マン・オブ・スティールのレビュー・感想・評価
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ノーランはいらない。
なかなか観る時間が無かったのですが、昨日ようやく観ることができました。
『ダークナイト』シリーズのノーランが総指揮ということで、相変わらず理屈くさいのと序盤の展開が遅いことは覚悟していましたが、今作ではヒーローなるまでは割りと早かったですね。
そんな本作ですが、大きな欠点が二つあります。
一つは変身シーンが無いこと。ヒーロースーツが出てきたと思ったら次のシーンでは着ていて、どうやって着たのか最後まで不明なまま、主人公の変身シーンはヒーロー映画のお約束にして見せ場の一つなのですから、しっかりと見せて欲しかったです。これまでのシリーズのようなマンガチックなものは無理だったとしてもなにかしらの方法は考えるべきだったでしょう。
二つ目はスーパーマンが街を破壊しまくること。地球人を守る為に戦いを躊躇しておきながら、いざ戦いが始まると街中で大暴れします。せめて人の居ない場所で戦えよと思いました。『アベンジャーズ』や『パシフィック・リム』よりも被害出していると思います。
最後のゾッド将軍との戦いなんて宇宙に飛び出して戦った方が人的被害も無い上に、映像としてのスケールも断然良くなったと思いますけど、宇宙での戦いは次作の為にとっておいたのでしょうか?
他にもゾッド将軍の殺し方とか、色々ツッコみたい部分はたくさんありました。ノーラン即品は全編に渡って理屈くさいだけに、どうしても粗が目立ったちゃうんですよね~。次回作も決まったそうですが、ノーラン外して痛快ヒーロー劇にして欲しいものです。
続きを見たいと思わせるシリーズ第一作
落ち着いた色彩の映像で語られる新しいスーパーマン誕生の物語。
飛行にアクション、スーパーマンの高速度の表現に驚きです。薄味に感じましたが、続きを見たいと思わせるシリーズ第一作だと思いました。
カル=エルに実父が託したもの、クラーク・ケントへの養父の想いの深さと重さが心に残りました。それらの想いはスーパーマンの心に深く沈んでいったようだけれど、戦いの後に何が残るのか、これから何が浮き上がってくるのか。この先が気がかりでなりません。
エイミー・アダムス演じるロイス・レインは、今まで観たのとは違う立場でスーパーマンと関わる大人の女性でした。
ヘンリー・カビルのスーパーマンはカッコ良かったです。クラーク・ケントとしては苦悩の青春とはいえ地味、さすがにもう少し華のあるシーンがあった方が良かったかも。ラストは良かったです。
息もつけない高速度アクションは凄かったけど、だんだん酸欠気味に。しっかり息つぎ出来る間があると助かるなあと思いました。
期待していただけに残念
特殊能力を持つがゆえに敬遠され社会から孤立する異端のヒーロー、前半ノーランらしい重厚なストーリー展開、、、これはと思いきや後半がいただけない。
アクションに次ぐアクション、CGの出来は素晴らしいとおもうのだが、ただがむしゃらにCGを多用すれば観客が喜ぶだろうというアホな今時の映画関係者の意図が見え隠れする。その中に演出というものが皆無だから後半の長~いアクションシーンも飽きてあくびが出てくる。今見ると古臭くて、CGも見た目わかる合成だらけだが、ドナー版スーパーマンの方が断然面白いと思う。CGが発達していない時代だったからこそいかに面白く見せようかという演出がその中にあったからだろうと思う。
結論から言うとノーランとザナックがタッグを組みながら、CGを強調するがあまり脚本も演出も音楽でさえもおざなりにする今時の映画とあまり変わらなかったことに残念!
存在感の薄い監督が溢れている映画界で両監督とも独自のカラーを追求する私の好きな監督なので次回を期待したい。
映画スーパーマンが帰って来た!
