シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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わからないなりにドキドキしました
新劇場版をテレビで見たくらいしかエヴァは観たことがありませんでしたが、めちゃくちゃ話題になっていたので見に行きました。ハッキリ言って、訳分からない部分がかなりありましたが、雰囲気で押し切れる強さを感じました。用語などは意味不明ですが、キャラクターやキャラクターの行動の動機などはリアル一辺倒で、素晴らしく入り込めました。面白かったです、観てよかった。
納得はできる終わりかたでした
本放送、旧劇場版ともにスッキリしないモヤモヤとした終わり方であったが、新劇場版はひとまずはキチッと幕引きがなされていたと思う。ゲンドウが他者のこと考えず、補完計画を推し進めていた理由と、「天気の子」の主人公が、世界より好きな彼女を選択したワケは同じではあるが、ゲンドウのほうが情けなく見えてしまうのはどうしてなんだろう。
さようなら全てのヱヴァンゲリヲン
ところどころ違うと言えど、
旧劇の簡易版ダイジェストみたいな
そんな感じがしました。
旧劇よりも、ストーリーや
映像が劣化していて
観ていて不快になりました。
特に巨大綾波レイのCG映像は
とても酷く旧劇の頃の綾波レイの方が
芸術的に見えるほど
今作の映画の巨大綾波レイはチープで
とてもがっかりしました。
こんなに不快になれる映画があるんだと
逆に感心しました。
こんな体験をさせて下さる映画は
なかなか無いと思います。
こんなものを好きだった
昔の自分が恥ずかしいです。
仮に、またヱヴァンゲリヲンの映画が
あっても見たいとは思いません
これで、ヱヴァンゲリヲンという
コンテンツとは未来永劫
お別れすることにしました。
今まで好きでいさせてくれて
ありがとうございました。
さようなら、全てのヱヴァンゲリヲン。
13位/443 2021.05.16現在
今でこそエヴァ大好きで
自分の居酒屋にも
エヴァコーナーがあるけど
でも、エヴァ好きな人多いから
好きになったのは最近。
5〜6年前かな?
エヴァの歴史からしたら新参だけど
それでも今までありがとうと言いたい
今回劇場版まで観て自分はバカなので
多分8割理解してない
いや8割理解してるのかも
それすらも分からない
自分の理解が正解なのか分からない
でも、捉え方は人それぞれでいいし
正解なんてないと思う
それでも感動して泣いた
理解してないのに泣ける作品って
素晴らしい
自分は、真希波マリ が好き
好きだなぁ、、、、
健気にエヴァに乗る姿がカッコいい
にゃにゃにゃにゃにゃ〜!
危機感感じなくって素敵。
でも、大人なんだよなぁ。
最近、真実一路のマーチ
車でめっちゃ聴くし
ココスのコラボイベで
マリのファイルが出た時は
めちゃ嬉しかった!
アスカも好き。
惣流より式波が好き
アスカで何度も泣いた。
名前が違う理由に
こんな深い意味があったのかと
アスカは本当に優しくて
でも素直になれなくて、ずっと孤独で
だからこそ
アスカには幸せに生きて欲しいと
心から願ってる。
きっと幸せになるんだろうけど
その形がかなり意外だったけど。
個人的に、シンジもレイもカヲル君も
好きじゃないんだけど
特にシンジは好きじゃない
いくら、作品の中で成長した
って言われようが、見ててイライラする。
今回、特にイライラしたなぁ、、、
最後、挽回したって関係ない。
そりゃ鬱にもなるのは分かるけどさ。
まぁでも嫌いと言っても
表現が難しいけど、、、
人間的に好きじゃないだけで
大好きな作品のキャラクターとしては
好きです
ミサトさんにも号泣させられたなぁ
まだまだ書き足りないけど
全部書こうと思ったら
相当長くなるので割愛
ほんと全部素晴らしいけど
ラスト10分は特に素晴らしい
ラストに出てきた駅
行きたいなぁって思ったけど
超遠いなぁ、、、、、
美音が14歳になったら旅行しよう
自分は今、思い出しても
この虚無感、、、
当時から観てた人は
1ヶ月くらい無気力になりそうだな
この素晴らしい作品
是非、劇場で観てほしい
観たことない人は、とりあえず
序、破、Qだけ観るだけでも
大丈夫です!primeにあるし!
