マン・オブ・スティールのレビュー・感想・評価
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全身タイツにマント
まさにオーソドックスなヒーロースタイルだが、原色系は避けて黒い(笑)
過去の「スーパーマン」は観てきたが、アメコミヒーローの映画化が雨の日の竹の子のように出てくる昨今に昔のカタルシスを感じる作品は少ない。
当たり前のように超能力をもった人間のドラマとして作り、現代社会でもし居るとどうなるか?と検証しながら作った感じになる。
単純な人助けから、まともに現実的思考を含むとこういった作風になる。
悪くはないし、スーパーマンらしい悩みもシビアに描き、ちゃんと敵も出てきて苦戦させられる。
だが、そこに新しい感動が生まれると言うほどではない
「あースーパーマン凄かったな、もはや神様レベルだろ」と言うどーでもよい感想を言ってしま う。
スーパーヒーローにリアリティー持たすと、社会のパワーバランス狂い、人間の欲や傲慢さ、嫉妬が解決不能レベルで作品に演出される事が多く、他の作品もそうだが、この作品にも同じ事が起こるので、食傷気味になった。
スピードありすぎ。もの壊しすぎ。
DCシリーズの第1作、あのスーパーマンのお話。
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あんまりアメコミヒーローに詳しくないけど、スーパーマンって元祖ヒーローってイメージ。
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原作はマーベルより先だけど、マーベルから入った世代の私にとったらいくら現代風にカッコよくしてもやっぱりスーパーマンのあのスーツはダサい(笑).
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それに加え、Sの形のあのマークがだいだい家の家紋とか!(笑)理由絶対後付けだろって思った(笑).
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アクションシーンは結構派手でスピード感もあっていいんだけど、もの壊しすぎじゃん?ぶっ飛ばされて複数のビル崩壊させるし、怒りに任せて車投げるし。
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最後のメガネは一応変装のつもりですか?ガッツリスーパーマンでしたけど。
WELCOME TO THE PLANET
クラークは,クリプトン星における数世紀のあいだで初めて,自然出産によって生まれた子供である。人口出産で生まれた人間とは異なり,彼には役割がなく,決められた生き方もない。彼に込められた願いこそ,「自分の生き方を自分で決める」という「自己決定」である。
対してゾッド将軍は,軍人として設計され,軍人として育成され,軍人として生きてきた。「クリプトン人を守るために戦う」という目的を失うと,生き方を見失ってしまう。ゾッド将軍に対するクラークの勝利は「決められた生き方にしたがう」という生き方に対して「自分で決める」という生き方が勝利することを象徴している。
クラークにとって,クリプトン星人は同胞である。地球人は,クリプトン人由来の能力を発揮すれば彼を迫害するであろう。クラークが自分自身でいる(自己実現)することを、地球人は許さないのである。それでもクラークは地球人の側に立とうと選ぶ。これが自己決定である。
育ての父は,クラークに「能力を発揮するな」と伝えた。その父の教えに逆らい,能力を発揮することを決めた。これもまた自己決定である。(超人のみに許される自己決定だが……)
クラークは父を救うことができなかった。「あのとき能力を発揮していれば」「あんなことはもう2度と起こしたくない」「母やロイスを守りたい」かつて自分が果たせなかった願いを成就する。個人的に思い入れのある地球人を守る。そのような個人的な感情にしたがって将軍に反抗することが,結果的に全地球人を守ることになるのである。
クラークは「クリプトン星人」という帰属,血統やルーツよりも,自分の思い入れのある人々のそばにいることを選んだ。彼が能力を発揮することで,地球の人々は彼を脅威だとみなし,彼を迫害するかもしれない。それでも自分の能力を発揮した結果を受け入れようと覚悟した。自分の行動の結果を受け入れる。これは自己決定のキモであるように思う。