外国でヒットして続編も決定した作品
ノーランが制作をしているということであのダークナイトの興奮をまた味わえると思って行ったのですがザック色の映画でちょっと残念でした
ですが映像が綺麗でアクションが凄く楽しめました 暗いのも良かった
流れがちょっとですがリターンズで指摘されたアクションや今まで深くは描かれなかったクラークケントの心理を見れて良かったです
続編で評価が変わる作品だと思います
ノーランは続編で制作総指揮ですが名前だけなので不安です…
評価は3.8です ないので4で
実写版ドラゴンボール!最高傑作。
今迄のスーパーマンシリーズにあったストレスのある曖昧なストーリーを覆す作品。
脚本も筋が通り、キチンと裏付けがある。
そしてストーリーに辻褄が合い納得できる。
実写版ドラゴンボールのスピード感と自分の思い描いていたイメージのままの迫力!
圧巻です。
したがって最初から最後まで力が入り過ぎる
(笑)息が抜けない(笑)
さらにベテランなのに脇役であり、その実力派の演技に泣きました。
ケビン・コスナー、ダイアンレイン、ラッセルクロー本当に素晴らしい!
英語が分かる方は良いのですが、
もし、英語がわからない方は……
吹替をお勧めします。あまりのスピード感に字幕が読めません(笑)
シリーズを離脱した最高傑作!
お見のがしなく!
SF映画として面白かった
スーパーマンの最新作です。これまでのスーパーマン映画は観たことがないのですが、ちょっと時系列がわかりにくいところはあるものの、普通のSF映画として面白かったです。スーパーマンになるまでのストーリーなので、従来のスーパーマン映画としては違和感があるのかもしれませんが、バットマン三部作の「バットマン・ビギンズ」を思わせて興味深かったです。今後の展開が期待されます。
ラストの詰めに失敗したのが惜しい
新作スーパーマン。
アクションシーンが現代クオリティで「スーパー」な感じが非常に良く表現されてました。これならマーベルヒーローたちにも負けないかな。
生まれてから地球に送られる経緯に始まり、地球人との違いを受け入れるまでのストーリー展開に、一般に語られるスーパーマンが「生まれる」までを見せるんだな、とわかってからはただアクションを楽しませてもらいました。
続編はどうとでも作れる終わり方ですが、ここに大きな違和感がひとつ。
止むを得なかったとはいえ、首都「メトロポリス」をあれだけ大規模破壊したのに(しかも顔バレバレで)、被害にあった人数は洒落にならない規模だと思いますが、次の場面では何事も無かったようにスーパーマンも受け入れる社会って・・・あるのでしょうか。
どこかで見たようなシーン
スーパーマンは、映画版のクリストファー・リーブの頃から見ていたんですが、今回のはどこかで見たようなシーンがあったと気づいたら『マトリックス・レボリューション』でした。
ゾッド将軍とケントが激突してビルも破壊されるシーン、あれはマトリックス・レボリューションにも出ていた。
でも、惑星クリプトンのシーンや宇宙船の質感が向上しており、映像技術の進歩を痛感せざるを得ませんでした。
物足りない
画面からほどばしる臨場感。今年の作品の中ではトップクラスであろう。
しかし、私はこの主人公にあまり魅力を感じることは出来なかった。
使命だからってなぜ人類を助けるの?そこに自分の意思は無いのか?と主人公に問いかけた。
使命を探すのが僕の生きがいという感じだったが、いざ見つけたとき、はいそうですかと安々と引き受ける主人公が分からなかったのだ。感情は普通の人間と変わりない。これから救世主ですと言われたら普通は戸惑う。スーパーマンが振るう拳がちょっと安っぽく感じてしまったのだ。映像の威力だけではなく、鉄拳振りかざすヒーローの覚悟やら口上が欲しかった。たとえいかしたスーツを着ても私の中ではまだヒーローになる前のケントンだった。
コデックスって何?