ありがとう!そして、さらば
すべてのエヴァンゲリオン
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
シンエヴァのあるある言いたい♫
シンエヴァのあるある早く言いたい♬
シンエヴァのあるある今から言うよ♪
正直シンジにはイライラしがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→40歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→映画館
鑑賞回数→1回
記憶度→100%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→13位
邦画アニメ部門→2位
理解してなくても泣ける部門→1位
想定の範囲内すぎて逆に想定外
期待してることが全てされてて、過不足なしでした。
迫力のバトルシーン、演出の奇抜さ、伏線回収、そして分かりにくさ。
全てが良くも悪くも想定の範囲内すぎて、逆に想定外というか。
あ、前半の綾波萌えだけは想定以上です。
こういう難解なアニメは得てして何らかのメタファーになってますが、細かい設定が分からなくても、アニメ業界やそれに関わる庵野監督と周辺の人々がテーマになっていると、しっかり受け止めれる作りになっています。
全ての主要キャラクターがしっかり幸せな方向(?)に昇華されていってて、「エヴァが終わった感」に溢れた、まさに卒業式。
特にゲンドウは思ってた以上のさらけ出しっぷりでした。SFモノの一つのテンプレである、「自分は本当はこういうやつなんだー」と相手と対話する心象場面をハッキリ書ききっていたのが一番の驚きでした。
ただあの辺はちょっと時期を逸した演出でしたね。
ビューティフルドリーマー、グリッドマン、実写でも松本人志の大日本人でやってたことで。
数年早かったら大爆発だったんですが。
シリーズ最終のお祭り映画
最初のテレビはリアルタイムで見て最初の映画も徹夜で見に行きました。
うんちくなんかよりただエンターテイメントとして面白い作品でした。
しかし新劇場版は前作Qからすっかり違う方向へ行ってしまいただただ謎を考察するかキャラ萌えだけの内容で素直に見るだけでは全く面白く感じられない作品になってしまいました。
長年待たされてもうダメだろうとは思ってましたが見に行ってああやっぱり、というところです。
最初から説明的なセリフばかりなのに話は良くわからないという展開。
色々とネタの仕掛けはありますが個々の話としては前からの同じ繰り返しの内面話で新鮮味もなく薄っぺらさだけが目立ちました。
ただ成長したキャラを見て楽しめる人のための作品ですね。
前作がダメな人には全く時間の無駄です。
結局最後まで期待外れ
妻と観に行きましたがシリーズ通して結局何がどうだか伝わらないまま終わっちゃいましたね、終わったあとなに?結局使途は何しに来てたの?目的は?シンジのお父さんは何がしたかったの?アスカは何者?結局どうなったの?マリとはろくすっぽ会ってないのに最後何事?
じゃあ何?シンジは結局神様で転生して新しい世界作って終わり?等々、訳解らんのオンパレード、要するに作品から内容が全く伝わらなかった、人に何かを伝えるには解りやすく伝えないといけないのだが、私らには全く伝わらないまま終わっちゃいましたw
話を伝えるってことは、使途の目的は地球の支配だったとか、地下に眠る秘宝が目的だったとか、シンジのお父さんの目的は神の力を得て何々をしたかったとか、ハッキリと解りやすく伝えないとなーてのが感想でした、最後はちゃんと解りやすく作ってくれると期待したが最後まで謎のまま、名探偵コナンが犯人も謎で解決しないで終わった感じ
トラウマと統合と成長の物語
エヴァを世に出した(エヴァに乗った)ことでトラウマを負った庵野監督による決着の物語。
旧作を発表した監督は心ないオタクたちによって精神を粉々に砕かれた。
監督が受けた被害は度を越した批判に留まらず人格否定や殺害予告まで多岐にわたる。
それでも監督は「ほかに自分の価値なんてない」と言わんばかりにエヴァを作り続ける。
そのたびに深いトラウマを負いながら。
第三村のシーンはセラピーの章。森田療法を連想した。
心のかたちを取り戻したシンジは傷を背負いながらも前へと歩を進めていく覚悟を固める。
2021 年 5 月 13 日,株式会社カラーは「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』制作関係者に対する誹謗中傷・脅迫行為に関して」という声明を発表した。
新劇場版の真の完結はこの声明によって成ったと直感した。