自分をすみに追いやってきた地球人たちのために生きることを選んだクラーク。それはクラークがようやく,周囲の人々を受け入れた瞬間である。そんな彼に報いようと,ロイスもまた「地球人はあなたを受け入れる」というメッセージを送る。それがまさに「Welcome to the planet!」というエンドロール直前のあのセリフだったのだ。
★表面上は「プラネット紙にようこそ」という意味だが、「異星人であるクラークを地球に迎え入れる」という意味でもある。が、何より重要なのは「ようやくクラーク個人が地球人に受け容れられた」、いや、「クラークが地球人を受け容れた」ということを示すセリフだということだ。この映画のすべてが集約されている★
(ついでに言えば、リブート版スーパーマン第1作としての始まりを告げるセリフでもあったはずなのだが……)
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この映画はアクションシーンに満ちた映画である。しかし「アクションだけ」だと浮わついた映画になってしまう。そうならないよう,上述したような設定を練りこんでおく。これによってドッシリと重しのある映画になるのである。ヒーロー映画でありながら,小説的な象徴に満ちた映画になっている。
ヒーローが戦うに至るまでの過程を緻密に設定し,また幼少期・青年期のトラウマ体験を現在の行動決定に反映させる。これは製作のクリストファー・ノーランが,自身の監督作品『バットマン・ビギンズ』(2005)で行なったのと同じことである。
観客がヒーロー映画に期待するのは,敵をなぎ倒す爽快感であるかもしれない。この映画について言えば,それは薄いだろう。戦闘は派手ではあるけれども,いささか爽快感には欠ける。どちらかというとストレスフルで,クラークは苦戦することが多い。それよりも「彼個人の思いや感情」という心理的な面において観客がカタルシスを得ることに狙いが置かれているように思われる。
このような製作者側の意図と,観客のニーズとのあいだにギャプが生じているとすれば,それはこの映画がしばしば「つまらない」と評価される所以であるかもしれない。(とは言え,派手なアクションさえあれば映画が面白いかというとそういうわけではない場合もあるだろう)
ヒーロー映画らしい戦闘の爽快感と,主人公の心情に寄り添った1つの物語として破綻のないプロット。これら2つを両立するという映画製作上の1つの課題が浮き上がってくる。
(1つ言うとすれば,画面はここまでブルーでなくとも,製作者の意図は伝わったのではないかと思う。)
スーパーマンの自分探し
DCエクステンデッド・ユニバース第1作。
"マン・オブ・スティール" 三部作第1部。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
スーパーマンのオリジン・ストーリーが描かれ、自分自身の存在に悩みながらもヒーローとして覚醒していく姿が、迫力の超絶アクションと共に紡ぎ出されていて大興奮でした。
アイデンティティーを求め、放浪するクラーク・ケント。暗く陰鬱な風景が彼の心象を表し、苦悩の深さが窺えました。
地球人として生きるべきか、はたまたクリプトン人として生きるべきか。葛藤の果ての選択と決意に胸を打たれました。
アクション・シーンは、これまでのスーパーマン映画では実現出来なかったスピード感溢れる場面の連続で、目を瞠るものがありました。VFXの進歩とは、本当に素晴らしいです。
[余談]
冒頭から中盤はダークナイト・トリロジーみたいにリアリティー溢れる濃密なドラマが展開されエモーショナルでしたが、ラストに向けてその雰囲気が崩れていく気がしました。
バットマンは鍛え上げた強靭な肉体と財力を駆使して凶悪な犯罪者たちと戦っています。つまり、少し強いただの人間。よって現実に近い世界観を構築出来るのだと思います。
対してスーパーマンは超人。ヴィランのゾッド将軍も宇宙人だし、バトルもビルを壊し、目からビームを発射するなどリアルな世界観と合わず、違和感を伴っていると感じました。
この違和感は後のDCEU作品でも尾を引き批判の原因となりますが、今思えば本作ですでに片鱗があったのでした。
[以降の鑑賞記録]
2014/? ?/? ?:DVD(字幕)
2016/03/25:金曜ロードSHOW!
2022/05/29:Ultra HD Blu-ray(字幕)
2024/02/19:Amazon Prime Video(吹替)
※修正(2024/02/19)
勧善懲悪に背を向けた重厚なドラゴンボール?