コデックスって何?クリプトン星人の登録機だというが、人類のDNA的なものか。イメージできない。クラーク・ケントのアルバムに写っているかとおもいきや肩すかし。イメージできないものを奪いあっても、CGでただ暴れているだけ。なおかつ、CGアクションは高速自在なので、目と思考が追いつかず情緒もないので眠くなる。クラーク・ケントは歴代最強マッチョ。見た目は美しい。でも、新聞記者で弱っちそうなクラーク・ケントとスーパーマンのギャップがいいのに、クラーク・ケントで充分強そうなマッチョはいかがなものか。
ドラゴンボールだ!!
スーパーマンを観たのは3作目ですが、確実に進化していますね。
特に先頭シーンの映像がすばらしい。
しかし、これはドラゴンボールのノリですね。
多大な影響を受けていると思います。
ダイアン・レインが懐かしかったです。
ザック監督のヒーロー像
『ウォッチメン』でアメコミの意義の解体に挑んだザック監督(ほんとか?)、
そんなザックがなぜスーパーマン?という洒落臭い疑問なんか軽く吹っ飛ばす超弩級の戦闘シーンだった訳だが。
なんでザック監督はあんなにビルを壊すのか?燃やすのか?
映像的にたくさん壊した方が面白いよねっていう単純な理由もあると思うんだが、それだけじゃないと思う。
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この映画、途中からスーパーマンじゃなくてDr.マンハッタンになっちゃってる気がしたんだけど。
Dr.マンハッタンって、あれです。『ウォッチメン』に出てくるもの凄い超人。
超人なので人間的な狭い視野では物事考えない。宇宙規模で考えるので、「地球救えるんだったら多少の人間が犠牲になるのも致し方ない」って所にいきつく超人です。
カル=エルの闘いっぷりも正にそんな感じで。
ビル壊そうが燃やそうがそんな多少の犠牲より、ここで敵を倒しておかんと地球丸ごとやられちゃう訳で。
こまけぇこたぁいいんだよ!大局を考えろ的な闘い方で、超人的にはある意味正しい。負けたら大変だし。
人間的な尺度で不謹慎とか言ってもしょうがないです。
恐らくそれがザック監督の考える超人=スーパーマンな訳で、筋が通ってるちゃあ通ってる。
でもそれって、映像的にビルたくさん壊すと面白いからっていう理由より、数段怖い。
かつてのスーパーマンのキャッチフレーズって「真実、正義、そしてこれがアメリカのやり方だ」な訳だけど、
今回の新スーパーマンの闘い方が現代の正義だとすると、ちょっと怖い。それを正義として飲み込めって言われてもなあ。
何より怖いのは「平和のためなら多少の犠牲も止むなし」的な事例は、現実に多々起きているってことかなあ。「現実の方がよっぽど残酷」とザック監督は嘯いているようにも見え、彼の破壊シーンを褒める事も貶す事も私には出来ないんである。
ザック監督の映画みて国際問題語るのも、かなり恥ずかしいっちゃ恥ずかしいんだが、やっぱり怖いという感想になっちゃうなあ。
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今回のスーパーマンに限らずザック監督の描くヒーロー像は、いつもチョッと怖い。
それでも何故かザック作品は嫌いになれないので不思議だなあと思う。
(最初書いた感想を削除して再度書き直したくらいなので結局好きなんだと思う。)
思ったより超大作だた
格闘シーンの映像がすごい、ただ残念なのがすごい格闘シーンなのに客観的にその凄さを演出する描写、台詞がない。
例えばスーパーマンが殴られて建物を貫通するシーンで、建物の中の人が呆気にとられて食べ物又は飲み物をこぼすなど、「い、イカれてる」など折角すごいシーンなのにそれを誇張させる工夫が乏しかった。