監督が REBUILD と称して新劇場版の制作にあたった目的,それはかつて蹂躙された心を取り戻すこと。自分が価値ある存在であると信じること。自身や仲間たちの尊厳のために戦うこと。…だったのかもしれない。
素晴らしい最期でした。
監督に心から拍手を贈りたい気持ちです。
ニワカなりの感想
作品が発表されて 25 年にもなるそうだが、私はテレビシリーズは一つも見ておらず、劇場版も「序・破・Q」をレンタルで1回ずつ見ただけというニワカである。この作品にどっぷりとハマっている娘が、一緒に見に行ってもいいと言ってくれたので最近になって見始めたという有様で、コアなファンが多いこの作品について何か書くというのも気が引けるが、感じたことを少し書く。
これまで、エヴァに接する機会が実は何度かあり、研究室の学生さんに勧められて見始めたりしたのだが、どうにも主人公の碇シンジの幼稚さが鼻持ちならず、作品世界に入り込むことがどうしてもできなかった。いくら主人公の成長が物語の骨格だと言っても、限度があるだろう。「何故」という疑問に一切答えないのがこの作品の作風であるため、「何でこんな幼稚なガキに世界を救って貰わねばならんのか」という疑問が頭から消えることがないまま見続けるのは、苦痛でしかなかった。
世界を救う当事者が、普通に学校に通っているというのも全く解せなかった。彼が闘わなければ世界が滅ぶというのであれば、サッカーやラグビーのワールドカップ全日本代表選手など比較にならないほどの待遇を用意し、いつ使徒が襲って来てもすぐに出動して貰えるように最大限の配慮をすべきではないかと思うのは、きっと私が歳を取りすぎたために違いない。アスカが主人公に対して投げつけるトゲだらけの言葉を聞くたびに、「その通りだ」と溜飲を下げていた。
ところが、コアなファンは、このひ弱な主人公に自分を投影しているらしい。彼らは、いろいろなプレッシャーに責められてオロオロする現実世界の自分とこのシンジがシンクロするらしいのだが、還暦を過ぎて人生の主要部分が終了している私のような人間は、全く同調できなかった。シンジを完全に自分の外部の人間としか見ることができず、その未熟さにひたすら腹が立った。こんな自衛隊員がいたら国が滅ぶだろうとしか思えなかった。劇中の台詞で言えば、「シンクロ率 0.00%」と言った状況である。
原子力空母の建造に1隻数千億円かかるのを考えれば、あのような能力を持つ特殊なモビルスーツの単価は日本の国家予算を超えるはずだが、そんなものが 13 号機まであるとか、ヤシマ作戦で日本中の電力を集めたのであれば、あんな太さの電力ケーブルでは焼き切れてしまうはずだとか、細かなところも気になった。司令や支援スタッフが戦闘中の情報交換を音声で行なっているのも時代遅れで、物理量の計測値などは各自がパネルの表示を見て瞬時に理解しなければ間に合わないほど即時性が求められるはずである。
また、最初の搭乗で、シンジがロクな訓練もしてないのに使徒と対等な闘いをしているのも鼻白んだ。そもそもエヴァの操縦は、オペレーターの指示をエヴァの機械装置に伝えればいいだけであり、コックピットを機外に出して、安全な場所で操縦して信号だけ無線で伝えれば良いのではと思うのだが、それが成立しない設定なのだというのが娘の説明であった。だが、そんな説明シーンも一切なかったはずである。
シンジが暴走したために犠牲になった人々が相当数いるはずだという疑念は、「Q」で周囲の敵意に晒される姿が描かれていたので、いくらか気が済んだが、シンジの決定的にダメなところは一面的な情報を盲信して、裏も取らずに身勝手な思い込みで突っ走ってしまうところである。この思慮の浅さと結果の重大性のアンバランスは、どこかで見た覚えがあると思ったら、地下鉄サリン事件を起こしたオウム狂徒の実行犯と同じように思えて来た。同調などとんでもないキャラである。
おかしいと言えば、父親のゲンドウの行動や態度も極めて異常であった。何らかの理由で息子を操縦者にしなければならない事情があるのであれば、あんな子育ては目的の放棄に他ならない。しっかり我が意を含ませて手懐けることに全力を注ぐのが、作戦執行の責任者の取るべき態度であるはずであり、国家予算級の機械装置を作るより重要であるし、はるかに低コストで行える内容である。全くやる気がないとしか思えない。人生を賭けた「人類補完計画」の成否の鍵を握っているのが、自分の息子であるというのであれば尚更である。
人間個々の自由が失われる代償に死から逃れられるという「人類補完計画」というのは、共産主義のパロディなのだろうが、そんなものに賛成する人間がいるということ自体あり得ないと思う。個が失われたら不死に何の意味があるのか。しかもそれで亡き妻に再会できるというのはどういう話なのか、全く分からない展開であり、ほとんど付いていくのを断念せざるを得ないのではないかと思われた。見終わった現在でもその思いは同じである。
