坊ちゃんとワンマン親爺

劇場公開日:

解説

坊っちゃんシリーズの第八篇で、「デン助の やりくり親父」の新井一の脚本を、「ワンマン今昔物語」のコンビ近江俊郎が監督し、岩橋秀光が撮影した。

1959年製作/76分/日本
劇場公開日:1959年5月23日

ストーリー

高山権左衛門は、国会議員選挙出馬を前に、伜に嫁を貰っておこうと、息子・太左衛門のいる東京へやって来た。権左衛門は見合写真を次々と見せたが、下宿の娘・直子が甲斐甲斐しく夕食の支度をしてくれるのを見て、直子と息子が恋人同士なのを了解した。権左衛門は幼友達で今は代議士の和泉小六助をたずねた。小六助は妻の菊子に頭が上らない。彼は二号の珠代に熱海行きをせがまれていた。ちょうどよい機会と、権左父子も招待して出かけた。が、幹事長らの疑獄事件が発覚、嫌疑が及ぶかもしれぬと心配した菊子夫人が、急ぎ熱海へ駈けつけた。小六助は、すねる珠代を抱き上げたところを見られてしまった。夫人は眼をつり上げたが、太左衛門が気転をきかして、珠代を自分の女のように見せかけて収った。ところが権左衛門が収らない。直子という恋人がありながら他にも女をつくるとは何事か、と親子の縁を切った。--太左衛門は、玩具の自動車の設計に熱中していた。それが自動車会社重役の目にとまり、そのアイデアが買われることになった。頑固な権左衛門は、新車祝賀会にも出席せず、帰り支度で上野駅に向った。駅から小六助に電話した。拍手や太左衛門が挨拶する声が聞えて来た。権左衛門はポロポロ涙を流した。駈けつけた直子に、権左衛門は早く孫を作ってくれと握手した。陸橋の上では、新型車で疾走して来た太左衛門が手を振っていた。

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