後スーパーマンと言うビックタイトルのせいもあり前置きが長い。これは仕方がない事なのかも知れないが、長すぎて疲れてしまった。
これを差し引いても歴代スーパーマンで1番かっこいい顔、迫力の格闘シーンで評価4。
今やってる映画のラインナップなら見に行っても損はないと思うが、終わった後ちと疲れる作品。
悩んでないで飛んで行け。
まずは、おめでとう。良かったねぇ~!H・カヴィル。
スーパーマンの続編が監督交代でB・シンガーになった後、
007やら、白塗りヴァンパイアやら、候補に上がったのに、
やれ若い、やれ歳をとってる、とタイミングが合わないまま
辛酸を舐め続けた彼が、よ~やく満を持してスーパーマンに。
長かったよねぇ…本人としては(T_T)
今作で悩みに悩むクラーク・ケントですが、カヴィルの悩みも
それに匹敵する長さ&辛さだったでしょう。
で。そのカヴィル。
う~ん、顔も身体もなかなか。かなり鍛えた感がアリアリv
確かにちょっと背が低いか…?今までのスーパーマンよりは。
まぁでもそんな、細かいことは許してあげましょう。
待って、待って、やっと正体が明かせたクラークさんですから。
いやしかし、街が壊れすぎ(爆)といっても過言ではないほど、
よくもぶっ壊してくれたな~!感もかなりあるんですけどね^^;
(どうして地球外でやらなかったの)
初代シリーズ~前回リターンズ~は、コミカル色アリですが、
75年も経つと世界的に様々な諸事情が変わってきてるようで、
今回のはまったく新しい(そう言ってたけど)スーパーマンです。
ダークなのね~。
C・ノーランとZ・スナイダー感、全開大放出!という感じで。
今回のクラークはものすごく苦悩していて、可哀想なくらい。
こないだも感想でちょろっと書いたけど、
今や世界的にヒーローは苦悩するんですねぇ、昔とは違うのね。
悩んで悩んで成長し、それを乗り越えて自らの使命に目覚める…
それまで観客はずっと待つのね、ひたすら待つんだ、親のように。
ゴメンね、母さんはちょっと前半で眠たくなってきちゃって(汗)
これじゃあ生みの親にも育ての親にもなれないわねxx
しかし暗いながらも親心は全開してましたね。
(殺されても)何度も登場してくる生みの親ジョーのR・クロウ。
いや~良かったです。彼が出てきて説明してくれないと、カルが
自らの使命について、さらに先まで悩んでしまうところでした。
滅びゆくクリプトン星から息子だけでもと救い出すのは正に親心。
そして育ての親ジョナサンのK・コスナー、久々に見たけれど
あんまり変わってない(歳とったのにね)相変らず農場が似合うし。
奥さんマーサのD・レインなんか、どんどん婆さんになっちゃって
(年数が経つから仕方ないんだけど)うわぁ~って感じだったのに。
しかしどちらもクラークを想うという意味で親心全開。
う~。でもな~。お父ちゃん助けてあげて欲しかったぞ、心では。
最近の日本もあの光景は他人事ではなくなってきてますからね。
結局のちに正体もバレるんだし、街は大破壊されちゃうんだし、
もっと早い時期に「僕スーパーマンです!」って名乗り出るとか。
あ、Sじゃないんだ。でもあそこは感情で動いて欲しかったなぁ。
まぁ普通の暮らしをさせてあげたいのも、正に親心であるわけで。
バランス良く見守ってるのが、ロイスのA・アダムスでしょうかね。
けっこう窮地に立たされて、今回はメタボロになりながらも、
しっかり最後までクラークを信じて守り抜き(守られたほうなのか)
次回の伏線(良かったよね~最後の自己紹介)へと繋がっていき…
スタイル変われど、スーパーマン精神に則って作られた新生作品。
次回に(あるわよね、当然)期待しましょう。
しかし、映像は画期的というか超高速で街をぶっ壊していくんで、
いやそれだけは…もうやめてくれと(ないと思うけど)、東京も7年後