戦闘の最中に何度も繰り返される「やめてよ父さん!」という台詞ほど無意味なものはないと思った。刑事ドラマなどで、逃げる犯人を追いかける時に刑事が言う「待て!」と同じで、その台詞に相手が「そうですね」とか言いながら従ってしまったらドラマがぶち壊しになるだけである。ユダが裏切らなければキリストは救世主になれなかったのである。
シンジが綾波に惹かれる設定というのも、見終わってみればかなり気持ちの悪い話である。アスカまで尋常でない存在だったというのにも脱力感を味わわされたし、月面で宇宙服も着けずにいられるカヲルというのは一体どういう存在なのかと非常に不可解であった。彼の爆発するチョーカーの扱いには、行動原理が全く読めず、非常に解せないものを感じた。チョーカーに対してシンジが見せる態度も無様の一言に尽き、自分だけ悲劇の中にいるかのような態度の一方で、届けて貰った食事を礼も言わずに人がいなくなったところで食べ、挙句にチョーカーに対して生き物らしい反応を示すところなど、本当に腹立たしい思いしか感じられるものはなかった。
このシリーズの音楽の扱いには非常に違和感を感じさせられた。特に酷かったのは「Q」に出て来るベートーヴェンの第9の終楽章と、「シン」の冒頭のバッハの「主よ人の望みの喜びよ」と、各作品に時々出て来る場違いな鼻歌である。音楽はシーンの性格を左右する非常に重要な要素だと思っているのであるが、この監督はどうやら違うようである。雰囲気を損なわれたことが一度や二度では済まない。今作で唯一しっくり来ていたのは、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」だけであった。エンディングの宇多田の歌もこのシリーズを終わらせるには力不足であったと思う。
監督の人生の中の 25 年にも大きく影を落としたこの作品において、本作は本当の意味で結末を付けたかったというのがよく分かる演出であったと思う。「鬼滅の刃」がラスボスを倒してしまったら鬼滅隊や数々の特殊技能の存在価値が失われてしまったように、本作において監督はこの作品にケリをつけるつもりだということがよく分かった。エヴァのファンは、これからロスを味わうことになるのだろうが、それはある意味正しいケリの付け方なのだと思う。スター・ウォーズも Ep9 で終わりにすれば良かったと思うのだが、ルーカスから製作権を買い取ったディズニーはやめるつもりなどサラサラないように思える。サザエさんやドラえもんのように終わりがない話というのは実は悲しい姿なのである。
(映像5+脚本4+役者4+音楽4+演出4)×4= 84 点
恥ずかしいけど好きな作品
終わってほしくなかった。でも、切りがないしな。
TV版から観ている私自身も、もう、卒業せねばばらん。
こういう、付き合いきれないけど、付き合いたくなる。
作る側も、見る側も、もう、ちょっと恥ずかしい、、けど
そこ、とっくに通り越してる感というか。
だから、続こうが、終わろうが、、頓挫しようが、、
良かった気もするけど。
稚拙で恥ずかしい作品はいらんが、
こういう、本気ではずい作品。
また、たまには見たいんです。庵野さん
色々泣けた〜
二十数年越しの大作が一体どんな結末を迎えてしまうのか、知るのが怖くて躊躇してたけど恐る恐る観てきました。笑
旧劇「Air/まごころを、君に」のラスト数分は、シンジが恐れを克服し皆を救う選択が出来たけど再生された世界までは描いてない結末と、弱さに負け己のエゴでアスカと2人だけになる選択をして取り返しがつかないことを思い知らされ後悔する結末が、連続で流されている作りだと勝手に解釈してるので、シンエヴァではその前者のハッピーエンドの方を違う世界線で新たな形で見せてもらえたような気がして…純粋に感動しっぱなしでした。
紆余曲折あったけど、何はともあれ個人的には心底願っていた終わり方で本当に良かったです。
「たった一つの冴えたやり方」(短縮版)
※本レビューは文字数制限のため、原文(約一万字)から一部抜粋しています。他サイト・アプリにも各文字数制限まで投稿しています。
映画としては凡作以下、アニメとしては佳作以下、エヴァ作品としては史上最高傑作です。
何様と思われるかもしれませんが、私もお客様(=『全てのチルドレン』)の一人です。庵野秀明さんを始めスタッフの皆々様、26年間、誠にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
さて、エヴァを「終わらせた」ことを加味して、作品のレビューでその点について評価している方がちらほらといらっしゃいますが、終わらせたから偉い!凄い!高評価!……ではなく、本作単体、あるいは序〜シンの新劇場版を通してのストーリーや演出がどうであったのかで、本作は評価されるべきではないでしょうか?
