遠い太鼓

劇場公開日:

解説

「セントルイス」のミルトン・スパーリングが制作する色彩開拓劇1952年度作品で、「昼間の決闘」のナイヴン・ブッシュがストーリーを書き下ろし、彼とマーティン・ラッキン(「極楽スパイ狩り」)が脚色に当たった。監督は「白熱(1949)」のラウール・ウォルシュ。撮影のシド・ヒコックス、音楽のマックス・スタイナーもそれぞれ「白熱(1949)」と同様である。主演は「真昼の決闘」のゲイリー・クーパーに新人マリ・アルドンで、以下「マニラ」のリチャード・ウェッブ、「われら自身のもの」のレイ・ティール、新人アーサー・ハニカットらが助演する。

1951年製作/アメリカ
原題:Distant Drums
劇場公開日:1953年1月10日

ストーリー

1840年、フロリダ地方では米人がインディアンに対して7年間も悪戦苦闘を続けていた。フロリダ辺域の防備にあたるワイアット大尉(ゲイリー・クーパー)は海軍中尉タツフと協力して、夜陰に乗じてセミノール・インディアンを襲い、捕虜になっていた白人たちを救い、砦を爆破した。捕虜だったジュディ(マリ・アルドン)をつれて根拠地にかえる途中、彼らはインディアンの大群に襲われ、一時は草に火を放って難を逃れたが、夜に入ってワイアットたちはインディアンに完全に包囲されてしまった。逃れる道は沼地を歩いて渡るほかにはなく、猛獣毒蛇を警戒しながら彼らは奥へ奥へと進んだ。途中、米軍の装具をつけた1人のインディアンを捕らえてインディアン集落の在りかを白状させた彼らは直ちにそこを襲撃した。しかし新しいインディアンの大群が現れ、ワイアットたちはかろうじて逃れて、彼らの根拠地にたどりついた。彼らはここで最後の抵抗を試み、川をへだててインディアンと対峙した。その夜、不気味なインディアンの歌を遠く聞きながら、ワイアットはジュディに己が身上を語り、彼女への愛情をそれとなく打ち明けた。一夜あけてワイアットはインディアン酋長に一騎打ちを挑み、水中での激闘の末、これを勝利した。その時テイラー将軍の率いる米軍が応援にかけつけインディアンを掃討してくれた。生き残りの一隊は無事に助かり、ワイアットとジュディは過去いっさいを水に流して固く抱擁した。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0インディアン

2023年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1840年のアメリカ南部、アメリカ軍は敵対していたインディアンを急襲、捕虜を開放する。
しかし、圧倒的なインディアンの大群に追撃され、撤収を図るのだが・・・。
あらゆる要素を網羅した娯楽大作だ。

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いやよセブン

3.5強烈なリーダーシップ

2023年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ゲイリークーパー扮するクインシーワイアット大尉らは要塞から捕虜になっていた者たちを救出し、セミノール族からの逃避行が始まった。セミノールインディアンも銃を使うんだね。それも大軍だ。さらには沼にはでっかいワニがいた。どんな場面でも強烈なリーダーシップが必要だ。

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重
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