではないが、本作の場合、救いもないなかで何をテーマだと考えるべきかハッキリしない。

監督は製作意図として「大人になれない親を持つ子どもが、『家族の絆』によって強要される役割のようなものを描こうとした」という趣旨の説明をしており、「ラストシーンの子供の選択をみて、皆さんで考えて欲しい」と言っている。
なるほど問題提起をしたかったというのは理解できる。しかし、ここに映し出された親子関係は、「皆さんで考えて欲しい」というレベルではない。実社会ではこのような親子関係はよくあるはずだが、だからといって認めて良いはずがない。認めてはいけない以上、はっきりと「NO」という事を突き付けるべきだ。「僕はNOだと思います。あなたはどう考えますか?」というなら理解できるが、自分のスタンスは明らかにしないで「考えろ」というのは、制作者としての責任放棄だ。

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CRAFT BOX

5.0今年、最も切なく美しい映画

2013年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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光田 幸広
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