いろいろと思うことがあって、感想を書こうか否か迷いましたが、やはりしっくりこないので、自分の整理のために書こうと、そう思い直しました。
では、感想に移ります。
【アニメーション】
アスカがシンジに無理矢理レーションを食わせるシーンだけは真に迫っていました。
元ネタはNHKスペシャル『私は家族を殺した “介護殺人” 当事者たちの告白』でしょうか?
過酷な介護現場ではああいう虐待が行われていることもあると聞きます。恐ろしいですね。人の所業ですか?アレが?と思いましたが、そもそもアスカは人間ではありませんでしたね。
あと随所に庵野モヨコ夫人(の作品)に関連したアレコレが小ネタみたいに散りばめられてるような気がしましたが、私の気のせいですかね?
もう一度きちんと見てみないと断言できないと思いますが、相当、奥様の影響があられるのかと。
正直、TV版や旧劇のように、上映終了後、パッと思い出せるような類の、印象的なシーンはありませんでした。(私はTV版も旧劇も嫌いなので、懐古厨というわけではありません)
とくにCGを含めた戦闘シーンはひどく見辛いし、カッコ悪い。作画枚数や作業工程はもしかすると新劇の方が上なのかもしれませんが、見せ方が下手なんでしょうか?クオリティは新劇の方が低いようにすら見受けられます……抜けたスタッフでもいるんですかね?
【構図】
漫画『ワンピース』のように見づらい。プロからしたらいいのかもしれないですけど、私たちパンピーはプロじゃないんで。情報量が多すぎて、何も印象に残らないんですよね。
製作スタッフの好きなものを詰め込んで作ったらしいですけど、雑多な玩具箱かあるいは幼児が乱雑に書き殴った画用紙みたいなカオス感がありました。見ていて疲れます。現代人はただでさえ生きているだけで疲れているのに、映画でも疲れるのは……まあ、つまり疲れます。
【音楽】
残念ながら印象に残るものは『One last kiss』だけ。皆さんはパッと思い浮かぶBGMが『シン』にはありますか?
ここからは私の嗜好の話になるので無視していただいて構いませんが……
例えば黒波の最期をシンジが看取り、決意を固めるシーンでオーケストラ版の『Thanatos』を流してお涙頂戴するとか、
巨大綾波が出てくるシーンであえて『甘き死よ来たれ』を流して古参ファンのトラウマを抉るとか、
ゲンドウとの戦いのシーンで『The Final Decision We All Must Take』を流すとか、
ネオンジェネシスするところでピアノバージョンの『残酷な天使のテーゼ』を流すとか、とか、とか……そういう総決算的なサービスがあったら嬉しかったなと。
【神の子、碇神児】
旧劇シンジ「他人との関わりは怖いけど、もう一度会いたい気持ちは本物。だから、やっぱり他者のいる世界で生きる……」
新劇シンジ「他者がどうなろうと関係ない。とりあえずシャッター下げて無かったことにしてやり直す。そんで、胸の大きい良い女と一緒に生きる!」
あのさぁ……26年もかけてシンジくんの選択が退化してるんだけど?何が起こってるんだ、これは!?