にはオリンピックが決まったことだし、平和を守りぬいてくれと、
スーパーマンのこれから。を寝ないで見守りたい母親なのでした。
次回は若干、冗談言ってるクラーク。も見てみたい。
(A・アダムス、役柄もあるけど今回もピチピチムチムチ服。何で^^;)
現代の神話、ひとつの答え。
スーパーマンほど有名で、シンプルなアイコンもあるまい。胸に頭文字を付けるだけで彼の亜流たり得る。歴史が浅く、固有の神話を持たないかの国にとって、唯一無二の神話と言える。日本で言えば古事記の映画化のようなものか。いや、これは明らかに、桃太郎の実写化なのである。
桃が流れてきた川上には桃源郷がある。この映画はその桃源郷を、CGを駆使して描き出して見せる。もっともその設定の多くは、原作コミックで後付けされたものに則っている。日本では目新しく感じるが、アメリカでは周知の事で、いかにそれらしく見せるかに力を注ぐ。
おじいさんとお婆さんに拾われた桃太郎は村で評判の美丈夫になる。前半のハイライトである桃の拾得シーンをこの映画は一切描かない。これは周知の場面だからである。
代わりに、桃太郎では一行で済んでしまう主人公の成長を、この映画は丁寧に描く。それもよく知られた二重生活の姿でなく、超人として思い悩む一人物としてである。ここに現代的な新解釈がある 。おじいさんは仲間外れにならないためにその力を隠せと言う。そのためには犠牲を払っても構わないと言い残して、おじいさんは竜巻に呑まれてしまう。この辺りも映画のオリジナルで、ストーリーの根幹を占めている。
残された桃太郎に危機が訪れる。桃太郎と同じ力を持つ鬼の侵略。桃太郎は犬と猿とキジでなく桃源郷の父から授けられた装甲服をまとって退治に出る。
お供も仲間もいない桃太郎は肉弾戦を強いられる。相手も同じく超人であるから、描くには当然CGがいる。但しあくまで人物の格闘である。
ここで製作者は、一度通常人の格闘を振付け、それをCGで拡大するという手法を取る。アニメでよくある「早すぎて見えない」表現は使わない。物理的に、神とも言える能力を持った超人同士の死闘が描かれる。その前には、我々人間たちが作った建造物など、蟻の巣ほどの脆さに等しい。
長い闘いの末、桃太郎は鬼を降参させる事ができず、首を折って殺してしまう。ここにも現代的な解釈があり、最も賛否を呼ぶ所だろう。原作コミックでもスーパーマンはゾッドを殺してしまい、精神を病むという描写がある。
あの時はこうするしかなかったが、本当にこれで良かったのか?恐らく続編が作られる中で、何がしかの答えが現れてくるのだろう。現代の桃太郎は、鬼たちがいなくなってメデタシメデタシとはいかない。或いはこれはリブートの緒編であり、三部作が終わればメデタシになるのだろうか。
バットマンは伝説であり、スーパーマンは神話である。神話を現代的なリアリティで描く事は、伝説のそれより難しい。バットマンコミックの方が、スーパーマンコミックより圧倒的に多い事がそれを物語っている。
75年も描かれ続けた物語なのだから、いろいろ後付け設定がある。曰く、弱点はクリプトナイト。北極には孤独の要塞。そう言ったものを極力排除し、製作者は現代的な英雄神話の復活に専念してみせる。設定に囚われて、最後に子供ができるという逸脱を犯した、前作の反省もあるだろう。78年版を企画した時「現代の神話を作ろう」と言った作り手の精神が、この作品には息づいている。トリビュートやオマージュでは本質は継げないのである。
78年の公開の時、私はアニメ好きの中学生だった。今、50に手が届く年齢になってこの作品を見て、あの時と同じ感想を持った。あの頃の自分と同じ、私の子供と同年齢の人に、特に見て欲しい。きっとこう思うだろう。
“日本ではアニメしかやっていない事を、アメリカでは実写でやってる!”と。