スーパーマンをネットリとセクシーに描いた異色の意欲作『スーパーマン・リターンズ』をいさぎよくなかったことにしてのリブート。『300』のワンシーンと見紛うような荘厳でクラシカルな場面から始まりカル・エルの誕生、クラーク・ケントの放浪と覚醒を重圧な感じでじっくり見せていくわけですが、やっぱりスーパーマンなのでゾッド将軍との決闘は『ドラゴンボール』的に荒唐無稽。敵役を典型的なヴィランとせず単純な勧善懲悪ドラマにしてないところはいかにも21世紀風でデヴィッド・S・ゴイヤーの手腕が発揮されています。
今回のロイス・レインはエイミー・アダムス。アラフォーには見えないキュートさと窮地に自ら飛び込んでいく気丈さを見事に表現。ラッセル・クロウ、ローレンス・フィッシュバーンにケヴィン・コスナーと名優たちを脇に配置した贅沢なキャストの中でとりわけ輝いていたのがクラークの母役のダイアン・レイン。クラークの少年期から中年になって実家に帰ってくるまでの年月をちょっとした仕草だけで演じ分ける演技力に唸りました。
リアル感はよかったが、やっぱりあのちょっとコミカルで人間味があるク...
リアル感はよかったが、やっぱりあのちょっとコミカルで人間味があるクリストファー・リーヴのスーパーマンが好きだ。音楽もあのジョン・ウィリアムズでないのが非常に残念
今まで勘違いしてた
アメコミはMARVELから入った
MARVELはコメディっぽく笑えるシーンが多かったのでどうしても暗めのDCは合わない気がしてた
それにDCはMARVELに比べ新しくそこまで作品が出ていないので観る気になれなかった
今作をちゃんと観た
キャストも作りもMARVELに劣らず素晴らしい
これからも応援します
社会派アメコミ映画
エルの子供のカル。クリプトン人。
カルエルの物語。
ジャスティスリーグを観た後に振り返りとして、まだ観てなかった本作を鑑賞した。
鉄の男は、思ったよりもメカ要素もあり、欧米人が好きそうな冒頭で、自分としても面食らった。
内容としては、DCの醍醐味といえるマーベルとの対比し人物像や社会的問題を捉えたヒューマニズム。それが満載で自分は思ったよりも楽しめた。
ただ若干ボリューミーで、時間も140分超えなので中盤から終盤はダレが垣間見える。
したがって星3とするが、その分の内容は詰め込んでいるので、アメコミ好きは見る価値は充分ある。
アメコミっぽくない
スーパーマンって、サラリーマンが、スーパーマンの衣装着てヒーローになるって
お話じゃないの?それは左江内氏か?!w
なんかスーパーマンの元の話を知らないので
よく分からんかったけどハンコックと同等やな・・って思った(笑)
もっとスーパーヒーロー映画らしく出来なかったのか?
スーパーヒーローの起源にして頂点的存在であるスーパーマン。
そんなスーパーマンを現代の技術で描くとどうなるのか?
普通に考えたらもう期待大の映画です。
しかし、見たかったところに至るまでが長い長い。
クリプトン星の崩壊とスーパーマンことカル・エルが地球に来るに至った過程が冒頭で丁寧に描かれるのですが、正直いらないです。
こっちはスーパーマンの大活躍を見たいのに、二〇分も使ってその前日譚的なものをされてだれてしまいました。
序盤は良いのにその後で中だるみが……という映画は結構多いですが、本作は序盤からだるい。
しかもそのスーパーマン誕生の過程は作中でダイジェストで解説されるんです。
「え? ここでそんな簡潔に説明できるんなら冒頭のあれ要らないでしょ?」
とどうしても思ってしまいます。
そうやってダラダラとスーパーマンの見せ場を先延ばしにし続けた結果、やっと来てくれたゾッド将軍たちとのバトルもなんだか盛り上がらない。
まあただの人間ながらクリプトン星人相手に一矢報いた軍人とか、ゾッド将軍なりのクリプトンへの思いとか、ぐっとくるところもあったのですが、そこに至るまでに延々と描かれたつまらないシーンを帳消しにするほどではありませんでした。
本作はDC映画群の初陣ですが、同じ位置にあるマーベルのアイアンマンと比べると「そりゃあマーベルの後塵を拝するよなこれじゃ」と納得できます。
マーベルと比べるとDCはどこか暗い印象がありますが、それはスーパーヒーロー映画としては邪道であり、バットマンならともかく、スーパーマンでそれはないだろうと思います。
別にコミカルにしろとは言いませんが、変に暗くしてるせいでそのスーパーパワーをあまり見せられないようでは宝の持ち腐れです。
本作は冗長かつ退屈で、スーパーマンという第一級の素材にしてはあまりに料理の仕方が下手と言わざるを得ません。
ジャスティスリーグの興行収入がマイティーソーラグナロク以下なのも、本作が足を引っ張っているからなのでは?
