冷たい熱帯魚のレビュー・感想・評価
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やっと観られた
北海道はとんでもなく雪が降り、JR全運休で、バス移動(バスにWifiがあった)中にネトフリで観ました。
愛犬家殺人モチーフでかなりグロい内容なのは、あらかじめ知っていましたが、バスの明るい中ではグロい部分も気にならないであろうと視聴。
確かにグロいが、自分的にはそれほどではなかった。
とにかく、役者「でんでん」のキレキレぶりが凄い、好演。
決して後味が良いとかの映画ではないが、園子温の代表作であることには間違いない。
絶妙なバランス
汚さと卑猥と気持ちの悪さが絶妙なバランスの良さで展開もとんとん進んで2時間半飽きずに見れる
死体解体シーンは真っ赤だけどそんなにリアリティないし個人的には身構えるほどグロくはなかったかなぁ
狂気!
実際にあった事件がモチーフらしいですが
主人公が事件に巻き込まれて行く様子や頭がおかしい連続殺人犯の夫婦がよく描かれている
特にでんでんのクレイジーな演技が際立ってましたね
園子温監督らしい作品で面白かったです
某事件が題材と聞いて。
当時まだ幼く事件のことは記憶になかったが
とあるきっかけで知りこの映画にたどり着きました。
内容的にはただグロい。としか印象になく
苦手な部類だったのもあり直視できなかったが
似たような事が実際にあったと思うと
考えさせられることもあった。
謎のハッピーエンド感。
怖い、グロい。とにかく怖すぎ、グロすぎてエロさはあんまり印象に残らない、結局どんな意図があったのかもあんまり掴めなかった。掴もうとすると衝撃的なシーンを思い出すことになるので辛い。何気なく見てしまったことをめちゃくちゃ後悔する映画。ただ、出演者の演技力は凄い。圧巻。
ただ最後だけは謎のハッピーエンド感に包まれた。娘っち、これから幸せに生きて欲しいと思った。
冷静に見るとドタバタコメディ
描写が恐ろしく激しく、目も向けられないような映像ばかりですが、よく考えると、これはホラーでもサスペンスでもなければ、ドタバタコメディと言えるでしょう。他の皆はとても楽しそうで、巻き込まれた主人公だけが悲惨な感じが喜劇です。
人の言いなりになるって嫌だなぁ!!
とにかくきついし息苦しくなってくる。殺したくなるほどいやーな演技するデンデンと年頃の娘と若い奥さんの間でぎくしゃくした家庭事情で何も解決出来ない吹越満の弱々しい演技の対比がこういうのあるよなぁって感じました。その弱みにつけ込んで洗脳していく人間の嫌な部分が観ていて腹が立ってくる。園子温監督の描く作品はじめてでしたが、人間の狂気と恐怖が上手く表現されていました。邦画にしては珍しく狂気じみている鋭い作品でした。
凄まじい
園子温監督作品。
あーこのシーン撮りたかったんだろうなーとか
わかるシーンがいっぱいで、見てて楽しかったです
監督の意地さえ感じるような映画
吹越満が絶妙に幸薄そうで色気あって
最強でしたな
ラスト、娘に笑われるシーンも最強
エログロだけ頭に入れればOK、思ったよりもエンタメな作品
グロいことで知られる本作なので、力が入りすぎているんじゃないかというくらい身構えながら鑑賞。とにかく狂気の沙汰じゃない人たちの話なので、そりゃ心の置所も分からないまま終わったのでこの評価に。
怪事件ファイルが好きなタイプなので、モデルの事件は根掘り葉掘りしたことがある。発想からして凶人な男のモチーフそのままであったことは興味深かった。ただ、主演は吹越満なので、どう落とすのは気になっていた。
とにかくグロいのは確かだが、ラスト30分でそれを凌駕するドラマを持ってくることに驚いた。人間の狂乱を特と見ろと言わんばかりのカオス。確かに前半のリードからして、ああなるのも分からなくは無いが、ちょっと散らかし過ぎ散らかしすぎな印象もある。むしろ、簡単に身を委ねる軽率な雰囲気はかえって淡白な関係性のよう。それでも、イカれた脚本を実際に起こして画にするだけでも凄い。途中で透かしてくるバックボーンが上手く機能したように見えなかったのが残念。
初・園子温監督作品だったが、身構えすぎたかも。思ったよりもエンタメとして成立しており、震撼するほど重いものではなかったのである。ただ、エログロの耐性は必要かも。これがマスターピースで語られる世間って意外と怖い気がする。
家族ゲームの系譜。
機能不全の家族に第三者が介入、解体再生(?)して去る。
森田「家族ゲーム」の系譜に据えてみる。
優作に対してでんでん。
最近だと「東京ソナタ/役所」「蛇イチゴ/宮迫(兄だが)」も。実は「東京物語/原節子」もか。
エログロが刺さらないと楽しめないのでは
名作との評価を聴き視聴しました。確かに、演技や演出、台詞回しは一級品であり、観ていて飽きない作りとは感じました。
しかしながら、メッセージ性は感じられず、展開も強引。恐らく目玉であるエロとグロに食指が動かなかったこともあり、面白い映画とは感じられませんでした。大変勢いのある映画であるだけに、エロとグロがテンポを悪くしてしまっているのではないかと思います。
クオリティの高い作品であることは分かるので、それらが楽しめる方は楽しめるのではないでしょうか。
らしくない
個人評価:1.9
舞台の様な演出・描写であれば、マッチしたかもしれない。その演技ができていたのは唯一でんでんたけであった。この手の作風であれば、愛のむきだしの様に音楽と演出にセンスが必需だが、園子温らしくない作風。
不思議と残る高揚感
理性のタガを全て取っ払って、本能むきだしになると人間こうなってしまうのだと思いました。
もちろん、不快なシーンの連続なので、嫌悪感が圧倒的に勝る印象ですが、全てをやりたいようにやる様には、作中で村田が言っていたように「お前の人生でスッキリさせたことあるか?」と画面越しに語りかけてこられている気分になりました。
恐らく大半が社本側である私たちに、日頃の鬱屈を解消させ「人間らしく生きようぜ」というメッセージを発している作品だと思いました。
もちろん倫理的には超アウトですが。
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