『魔法少女まどか☆マギカ』という作品がありました。主人公はシンジと同じ14歳で、最後は神に等しき存在になるのも全く同じなのですが……彼女が願ったのは、やり直しなどではなく、皆が積み上げてきたものを尊重しつつ、それに救いを与える、というものでした。
比べるのもアレですが、まどマギから10年くらい経った業界で出てきたアンサーが、よりによって「コレ」だと思うとなんとも憂鬱です。世相かな?終わりだよこの国。
【式波】
「殺すことも助けることもしなかった」とかキレてましたけど、過去の記録を調べもしないでシンジを糾弾してるのか?
シンジは破の時に「相手を傷つけるくらいだったら殺されてもいい」ということまで言ってましたよね?その後、シンジは、アスカを傷つけたネルフ本部や父親を攻撃しようとまでしていた。
どんだけシンジがアスカのことを大切な仲間と思っていたか、よく分かるじゃないですか。
シンジ言ったれ!私が許す!
アスカにハッキリと、こう言ったれ!
「死なせたくねェから “仲間” だろうが!!!」(ドン!!)
そんなシンジによく、イキリ倒せるなぁ……
ガキは君だよ、分かるかい?(真顔)
『礼節が人を作る』なんて言葉があります。
『死装束』なんて文化を勉強する前に、まずは礼節(マナー)を学べ!ガキアスカ!
……まぁ、脚本に問題があるんですけどね。
クローンだかなんだか知らんけど、こんな28おったらあかんわ、終わりだよこの世界。
「ツンツンもいいですけど、礼儀だけは弁えといてくださいよ!ホンマ勘弁してほしいわ」
【真希波・マリ(ア)・イラストリアス】
君の正体は何なんだい?どっから湧いてきたんだい君は?
ゲンドウやユイと同世代なのは分かるよ。京大の同窓かなんかだろう?でもそれは映画の中で描くべきなんじゃないのかい?
せめてQとかで回想シーン必要だったでしょ……と思うのは私だけでしょうか?冬月とシンジが将棋を指すところで、冬月の語りとともに、大学での教授職時代の回想(述懐)を挟んで、そこでユイ、ゲンドウ、マリを描けばよかったのに。
過去が無ェ 記録が無ェ
正体まったく分から無ェ
背景無ェ 深みが無ェ
自己 完結で ぐーるぐる
破で登場 唐突だ
感情移入の余地が無ェ
俺らこんなキャラいやだ 俺らこんなキャラいやだ
そんな彼女がラストでシンジの手をとっても、なんの深みもカタルシスもない。
……え、漫画などのメディアミックス作品を見ればマリの正体が分かる?いやだから、映画の中でそれを描かなきゃダメでしょ。てやんでぇべらぼうめ、おとといきやがれってんだ!
【育児放棄】
ネグレクトする奴には基本的に、「基本的人権」は無いと思ってるんですよね。誰のこと言ってるか分かります?ゲンドウとミサト、君たちだよ。何カッコつけてんだよ?ダサいぞ。どんな理屈を並べ立てたところで子どもから逃げている君たちは親失格で大人失格だよ。君たちの発言には何の重みも説得力も感じられないので、終始極めて滑稽なんだよ。「だっせぇ、だっせぇ、だっせぇわ」
【VII.l.AGE】
表面的に(暖かく)描かれる子育て描写や動物、植物の描写は、その実無機質で、血の通っていないホラーゲームみたいに感じられました。
農作業もしていましたが、アレだけの人数の食料を養うには量が足りませんし、もっと生きることに必死で、ピリピリとした雰囲気が漂うのが、通常のポストアポカリプス世界だと思うんですよね。
私には、あれが上辺だけ取り繕った、崩壊しつつある絶望の限界集落にしか見えませんでした。『バイオハザード8』みたいなもんだなあと思いました。あるいは『SIREN』で描かれる、屍人視点から見た世界のようなものです。
「放浪を続ける碇神児、たどり着いた場所が、彼に希望を与える」というのが予告の文言でしたが、村がシンジに与えたのは希望ではなく、死地に赴く「覚悟と決意」ですよね。「どう足掻いても、絶望」です。
【たった一つの冴えたやり方(ネオンジェネシス)】
「『ネオンジェネシス』?……なんですか?『ネオンジェネシス』って?」
多分、「バルス!」とか「ジェセル!」みたいな、おまじないの類だと思うんですけど……
シンジの選択、というか庵野監督の選択は、エヴァが存在しない世界にして、全てをやり直すということでした。
でも、本当にそれで良かったのでしょうか?