まあBvSやスーサイドスクワッドにも責任はあると思いますが。
ただ、そのジャスティスリーグやワンダーウーマンで持ち直した感はあるのでまだ期待はできると思います。
意外と感動作!
DCコミックのスーパーヒーロー集合作品、『ジャスティス・リーグ』へと繋がる、シリーズ1作目。
宇宙人との遭遇感、ハイスピードバトル(あとヘンリー・カヴィルの筋肉も?)など、映像的には凄い見応え( •̀ᴗ•́ )b
ただ、ストーリーは退屈…
とりあえず、この作品のクライマックスは、ケビン・コスナーの最期のシーン。
これは泣ける(T^T)
このシーンだけで、俺の中でこの作品の評価は上がりました( •̀ᴗ•́ )b
というわけで、まずは上々のシリーズのスタートとなったのではないでしょうか。
ってゆーか、胸のSマークは、SUPERMANのSじゃなかったのね~
迫力ある CG は素晴らしかったのですが
普通の映画でした。 迫力ある CG は素晴らしかったのですが、 それ以外が劣悪でした。 陳腐かつ不自然なストーリーは作品のかちを大幅に劣化させています。 ストーリーが時系列順に並んでいないため、 理解しづらいなど、 視聴者を突き放した自己満足的な内容が目立ちました。 少なくとも、 せんとうが集結する前にラブシーンを始めるのは、 絶対にやめるべきでしょう。
これはスーパーマンのリメークのようなものですが、 そもそもスーパーマンらしくない内容です。 スーパーマンに固執する必要もなく、 別の主人公にするべきだと感じました。
ちなみに、 主人公のスーパーマンは、 さんざん素顔を晒しまくった挙句、 最後に一般人としていきていくことをせんたくしました。 そんなばかな。 と言っても、 そもそも初代のスーパーマンも、 そういう はなしだったきがしますが。
超高速の戦闘シーンがとにかく凄い。重厚感を出したかったのかもしれな...
超高速の戦闘シーンがとにかく凄い。重厚感を出したかったのかもしれないが、暗い。地球父ケビン・コスナーとクリプトン父ラッセル・クロウの二人が地味に良かった。
設定やお話は悪くないのだけれど、スカッとしない。
カタルシスがなく、とにかく暗い。
大人なスーパーマン
DCユニバース第1作目だが、まぁ良いスタートを切ったのではないかと思う。
重厚なストーリーだが、これはマーベルのMCUへ対抗するためなのだろうか。 「大人なスーパーマン」というタイトルのレビューにしたが、はっきり言って暗すぎる。大人向けなのかもしれないが、スーパーマンは大人から子どもまで楽しめるということがスタンスになっているのではないのか。マーベルはエンターテイメント、DCはシリアス、という路線になっているように感じる。
スーパーマンことカル=エルの故郷、クリプトン星の両親や、地球での育ての両親の出来事など、これだけ詰め込んでいれば本編も長くなるに決まっている。劇場ではトイレを我慢するのにどれだけの労力を使ったことか。前半で丁寧に戦いに身を投じるまでの成長を描き、後半は想像以上の戦闘の数々。正義の味方は間違いないが、ビルを崩し街を壊滅させ…なんてやられたら正直迷惑でしかない。また、本作はザック・スナイダー監督だが、彼の監督作品はCGが大して凄くないと思うのだが、これは私だけだろうか。この様に不満な箇所もあったが本作のスケールと世界観に圧倒され、興奮しっぱなしだったのは間違いない。ビジュアルも渋くてよく映えている。こんな重いノリならばスーパーマンではない気がしたが、この世界観はアリだと思っている。
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