追伸:より深く理解するために、スーパーマンコミックを二つあげておきたい。『スーパーマン:アースワン』と『スーパーマン:ラストエピソード』。『アースワン』は映画にかなり近い内容で、そっくりの場面も出てくる。『ラストエピソード』は映画の最後の“ゴキッ!うぉー!”の意味がよくわかります。
あ、それと、何処かの出版社で、“Man of Steel : Inside the Legendary World of Superman”邦訳してくれないかなあ…
がっかり
ManOfSteel-ダンヒルフレグランスのイメージモデルも務めたハリウッド期待のイケメン若手俳優『ヘンリー・カヴィル』、若すぎるという理由で生憎落選した007の新ボンド役では最も好きな俳優ダニエル・クレイグと最終まで争ったという。確かに彼はほんとにカッコよかった。
が・・・前半のヒューマニズム溢れたストーリーが中途からはあまりの脈絡のない粗雑さにただ落胆。「破壊シーンCGをこれでもかって見せたいだけじゃないの?」って思ってしまうしつこい!とまで思わせるシーンには早く終わって欲しいと思うほど。
恐らく続編含みだが、同じようなお粗末な脚本構成ならばもうご馳走様。主役のビジュアルといいラッセル・クロウ・ケビン・コスナー等骨太俳優の演技の卓越からすれば非常にもったいない。脚本家が全てぶち壊した感が強かった。
格闘による破壊が気になりますが
運命に向き合う男の、悲しくも美しい映画。
素晴らしい映像…ただ戦闘シーンのスピードに目玉がついていかない程。
あと、格闘で街を壊しすぎ。不惑の歳にはちょっと辛いかな。(°_°) でも、よかった。
映像が凄い
ラッセルクロウ目当てで鑑賞。やっぱり存在感あって格好良かった。
主役の彼もたまにすごく老けて見えたりするけどイケメンでした。
他の映画で見たことある俳優さんが何人かいたけど何だったか思い出せない。
とにかく映像が凄い!今のところ一番凄いかも。アベンジャーズ以上だった。
宇宙船や宇宙の機械が凄い。
ビルが壊れる倒れる!
町も破壊される。
最初は主人公に同情したけどあれだけビルやらなんやら破壊されると敵をおびき寄せてしまった元凶だよなあと思ってしまった。
主人公の幼少時代の子役が可愛い。そしてまさかのケビンコスナーが父役とは!なんかお腹出てたし老けたけどやっぱり印象に残った。ちょっとウルウルくるのは彼との家族愛のシーン。
ハリウッドのCG見ちゃうと日本のが物足りなくなる。
ストーリーにはあまり入り込めなかった。ずっとシリアスだったのに最後はお笑いぽかった。
最後がちと…。
ノーランが制作に回るとどうなるかが楽しみであった。
ザック・シュナイダーはヴィジュアルに特に定評があるが、ウォッチメンは中身もあったわりといい作品だと思ってる。
この二人の監督がタッグを組むと…。
あ、こうなるのね(笑)
ノーランらしさ
・人物描写に焦点を当てる
・タイトルをラストに持ってくる
・時間軸を前後させる
これを最初に持ってきて、あとはザック爆発(笑)!
田舎のアクションシーンまでは良かったんだけど、
ラストが…。
街中、壊しすぎでしょ?ビル投げ倒し過ぎで、そのなかで死んじゃう人もいるでしょ…。
将軍との戦いも海とかにして、守るようにしないと。
それとそのあと、どうやって街が回復?
ほぼ更地になってたのに…。
で、あれだけ顔ばれして、メガネかけてなんとか?
そりゃ無理あるんじゃないすか?ザックさーん。
うーん、150分もやったわりに最後の一時間がぐちゃぐちゃ。
このあとは対バットマンでしょ?
どう考えてもスーパーマンのほうがつよいんですが…。
惜しいなぁ。
これなら、ノーランが監督でしっかり作った方が良かったかな。
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