村の人達に限らずですが、サードインパクトから生き延びた人々は、一生懸命に生きていました。その生きた証すらも、庵野監督とそのスタッフの方達は脚本上、無かったことにして「終わらせて」しまったのです。
庵野監督は3.11の震災以降、精神を病んだそうです。震災からの復興に向けた戦いは今もなお続いていますが、あの赤く染まった地球で懸命に生きる全ての人々の希望を背負った(背負わされた)碇シンジが、最後の最後に選んだ道が、全てを無かったことにした挙句、「胸の大きい良い女」とのrendez-vousというのはどういう了見なのでしょうか?
世界改変エンドも良いですが、このシンにおいては、人々の思いや、希望や、生き残るための努力やその証の一切が全て無に帰したような、言いようのない後味の悪さが残ることは否めません。
(繰り返しになりますが『まどマギ』に於いての主人公の『選択』と、ハッキリ異なる点です。余談ですが私は、まどマギという作品はあまり好きじゃないです)
世界改変ではなく、28歳になったシンジが、崩壊した世界や、失われた命たちと、がっぷり四つと向き合い、悲惨な過去から目を背けず、不確定な未来に向けて、田畑を耕し、世界の復興のために汗水垂らして働いている描写があっても良かったのではないでしょうか?
そして、破の時に叶わなかった食事会をするエンドで良かったのではないですか?
あるいは青くなった海に繰り出していくエンドでもよかったかもしれません。
ラストは、『エヴァの全てにシャッターして、とにかくさようなら! そして、マリ=庵野モヨコ夫人、シンジ=庵野監督で、2人が手を繋ぎ、アニメの世界から逃げ出し、現実の世界(庵野監督の地元)で結婚報告をしにいく、あるいは特撮製作(ウルトラマン、仮面ライダー)へと逃げ出すメタファー』なんて揶揄されているようですが、そう取られても仕方がないと思います。
この映画を礼賛している方の中には、『「エヴァ」からの卒業(式)』なんて戯けたことを述べている方がいますが、大半の視聴者は、エヴァに入学なんてしていません。日常生活で一杯一杯です。
そんな中で、こんな逃走劇を描かれても、唖然とするばかりなんですよね。
「アニメから卒業しろ」「現実を見ろ」なんて言われても、「いやいやw もともと現実見て日々一生懸命に生きてますよ。エヴァから卒業できてないの、製作側のあなたたちの方じゃないですか?「26年かけて頑張って作ったもの、その集大成が出来た!今度こそ完結する!観に来てね!」っていうから、わざわざ見に来たのに、こんな無礼な態度と結末はなんなんですか?おそらく日本のアニメ史に於いて、26年もかけてこんな酷い行いをしたのは、貴方たちくらいのもんでしょうね」と、むしろこっちが言いたいくらいですよ。
また、現実を織り交ぜたメタ演出を挿入するのは、「逃げ」だと私は思います。現代アートのように煙に巻いて高尚ぶるのは、いかがなものでしょうか?
作品世界の中で作品を完結させなければ、物語を「終わらせた」とはいえないのではないでしょうか?
逃げて逃げて逃げて、逃げた果てが「これ」。そう考えると哀しいですね。
庵野さん、これは26年前に『あなたが始めた物語』でしょう?
とはいえ、もうなんか「終わらせられて」しまったので、もう今後『エヴァ』は無いでしょうし、私も見ることはないでしょう。故に最大限の皮肉を込めて、『最後の言葉は、切ない』ものとなります。
製作スタッフにありがとう
庵野監督におめでとう
そして、過去・現在・未来、全てのエヴァンゲリオンに、さようなら
Beautifulworldって最高だよね
リアルタイムでTV番見てた思春期
もしあの当時のままこの映画を見てたらどう感じただろう。
根本は結局テレビ番のラストと同じなのかもしれない。
庵野監督が全てをかけて沢山のスタッフさんや、声優さんが練り上げた終わり方だったんじゃないかなぁと思えたのは良かった。
パンフレット買って良かった。
げんどおおおお?!?!知ってたけど、げんどおおおおおお!!とは思ったけど笑
そして、Beautifulworldはもう当時から好きだったけど。こんなにもエヴァに合う曲はないよね。
とりあえず、Onelastkiss買ってこなきゃ。
きっと庵野監督の中ではTV版が終わりだったんだと思う。
その後出来る限り色んな人に寄り添いながら、落とし処を今現在の最適解のエンディングが今回の終わり方だったんだと思う。
二回もバットエンディングにした方が、今回はハッピーエンディングに近い形にしたのはそういうことじゃないだろうかなぁ。
きっと根本は変わらないけど、ほぼ真逆のエンディング書くってきっと相当な精神の負担がかかると思うわけで。
影響力が大きい作品ほど、賛否両論になりやすいと思う。以前のエンディングで良かったと思ってる人も居るだろう。今回は、それまでのエンディングに納得で来なかった人々への出来る限りのプレゼントなんじゃないかなぁと思う。
3つのエンディングのどれかでも納得できなかった人も居るだろうけど、劇場版は旧も含めどれも何かに寄り添って落とし処を着けてエンディングを書いてくれたんだと思う気がする。
全員の気持ちを納得させる事なんて神にすら出来ないんだから。
とりあえず、寄り添って鬱に成る程悩んで終わらせてくださった事に感謝したいと思う。
終わらせない(出来ない)作品なんて割とある。
なんなら、ぶっちゃけ結局作れないでこの世を去られちゃうのではないかと
思ってすらいたから余計に終わらせてくれてありがとうございましたと、お伝えしたい。
なんて言ってみるのは今回がハッピーエンドよりだったからかもしれないけれど。
とりあえず、頑張っただけの報われが監督やスタッフさん、声優さんにあるといい。
影響力がある作品に携わるってそれはもう光栄でありながら、きっと大変な事だったであろうから。
声優さんも変わらずオリジナルの方が演じてくださったし。
とりあえず、本当に皆様お疲れ様でした。
ありがとうございました。
少年の心の中
エヴァンゲリオンは、今まで全く知らなかった。
映画好きの人たちが、この映画だけは、今、映画館で、できればIMAXで観た方が良いと話していたので、全くゼロ知識でも大丈夫ですか?と尋ねたら、序、破、Qを観てから観に行くように言われ、その通りにした。
まず、序、破、Qを観て、全く意味がわからなくて困惑した。この人気は何なんだろうと。私の理解力の乏しさなのか?と。
そして、こんなにわからないまま、映画を観て、果たして楽しめるのか?しかもIMAXで観る価値があるのか?と思いつつ、映画館へ足を運んだ。
結果、観てよかった。とても楽しかった。
映像の美しさに息を呑む。すごい。IMAXで良かった。IMAXのお陰で、感動も倍増したと思う。
ストーリーは、やはりよくわからなかったけれど、切なさが心に響いた。大好きなユーミンの曲がまさか流れるとは!イントロですぐわかった。なぜか涙が出た。歌詞が素敵。
普段から当たり前に使っている言葉を、綾波が覚えていくシーンが好き。何気なく使っている言葉の大切さ。小さな幸せ。
今まで、時間が経っても、なぜシンジだけは少年のままなんだろう?と思っていた。そして、ラストシーンでは大人のシンジ。私なりの考えにたどり着いた。
この話は、今までずっと、シンジの少年から大人への成長期の頭の中を、ストーリー化したのかな?夢のような…。だから、ずっと少年。親との葛藤、友達との葛藤、社会との葛藤。そして心も成長して、やっと大人のシンジが現れた。これが現実の世界。それだと、意味がわからなかった全てがわかる。少年の心の中の物語。私の中では、そう思うと納得。
ラストの宇多田ヒカルさんの歌も好き。
今の時代に、映画館で、IMAXで観ることができてよかった。
無事終わってよかった!
やっぱりエヴァンゲリオン最高でした.ちゃんと終わって良かったです.アスカとくっつかずにマリといい感じになって終わったのはちょっと自分的に悲しかったですがそれでも作品としては良かったです.
庵野さんお疲れ様です.次のウルトラマン,仮面ライダーも楽しみです.
これで終わるのか…。
まず上映時間が155分もあることに驚きでしたが、実際見るとあっという間でした。
あっという間すぎて、エンドロールでさみしい気持ちになりました。
これで終わるのか…と。
アニメちょこっと&映画全作観ても、エヴァンゲリオンの世界観や内容がほぼ理解できていない(なので、ネタバレしようにもできない。笑)けれど、映画をまた1から観れば少しは分かる気がしています。
DVDそろえようかな。
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